詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

恋愛小説「途中下車~ちょっと大人の恋物語」NO.22

2011年06月30日 | 恋愛小説「途中下車」
恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。

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第十四章 それでも朝は来る~NO.22~

ひどい頭痛で目が覚めた。喉の渇きを激しく感じた。
「やばい!寝過ごした!!」
俺の枕もとには、目覚まし時計なんて昔の長物はないため、携帯で時間を確認すると8:0だった。
配属早々遅刻するわけにはいかない!俺は、勢いをつけてベッドから起き上がった。
ズキン!!頭の痛みだか、心の傷みだかわからない強烈な痛みにめまいがした。
俺は、松井と駅で別れてから・・・・そうだ、最寄駅についてから、1軒・・・2軒
とにかく飲みたかった。なにもかも忘れてしまうくらい深く深く・・・・
壁の日めくりカレンダーが、4月29日になっていた。

「そっか、今日からゴールデンウィークだ・・・」
すっかり忘れていた。研修が、終わって配属発表してすぐにゴールデンウィーク。
変な会社だなと昨日、松井と話していたっけ。
(松井にも悪いことしちゃったな。俺、取り乱していて自分のことしか考えていなくて)

「ピー」とけたたましい音が携帯電話からした。電池切れのサインだ。
俺は、無言のまま、電源を切った。
俺の携帯電話のアドレスと電話番号を知っているのは、夏帆とあと数人の学生時代のダチだけだ。男同士でマメにメールのやりとりなどするわけもなく、夏帆からの着信がなければ携帯なんてただの箱だ。

『ねぇ祐樹、最初のお給料でたら、小旅行にでもいかない?ゴールデンウィークあたりに・・今まで、学生だったし、自宅から通っていたから旅行なんてできなかったじゃない?』
ふいに夏帆の言葉が、くっきりと頭の中で蘇った。

「そうだよな。俺、SAB株式会社に入社できたことで有頂天になって、研修の事しか頭になくて・・・すっかり夏帆の言った事忘れていたよ。ごめん。夏帆」

口の中が苦かった。心の中は後悔の念でいっぱいだった。
でも・・・もう取り戻せない。
人の心は、決して自分の思い通りにはならない。失ってみて初めて俺は、心の中での夏帆の存在の大きさに気づいた。

**NO.23 第十五章「約束」へつづく**
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ポエム~都会の夏~

2011年06月30日 | オリジナルポエム
「都会の夏」
~オリジナルポエム~

アスファルトからの照りかえし
足元に見える陽炎
冷を求めて 休息求めて
入ったお店も
生ぬるい空気

いつから
こんなに
都会は
灼熱地獄になったもだろうか

室外機からでる熱風と
コンクリートだらけの道
ガラス張りのビルに反射する
まぶしい光も
夏の暑さを含んでる

風鈴
打ち水
かき氷
緑の木陰で
一休み

人工的でない
風の揺らぎに
魂さえも
涼をとる・・・・

自然と共存してきた
生き物達
人間達

人の手で
自然を壊し
人工的な涼しさに
頼ってきた
愚かな
人間達・・・・

利便性を追求しすぎた
そのつけは

きっと
人々へ
廻ってくる・・・・





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恋愛小説「途中下車~ちょっと大人の恋物語」NO.21

2011年06月29日 | 恋愛小説「途中下車」
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~NO.21~

そのまま15分位、無言の時間が過ぎた。
夏帆は、決して、明るい女性ではなかったけど、古風で物静かで、俺はそんな穏やかな関係が好きだった。まだまだ、先のことだろうが、将来は結婚してもいいと思っていた。
その夏帆が、不倫だなんて。

「松岡君・・・とりあえず、今日のとこは帰ろうか?それとも、一人でいたくないなら、私、もう一軒くらいつきあうけど」
「ごめん。松井さん、今日は、一人になりたいんだ。」
「そ・・・そうだよね。わかった。」

百合菜が化粧直しのために席を立ったときに、胸のポケットで携帯が振るえた。
とりだしてみると夏帆からだった。

『さようなら』

たった一言だった。
俺は、何を送っていいかわからず、携帯をにぎりしめたまま、瞳に涙がたまっていくのを感じていた。
夏帆との2年間の恋人時間が、たった5文字の言葉で終焉を迎える。
震える指で
『ごめん。きちんと話がしたい。』
とやっとの思いで打ち込み送信ボタンを押すと・・・

