成績の評価の仕方は・・・? 2014-09-29 20:55:00 | 小学校の教室で 今日は成績を担任に渡す「成績交換」の日でした。 先週から各学年に評価基準を教えてほしいと頼んであったのだが、 今日1つの学年から話があった。 他の学年からは話がなかったので 聞いてから帰った。 (もちろん、今日には間に合わない) 成績を渡さなくてはならない日にようやく教えてもらうって・・・。 しかも、それは相対的な評価の仕方で、 Aが何人といったものであった。 人数が多くなっても、クラス間の違いが出ても絶対評価でやれる所はやるべきである。
非常勤講師でも良い先生になりたい 2014-09-25 18:21:00 | 小学校の教室で 私は現在、小学校で週18時間の勤務をしています。 3,6年生の理科を中心に17時間の授業を受け持っています。 子ども達にとって担任するクラスを持つ常勤講師でも、正規採用の教師でも 非常勤講師でも同じ「先生」です。 子ども達は先生を選ぶことはできません。 ですので、誰もが公平に、楽しく学力を伸ばす授業ができなくてはなりません。 非常勤講師でもです。 ただ、私のような非常勤講師(パートタイマー)は、 時間にしても情報にしても十分ではありません。 ノート見て指導したりテストの丸付け評価の時間も十分ありません。 また、生徒指導上の情報や学年会等で話し合われた授業等についての情報も 十分伝わってきません。 昨日は3年生の理科で「送風機」を使いたかったのですが いつも置いてある場所に見つかりません。 理科専科に聞いてもわからなかったです。 3年の教室を3回、廊下から見て歩きました。 ないので、授業中、体育館まで足を運び3年の先生に尋ねました。 そうしたら多目的教室に置いてある、と言うのです。 その教室の鍵を開けて子どもを移動させて授業をしました。 (実は、先週も探し、ないので教師実験でやりました。) 昨日のロスタイムは少しではありませんでした。 私たち非常勤講師の持ち時間は予算上、標準時間ぴったりで決められているので 時間をかけすぎると教科書が終わらなかった、ということになるかもしれません。 授業の予備時間がないのです。 正規採用だったときのような思った通りの授業はなかなかやることができないでいます。 そんな条件の下、子ども達にとってよりよい教師になろうとがんばっています。
昨夜、満月はやっと見えたが・・・ 2014-09-10 21:26:00 | 小学校の教室で 一昨日は中秋の名月、昨夜は満月だった。 静岡県内の私が住む地方は一昨日は小雨。 昨日は夕方東の空は曇っていが、19時頃満月が見えた。 (その後、また雲に隠れてしまった) 前回の「お月見の新聞切り抜き」の裏にこの「月のカレンダー」を印刷し 6年児童に配布してあった。 そして、給食時に教室を回り、児童達に月の観察をするように話した。 明日は、その6年生3クラスの授業がある。 何人観察したか楽しみである。 これは非常勤講師の私が作成した資料である。 「こんなのを作ったのですが、と見せたら」学年理科担当教員が印刷したいと言って すぐに私が教えている以外のクラス分を印刷してきた。 (資料を使ってくれるのは、作った人間としては活用してくれて大変うれしい) 私は12時10分までの勤務なので、 先ほど書いた児童に話しに行った給食時間も勤務時間外である。 できれば資料は常勤教師が作っていただきたいものである。 というより、私の勤務は学校が始まって10分経ってからなので 授業をするために入っているクラス担任と話す時間もない。 様々な行事で授業ができなかったりするときの打ち合わせの多くは やはり給食中、クラスに伺って行っている。 まだ、理科の授業について6年理科を教えている他の3人の教師と話したことがない。 その時間も確保されていないし、ただ授業時間だけが割り振られている。 不思議で仕方がない。 私が疑問や意見を持っても言う窓口や機会もないのである。 毎年、改善されないまま、非常勤講師の授業は行われているのである。
