今迄 志村という名前からその由来を考えてきましたが、
もう一つ家紋から追ってみたいと思います。
これがわが家の家紋、
書き直してみると左側 「反り亀甲に揃い二つ引き」です。
左側は江戸時代の家紋なので、きれいに整えられていますが、
戦国時代は旗印なので、元は書きやすい右側のような形だったのではないでしょうか。
六角形の亀甲文様は亀の甲羅の文様で、縁起が良いので良く醤油メーカーのマークとなっていますが、
書いてみると反り亀甲は、とがってる上下が頭と尾、そして4本脚で亀そのものの姿のように思えます。
ここでこの文様を読み解きますと…
写真にある最上の家紋が 「二つ引き両」です。
戦国武将らしくシンプルで書きやすいですね。
もしかして、この「二つ引き両」を最上の家来として取り入れているのではないでしょうか。
更に反り亀甲は、志村伊豆守光安に縁の深い「亀が城」
および「亀ヶ崎城」の亀を意味しているのでは…思われます。
同じ家紋を調べてみてもどこにもありません。志村伊豆守光安の家紋も記録にはありません。
「反り亀甲に揃い二つ引き」志村家の記録に残るこの文様が
志村の出処の手掛かりの一つになることは、確実でしょう。
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