エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

令和6年の御礼

2024-12-31 04:30:00 | 自分
 月・火曜は学校教育話ですが、今日は大晦日です。さすがに、今日は学校教育話ではなく、この1年間の御礼を述べさせていただきます。
 令和6年も、私のブログを訪問してくださり、どうも、ありがとうございました。
 ブログを再開した当初は、訪問してくださる方が1ケタで、とても寂しい限りでした。それが、頑張って続けていたからか、令和6年は平均して20~30人の訪問がある様になったのです。いや、本当に嬉しいです。「継続は力なり」と言う言葉を実感しました。
 更に、令和6年になってから、「いいね」「応援」「続き希望」をいただける事が多くなりました。これを励みに記事を書く活動を続けられた面があるので、「いいね」などをポチッとしてくださった方々には心から感謝申し上げます。
 ただ、「役立った」は少なめなので、読んでくださった方々に役立つ様な内容を、もっともっと意識しなければ…と思っています。
 更に、更に、令和6年は八軒自然科学クラブの旧会員からコメントをいただく事も出来ました。こちらは、懐かしい気持ちで読ませていただきました。この様な出会いは、ブログを続けていなければ無かった訳で、この点でも「継続は力なり」を再確認です。
 この様に色々な事のあった令和6年が、もう少ししたら終わろうとしています。改めて、皆様、どうもありがとうございました。そして、どうぞ、良いお年を。

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エコじゃない「ぺったんコロコロ」実践

2024-12-30 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話です。今回は、1年生の図工について。
 1年生の教材に、「ぺったんコロコロ」と言うのがあります。絵の具をトレイに出して、ローラーやスタンプに絵の具を付け、それで画用紙にスタンピングする…と言う活動を行います。
 この教材で使うために、札幌市の大半の学校ではローラーやスタンプが準備されています。ローラーは小型軽量なスポンジ製で、スタンプも絵の具を付ける部分はスポンジになっている事が多いです(…って言うか、それ以外のスタンプを見た事がありません)。ゴム製のスタンプだと、キャラクターなどをスタンプ出来る事が多いですが、スポンジ製なので四角や三角や丸などの単純な形のスタンプです。
 まぁ、ほぼ全ての1年生で、ローラーやスタンプだけでは我慢できず、指先や手全体に絵の具を付けてスタンピングする子が出ます。令和6年度も、そうでした。だから、スタンプの形は単純で良いのでしょう。
 ところで、この「ぺったんコロコロ」で大きな問題…って言うか、面倒な事があります。それは、使った後のトレイの片付けです。
 令和5年度まで勤務していた学校では、プラスチック製の頑丈なトレイを使っていました。洗えば何度も使える物で、とってもエコ…なんですが、「ぺったんコロコロ」は晩秋から初冬に行う教材です。水道から出る水は冷たく、それでトレイを洗うのは、正直、大人でも辛い作業です。それを子供にさせるのですから、まぁ、大騒ぎです。
 私は、片付けだけで20分かかると見ていたのですが、かなりギリギリでした。子供がトレイを持ってくる度に、「ここの汚れが落ちてない! やり直し!」と言い、「手が冷たいよぅ」と半べそ顔の子には鬼の形相で、「我慢しなさい! それを洗い終わらないと、教室に戻れませんよ!」と言う訳です。子供も辛いですが、コチラにとっても精神的にキツイ作業です。
 令和6年度、それを何とか改善したいと考えていたら、学年の相方からステキな提案がありました。紙皿をトレイとして使い、終わったら捨ててしまおう…と言う提案です。もちろん、学校予算で購入して…は、いません。自腹で購入する必要があります。
 しかし、100円ショップに行けば、余程の大きい皿でない限り、10枚とか20枚とか入ったセットが100円で買えるはずです。令和6年度の学級は8グループ体制で、各グループ毎に4色(青・赤・黄・緑)使いますから、4×8=32枚あれば間に合います。10枚入りだとしても、1学級400円も出せば購入できる訳で…学年の相方と、即、「よし、買ってこよう!」と決めました。
 実際に使ってみたら、もう最高でした!
 紙皿だから破れやすいかな…と思っていたのですが、そんな事はありません。活動時間自体が30~40分くらいなので、皿が水を吸って弱くなる前に終わります。そして、活動時間が終われば、大きなゴミ袋に捨ててもらえば終了です。あの、心が磨り減る様なトレイ洗いをしなくてイイ…これで400円なら、もう何も文句はありません。
 1つだけ問題があるとしたら、ゴミが大量に出るのでエコじゃないって事でしょうか。精神的な安寧と言う個人のエゴで、エコでない行動をするのは少々気が引けますが…今後も「ぺったんコロコロ」を実践する時は、毎回、400円出して紙皿を購入しよう…と、心に決めた私でした。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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札幌木鶏クラブ令和6年度12月例会

