エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

介護狂詩曲3~母のケガ

2024-03-15 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜のテーマ以外の内容です。今回も、前々回(R6.3.1)、前回(R6.3.8)に続いて介護の話です。
 今回は関係者間での情報共有の話を書こうと思っていましたが、この記事を書いている令和6年3月9日に事件発生! 母が外で転倒し、顔面をケガしてしまったのです。
 この日、母をリハビリに連れて行くため私は実家を訪れました。そして、母の顔を見ると…左の額に絆創膏が貼られ、左目の周辺が腫れ上がっています。これじゃ、左目は見えないだろうな…ってくらいの腫れ方です。
 事情を確認すると、前日の3月8日、買い物か何かで出かけた際、転んでしまったらしい…と分かりました。キャスター付き歩行器を押しながら歩いていたのですが、突然、歩行器が倒れたので、母も前に転んでしまった様です。その時、顔をぶつけてしまったと分かりました。
 ようやく骨折が治ってきたので、母としては「大丈夫だろう」と気が緩んでいたのでしょう。あちこちに雪が残り、車輪を引っかける心配があったのに、そこには思い至らなかった様です。
 丁度、リハビリで外科に行くので、窓口で診察も御願いしました。すると看護師さんがやって来て、ケガの状態を見ると、
 「これは脳外(ノウゲ)に行かなきゃダメですね」
と一言。確かに、脳への損傷の心配がありますから、これは脳外科へ行くべきでした。どうやら、私も動揺していたようです。
 脳外科に行って検査をしてもらい、診察もしてもらいました。幸い、頭蓋骨にも脳にも問題は無さそうだとの話です。ホッと一安心しました。
 妻は、「自分では大丈夫と思っていたのに、それが出来なくて可哀想…」と、母に同情していました。私は、せっかく骨折が治ってきたのに、また痛い思いをする事になったのが可哀想だと思います。何だか、歳を取る事の切なさを感じてしまう事件でした。
 今回予定していた、関係者間での情報共有の話は次回(R6.3.22)に、母の通院に関わる話は次々回(R6.3.29)に書きます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。また来週の月曜(R6.3.18)に会いましょう。

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戦友『くまクマ熊ベアー』④~冒険開始

2024-03-14 04:30:00 | ライトノベル
 木曜は、ラノベ愛を語ります。今回も、ここしばらく続けている、私と『くまクマ熊ベアー』との出逢い話です。
 『くまクマ熊ベアー』を買った私。帰宅すると直ぐ読み始めました。

 ふんふん…この主人公のユナって、随分と世の中を斜に構えて見ているなぁ。
 あ、神様の気紛れで異世界へ転移させられちゃったよ。熊の着ぐるみって、一体、どういう必然性があるんだ?
 お、この世界の少女と出会ったよ。おおっ…ウルフを石つぶて一発で倒しちゃった。強いなぁ。

 こんな感じで読んでいきました。
 はっきり言って、熊の着ぐるみを着ている事以外は、そんなに特別ではないライトノベルです。チート能力があって、勧善懲悪で…でも、ライトノベルを初めて読む私には、とても新鮮で面白く感じました。
 何より、全く現実味が無い…と言うのが、私には有り難かったです。何せ、毎日の様にパワハラを受けています。現実との接点が有り過ぎると、読む気が失せてしまいますから。
 第1巻を読み終えた段階で、すっかり私は『くまクマ熊ベアー』に魅了されていました。そこで、読み終えた翌日には本屋に寄り、第3巻まで買ってきました。それを読み終える頃には完全にハマってしまい、次に本屋へ行った時には既刊全部を一気買いしたのでした。
 もう少しだけ語りたい事があるので、次回に続きます。
  …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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「穴滝」周辺の山菜

