N邸の施工についてみてゆきましょう。
先ずは土地条件の把握から…地盤調査報告書からの抜粋です。
志村建設は地盤調査は秋田の(株)住宅地盤技術研究所に依頼しています。
ハウスメーカーによっては、住宅地盤改良施工会社が無料で調査するというので、
地盤調査と地盤改良を同時に依頼する場合があるのですが、基本NGです。
調査結果によっては地盤改良工事が必要なかったり、
地盤改良の方法を検討し直す必要が出たりします。
また、地盤が明らかに丈夫だからと言って調査をしないのもNGです。
地中のことですから、地質の変化や残存物などの確認も必要です。
N邸は現在は街中ですが、昔田んぼだったということがわかります。
楢山と千秋公園の真ん中あたりに位置し、
河川敷ではないにしろ低湿地帯という所でしょう。
地盤調査は設計建物配置四隅と中央部分を調べます。
住宅の場合スウェーデンサウンディング試験による調査が一般的です。
調査中異常値が出た場合、その周辺部などを追加調査します。
昔ながらの調査方法で結構アナログの要素がありますが、
結果の数字だけでなく作業中の感覚で地盤の状態がわかります。
ある意味安心ですね。費用は5万円前後となります。
調査結果を設計事務所に報告。
地耐力や地盤の状況を総合的に判断して、地盤改良の方法を検討します。
地盤改良工事は建築工事費の5%程と言われてますが、
ここで施工費を睨みながら、最良の地盤改良工事を選択します。
ベタ基礎の場合、布基礎より工事費用は軽微となります。
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