2024-12-27 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜のテーマに入らない内容です。今回は、月に一度の札幌木鶏クラブの話です。
 『致知』12月号のテーマは「生き方のヒント」。駅前のネストホテル札幌を会場に19時丁度から始まりました。
 毎年12月は、各会員が「今年の一字」を紹介します。今回は、以下の様な結果でした。
  N代表 懐(久しぶりのクラス会)
  B先生 膝(ケガしたそうで、これは大変!)
  O先生 祈(強く念じた)
  T先生 惑(戸惑いの多い一年間だった)
  K先生 鈍(政治の状況から)
  Y先生 会(会いたい時に会いに行く)
  M先生 新(新分野のお客様&新しい趣味)
  O先生 瞬(あっという間の一年)
  M先生 気(目標達成のため気力を高め全力で取り組む)
  K先生 心
  自分  然(自然体で)
  M先生 気(気付けてない事に気付けた)
  M先生 続(諦めないで続けてきた)
  Y先生 飛(7回飛行機に乗った)
  S先生 変(考え方が変化した)
  S先生 感(感謝、感動、感激)
  K先生 喜(喜びを見出し、喜びで満たせるか挑戦の一年)
  A先生 挑(挑戦させていただいた一年)
  I先生 輝(初孫が生まれた)
  N先生 充(仕事が充実)
  Y先生 省
 こうやって並べると、まぁ、当たり前なのですが、「良かった事を取り上げた一字」と「悪かった事を取り上げた一字」と「事実を述べた一字」があると感じます。懐・祈・新・気・続・変・感・喜・挑・充は良かった系でしょうし、膝・惑・鈍・省は悪かった系と言える様に思います。会・瞬・心・然は事実系に入る様に思う…って言うか、良くも悪くもないから事実かなと思いました。良かった系が悪かった系の2倍以上あるのは、さすが「美点凝視」の木鶏クラブです。
 では本編。今回はN代表の言葉が最高でした。田口佳史先生の「四書五経の名言に学ぶ 第29回 徳不孤、必有隣」の記事についての言葉です。曰く、「徳とは何か? ずっと記事を読んだが、結局、利他と感謝じゃないかと思う。その事だけ、しっかり覚えておくとイイと思う」と。
 成る程…確かに、自分の事ばかり考えて行動するのではなく、他人の事も考えて行動できる人に対して、私は「素晴らしい人だな」と感じます。また、何かしてもらった時に直ぐ、「ありがとう」と言える人には、「ステキな人だな」と感じます。この時、相手に対して感じた「素晴らしい」とか「ステキ」とかが、「徳」に繋がる…と考えると良いのでしょう。シンプルに考える事で見えてくる…って訳です。
 他にも素晴らしい言葉が多々あったのですが、N代表のシンプルな言葉に絞って、今回は終わろうと思います。
 なお、1月例会は、通常通り第3木曜にネストホテル札幌で行われますが、この日は年に一度の「熱燗例会」です。お酒を飲みながら、楽しく語り合う会となります。その分、会費が通常より高め(確か4000円だったと思います)になります。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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大嘘を納得できるかどうかが鍵となる『無自覚な天才少女は気付かない①②』後編

