今、子ども達の本物の体験が減っています。
学校では授業時間の確保のため算数や理科の実験や体験が減り、遠足や林間学校などの行事も減っています。
家庭でも外での自然体験が減り、時間があればスマホをいじったりゲームをしたりといった子が増えています。
本物の体験は大変重要ですが、同じ体験をするにも事前の準備や声かけなどにより成果はうんと違ってきます。
今回、サントリー白州工場の「森と水の学校」に参加しました。
プログラムは、森の体験、水の実験、南アルプスの天然水工場の見学の3つでした。
会場は山梨県北杜市にあるサントリー白州工場です(P)。
小学生とその家族を対象の会で、4家族に1人のインストラクターが付いて説明してくれました(P)。
子どもが見つけた生き物について教えてくれました。
ザトウムシを見つけた子があり、その生態等を話してくれました(P)。
ザトウムシを見つけた子があり、その生態等を話してくれました(P)。
また、この笹の葉はシカが食べたということも教えてくれました(P)。
開会式があり、グループ毎の自己紹介がありました(2P)。
子どもが出身など簡単に紹介したのですが、こんな所にもその子の人間性やこれまで身につけたコミュニケーション能力が出ます。
木が枯れ微生物が分解し土になり木々の栄養になっていくことを枯れ朽ちた木を元に説明してくれました(P)。
それがどのように変化するかトレーに取って観察しました(P)。
サントリーの森は明るく生物が生きやすいように守られています。
次に建物内に入り、「明るい森と暗い森に染みこんだ水」の実験をしてくれました(P)。
結論はここサントリーの森ような明るい森は枯れ葉がふかふかで水が染みこみきれいな透き通った水になり、暗い森は土が流れ泥水になると言うことでしょうか(P)。
子ども達にはわかりやすい実験でしたが、やや設定と実験の方法に問題を感じました。
右の暗い森は全く水が染みこまず、表土が隅の川から流れ泥水が出てきます。
左の明るい森はふかふかで全部の水が染みこみ浄化装置のように綺麗な水が遅れてぽたぽた出てきます。
よく見ると左側の明るい森は枯れ葉を減らしてあるので隅の川から水が流れでないような設定になっています。
これでは偽の実験といわれても仕方がないです。
南アルプスの山々の地中にしみた水が「南アルプスの天然水」になることを絵でもお話ししてくれました(P)。
最後にバスに乗り、「南アルプスの天然水工場」でも説明してくださり、工場を見学しました(3P)。
展望台からは南アルプスの山々が見え、ここに降った雨が20年かけて流れてきたものをくみ上げ『南アルプスの天然水』として製品化しているということです。
親子にとっても良い勉強になったと思います。
この「森と水の学校」の見学・体験だけで終わるのではなく、疑問に思ったことを再実験するといいと思います。
特に「夏休みの研究」としてまとめるのであれば、これを学習した後に子どもが持つ疑問とそれをどのように解くかが大事です。
私的には最初行った「森の体験」を2時間くらいじっくりやっていただきたいと思いました。
内容は違いますが、焼津アルプスで登山ガイドをしている私は、焼津アルプス山歩きを通して親子の理科的、社会的な体験学習を実施することができます。
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kap研究所 焼津アルプス登山ガイド
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