やがて送信エラーメッセージが、無情にもディスプレイにうつしだされた。
(アドレスを変更したか、受信拒否されたか)

俺は、携帯を、その磨かれて光っているレストランの床にたたきつけたい衝動にかられた。
その時
「松岡君、お待たせ。帰ろう」
立つ気力もない、俺の腕をそっと百合菜がひっぱりあげた。

**NO.22 「第十四章 それでも朝は来る」へつづく**




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四行詩~恋愛~

2011年06月29日 | 3行詩・4行詩・5行詩・6行詩・7行詩
四行詩

【恋愛】

愛を知って
寂しさを知る

恋を知って
切なさを知る


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恋愛小説「途中下車~ちょっと大人の恋物語」NO.20

2011年06月28日 | 恋愛小説「途中下車」
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~NO.20~


「松岡君?どうしたの顔真っ青だよ。」
心配そうに百合菜が俺の顔を覗き込んでいる。

(1ヶ月もメールも、電話もない。二人で旅行?奥さん?)

俺は、目の前にいる百合菜の存在すら忘れ、さっきの夏帆の言葉を頭の中で反芻していた。
ふいに吐きがして席をたとうとしたとき、ちょうど帰るところで歩き出した夏帆の連れの男にぶつかった。
俺は、よろめいたところをその男に支えられた。

「大丈夫か?君?」

上品なスーツを着込んだ30歳半ばの男性だった。綺麗にそられた髭、イヤミにならない程度に整えられた髪。まさに大人の男だった。

「祐樹?」
夏帆が俺に気づき、男とからませていた腕をはずした。

「夏帆、誰?知り合い?」
男は、少し眉間に皺をよせた。

「さっき、話をしていた、1ヶ月電話もメールもしてこなかった、元カレ・・・」
「ち・・ちょっと、夏帆何をいっているんだ?元かれって?」
「自然消滅よ、自然消滅。でしょ・・・1ヶ月も彼女ほっといて、今さら彼氏面しないでよ」
伏目がちになった夏帆の両目にうっすら涙が浮かんだ。

「ごめん。謝るよ。だから俺、今日メールを」
「祐樹だって、女連れじゃない。」
「いや・・・彼女は・・・」

「初めまして。松井百合菜と申します。松岡君とは、同じ会社の同僚で、今日、配属が決定したので、そのお祝いに食事を一緒にしているだけです。私が、強引に誘っちゃって。ごめんなさい。」
「ごめん、祐樹。私、今、この人と付き合っているの」

夏帆は、再び隣の男の腕に腕をからませた。
俺は、その男の左手の薬指に、指輪が光っているのを見逃さなかった。

「夏帆・・・付き合っているって、こいつ既婚者じゃないのか?お前まさか不倫・・・」
「いいじゃない。もうほっといてよ。私と祐樹は、もう終わったの。」
というと夏帆は、男の腕をぐいぐいひっぱりながら出口へと向かった。