2024-12-26 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はラノベ愛語り。今回は前回(R6.12.19)に続いて、私の好きな作家さんである、まきぶろ先生の『無自覚な天才少女は気付かない』を紹介します。
 この作品の1巻目を面白く読めるかどうかは、この物語の根幹に関わる「大嘘」を受け入れる事が出来るかどうかで決まる…と、前回の記事で書きました。
 では、『無自覚な天才少女は気付かない』の「大嘘」は何か。
 それは、「15歳になるまでリリアーヌ(リアナ)は、家族の誰からも1回も褒められた事が無く、自己肯定感が極端に低い状態となってしまった」と言う事です。しかも、それは「家族は全員がリリアーヌを溺愛しており、他の家族がリリアーヌを甘やかしているだろうから、自分だけは厳しく接しなければと思って1回も褒めた事が無かった」と言う事が原因なのです。
 これに、「いくら何でも、その設定には無理があんじゃね? だって、15年間で、1回も褒められた事が無いんでしょ。しかも、家族は彼女を溺愛してるのに。絶対、誰かが1回くらい褒めるって」と疑問を感じるなら、この作品は楽しめません。何せ、物語の根幹に関わる部分ですから。
 私の場合、「う~ん、少々無理がある様な気もするけど…ま、そう言う事もあるかもね。世の中には、偶然が重なって大惨事が発生する事もあるから」と思って受け入れたので、この作品を楽しむ事が出来ました。私的には、『桃太郎』で犬や猿や雉が喋るのと同じ感覚で受け止めたって感じでしょうか。
 この「大嘘」を受け入れられれば、後は相当に楽しく読み進められます。自己肯定感が低すぎるので、「この程度は、世の中の人は皆、出来て当然だろうな」と思ったリアナが色々とやらかしてしまう…その展開を楽しむ事が出来るからです。
 何せ、彼女は実家から出奔しています。見つからない様にしなくてはならないのに、無自覚に目立ってしまうのです。悪目立ちしているリアナの逃避行は、結構、はらはらドキドキの展開です。
 2巻目では、リアナに新しい出会いが幾つかあり、それらの人物との関わりの中で、彼女が少しずつ成長(どちらかと言うと、「再生」の方が正しいかも…)していく様子が見られます。もちろん、無自覚にやらかしてしまい、悪目立ちしてしまう展開も健在で、読み手を様々に楽しませてくれます。
 この後、3~5巻では、どの様な展開があるのか…かなり期待度の高い作品と言えるでしょう。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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年寄りは薬が好き?

