しおちゃんの小学生への教育指導

子どもの自立に向け体験を通し楽しみながらいろいろな知識や技能を身につけていく。机上で覚えさせるだけは学力にはなりません。

先日の「お楽しみ会&ミニパーティ」の私の実践

2019-05-01 16:34:00 | 小学校の教室で
静岡教育サークル「シリウス」で今年3月に手がけた『手軽にできて盛り上がる! お楽しみ会&ミニパーティ アイデア事典』(明治図書)は今、小学校現場で好評です。



私も楽しい授業をめざしていますので、非常勤講師ながら時間を生み出しこの実践しています。

1つめは、2月に行った4年生の理科授業での実践です。
教科書の学習も終わり、1週間分4時間の時間を使っての実践です。
1時間は調べて楽しそうな実験をノートに書き出します。
「みんなで楽しい実験をしましょう。パソコンで調べたり考えたりしましょう。」

いろいろな考えが出されましたが、話し合いの結果決まったのは「白玉団子作り」でした。
ネットにはいろいろな作り方が出ていますので、学習班で作り方や材料、分担等を話し合います。

家庭科の実習ではありませんので、失敗しても構いません。
教師は事故がないように安全に配慮します。

人に頼っている班は水が多すぎ、団子を練ることができません(P2)。



失敗して困っていれば助け船を出します。
水を減らし、白玉粉を加えました。



沸騰したお湯に入れ浮き上がればできあがりです。



きなこや餡子を付けたりあとは各班での工夫です。
おろしたにんじんを混ぜてオレンジ色の白玉団子を作った班もありました。



交換して食べたり、お土産にしたり、担任の先生にあげたりして楽しみました。


「学習は楽しくなくちゃ」というのが持論です。

この3時間では

・PC等での調べ学習の力

・クラスや班での話し合う力

・作り方や準備物などノートにきちんと書く力

・作り方を見て失敗しないで作る力

・班で協力して活動する力

などが養われます。


ですから私はこの学習を重視しています。


こんな事例や実践の仕方や考え方が

『手軽にできて盛り上がる! お楽しみ会&ミニパーティ アイデア事典』(明治図書)
に出ています。


是非手に取ってお読みください。








学び方支援(算数)だより No.1-1

2016-06-26 14:00:00 | 小学校の教室で
こんなのを職員に発行しています。

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学び方支援(算数)だより No.1
2016/5/18

 お世話になっています。

毎日2時間、週10時間「学び方支援 非常勤講師」としてお世話になっています。

 赴任してから10日目の指導が終わりました。

現在、2年生2時間(2-2,2-4各1時間ずつティームティーチング)、

5年生3時間(取り出しで遅進児を8名)、

4年生5時間(ティームティーチング)で指導しています。


 運動会の練習をやっているにもかかわらず、素直な子が多く、落ち着いて学習しているなぁ、というのが私の印象です。

 教育・授業は児童との信頼関係が基盤ですが十分わからない中で指導がスタートしました。

また事前の打ち合わせ等全くなしのT・Tだったりします。

そのため私と担任の先生との指導にずれがありご迷惑をおかけしている面もあると思います。


児童の健康や生徒指導上に関する配慮事項、

学力等の実態を具体的に教えてくださるとより効果が上がると思います。


つづく




(実際には全くと言っていいほど意思の疎通はありません。

なにしろ、10時間勤務、10時間授業ですから・・・)

ほとんど打ち合わせなしで、授業に突入です。




今年も「学び方支援 非常勤講師」

2016-06-16 19:07:00 | 小学校の教室で
今年もやっと「学び方支援 非常勤講師」になれました。

4月中旬なってから教育委員会からオファーがあり1日2時間勤務の非常勤講師になりました。




3月中旬には教務の後補充で1日2時間のオファーがあったのですが、

算数を専門に教える「学び方支援 非常勤講師」になりたくて

それを断り、このオファーを待っていました。




と、言いますのも専門である算数でお役に立ちたいと思っているからです。



静岡の小学生の算数の学力が全般的に下がってきています。

私が40年教えてきての実感は遅進児が10%です。


遅進児になった理由は

A,LD・ADHDなど本人に問題がある場合

B,保護者等、家庭環境に問題がある場合

C,大事な押さえや練習が不十分であるなど指導の仕方に問題がある場合


この中でCは教師が努力してなくしたいものです。

A.Bも保護者と協力して少しでも引き上げたいものです。



ところが、去年この仕事に就いてから多くの学級を参観して、遅進児は20%はいる感じです。


で、先生方に力を付けてほしいと微力ながら活動しています。



学力不足だが・・・・

2015-07-22 20:53:00 | 小学校の教室で


簡単に言うと、
例題をみんなで考えた後、練習問題をやる。
それでできれば、わかったと言うことである。
「できた」かどうかを教師は個別にしっかり把握しなくてはならない。

しかし、1日経つと忘れる。
定着を計るように練習問題をする。


例題だけやって、練習問題は宿題では十分定着しない。
時間の使い方の下手な教師はそんな授業をしている。

そのため、どんどん落ちこぼれを作っていく。


今日は4年生の算数「わり算の筆算」テストだった。
私が担当したのは、算数が苦手で1人では解答できない児童4人。

そのままでは0点近いので教えながら解答させる。
足し算やひきざんが不正確。
かけ算九九ができない。

それではできるわけがない。


もっと早い学年で徹底的な指導をしてあげたい。

親はこの事実を知っているのだろうか?
対策は考えているのだろうか?
担任教師はどうしていこうと考えているのだろうか・・・?



算数ができない!

2015-07-19 20:57:00 | 小学校の教室で


私は今年、専門の算数だけ教えたくて静岡の学校で非常勤講師をしています。

39年間、小学生の子ども達と接してきて
こんなにできない子とも達がいたことに驚きを感じています。

簡単な計算ができない子が非常に多いのです。

また、簡単な計算ミスをする子も大変多いです。



どうしてなのか、今考えています。


今見つけたことは・・・・

・例題を解いてその下にある「たしかめよう」をやりきれず、宿題にしている。
 宿題をやってこない子、正確にやらない子はどんどんついて行けなくなっている。

・同じ時間に算数にして同一歩調でやっているので指導力のない先生は内容をはしょってついて行っている。(学級解体して習熟度で授業する形態を取る場合もあるため)

・難しい校内研修はしているが、基礎的な指導法を共通理解していない。
 
・子ども達全員に学習内容や計算方法等を定着させようとする意識が弱い。
またはその方法を知らない。または、時間の使い方がわからない。


困ったものです。

20年前、アメリカンスクールの先生方に日本の算数教育のすばらしさを個人的に公開したのですが、確実に学力は落ちています。