「追いかけなくていいの?」
その場で佇んでいた、俺に、百合菜が心配そうに声をかけた。
「追いかけるってたって。」
俺は、頭をかかえながら、席に座った。


~NO.21へつづく~



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失恋ポエム~交差点~

2011年06月28日 | 失恋ポエム
私側の信号が青になったのに
あなたの信号は赤のまま

いつしか心がすれ違い
互いの思いが届かない

愛の言葉も
行動も
お互い背中を向き合わせ

こっちをむいて
微笑んで
昔みたいに

つないだ手と手は
暖かいのに

心と心が泣いている

なんでこんなに
好きなのに
あなたに思いが伝わらないの?
心と心のベクトルが
少しずつずれていく

息ができないくらい
抱きしめて

このままじゃ
私とあなたは
交差点ですれ違ってしまう

お互い愛し合ったまま
小さな誤解の積み重ねで

今すぐ交差点の真ん中で
抱きしめて
優しくキスをして





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五行詩~駅~

2011年06月26日 | 3行詩・4行詩・5行詩・6行詩・7行詩
五行詩



「駅」

いつもと違うホームにたって

行き先も見ずに電車に乗ったら

少しだけ日常から

抜け出せるかもしれない

不安と幸福


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恋愛ポエム~風に吹かれて~

2011年06月25日 | 恋愛ポエム
「風に吹かれて」
~オリジナルポエム~

風に吹かれて
髪が揺れる
汐の香りが
どこからか
運ばれてくる

片目をつむったまま
前を向いた僕の目に
飛び込んできた
貴方の姿

屈みがちの
私の存在に気づかずに
貴方は、ふふと笑った

貴方の視線の先にいるのは
見たこともない
羽の生えた天使

天使の肩に手を回す貴方

彼女もふふっと
笑い声をたてた


風に吹かれて
舞い狂う
私の心と
狂おしい
ジェラシー





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恋愛小説「途中下車~ちょっと大人の恋物語」NO.19

2011年06月24日 | 恋愛小説「途中下車」
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~NO.19~
俺達は、会社から20分程度歩いた、イタリアンレストランに入っていった。
オードブル、パスタ、ピザ、サラダ
どれも価格はリーズナブルなのに味はおいしかった。

「じゃあ、次は、赤ワイン頼もうか?」
「いいけど・・・松井さん大丈夫なの?ビール飲んだ後、すでに白ワイン一本あけてるんだよ。」
「大丈夫、大丈夫♪私、ウーロン杯とか焼酎系だと悪酔いする体質みたいなんだけど、ワインとビールなら結構大丈夫だから」

というとふふふと微笑みながら空のグラスの足を指先でつまんだ。

「うちの両親、教師なんだ。二人とも。だから結構厳しくて、20歳になるまでお酒飲んだことなかったんだ。でも、20歳になって初めてお酒飲んだら、結構イケル口なんだな~って思って」
「そうなんだ。」

百合菜は、お酒のせいかいつもより饒舌だった。
二本目のワインを半分まで飲んだところで、聞き覚えのある声が、俺の耳に飛び込んできた。

「そうなんだよ。最低でしょ?1ヶ月よ1ヶ月。1ヶ月全く連絡無し。メールも電話も・・・でもさ、研修だっていうから、こっちから邪魔しちゃ悪いかなって思ってさ~」
「こらこら・・・悪い癖だぞ、お酒入るとすぐにそうやって元カレの悪口言うの。
いくら昔の男だって、俺だってヤキモチやいちゃうぞ」

一瞬、俺の聞き間違いかと思った。
頭から冷水をあびさせられたかのように、次第に胸のあたりで冷たさが広がっていく。

「そうよね。広之さんは、あいつとは違って、毎日メールくれるし、毎日電話もくれる。
私、幸せ者だよね~」
「そうそう。ほら、夏帆、家まで送ってやるから、もう帰ろう・・・」
「え~もう帰っちゃうの?私、今夜は、広之さんと一緒にいたい~」

お酒のせいか、いつもより若干鼻にかかったような声になっているが、間違いなく夏帆の声だった。

「ほら、ほらいい子だから、だだこねないの。そんなにだだっこだと来月の旅行とりやめちゃうぞ・・・」
「いや~ん。でも、大丈夫なの、奥さんにばれない?」
「大丈夫だから、ほら行くぞ」

~NO.20へつづく~
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五行詩~悲しみ~

2011年06月24日 | 3行詩・4行詩・5行詩・6行詩・7行詩
五行詩「悲しみ」



【悲しみ】


悲しみの淵に

たたずみ

涙する

水面に映った

私の泣き顔



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恋愛小説「途中下車~ちょっと大人の恋物語」NO.18

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第十三章 夏帆~NO.18~

俺は、配属発表が終わると、自分の新しい職場への移動時間に久しぶりに夏帆にメールを入れた。
『配属先決定。本社の営業部だよ。今日、時間あったら久々飯でも行かない?』


午後は、忙しかった。新しい職場への挨拶周り。自分の机の整理、PCを初めとするIT環境の整備。気がついたら、終業時刻の18:00になっていた。
俺は、携帯を確認したが、夏帆からのメールは来ていない。

『レス、無いみたいだから、また今度、声かける』

と再度メールを送信した。
俺は、基本的に携帯のメールは苦手だ。夏帆には冷たいといわれながらも、結局いつも用件だけを手短に記入するだけだ。もちろん、絵文字も顔文字も使わない。
(なんで女は、あんなにメールに執着するんだろう。メール、電話。携帯電話が普及してから便利にもなったけど、これじゃ首に縄をつけている犬と変んないな)