2024-12-25 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は、父母と薬の話です。
 令和5年、私たち夫婦の片方の父が亡くなりました。これについては過去の記事で書いたのですが、書いてなかった事で、とっても大変だった事があります。
 それは、物凄い量の薬が出てきた…と言う事です。
 市販薬ではありません。処方薬です。それが、まぁ、引き出しを開ければ入っている、別な引き出しを開ければ入っている…って感じで、あちこちから見つかるのです。「この家は忍者屋敷で、侵入者への罠として、あちこちに薬が仕掛けられているのではないか」…と思うくらい、本当に、もうあちこちから見つかります。
 しかも、それが同じ、または似た様な薬なのです。薬が出された日時を調べると、同じor似た様な薬が、同じ様な時期に出されていました。
 おそらく父は、1軒目の病院で出された薬を使っても効き目を感じなかったのでしょう。だから、2軒目に行って薬を出してもらっただと思います。そして、それでも効き目を感じなかった時は、3軒目に行って出してもらった…まぁ、「セカンドオピニオンは大切」などと言われていますから、これ自体は駄目とは言えないでしょう。
 ただ、問題は、こうやって出された薬に使われた形跡が少ない…って事です。だから、あちこちから同じor似た様な薬が出てくるのです。
 結局、家中の薬は40Lのゴミ袋にいれて捨てました。1袋が満杯になり、もう1袋の半分くらいまで薬…だったのです。本当に税金の無駄遣いで、親のした事だけに、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
 話は変わって母の話です。
 令和6年末に病院へ付き添った時、内科の先生に母は薬を出してほしいと頼みました。頭痛などに効く薬の様で、夜、寝る前に飲むと調子が良くなるから…と言うのです。とは言え、母の話は論理性も時系列もメチャメチャなので、内科の先生も私も詳細を理解できなくて困ってしまいました。
 ただ、特に症状が悪化した訳でもないのに、「調子が良くなるから」だけで薬を増やすのは危険です。内科の先生も同じ様に考えたらしく、「今回は見合わせましょう。どうしても必要なら、次回の診察の時に再度申し出てください」と話があり、この件は終わりました。
 この2つの例から分かるのは、「お年寄りは、薬をもらう事へのハードルが低いんだなぁ」…と言う事です。優遇されていて負担が少ないからと言う事もあるでしょうし、心配な事があると薬に頼りたくなると言う事もあるでしょう。これでは、医療費負担が増えるのも当然です。
 取り敢えず、自分が関われる範囲では、むやみに薬を増やす事のない様に気を付けよう…そう考えています。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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掃除ナッジの2学期振り返りっぽいヤツ・後編

2024-12-24 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話。今回は前回(R6.12.23)の続きで、以前の記事に書いた掃除ナッジの2学期振り返りっぽい内容です。
 因みに、掃除ナッジについては令和6年9月2日と3日の記事にしてあります。詳しく知りたい方は、そちらを御覧ください。
 令和6年11月某日、掃除の時に集中してなかった子供たち。トラブルなどが連発し、終了予定時刻を10分もオーバーして掃除は終了しました。
 そのままにしておけないので、必ず振り返りの際、極力、感情を抑えた穏やかな声で言ったのです。
 「振り返る前に、ちょっと時計を見て御覧」
…ここまでが前回です。ここから続きです…子供たちは時計を見ました。
 「今、長い針はどこにありますか」
 「5と6の間くらい」
 「そうだね。いつもは3だから、いつもより10分くらい多くかかったんだね」
 子供たちは「それで?」みたいな顔をしています。
 「どうして、こんなに時間がかかったんだと思う?」
 ここで何人かの子が、ハッとした表情になりました。
 「みんなが、もの凄く頑張って、この時間なら仕方ないと思うよ。…どうなの?」
 「ヤバい」って表情の子が、少しずつ増えてきました。「ちょっとサボっちゃった」と、小声で言うのも聞こえます。
 「叱るつもりはないけど、今日の振り返りは自分に厳しく考えようよ」
 そう言ってから、この日の振り返りを始めました。
 流石に、この日は自分に厳しく振り返った子が多く、Cが5人、Bが6人、Aが11人、Sが10人でした。平均的な人数から考えると、Sの人数は半分くらいです。
 「いつもよりSの人数が減ったね。自分に厳しく振り返ったのは素晴らしいと思うよ。
  大事なのは、その振り返りを明日の掃除に活かせるかどうかだからね」
 出来るだけ穏やかな言い方で語りかけ、この日の振り返りを終えました。
 それで、この翌日から子供たちが反省し、とても頑張る様になった…ら、ハッピーエンドですが、世の中、そんなに甘くはありません。集中出来てない日もあれば、結構頑張る日もあって、波のある感じが続きました。
 ただ、1つ良くなった事があります。それは振り返りの時、真面目に考える子が増えた事です。
 以前は、ふざけたり、遊んだり、サボったりしていた子も、Sに手を挙げる事が少なくなかったですが、これ以後はBやCに手を挙げる様になりました。私としては、「そう思うなら、ふざけたり、遊んだり、サボったりしないで、真面目に掃除しろよ」と思います…が、分かっていてもやってしまうのが人間です。少なくとも、誤魔化す事が減ったのですから、その点は評価すべきでしょう。
 そして、この日から1ヶ月ほど過ぎた、この記事を書いている令和6年12月某日。この時と比べると、全体的に、真面目に掃除へ取り組んでいる子が増えた…と言う印象を受けています。ふざけたり、遊んだり、サボったりする子が皆無になった訳ではありませんが、掃除をしている子の熱心さが増した感じです。
 劇的な変化は無かったですが、少しずつ意欲が高まってきた…って感じでしょうか。この調子で、2学期を乗り切りたいと思います。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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掃除ナッジの2学期振り返りっぽいヤツ・前編