2024-03-13 04:30:00 | 野外活動
 水曜は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、令和5年7月27日に書いた「穴滝」の思い出です。
 「穴滝」までの道のりでは、幾つかの山菜を採る事が出来ました。もっとも、もう9月に入っているので、多くの山菜は「薹(トウ)が立った」状態になっています。そのため、食べ頃…ではない物が多かったです。
 そんな中でも、割と食べる事が出来たのが、「穴滝」周辺に生えている「ミズナ」です。正式名称は…分かりません。私の山菜の師匠が「ミズナ」と呼んでいたので、その呼び名をそのまま使っています。
 このミズナ、スーパーマーケットで売っている「水菜」とは、かなり見た目の違う植物です。「水菜」は、長い葉っぱが根元から伸びていて、葉先は尖り、細長く深く切れ込んでいます。一方、こちらのミズナは直径5mmくらいの茎が伸びていて、その茎の途中に何枚も葉っぱが出ています。葉先は尖っていますが、切れ込みは浅めです。
 因みに、師匠によると、ミズナはイラクサの仲間だとの話でした。イラクサは素手で触ると細かい棘が刺さり、痛痒くなるので私は苦手なのですが、このミズナは素手で触っても大丈夫でした。
 「穴滝」の近くは沢になっており、もう一面、このミズナが生えていました。もちろん、このミズナも薹が立っている事が多いのですが、日陰で沢なので、そんなに薹の立っていないミズナもあるのです。また、薹の立っているミズナでも、先の方は割と柔らかめでした。とにかく、めたらやったら生えているので、選んで採っても相当な量を収穫できました。
 このミズナ、鍋に入れて食べると美味しいのです。しゃきしゃきの歯ごたえで、クセが少なくて、「ふぅ~、満足、満足」な山菜でした。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

 そう言えば、月・火曜(R6.3.11&12)の記事に、「いいね」などを沢山いただきました。とっても嬉しいです。どうも、ありがとうございました。
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繰り返しは大切・後編

2024-03-12 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、前回(R6.3.11)の続きです。
 3年生の社会の授業で、写真や絵、図を見て気付いた事をノートに書き出させ、それを発表させていた私。粘り強く指導を続けた結果、発表される内容が面白い(興味深い・深く考えた)内容になってきました。
 そんな、ある日の事です。
 その日は、明治時代くらいの札幌を写した写真を見て、気付いた事を発表させていました。その時、ある子が次の様に発表したのです。
 「この写真に写ってる頃の札幌には、電気が使われていない」
 この発表を聞いた時、私は「えっ?」と思いました。確かに、この時代なら電気は使われていなかったでしょう…が、一体、何を証拠に、そんな事を言ってるのでしょうか。日中の街中の様子を写した写真です。
 正直に告白しますが、「思いつきで発表しちゃダメじゃん」と思いました。
 でも、そうは言わずに、その子に聞いてみました。
 「どうして、電気が使われていないと思ったの?」
 「だって先生、この写真には電柱が1本も写ってないよ」
 思いっきり頭を殴られた様に感じました。
 私は、写っている様子からしか考えていなかったのです。それが、この子は、写っていない様子から類推し、「電気が使われていない」と結論づけたのです。担任より、遙かに深く考えていたのでした。
 この経験から私は、同じ事を繰り返す事には大きな価値がある…と学びました。
 同じ事を繰り返す事で、どんどん経験が積み上がっていきます。それは、経験から考えられる部分が大きくなる事を意味します。また、経験が沢山あれば、自信をもって活動に取り組む事が出来るため、思考をより深める事も出来ます。
 この様な学びを、私は、この時に担任していた子供から得たのでした。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

 そう言えば、前編の記事に「いいね」や「応援」を沢山いただきました。どうも、ありがとうございます。これからも頑張りますね。
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繰り返しは大切・前編

