今日は病院では一人の患者が亡くなっていた。
病院に行く前に病院内に住む子供二人を「Hope」の学校に連れていくと、子供の母親に10時にディスペンサリーに来るように約束したが、彼らは来なかった。
一人の子供は11歳ぐらいだが、明かにドラッグ中毒のようなくすんだ瞳をしていた、そういう状態から学校に通わせ、仕事につかせるようにするにはほんとうに難しいが、私たちが始めから諦めては神さまは喜ばないだろう、だから、これからも声を掛け続けるようにする。
駅は一人の女性をディスペンサリーに運び、体を洗わせ、新しい洋服を与えるようにした。
彼女はパンジャビーを尿で濡らしていた、片足は痛めたようで一人で立ち上がることは出来なかった。
彼女は初めヒンディーで話していたので、私はヒンディーが分からないから、ベンガルで話すように言うと、少しベンガルは話せると言い、それから、ベンガル語で会話した。
彼女はマザーテレサを知っていた。
今日マリオが朝のミサで祈っていた私のところに来て、「おめでとう!」と言った。
「あれ?」と私は思った、何がおめでとうなのか、まぁ、たぶん、洗礼のことだろうと思ったが、昨日バーニーが私の洗礼のことを詳しく教えたのだろうと思った。
だが、今こうしてブログを書く前にフェイスブックを開いて分かった。
マリオは私のフェイスブックを見て、昨夜やっと私が洗礼することを知ったのだった。
ずっとディスペンサリーで私の洗礼のことを話していたが、彼はまったく分からなかったらしい、しかし、ミサが終わり、彼は満面の笑顔で私にこう言った。
「素晴らしい!!!おめでとう!!!今朝目が覚めて、自分はTetsuのために嬉しくて涙を流した」と言ってくれた。
マリオはそう言う男である。
きっと日本人にはあまり分からないかもしれないが洗礼を受けるとは、新しい命が生まれるようなものであり、赤ちゃんが生まれ、それを見た周りの人たちが感動するのと同じようなものなのである。
今日マザーハウスではシスターメルシーマリアが洗礼式とミサの時間をボランティアたちから、少し離れたところに呼んで、時間の変更などを教えてくれ、ここでも見たこともないような笑顔をメルシーマリアは見せ、キリストの子になるんだと言ってくれた。
何度も思うが、私はやはりマザーハウスで洗礼を受けることを決めてほんとうにほんとうに良かった。
28日洗礼式の時間が二時半に変わった。
最初は洗礼式のみの予定だったが、ミサも同時に行うことにもなった。
私は一時間早くカトリックになれる、素晴らしいことである。