2024-12-23 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話。今回は、以前の記事に書いた掃除ナッジの2学期振り返りっぽい内容です。
 因みに、掃除ナッジについては令和6年9月2日と3日の記事にしてあります。詳しく知りたい方は、そちらを御覧ください。
 令和6年11月某日、学習発表会の時期だからか、それとも「いじめアンケート」対応で調子が狂ったのか…いずれにせよ、掃除の時に子供たちは集中していませんでした。
 掃除の前半、仕事の関係で廊下に待機している子供たちがいます。この子供たちの誰かが、どうやら廊下で水筒の水をこぼした様なのです。中身がお茶だったので、それを見て「オシッコだ」と騒ぐ子が何人かいました。
 もちろん、教室で掃除をしている私にも聞こえました。「も~、何やってんだよ~」と思いましたが、掃除が遅れ気味なので、注意したり確認&指導したりする余裕はありません。困っていたら、廊下を通りかかった誰かが指導してくれて、何とか騒がしい状態からは脱しました。
 とは言え、それで掃除に集中する様になった訳ではありません。廊下で待機していた子供たちに机運びを頼みましたが、なかなか机を運んでくれません。もちろん、熱心に運んでいる子もいるのですが、半数以上は気怠い雰囲気です。
 そもそも、生活の授業で木の実や落ち葉を集めていた影響で、教室のあちこちがゴミだらけです。そのため、真面目な子たちがホウキでゴミを集めても集めても、なかなかゴミが無くなってくれません。
 止めになったのが、ゴミ捨ての遅かった事です。私の学級からゴミ捨て場までは、校舎の端から端までくらい離れているので、元々行き帰りに時間がかかります。それを、ゆっくりゆっくり遊びながら帰ってくるので、かなりの時間がかかってしまったのでした。
 結局、掃除が終わった時、終了予定時刻を10分もオーバー。これは、このままにしておく訳にはいきません。
 掃除ナッジでは、毎回、必ず振り返りを行います。通常は、出来たかどうかを4段階で自己評価させるもので、1~2分で終わります。
 その振り返りの時、子供たちに言いました。極力、感情を抑えた穏やかな声で…です。
 「振り返る前に、ちょっと時計を見て御覧」
 う~ん、長くなってしまいました。続きは次回とさせていただきます。

 ところで、令和6年12月20日の記事に「いいね」などをいただきました。週の初めから、とっても励まされています。どうも、ありがとうございました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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「聖地巡礼」の旅~旭川編③

2024-12-20 04:30:00 | 自分
 金曜は月~木曜のテーマに含まれない記事です。今回は前々回(R6.12.6)、前回(R6.12.13)に続き、私たち夫婦が「聖地巡礼」をした話の最終回です。
 旭川の「聖地」北鎮記念館。そこでの巡礼の記録ですが、今回は『ゴールデンカムイ』のネタバレが少し入っています。ネタバレが嫌だという方は、この後を読まない様にしてください。