「松岡君!」

本社ビルをでたところで、グレーのスーツに身をつつんだ松井に声をかけられた。

「ねぇ、このまま真っ直ぐに帰るの?」
「あぁ・・」
「松岡君って一人暮らし?」
「そうだよ。大学んときから、ずっと」
「そっか~。よければ夕食でも食べて帰んない?配属決定のお祝い会って感じで。
実は、私、この会社に決まってから、東京で一人暮らし始めたんだけど、ずっと研修所に宿泊だったじゃない?なんか今日、せっかく配属発表になったのに一人で、まっすぐにあの部屋に帰るのがイヤで・・・」
「あ~あ。いいよ。どうする?どこ行く?」
「近くにちょっと小洒落たイタリアンレストランがあるんだけど・・・そこでもいい?
いつも前を通って行きたいな~って思っていたんだけど、なかなか一人では入りづらくて」
「いいよ。俺は別にビールが飲めれば」
「ビールも飲めるし、ワインもあるみたいだよ。」
「いいな~きりりと冷えた白ワイン、ピザにパスタ・・・よし決定」

~NO.19へつづく~↓
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ポエム~死~

2011年06月23日 | オリジナルポエム
「死」
~オリジナルポエム~

死にたいと思うことが度々ある
逃げ出したくて
逃れたくて
この現実から

悲しいことや
辛いことがあると
どうしようもなくて

そのたびに
心に傷が増えていく

自分自身では手当てできないほどに・・・

********
昨日、死にたいほど凹むことがあった。
もうすべてをほおりだして
「無」になりたいと思った。
わかってる
命を無駄にしちゃいけないこと・・・・
でも
泣いても
泣いても
気持ちは全然晴れなくて・・・・
心がもっと
強くなりたい
心をもっと
強くしなきゃ・・・・







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恋愛小説「途中下車~ちょっと大人の恋物語」NO.17

2011年06月21日 | 恋愛小説「途中下車」
恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。

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第十二章 配属の朝~NO.17~

SAB株式会社の本社会議室は、まだ着慣れないスーツをきた新入社員達であふれていた。
今日は、それぞれの配属の辞令公布の日だ。

俺の配属先は、本社営業部第一課。高井の宣言どおり、営業部配属だった。
大学も理工系を卒業し、できればこのSAB株式会社で、技術部の要となりたく思っていた俺だったが、まぁこれも会社が決めたこと。
どんな経験も今後の肥やしになると思い、心を落ち着けた。

「よぉ~同士!おまえは何課だ?」

高井がなれなれしく俺の肩に手を回した。
俺は、乱暴にその手を振り払いながら、高井に辞令書をつきつけた。

「おぉ第一課か。どこまでも縁のある奴だな。俺も第一課だ。よろしくな。」

というと大きな、ごつい手を差し出した。

「あぁ。よろしくな」

俺は、力の限り思いっきり高井の手を握ってやった。
高井は顔色ひとつ変えずに言った。

「同期入社で東京配属は、150人。そのうち、本社勤務は25人。仲良くやろうや。
営業部配属は、第一課が俺とお前。第二課が同じクラスだった。松井百合菜と綾部友香だ、第三課に、粕谷、第四課に、渡部だ。営業部は、今年は6人すくねぇな。でも、売上次第では、どんどん上がっていけるからまぁ営業部はいわや花形だな」

「SAB株式会社は、IT企業なんだから、技術部が花形だろう。」

「いくら技術部がいいシステム開発したって、売れなきゃ企業経営はなりたたねぇんだよ。俺達は、SAB株式会社というブランドに誇りを持って、自社製品をガンガン市場に売り出していかなきゃならないんだからな」

「・・・・」
(こいつ、ただの女ったらしだと思っていたら、結構やる気あんのかも知れないな)

