今回のカワハギ大会は総勢12名の参戦。
釣りものとして得意、不得意はあるだろうが、
この季節になると熱くなるのは『カワハギ釣り』だろう。
今回はタッグ戦という面白いルールでの大会となった。
レンタルボート屋から船外機付きボートを3船借りて、
同じタッグの人とは乗船しないよう組み合わせて、
各自、一番大きなカワハギを船長にエントリーしてもらい、
パートナーとの合計の長さで競い合うといったルールなのだ。
ちなみに僕のパートナーは、
バスフィッシング歴があるという参加者の中で一番若手の
『チャラオ君』
僕の師匠Mさんの船に乗船していた。
すでにお判りのように、
笑顔でサクッと良型を釣っていた。
話は戻り、出発直前の夜はジャイアンツのリーグ優勝が、
決まったということで、
煮こにこの前では、毎年恒例のビールかけがしめやかに行われた。
もちろん僕もビールをかぶった。
お酒は呑んでいないのだが、
身体中がビール臭くてたまらない。
一刻も早く帰ってお風呂に入り、準備を整えて釣りに出発したい。
と、思えば思うほど悪循環に陥り、
なぜかビールかけした後に、
先輩が経営しているお店へ移動することに。
この時点で眠れないことが決定となったのだ。
小一時間滞在して急いで帰宅。
お風呂に入り着替えてすぐに家を出た。
26:30にいつもの集合場所で皆集まり、
4台に分けていざ出発!
途中、アクアラインで風速11メートルを観測し、
『こりゃまずいな・・・』と、
この日船長を務める3名が乗った僕の車中は、
これから起こるであろう危険を察知していたのだった。
予定時間に岩井海岸へ到着し、
着々と準備を進めていく。
しかし、
ボート屋のオヤジは晴れない顔をしている。
この予想は的中することになるのだった。
北東からの風に強いといわれている岩井海岸でも
これだけ吹けば影響がないわけない。
初めて経験する風を感じながら出船したのだった。
まずは水深30メートルラインをパラシュートアンカーを
降ろしながら流していく。
さっそくYにカワハギの反応が。
23.5センチの良型を幸先良く釣り上げたのだ。
しかし、
6:00の満潮から下げに入っているので、
潮流れが速くなってきている。
水深30メートルで30号の錘だと底を取れない人もいたようだ。
僕は0.8号のPEラインだったので、
底を取ることは出来たのだが、
操船しながらの釣りは予想以上に厳しいものだった。
不慣れというのも当然なのだが、
風の強さと潮流れの速さが神経をピリピリとさせていたのだ。
まだこの日は手漕ぎボートが風の影響で、
出船禁止だったので良かったのだが、
それでも釣り船と漁船がひしめく風裏のポイントは、
とても神経を使ったのだ。
こちらはMさんが操船するチーム。
通称『M丸』ということで。
僕が操船したチームはもちろん『煮こ丸』だ。
ちなみにナオキの操船したチームは
当たり前の如く『尚丸』だ。
僕の操船する『煮こ丸』は水深30メートルのラインを
早々に諦めて、
型は落ちるが魚は居るポイントへ移動することに。
最終的には皆このポイントに移動してくるのだが、
それでも、そう簡単には釣らせてくれない。
水深14メートルだからだいぶ釣りやすくはなったのだが、
外道のアタックも多く、
カワハギのアタリを拾っていくことがなかなか出来なかった。
それでも粘って粘って、
全体のビッグフィッシュとなったカワハギが船中から釣れたのは
船長として嬉しいことだった。
28.5センチのビッグフィッシュ!
ケンちゃんおめでとう!
Mさんの船はバラエティーに富んだ釣果だったらしい。
良型のイトヨリ、サバ、トラギスetc
流石ですね~
14:00上がりの予定だったレンタルボートだが、
天候には勝てない。
数回ボート屋から連絡あった後、
『やっぱり危ないから上がってください』
時計を見ると10:30だった。
これからという時に・・・
悔しい思いは皆一緒。
しかし、なにかあったらお仕舞い。
楽しめなくなってしまう。
『安全を第一優先にする』
という『釣り煮こ倶楽部』のルールのもとに、
速やかに沖あがりとなったのだ。
本来なら船上で計測する予定だったのだが、
速やかに戻ったので、沖に上がってからの公開計量となったのだ。
優勝サイズは先程の28.5センチのケンちゃん。
ノーフィッシュが数名いたのだが、
ウェインした中で最も小さかったのが、
どう写しても小さいものは小さいのだ。
M師匠も呆れ顔で、
『これ以上は言わない・・・(苦笑)』
はい、次回は頑張ります。
予定より時間がかなり余ったので、
道の駅で休憩して近くの『保田港』でチョイ投げを楽しんだ。
キャストも出来る『ソルティーワン』に付け替えて、
カワハギ仕掛けにパワーイソメといったどこかの動画で観たような、
そんな仕掛けで楽しんでみた。
結果、釣れなかったけどやはり釣り人だな~
釣り糸垂れてるだけで癒されてしまう。
ホテルにチェックインして、
宴会会場へ移動。
6月も皆でここ歩いたな~
楽しいお酒を呑みながら、
釣り談義がおおいに盛り上がる。
年齢や職業などまったくもって関係なく、
みんなでこうやって盛り上げれるのも、一人ひとりの気遣いや、
優しさがあってのことだと思う。
釣り煮こ倶楽部のメンバー最高です。
今回、参加出来なかったメンバーも次回は楽しみましょうね!!
酔っぱらう前に表彰式。
準優勝ペアはYとTさんペア。
真ん中の薄毛が↑↑↑気になりますな・・・(笑)
そしてブッチギリの優勝は、
M師匠とケンちゃんのペア。
28.5センチと27.5センチで合計56センチ。
僕のペアはチャラオが25.0センチと奮闘したのだが、
僕の12.6センチが足を引張った結果に。
ゴメン・・・チャラオ。
チャラオといってもあだ名がチャラオであって、
決してチャラチャラしているわけではないのだ。
元料理人だったりもする。
部屋で行った2次会では、
チャラオが釣りたてのカワハギと、
イトヨリのお刺身を用意してくれた。
いつもは振舞うほうなのでこういうのも嬉しかったりする。
宴も終わり、
次の日は帰るというだけの贅沢な予定。
そして、
無事に帰ったその日の夜は、
今度は僕が、
煮こにこでトラギスの天ぷらを用意した。
白ギスよりも身の弾力があって、
個人的には気に入っている料理だ。
悪天候で予定よりも釣りする時間が少なかったけど、
皆で無事に帰ってこれればまた楽しめる。
みんなの笑顔が溢れる中で、
次回『ヒメマス大会』の発表が出来ることに感謝しなければならない。
ありがとう!!