   ※念のための空白。




 館内ツアー以外にも、テンション爆上がりになる事があります。それは、コスプレコーナーと土産物コーナーです。
 コスプレコーナーは、どう考えても『ゴールデンカムイ』を意識したコーナーです。何せ、置いてあるのが、明治期の第七師団の軍服や軍帽などですから。コレを着て、鶴見篤四郎中尉や鯉登音之進少尉に成り切る訳です。
 あ、鯉登少尉で思い出しました。実は、鼻血が出そうな程、興奮した出来事があったのです。
 それは、歴代第七師団長の肖像画または肖像写真コーナー。その中に、何と、鯉登師団長の写真があったのです!
 確かに、『ゴールデンカムイ』の最終回で、鯉登少尉は「最後の第七師団長になって…」と言う記述がありました…が、それは話を盛り上げるための作り話だと思っていたのです。それが、ちゃんと鯉登師団長は実在した…すっご~い!
 館内ツアーの最中だったので、鯉登師団長の名前が「音之進」かどうかは確認できませんでした。それでも、『ゴールデンカムイ』の物語の一部は史実に基づいていたと分かって、とっても嬉しかったです。
 脱線しました。話を戻します。
 コスプレコーナーですが、自衛隊が管轄している(らしい)ので、他とは一線を画する凄い物があります。それは、本物の三八式歩兵銃です。もちろん、銃弾は入ってませんし、銃口を人に向けたり、引き金に指をかけたりする事は厳禁です。それでも、本物を持って写真を撮る事が出来るのは、テンションがメッチャ上がります。
 私も、見た目はともかく、気分は尾形百之助に成り切って写真撮影しました。
 もう一つのテンション爆上がりエリア、土産物コーナー。
 こちらでオススメなのが、熊ちゃんぬいぐるみです。あ、正確に言いましょう。熊ちゃんぬいぐるみで着せ替えできる、第七師団軍服セット(軍服上下+軍帽)です。
 この軍服、土産物コーナー店員の「お姉さん」がAIミシンで手作りしているそうです。そのため、一着およそ1900円と少々お高めですが、その種類が凄いんです。各階級毎に用意されていて、中尉の軍服は礼装用と通常用と二種類ありました。
 もちろん、これは『ゴールデンカムイ』ファンが着せて、「鶴見中尉殿、本日の礼服がお似合いですね」とか、「鶴見中尉殿、網走監獄の連中を滅殺いたしましょう」とか、そう言う目的で購入するのでしょう。実際、私も総額9000円近くかけて、通常服の鶴見中尉殿を飾っています。
 今回の旭川「聖地巡礼」は、急に予定を決めたので、色々と味わい尽くせない部分が色々ありました。これは是非、再訪して味わい尽くしてきたいと思っています。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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大嘘を納得できるかどうかが鍵となる『無自覚な天才少女は気付かない①②』前編

2024-12-19 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はラノベ愛語り。今回は、私の好きな作家さんの作品紹介です。
 今回紹介するのは、まきぶろ先生の『無自覚な天才少女は気付かない』です。まきぶろ先生と言えば、私の大好きな『悪役令嬢の中の人』の作者で、『悪役令嬢の中の人』は1・2巻とも以前の記事で紹介しています。
 今回の『無自覚な天才少女は気付かない』は全5巻らしいのですが、今のところ1・2巻を読み終えています。そこで、今回の記事は1・2巻までの内容を紹介します。
 名門公爵家の末娘リリアーヌは、剣術、魔術、音楽、美術、錬金術、語学…等々、多方面について才能をもち、しかも、その全てにおいて想像できない程の努力を続けて才能を磨いています。その結果、マルチな天才として王国内で知られています…が、彼女の自己肯定感は尋常ではなく低いものでした。何故なら、彼女の家族は各分野の天才(例えば、母は音楽、父は魔術、長兄は剣術…など)で、どんなに彼女が素晴らしい結果を出しても、全く褒めようとしなかったからです。
 そして、ある事件をきっかけにリリアーヌは家を出奔し、リアナと言う偽名で冒険者活動を始めます。偶然彼女と知り合った冒険者のフレドは、そんな彼女を支えて独り立ちさせようと協力します…が、自分がマルチな天才だと思ってないリアナは色々とやらかしてしまい、目立ちたくないのに目立ってしまう事に…と言うのが1巻目。
 この1巻目、面白く読めるかどうかは、この物語の根幹に関わる「大嘘」を受け入れる事が出来るかどうか…で決まります。
 ここで言う「大嘘」と言うのは、物語を成立させるための設定などを指します。
 例えば、皆さん御存知『桃太郎』と言う昔話。犬や猿や雉が出てきて、「桃太郎さん、お腰につけた黍団子、一つください、お供します」などと言いますが、これは「大嘘」ですよね。犬や猿や雉は人間の言葉を喋りませんから。
 しかし、普通は読み手が、「昔話は何でもアリだから、犬や猿や雉が喋る事もあるだろう」などと考えて、この「大嘘」を受け入れる訳です。だから、何の違和感も問題も感じずに、『桃太郎』と言う物語を楽しめます。
 う~ん、長くなりました。続きは次回に。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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北海道ならでは…雪かき問題・後編