2024-03-11 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、繰り返す事の大切さを書きます。
 以前、3年生を担任した時の社会の話です。この年度の社会の授業では、写真や図、絵などを見て、分かった事、気付いた事、思った事をノートに書き出させ、それを交流すると言う授業を繰り返していました。
 最初の頃は、ほとんど何の意見も出てきません。そもそもノートに何もかけていないのですから、まぁ、それも当然です。だからまず、何でもイイから書かせるために色々と言葉掛けしました。
 「何でもいいから、下らないと思う事でもいいから、まず書いてみよう」
 「当たり前と思う事でもいいから、何か書こう」
 「『人がいる』とか『畑がある』でいいから、とにかく書こう」
 そうやって指導すると、本当に言った通りの事を書く子が出てきました。
 「この絵には人がいます」
 「手前に畑があります」
 もちろん、全力で褒めます。絶対に叱ったり、嫌みを言ったりはしません。
 そうすると、徐々にヤル気が出てきて、どんどん書く様になってきました。そうなったら今度は、次の段階に向けた指導です。
 「沢山書いた中から、最も価値のありそうな事を発表してみよう」
 この様に言っても、やっぱり「人がいます」や「畑があります」の人もいます。ここで、その様な意見を否定すると、またヤル気が下がってしまいます。ですから、その様な発表も一応認め、次々と発表させる様にしました。
 その内、キラリと光る発表も出てきます。すかさず、その様な発表を大いに褒める様にしました。すると、他の子も真似て発表する様になり、発表内容の質的な向上が見られる様になってきました。
 う~ん、長くなったので次回に続きます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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介護狂詩曲2~病院の実態が見えない

2024-03-08 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜に含まれないテーマです。今回は前回(R6.3.1)の続きで、介護についての話を書きます。
 諸事情から、自宅生活してる母の病院に付き添う必要が出てきた…と、前回ブログで書きました。私も腹を括り、病院に付き添うため年休を取って職場を早退。取り敢えず、そうやって1つ目の病院は切り抜けました。
 しかし、ここで問題発生! どうやら母は複数の病院に通院しているらしいのですが、その実態が見えてこないのです。
 一体、何軒の病院に通院しているのか。
 それらは何科なのか。
 通院する理由は何か。
 何月何日に予約しているのか。
 これらの事が、まぁ、ほとんど何も分かりません。母に聞いても二転三転する上、最後は「何だか分からない」で済まされてしまいます。
 父に話を聞いたり、予約票を探したり、お薬手帳を見たり…色々やって、少しずつ見えてきました。見えてくると、その都度、私と私の兄弟とで分担できるかどうか検討し、どちらが対応するかを決める様にしました。
 ただ、なかなか実態が見えないため、イレギュラーな対応をせねばならない事もしばしば。直前になって病院があると分かり、急遽、私が年休を取って対応した事もあります。
 それでも、介護を始めて2ヶ月もすると、病院の実態が見えてくる様になりました。このブログを書いている3月現在、病院については実態をつかんだと言って良さそうです。今後は、兄弟で話し合って、分担しながら対応していく事になります。
 母の通院に関わる話ですが、もう少し書きたい事があるので、次回(R6.3.15)も書こうと思います。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。また来週の月曜(R6.3.11)に会いましょう。
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戦友『くまクマ熊ベアー』③~出逢い

2024-03-07 04:30:00 | ライトノベル
 木曜は、ラノベ愛語りです。今回も前々回(R6.2.22)前回(R6.2.29)に続き、私にとって特別な存在である『くまクマ熊ベアー』との出逢い話をします。
 担外(タンガイ)になり、どぶドロ下衆校長からパワハラを受けた私。好きだった読書をする気にもなれませんでしたが、本屋へは時々行っていました。そんなある日…ついに出逢いました。
 その日は何となく、よく行く本屋の店内をぶらぶらと歩いていました。そして、奥まで進んでライトノベルのコーナーまで来たのです。それまで頻繁に行っていた新書や文庫は、もっと入口に近い場所にあり、このライトノベルコーナーに来たのは初めてでした。
 「ふ~ん…こう言う本があるんだ」と思いながら歩いていると、突然、怪しげな表紙の本を見つけました。白っぽい地の色に、何やら黒っぽい人物らしきイラストが描かれています。よく見ると、黒い熊の着ぐるみを着た女の子のイラストでした。
 「何じゃ、これ?」…そう思って表紙をよく見ると、題名が目に入ってきました。
 『くまクマ熊ベアー』
 …!
 しばし脳内回路でこねくり回した後、記憶と繋がりました。ジェイコムの雑誌で見かけ、「どんな内容なんだろう?」と思っていた、アノ作品ではないですか。
 思わず手に取り、内容を確認しました。…どうやら、女の子が異世界に転生し、熊の着ぐるみを着て活躍する物語らしいです。う~ん…内容の想像が全くつかない。
 気付いたら、第1巻を手に取ってレジに並んでいました。そのまま、お金を支払って自宅へ。
 いよいよ、私と『くまクマ熊ベアー』の大冒険(?)が始まります…が、それはまた次回に。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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元クラブ員からのコメント

