3月23日に栗東市にて開催しました!
滋賀県内、大阪からも作業所に携わる方々にお集り戴きまして、第一回情報交流会が開催されました。
ご参加関係者の皆様におかれましては、年度末のご多忙のところご足労戴きまして本当に有難う御座いました。
我々、専攻科滋賀の会としても、皆様方から忌憚のない意見、アドバイス等をお聞かせ戴き、今後の活動・実践の参考になりました。
今後もこの交流会を継続し、皆様方の活動と常に協業にできればと考えております。どうぞ宜しく御願い致します。
当会より当日交流会を終えて下記所感を申し上げます。
学びの作業所に関する「情報交流会」のご挨拶
学びの作業所「障害者自立支援法自立訓練事業」に関する情報交流会にご参加の皆さんの感受性の豊かさと先駆性に敬意を表します。
NPO法人専攻科滋賀の会を代表して本日ご参加の皆さんに歓迎のごあいさつをかねて下記5点ポイントを申しあげます。
1)私たち「専攻科滋賀の会」は知的障害などのある子どもたちが養護学校高等部18才で教育打ち切りではなく、この子どもたちこそ18才以後、2~4年学べる教育期間を保障すべきと考え、3年がかりで滋賀県内の養護学校高等部の保護者、養護学校の教師、きょうされん滋賀の事業所へのアンケート調査をしたところ、いずれも72%以上が教育期間を2~4年間伸ばすべきという強い願いがあることが明確になりました。これは障害者分野における新たな滋賀県民の願いであり、その願い実現をめざしての運動を展開してきています。
2)私たち「専攻科滋賀の会」は2009(平成21)年7月に設立総会を開きその後精力的に活動を展開してきています。この間、滋賀県内の障害児の保護者を筆頭に、養護学校の教師、作業所や福祉施設の職員、大学の先生など8名を理事に、監事には元県職員など幅広い分野から人材を選出し、2012(平成24)年1月に「専攻科滋賀の会」をNPO法人化させ、行政とタイアップできる法人認可組織に発展させてきています。こうした広がりの中、昨年の第46回全障研広島大会の基調報告には「もっとゆっくり学びたい」との願いに応えた専攻科設置運動の中から、教育以外の制度を使っての学びの場が各地に広がっています・・・。と専攻科の必要性が初めて書きこまれました。
3)私たち「専攻科滋賀の会」は2004(平成16)年11月に愛知県立大学の田中良三教授らによって立ち上げられた「全国専攻科研究会」に加盟し、全国の仲間と共に動き始めたばかりの専攻科づくり運動に全国と連携して活動を展開しています。その「全国専攻科研究科」は毎年12月に全国大会を各県持ち回りで開催していますが、2010(平成22)年12月12日には滋賀県での第7回大会を開催し、北海道から九州まで過去最高の326人の参加で成功さすことも出来ました。参加された方もあろうかと思いますが、昨年は神戸大会でした。そして今年12月には九州福岡で開催予定されていますのでHPなど見ておいて下さい。
4)私たち「専攻科滋賀の会」は毎年の総会でその年のまとめと新年度の事業方針を決めますが、年間を通して、調査活動、連続学習会、全国大会参加、事業所訪問懇談会、サンデー専攻科として絵手紙やお料理教室の開催、ホームページでの広報活動、会報の発行、その他県教育委員会・障害福祉課など行政訪問活動の他、全国に向けて専攻科滋賀の会会員拡大(会費年間1,000円で会員には会報の提供)など旺盛に運動を展開しています。この機会に会員に登録下されば情報が行きわたり各地での運動に弾みがつきますのでよろしくお願いします。
5)私たち「専攻科滋賀の会」では今日、福祉サイドから広まりを見せ始めている「学びの作業所」について情報交流会を開催する事になりました。ご多忙中、熱心にご参加された「さつき作業所の宮地さん」「共生シンフォニ―の中崎さん、笹川さん」「障滋協の角さん」「ノエルぽかぽかの片岡さん」「大阪のきるとさんから堀部さん、宮成さん、伴さん」、ご遠方ありがとうございます。なお、今日は行きたいが都合悪く不参加のところや、近々に考えているという作業所も多くあるとのことです。私たちとしては今日の情報交流会を更に2回、3回と積み上げたいと考えています。もちろん今日参加された皆さんにもご案内させていただきますのでよろしくお願いします。
以上、色々と申し上げましたが今日の交流会大いに学び合いたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
2013年3月23日(土)栗東ウイングプラザ4F 立岡 晄