泉心堂治療院

せんしんどうちりょういん

道の医学:中庸

2015年02月01日 | Weblog

中庸とは、大まかに言えば「過不足がなく調和がとれていること。」

「論語」では「中庸の徳たるや、それ至れるかな。」と孔子が述べたとされています。

中庸であること、つまり「何事にも偏りなく行動できる人は素晴らしい!」と申されているのですね。


さて、中国医学では「陰陽の調和」なるものを重視します。

「陰」と「陽」はそれぞれ相反する事象。

-と+のような関係ですね。

そして、注意しなければならないのは「陰」と「陽」のどちらかだけの存在はないということ。

そのため、常に陰と陽のバランス関係を意識することが必要となります。

陰と陽、どちらに偏りすぎてもよくない。

つまり「中庸」こそが健康の基本だということですね。

「陰陽の調和」すなわち、心と体の「中庸」を目指すことこそ

道の医学の理想なのだと思います。