2024-03-06 04:30:00 | 野外活動
 水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です…が、今回は思い出話ではなく、最近の嬉しかった出来事を書きます。
 令和5年2月28日に書いたブログ「雑草が消えた」に、このブログ初のコメントが付きました。2月29日の事です。そして、そのコメントを書いてくれたのは、八軒自然科学クラブの元クラブ員でした。
 ハンドルネームしか分からないので、どの子かは分かりません。それでも、こうやって連絡してもらえた事は、とても嬉しい出来事です。
 30年くらい前に参加していたそうで、コメントでは、上里でのサマーキャンプの事を書いてくれました。
 すっかり私は忘れているのですが、当時、上里でベースキャンプに使っていた体育館には「蜘蛛の糸」の彫刻(おそらく、児童が作ったレリーフではないかと思います)があったらしいのです。そして、「それが1番怖かった」と書かれていました。
 いや~、私は全く覚えていません。 (^o^;)
 指導員としては、子供たちを安全に活動させ、野外活動を楽しんでもらう事に全力投球でした。とても、会場にある掲示物や彫刻などにまで意識を向ける余裕は無かった…のでしょう、たぶん。
 こうやって連絡してもらえた事で、細部を忘れていると言う事に、自分でも気付く事が出来ました。本当に、ありがたい話です。
 今後も、もし八軒自然科学クラブの元クラブ員の方がブログを見てくださったなら、ぜひコメントを付けていただけると助かります。私の記事に間違いがある等の御指摘でも大歓迎ですので、どうぞ宜しく御願い致します。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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校長先生から紙版画への意見

2024-03-05 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、前回(R6.3.4)に続いて紙版画について書きます。
 子供たちが頑張って作った作品ですから、少しでも長く飾っておきたいと私は思います。それで、空き時間が少しでもあると掲示を行い、掲示を行い、掲示を行い…何とか、全作品を2日間で掲示し終える事が出来ました(因みに、放課後に会議が連発していて、放課後にまとめて作業時間を取る事が出来なかったための措置です)。
 掲示し終えた後のある日、校長先生が廊下を歩いていました。その姿を見て、私にはピーンと来るものがありました。
 「そうだ! 校長先生から指導していただこう!!」
 令和5年度の勤務校の校長先生は、図工の指導主事をされていた事もあり、図工教育では名の知られた方です。こうやって教えていただけるチャンスがあるなら、ぜひ教えていただいて技術力向上につなげたいです。
 そして正直に、「紙版画が苦手なので、子供たちの作品を見て、気付いた事があれば教えていただけませんか?」と御願いしました。校長先生は気さくな方なので、「いいよ~」と言って、以下の5点を教えてくださいました。
 
1.ポージングが個々に違っていて良い。
2.関節の動きが再現されているのも良い。
3.薄い作品のあるのは、1回目でインクが吸われたから。
  2回目からは良くなるだろう。
4.この作品では、指を個別に作らせている。
  手の形で作って指を折らせると、指が取れる事故がなくなる。
5.白い画用紙だけでなく、色画用紙も使って版下を作ると良い。
  各パーツが目立つので、子供たちも作りやすい。

