本の題名にしては抽象的な、正直、興味を引かれるものではなかったが、帯に書かれてる文章がなんだか不思議で、読んでみることにした。
帯にはこう書いてある。「私、よく知りもしないのに、あなたのこととっても愛してるみたいに思う。さようなら。どうかあなたの人生が楽しいものでありますように。」「これからどこに行くのかな?」
☆愛してると感じるのにお別れするようだ。
☆≪どこに行こうか≫、ではなく、≪行くのかな≫って、どういうこと?
他にも「幸せの魔女が、復讐の旅にでた。どこまでも暗く、哀しみに満ちた世界を最後に救ったものとは-」
☆幸せの魔女が復讐するってなんだか違和感があるなあ。
そして、大きな文字で「さようなら、私の世界。」
☆今までの自分の殼を打ち破るような意味なのか、それはいいことなのかな。
読み終えた感想は、哀しみと愛を感じ、≪彼女≫に『良かったね』って言ってあげたい。救われるってこういうことなのかな。
よしもとばななさんの文章、読んでいてきもちがよい。選んでいる言葉がきれいであると感じる。また、違う作品を読んでみよう(^-^)/