「おはよう。松岡君。同じ営業部だってね。あぁ高井君、さっき中森さんが探していたわよ。」

「おお・・ありがとう。松井もこれからよろしくな。」

というとさっき俺にしたように高井は同じように百合菜に手を差し出した。

「こちらこそ、よろしく。第一課さんとは、同じ企業内とはいえ、売上を競い合う、ライバルの担当だから・・・お手やわらかに」

といいながら、百合菜は軽く高井の手を握り返した。



**NO.18 「第十三章 夏帆」へつづく**↓
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恋愛ポエム~愛~

2011年06月21日 | 恋愛ポエム
「愛」
~オリジナルポエム~



愛は信じることから始まり
疑うことにより終わる

猜疑心はいつか嫉妬の火種となり
全身を焼き尽くす

疑いの芽が生えだした瞬間から事実を聴いても
それすらも疑ってしまう

まるでメビウスの輪のようにどこまでいっても終わりはない


そうなったら
もう二人の乗った愛という名の舟は

滝に

暗闇に

落ちていくしかすべはない


信頼と言う一番大切な
羅針盤を無くしてしまったのだから





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恋愛小説「Dear my・・・」第十四章(最終章)

2011年06月20日 | 恋愛小説「Dear my・・・」
恋愛小説「Dear my」は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
(作者が、3年前に友人の依頼で作成したもので、当時、登場人物の名前に困った
ため嵐メンの名前を少し拝借させていただきました。)
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
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第十四章 告白

「友香・・・俺はお前が好きなんだ・・・入学してきたときからずっと。
俺の気持ちを受け取って欲しい・・・」
「・・・・・先輩・・・」

俺は、何も考えられずに知らぬ間に外に出て、櫻井と東山先輩を隠れてみていた。

電撃が全身を突き抜けた・・・
もちろんモテるだろうなとは思っていたけど、サークルいちモテる東山先輩が櫻井のことが好きだったなんて・・・・
俺はその場でガタガタと震えてきた。
心がパリンと砕け散るような気がした。
胸が痛い。胸が焼けるように痛い。
これが人を好きになるって気持ちなんだ・・・
涙がでてきた・・・知らないうちに・・・
櫻井・・・★エリザベートが他の男と・・・

「ごめんなさい。先輩・・・私好きな人がいるんです。」
「・・・・だろうと思ったよ・・・相手は、二宮だろう・・・」

東山先輩の口から、想像だにできなかった言葉が飛び出した。

「先輩・・・・でも片思いで・・・」
「櫻井・・・二宮のことが好きだったら、あいつを振り向かせるくらい素敵な女性になるようにがんばれ・・・・大丈夫だよ。櫻井なら・・・」

というとポンポンと櫻井の肩をたたいて、東山先輩はその場から立ち去った。
先輩が立ち去ったあとに、櫻井は一人でそのまま立ち尽くしていた・・・・

「ごめん・・・櫻井!!」

ビクっと櫻井がした。

「聞いてしまったんだ・・・俺・・・」
「二宮君・・・・ふぅ・・・そっか・・」
「ごめん聞くつもりはなかったんだ・・」
「ううん・・・これで告白する手間省けちゃった・・・東山先輩のいうとおり」

といい始めた二宮の唇を俺は、あわてて人差し指でとめた。
「俺も好きだ。櫻井、そして★エリザベート俺、F―SIPSの中での俺のハンネはハロー王子なんだ。」

女性に先に告白をされるなんて俺のプライドが許さなかった。

「え?日記そのままででてきちゃったから。ってハロー王子なの?私もしかしてずっと好きな人のことその本人に相談していたの?あいかわらず私ってドジだな・・・」

「俺も、実はずっと★エリザベートが好きだった。それに俺ずっと、櫻井のこと、誤解していて、ごめん。こんな俺だけど付き合ってもらえるかな?」

「もちろん・・・喜んで、よろしくお願いします。一番星シリウスさんと荒野の七人さんには・・・・どういおう・・・」

と少し照れている友香の顔は、本当にキラキラしていて異国の王女のようだった。

「いいよ・・・俺の正体ばらさずにネットの世界では、これからもいい友人ってことで」

俺達二人は、顔を見合わせると共犯者にだけわかる笑みを交わした・・・・・・

~Fin~

**************
この物語は、大学の映画サークルに入っているマイミクさんから依頼をされて以前に作ったシナリオを小説に書き直しました。大学時代の甘酸っぱい恋を思い出しながら書いてみました♪東山先輩が友香に言ったセリフは、実は私の実体験です(照)まぁ私の場合は、片思いをあきらめて結局その先輩とお付き合いをしちゃったんですけどwww

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