月・火曜は学校教育の話です。今回は、前回(R6.3.4)に続いて紙版画について書きます。
子供たちが頑張って作った作品ですから、少しでも長く飾っておきたいと私は思います。それで、空き時間が少しでもあると掲示を行い、掲示を行い、掲示を行い…何とか、全作品を2日間で掲示し終える事が出来ました(因みに、放課後に会議が連発していて、放課後にまとめて作業時間を取る事が出来なかったための措置です)。
掲示し終えた後のある日、校長先生が廊下を歩いていました。その姿を見て、私にはピーンと来るものがありました。
「そうだ! 校長先生から指導していただこう!!」
令和5年度の勤務校の校長先生は、図工の指導主事をされていた事もあり、図工教育では名の知られた方です。こうやって教えていただけるチャンスがあるなら、ぜひ教えていただいて技術力向上につなげたいです。
そして正直に、「紙版画が苦手なので、子供たちの作品を見て、気付いた事があれば教えていただけませんか?」と御願いしました。校長先生は気さくな方なので、「いいよ~」と言って、以下の5点を教えてくださいました。
1.ポージングが個々に違っていて良い。
2.関節の動きが再現されているのも良い。
3.薄い作品のあるのは、1回目でインクが吸われたから。
2回目からは良くなるだろう。
4.この作品では、指を個別に作らせている。
手の形で作って指を折らせると、指が取れる事故がなくなる。
5.白い画用紙だけでなく、色画用紙も使って版下を作ると良い。
各パーツが目立つので、子供たちも作りやすい。
1と2は、自分でもねらっていた事だったので、この様に言っていただけて嬉しかったです。
3は、御指摘の通りです。インクを多めにつける様にしたのですが、それでも足りない時があった訳で、大きな反省点です。因みに2回目は刷らせたかったのですが、時間が足りなくなった事と、版下が壊れて再起不能になった事が原因で、刷らせられませんでした。ここも反省点です。
4は、言われてみれば…の方法でした。実際、他の学級では、この方法で上手に刷っている作品があり、今後試してみたいと思います。
5は初耳だったので、とても勉強になりました…が、色画用紙は値段が高いので、無駄遣いにならないか心配になります。恐る恐る校長先生に聞いてみると、「…まぁ、大丈夫じゃないかな」と苦笑しながら答えてくださいました。う~ん…事務官さんに叱られる覚悟が必要そうです。
でも、思い切って質問して良かったです。とても勉強になりました。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。