野田市中戸 せとピアノ教室の講師ブログ

千葉県野田市中戸(旧・関宿町)にある、アットホームな個人ピアノ教室 講師のブログです。

最近読んだ本

2012年07月21日 |  講師の日常

  今日出かけた時の電車の中で読んだのが、「よしもとばなな著 『ジュージュー』」

  よしもとばななさんの本は、『キッチン』という作品を読んだことがある。

  たしかこの作品で賞をとられたように記憶している。当時マスコミが彼女を取り上げていた。

  そんなに世間を賑わせている本なら読んでみよう!と手にとった。

  それから相当の月日がたちました。

  1か月ほど前のこと、突然二女が、「お母さん、よしもとばななさんて作家知ってる?」って聞いてきた。

  学校で、先生が何かの話の流れで彼女のことに触れたらしい。

  急に、彼女の作品が読みたくなって、たくさんある著書の中から、題名の面白さに惹かれてこの本を選びました。

  読み終えての感想は、愛情を感じるお話で、心がほんわかしてます。

  突然お母さんが亡くなって、その悲しみがまだ癒えてなくって、でも毎日を一生懸命生きている

  昨日も今日も明日も変わらない毎日をおくる大切さやしあわせ。

  登場人物が魅力的だ年齢問わず読んでほしい本だ。

 

  この本の前に読んだのが、「吉田修一著『最後の息子』」「湊かなえ著『花の鎖』」

  湊かなえさんの作品は、一時ハマってました。

  『告白』からはじまって『少女』『夜行観覧車』『Nのために』など・・・

  ただ、どれも、テーマが【こころの闇】のようで、だんだん気が重くなってしまい、読むのをやめました。

  久しぶりに手にしたこの『花の鎖』は、とても面白かった

  3人の女性が出てくるのだが、読んでいくと、どうも3人とも同じ街に住んでるようだ。しかし、3人が接触する様子はない。でも、まさか最後までこの3人の接点がないまま話が終わるわけはない。どこでどういう風につながるのだろう?

  そう思いながら読み進めていくと、アレッもしかしてああ、そういうことか

  これ以上は言わないほうがいいですね。ぜひ御一読を

  『最後の息子』は、吉田修一さんが賞をとった作品です。私は、この主人公のようなちょっとひねくれてるというか、屈折してる人は受け付けないので、私の好みの作品ではなかった。

  この本にはほかに『破片』『Water』という作品が掲載されていた。

  『破片』は、えっここで終わっちゃうの?この先どうなっちゃうの~ 解決しなくていいの~?っていう感想

  『Water』は好みだ。さわやかな青春物語とでも言おうか。気分よく読み終えた

  ところで、後で知ったが、吉田修一さんは、妻夫木聡と深津絵里のW主演で、数々の賞をとった『悪人』の著者であった

  作家という人たちは、作品によって文体も変わるし、いろんな引き出しを持っているんですね。

  

  

コメント
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