これは小山の友人宅でいただいたものです。「早苗冷梅」とでも名付けたいほどの仕上がりです。
庭の梅の木から熟して黄色くなった落ちた梅を三度ほど煮こぼし、熱いうちに梅の量に対して半分ほどの砂糖を入れ冷ましたものです。
出された時には砕いた氷を上に乗せてありました。氷が溶けていく過程にほどよく涼を感じました。
暑い日が続きますが、梅の成分のクエン酸やリンゴ酸などの有機酸には疲労回復効果があるといわれています。暑さで参ったからだに梅はいいですね。
梅を加熱することによって、ウメに含まれる糖とクエン酸が結合しムメフラールという成分が作られるそうです。この成分が血流を改善し、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果があるようです。
青い梅はそのまま煮込めないとのこと。にがりが出て黒ずんでしまうそうです。
砂糖と焼酎に青梅を漬けて梅酒を考えついた知恵は素晴らしいと思います。
梅干しひとつでも食がすすみます。夏のお供に梅を。