今日出かけた時の電車の中で読んだのが、「よしもとばなな著 『ジュージュー』」
よしもとばななさんの本は、『キッチン』という作品を読んだことがある。
たしかこの作品で賞をとられたように記憶している。当時マスコミが彼女を取り上げていた。
そんなに世間を賑わせている本なら読んでみよう!と手にとった。
それから相当の月日がたちました。
1か月ほど前のこと、突然二女が、「お母さん、よしもとばななさんて作家知ってる?」って聞いてきた。
学校で、先生が何かの話の流れで彼女のことに触れたらしい。
急に、彼女の作品が読みたくなって、たくさんある著書の中から、題名の面白さに惹かれてこの本を選びました。
読み終えての感想は、愛情を感じるお話で、心がほんわかしてます。
突然お母さんが亡くなって、その悲しみがまだ癒えてなくって、でも毎日を一生懸命生きている
昨日も今日も明日も変わらない毎日をおくる大切さやしあわせ。
登場人物が魅力的だ年齢問わず読んでほしい本だ。
この本の前に読んだのが、「吉田修一著『最後の息子』」と「湊かなえ著『花の鎖』」
湊かなえさんの作品は、一時ハマってました。
『告白』からはじまって『少女』『夜行観覧車』『Nのために』など・・・
ただ、どれも、テーマが【こころの闇】のようで、だんだん気が重くなってしまい、読むのをやめました。
久しぶりに手にしたこの『花の鎖』は、とても面白かった
3人の女性が出てくるのだが、読んでいくと、どうも3人とも同じ街に住んでるようだ。しかし、3人が接触する様子はない。でも、まさか最後までこの3人の接点がないまま話が終わるわけはない。どこでどういう風につながるのだろう?
そう思いながら読み進めていくと、アレッもしかして
ああ、そういうことか
これ以上は言わないほうがいいですね。ぜひ御一読を
『最後の息子』は、吉田修一さんが賞をとった作品です。私は、この主人公のようなちょっとひねくれてるというか、屈折してる人は受け付けないので、私の好みの作品ではなかった。
この本にはほかに『破片』と『Water』という作品が掲載されていた。
『破片』は、えっここで終わっちゃうの?この先どうなっちゃうの~
解決しなくていいの~?
っていう感想
『Water』は好みだ。さわやかな青春物語とでも言おうか。気分よく読み終えた
ところで、後で知ったが、吉田修一さんは、妻夫木聡と深津絵里のW主演で、数々の賞をとった『悪人』の著者であった
作家という人たちは、作品によって文体も変わるし、いろんな引き出しを持っているんですね。