小雨で残念! 中秋の名月が見られない 2014-09-08 20:59:00 | 小学校の教室で 今日は中秋の名月。 しかも大きな月が見える「スーパームーン」。 しかし、台風14号や秋雨前線の影響で小雨が降っている。 だから月を見ることができない。 9月1日に、写真の新聞をコピーして6年生全員に分けた。 6年生の理科で「月と太陽」という学習があるのだ。 教科書では午前中の月を見て、 太陽との位置関係で形が徐々に変わっていくことを学習するように書いてある。 昨年6年生を5クラス教えていて、1クラスも午前中に月を見ることができなかった。 そもそも、午前中に月を見ることができる日はそんなにたくさんはない。 その時間に理科の授業があるとは限らない。 しかも、月がある午前中に晴れた日がなかったのだ。 それで今年はやり方を変えて、9月中に自分で3回は観察するように呼びかけた。 運良く、理科の授業中に月が出ていればみんなで観察しよう、と話した。 あとは、1人1つずつ購入した月太陽地球の教材、VTR、プラネタリウムで学習を深めていく。 全員に本物の月を観察させたいが、なかなか難しいところである。 ps:ちなみに今日の給食はウサギ型のゼリー、スープには煮た里芋が入っていて お月見を意識した給食であった。
学力テスト、入学試験が学力をいびつにする 2014-09-08 07:45:00 | 教育に対する行政の対応 これは今年の小学6年生の学力テスト国語算数Aの最初の問題です。 Aは基本問題ですので簡単で練習すれば誰でもできるようになり、かなり結果も向上します。 静岡県の小学校では昨年までほとんど学力テストのための練習はしてきませんでした。 (それで、他県が練習をしついに小学国語Aでは最下位になりました。) こどもの今の学力を調査するのが学力テストである、と教育委員会も学校の管理職も教員も考えたからでしょう。 一方、国は約60億円の予算を使い小学6年生及び中学3年生全員の学力を調べているのです。 多くの教師が「学力テストは価値がない。税金の無駄遣いだ」と思っていても、これだけの税金を使い全く無駄にするわけにはいきません。 結果を公表して学校や教師に改善を求めてくるわけです。 表面を繕うのは簡単です。 テスト前に似た問題をやって一時記憶を増やせばいいからです。 入学試験も同様です。 過去問をやって慣らせば点数は上がっていきます。 しかし、これをやり過ぎると、本来の学力は付きません。 (学力とは、昨日書いた国語の指導要領で狙っていることのようなもの) 挙げ句の果てには、入試にある教科は主要教科、ないものはその他の教科として 学校での学習時間を変えたり、扱い方を変えたりしています。 多くの親たちも入学試験に受かるためだけに血眼になっています。 こどもを進学させるための塾に通わせます。 それらが今の日本の教育のひずみになっています。 いや、社会全体のひずみにもなっています。 学力テストや入学試験では本物の学力の一部しか測ることはできません。 もっと付けたい学力の本質を考え、学校教育、家庭教育をしていかなければなりません。 私はそんな現状を見て、学校や家庭で十分取り組めていない部分を取り組んでみたいと思うようになりました。 例えば、文科省の指導要領では言っているけど、学校ではとても手が回らないので取り組んでいないようなことなど。 例えば、今日の週刊ポストにも「宿題代行業は悪なのか」という記事があります。 夏休みの宿題を代行する業者が流行っているそうです。 私なら、夏休みの理科研究や図工作品作りの指導して学力を伸ばしてあげたいと思います。 例えば、近くの山に連れて行き、「生物とその環境(6年理科)」を現場で確かめたり考えるきっかけにしていきます。 残念ながら、今の学校には理科研究について十分な事前指導をしたり、自然の中にこどもを連れて行って問題提起したり学習を深めたりする時間はないのです。 それをしたければ、学校以外でやるしかないのです。