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二十章 重大な話
20XX年 4月20日
空は晴れ渡って、雲ひとつなかった。
今日で宏幸さんが未来に帰って4年がたつ。
私ももう都内でOLとして働いている。
今日も一年に一回の宏幸さんに会える日だ・・・・
毎日宏幸さんとメールでお互いの近況報告をしている。
もうすぐ宏幸さんに会えると思うと・・・・・
「紗枝・・・・久し振り・・・また日記書いているの?」
「うん・・・」
二人は都内のオープンカフェで待ち合わせをしていた。
雰囲気がよく、二人のお気に入りのお店だ。
「実は・・・・今日は紗枝に重大な話がある」
「何??まさか・・・もう逢えないとか・・・」
一瞬の内にさっきまで喜びでいっぱいだった瞳が曇った。
「その逆だよ・・・・」
というと宏幸は紗枝の手を両手でつつんだ。
「え・・・?」
柿谷がまた3Dの映像として現れた
「ちょっと待って下さい。」
紗枝はあわてて携帯通信機を一目につかないようにした。
「4年間君たちをずっと見守らせてもらったよ。
君たちの思いが真剣だというのもすごく伝わってきた。
そこでだ・・・・僕からのプレゼントだ・・・・・
宏幸君も大学を卒業し、わが研究室の核となってくれている。
彼を特例として過去への特派員とすることにした。」
「え・・・・?」
柿谷は照れたように笑うと紗枝が信じられない言葉を言った
「宏幸君は特派員・・・特例として君の時代にずっと派遣されることになったんだ。
もう二人は離れなくていいんだよ・・・・」
「え・・・!か・・・柿谷さん・・・あ・・ありがとうございます」
紗枝は感激で泣き出した。
「紗枝結婚しよう。うちの両親も、もちろん現在・・・うん・・この時代にいることを了承どころか喜んでくれている・・・・」
「はい。喜んで・・・・・」
紗枝と宏幸は、何度も何度も柿谷にお礼を言った。
「これで宏幸さんとずっと一緒にいられる」
「うん。柿谷さんがこの時代の住民票や戸籍をきちんと用意してくれたから、もうこれで紗枝とも堂々と結婚できるんだ!!」
二人の胸は、幸せの泉で満たされていった。
エピローグ
「沙羅・・・麗華・・・・・」
「はい・・・お父さん」
「今日は半年一回の未来に行く日だぞ・・・・」
麗華と呼ばれた美少女は満面の笑みをうかべて言った。
「そうだった・・・やったね・・・親友の麻衣華に会える・・・」
「何?麗華半年に一回の未来なのに友達できたの?」
紗枝が、エプロンで手を拭きながら近づいてきた。
「できたよ・・・沙羅お姉ちゃんなんてもっと多いよ・・・」
「でも宏幸さん・・・なんかだんだん未来に行く回数増えてない?」
紗枝はちょっとうらめしそうな顔で宏幸をにらんだ。
「新しいプロジェクトが始まったからね・・・・・
日記プロジェクトも大型化してきてるしね・・・・」
「まぁ、仕方無いわね。柿谷さんにはこんな寛大な措置をとっていただいたんだから。沙羅、麗華・・・いつも言っているように・・・・」
「はいはい・・・・未来で恋をしないように!好きな人作らないように・・・でしょ?」
「そうよ・・・わかっていればよろしい」
「でもお母さんとお父さんの子供だから」
「保障はできないけどね・・・じゃ行ってきます!!」
「・・・・沙羅!麗華!」
「おおこわっ!!」
沙羅と麗華は二人で顔を見合わせると、時空移動マシーンに宏幸と一緒に乗り込んだ。
The END
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20XX年 4月20日
空は晴れ渡って、雲ひとつなかった。
今日で宏幸さんが未来に帰って4年がたつ。
私ももう都内でOLとして働いている。
今日も一年に一回の宏幸さんに会える日だ・・・・
毎日宏幸さんとメールでお互いの近況報告をしている。
もうすぐ宏幸さんに会えると思うと・・・・・
「紗枝・・・・久し振り・・・また日記書いているの?」
「うん・・・」
二人は都内のオープンカフェで待ち合わせをしていた。
雰囲気がよく、二人のお気に入りのお店だ。
「実は・・・・今日は紗枝に重大な話がある」
「何??まさか・・・もう逢えないとか・・・」
一瞬の内にさっきまで喜びでいっぱいだった瞳が曇った。
「その逆だよ・・・・」
というと宏幸は紗枝の手を両手でつつんだ。
「え・・・?」
柿谷がまた3Dの映像として現れた
「ちょっと待って下さい。」
紗枝はあわてて携帯通信機を一目につかないようにした。
「4年間君たちをずっと見守らせてもらったよ。
君たちの思いが真剣だというのもすごく伝わってきた。
そこでだ・・・・僕からのプレゼントだ・・・・・
宏幸君も大学を卒業し、わが研究室の核となってくれている。
彼を特例として過去への特派員とすることにした。」
「え・・・・?」
柿谷は照れたように笑うと紗枝が信じられない言葉を言った
「宏幸君は特派員・・・特例として君の時代にずっと派遣されることになったんだ。
もう二人は離れなくていいんだよ・・・・」
「え・・・!か・・・柿谷さん・・・あ・・ありがとうございます」
紗枝は感激で泣き出した。
「紗枝結婚しよう。うちの両親も、もちろん現在・・・うん・・この時代にいることを了承どころか喜んでくれている・・・・」
「はい。喜んで・・・・・」
紗枝と宏幸は、何度も何度も柿谷にお礼を言った。
「これで宏幸さんとずっと一緒にいられる」
「うん。柿谷さんがこの時代の住民票や戸籍をきちんと用意してくれたから、もうこれで紗枝とも堂々と結婚できるんだ!!」
二人の胸は、幸せの泉で満たされていった。
エピローグ
「沙羅・・・麗華・・・・・」
「はい・・・お父さん」
「今日は半年一回の未来に行く日だぞ・・・・」
麗華と呼ばれた美少女は満面の笑みをうかべて言った。
「そうだった・・・やったね・・・親友の麻衣華に会える・・・」
「何?麗華半年に一回の未来なのに友達できたの?」
紗枝が、エプロンで手を拭きながら近づいてきた。
「できたよ・・・沙羅お姉ちゃんなんてもっと多いよ・・・」
「でも宏幸さん・・・なんかだんだん未来に行く回数増えてない?」
紗枝はちょっとうらめしそうな顔で宏幸をにらんだ。
「新しいプロジェクトが始まったからね・・・・・
日記プロジェクトも大型化してきてるしね・・・・」
「まぁ、仕方無いわね。柿谷さんにはこんな寛大な措置をとっていただいたんだから。沙羅、麗華・・・いつも言っているように・・・・」
「はいはい・・・・未来で恋をしないように!好きな人作らないように・・・でしょ?」
「そうよ・・・わかっていればよろしい」
「でもお母さんとお父さんの子供だから」
「保障はできないけどね・・・じゃ行ってきます!!」
「・・・・沙羅!麗華!」
「おおこわっ!!」
沙羅と麗華は二人で顔を見合わせると、時空移動マシーンに宏幸と一緒に乗り込んだ。
The END
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