ドイツ・オーストラリアで勉強をしてきました。
ミュンヘンでのバウメッセ(建築展示会)、
パッシブハウス協会の設立メンバーの講義をうけることが、
主な目的です。
成田発 ミュンヘン行き全日空NH207便から話を始めます。
隣席の客がA社の生産管理の社員で、今回の出張はドイツ工場での
打ち合わせと、チェコスロバキア工場立ち上げの現地視察が
目的とのこと。なかなかの国際人で初めてドイツに行く私に、
いろいろレクチャーしてくれました。
A社は日本を代表する企業ですが、その物作りの心構えは
1 製品(product) 2 心(mind) 3 コンセプト(concept) とのこと
前置きが長くなりましたが、今回の研修旅行で一番印象に残ったのは
パッシブハウスのコンセプトでした。 製品は時代とともに進化するし、
人も世につれて変わる、でもコンセプトは…
行程6日目インスブルグ大学でのファイスト教授、冒頭での講義です。
スライドから転記すると Passive House is available とあり
1 no Patents (ノー パテント)
2 no trademark ! (ノー トレードマーク)
3 all rules and the tools have been published
(だれにでも公開されたルール、情報)
4 everybody is allowed to built a Passive House
(だれにでもパッシブハウスは造れる)
日本だと無印なんとかと云いつつ、しっかり商売しているところも
ありますが、このコンセプトを聞いて新住協との共通点がはっきり
しました。
なぜこのコンセプトなのかと聞くと、快適な省エネルギー住宅を
出来るだけ早く多く建設する為には必要不可欠とのこと。
新住協の設立メンバーの鎌田先生もよく同じ話をされます。
ヨーロッパと日本遠く離れていますが、同じ志の研究者がいます。
私達はファイスト教授や鎌田教授の意を受け、日本でのQ1住宅建築を
推し進めなければと思いました。
<v:shape id="_x0000_i1037" coordsize="21600,21600" type="#_x0000_t75" style="width: 3in; height: 159.75pt;"> <v:imagedata o:title="871" src="./新住協ドイツ研修.files/image003.jpg"></v:imagedata></v:shape>
高性能化に関わるコストの話は日本も同じ
ポイントは断熱材・気密・窓の性能、換気による熱ロスの低減です。