鎮魂

早いもんだ。

あれから今日で丸２年。


振り返れば、

この２年間、激流の中に身をおきながら、

目まぐるしく不安定な毎日だったような気がする。


これまでの常識では考えられない、

目を疑いたくなるような状況も見てきたし、

人の卑しい部分や人間臭さも目の当たりにしてきた。


結果、

それなりに成長したと思う。



でも、

あの人がいたら何と言っているかな。


まあ、

まだ誉められたもんじゃないだろうが、

美味しいお酒を呑みながら、

いつもみたいに語り合っていただろう。



様々な想いを感じ取りながら、

僕らは生きていかなければならない。


Ｋちゃんだって同じ考えだろう。


自分たちの事で精一杯な毎日だけど、

少しだけでも余裕を持てるような人生を送ろう。

自分の周りだけでも良いから優しい気持ちで接し、

笑顔が溢れる暮らしを送りたい。

テレビドラマで出てくる、

当りまえのような生活。


そう、

僕たちは破天荒にはなれない。



「なに言ってんだよ！！」


と、大きな声で笑われそうだけど、

この２年間で充分過ぎるほど解った。



きっとどこかで見守ってくれていると信じ、

年明けに“あの山”を登ろうと思う。



大好きだった缶ビールを持って・・・