2024-12-18 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は前回(R6.12.11)の続きで、3年くらい前まで困っていた「雪かき」をめぐる問題についてです。
 我が家では3年くらい前まで、実家の父が雪かきを一手に引き受けてくれていました。私は何回も、「大変だったら手伝おうか?」と言い、実際に手伝った事もありましたが、その時に「あ、父は迷惑がっている」と気付いた…と言うのが、前回までの内容でした。
 父は、恐ろしく雪かきにこだわります。雪かきして集めた雪を運ぶ際、地面に対してキレイな直角になる様に雪をカットし、その雪の塊を運んでいきます。そうやって父が雪かきした後は、どこもかしこも直角にカットされた、実に美しい跡地となります。
 これ、私には無理です。
 そう言ってる私も、書類の置き方や教室の机の並べ方にはこだわりがあります。私の教室を何かに使い、机を元通りに復旧する際、多くの場合、他の教職員が「手伝うよ」と言って手伝ってくれます。私は、「ありがとうございます」とニコニコして御礼を言いますが、「あ~あ、後で並べ直さなくっちゃ」と心の中で溜息をついています。
 机の並べ方にこだわりのある私からすると、他の方に並べられた際、少しでも私の並べ方と違っていると気になってしまうのです。結局、並べ直しして二度手間になるので、最近は、何か口実を作って手伝いを断る様にしています。
 誤解の無い様に書きますが、「ありがとうございます」と御礼を言ってる気持ちは本物です。感謝しているんです。悪いのは、適当に並べられている事を許せない自分の方なんです。
 話を戻します。
 父と私は血が繋がっていますから、父の雪かきに対するこだわりは、よ~く私にも分かります。父は、「雪かきを手伝ってもらって、本当にありがたいな」と思っているのです…が、その一方で、「あ~、後で修正しなくちゃ。面倒だなぁ」とも思っているはずなのです。
 そんな訳で、父が雪かき出来る間は、私は一切手伝わない様にしよう…ある時から、そう、私は決めました。だって、父にとって雪かきは「ある種の娯楽」なのです。せっかくやるなら、自分が満足する様にやってもらいたいじゃないですか。
 ただし、これは私個人にとって大きなリスクです。ご近所さんから、「あそこの息子さんは、いい歳をして、雪かきを年老いた父親にさせている。鬼息子だ」と噂されてしまいますから。ご近所どころか、妻からも冷たい目で見られましたし…。
 だから、3年前くらいから父の体調が悪化し、雪かきする事が不可能になった時は、正直、「あ~、面倒だし大変だなぁ」って気持ちと、「あ~、良かった。これで鬼息子っって言われずに済む」って気持ちと、両方の気持ちを同時に感じました。
 人間って、複雑なもんですね。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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