 1と2は、自分でもねらっていた事だったので、この様に言っていただけて嬉しかったです。
 3は、御指摘の通りです。インクを多めにつける様にしたのですが、それでも足りない時があった訳で、大きな反省点です。因みに2回目は刷らせたかったのですが、時間が足りなくなった事と、版下が壊れて再起不能になった事が原因で、刷らせられませんでした。ここも反省点です。
 4は、言われてみれば…の方法でした。実際、他の学級では、この方法で上手に刷っている作品があり、今後試してみたいと思います。
 5は初耳だったので、とても勉強になりました…が、色画用紙は値段が高いので、無駄遣いにならないか心配になります。恐る恐る校長先生に聞いてみると、「…まぁ、大丈夫じゃないかな」と苦笑しながら答えてくださいました。う~ん…事務官さんに叱られる覚悟が必要そうです。
 でも、思い切って質問して良かったです。とても勉強になりました。
  …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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苦手な紙版画で

2024-03-04 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は紙版画について書きます。
 私は紙版画が苦手です。
 まず、版下を作る際に接着が甘いと、ローラーでインクを付けた時に壊れてしまうのが困ります。「しっかり糊をつけるんだよ」と指導したくらいでは、接着の甘い子が皆無になる事はありません。
 次に、画用紙を版下に使うため、最初に付けたインクの大半が版下に吸われてしまい、1枚目が薄くなりがちなのも困ります。「2枚目を刷りゃイイじゃん」と思われるでしょうが、先程も書いた通り、既に版下が壊れている事も少なくありません。リカバリーが大変なのです。
 でも、苦手でも何でも授業しなくてはなりません。
 令和5年度の指導では、以下の4点に注力しました。

   1.剣玉に絞る。
   2.ハサミを使う。
   3.関節を可動式にする。
   4.目玉は剣玉を見させる。

 まず1です。学年で打ち合わせた結果、今回の紙版画では、動きのある上半身を作って刷る事となりました。これだけだと様々な動きが考えられ、指導する難易度が恐ろしく上がってしまいます。そこで色々考え、今回は剣玉をしている様子を全員に作らせる事としました。幸い、勤務校には30人分ほどの剣玉があったので、全員で剣玉遊びを行ってから、今回の図工に取り組む事が出来ました。
 次に2です。最近の紙版画では、手で千切った画用紙を使って、版下を作る方法が人気となっています。仕上がりが柔らかい感じになる事が、大きな要因ではないかと思います…が、この方法は大変です。前述した通り、紙版画の版下作りには「接着」と言う大きな壁があります。そこに、不器用な子が多い現代では更に大きな壁となる、「千切る」と言う活動が入るのです。版下作りに必要な時間が増えすぎるので、ここはハサミで行う事としました。
 それから3ですが、腕を上下2つのパーツにし、関節の角度を自由に決められる様にする事で2つのメリットがある…と、私は考えました。
 1つ目は、各自の個性(違い)を出しやすくなる事です。肘の角度が個々人で変化する上、左右の腕なので2本あります。完全に同じポーズになる可能性は、まぁ、ほぼ皆無と言って良いでしょう。
 2つ目は、版下が大きくなりやすい事です。最近の子供たちは、作品を小さく作ってしまう事が多いのです…が、上下2つの腕をつなげて片腕に仕上げるなら、かなり小さくなりにくいです。肘の角度とポーズの様子によっては、版画紙をはみ出す可能性すらあります。大胆で面白い作品になるでしょう。
 そして4です。目を作る時、黒目を入れなくても作品としては成立します…が、それだと剣玉に集中している感じがしません。接着が甘くて取れやすいので、正直させたくはないのですが、黒目を入れて剣玉の方を見させる事で、ぐっと迫力のある作品に仕上がります。
 こうやって頑張って指導した結果、それなりに迫力があり、割と生き生きと活動している雰囲気の作品に仕上がりました。まぁ、予想通り、インクを付けている時に壊れてしまった版下が多々ありましたが…。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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