恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
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第十四章 それでも朝は来る~NO.22~
ひどい頭痛で目が覚めた。喉の渇きを激しく感じた。
「やばい!寝過ごした!!」
俺の枕もとには、目覚まし時計なんて昔の長物はないため、携帯で時間を確認すると8:0だった。
配属早々遅刻するわけにはいかない!俺は、勢いをつけてベッドから起き上がった。
ズキン!!頭の痛みだか、心の傷みだかわからない強烈な痛みにめまいがした。
俺は、松井と駅で別れてから・・・・そうだ、最寄駅についてから、1軒・・・2軒
とにかく飲みたかった。なにもかも忘れてしまうくらい深く深く・・・・
壁の日めくりカレンダーが、4月29日になっていた。
「そっか、今日からゴールデンウィークだ・・・」
すっかり忘れていた。研修が、終わって配属発表してすぐにゴールデンウィーク。
変な会社だなと昨日、松井と話していたっけ。
(松井にも悪いことしちゃったな。俺、取り乱していて自分のことしか考えていなくて)
「ピー」とけたたましい音が携帯電話からした。電池切れのサインだ。
俺は、無言のまま、電源を切った。
俺の携帯電話のアドレスと電話番号を知っているのは、夏帆とあと数人の学生時代のダチだけだ。男同士でマメにメールのやりとりなどするわけもなく、夏帆からの着信がなければ携帯なんてただの箱だ。
『ねぇ祐樹、最初のお給料でたら、小旅行にでもいかない?ゴールデンウィークあたりに・・今まで、学生だったし、自宅から通っていたから旅行なんてできなかったじゃない?』
ふいに夏帆の言葉が、くっきりと頭の中で蘇った。
「そうだよな。俺、SAB株式会社に入社できたことで有頂天になって、研修の事しか頭になくて・・・すっかり夏帆の言った事忘れていたよ。ごめん。夏帆」
口の中が苦かった。心の中は後悔の念でいっぱいだった。
でも・・・もう取り戻せない。
人の心は、決して自分の思い通りにはならない。失ってみて初めて俺は、心の中での夏帆の存在の大きさに気づいた。
**NO.23 第十五章「約束」へつづく**
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/0e36d8d434761770ac547c09ebda3a95
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「そっか、今日からゴールデンウィークだ・・・」
すっかり忘れていた。研修が、終わって配属発表してすぐにゴールデンウィーク。
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