城と歴史歩きを楽しむ

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筑前・福岡城 黒田氏築城の見どころたっぷりの巨大な城

2018-10-08 | 歴史
福岡城は福岡県福岡市にあります。
 関ヶ原の戦いの戦功により黒田孝高・長政に筑前が与えられ、明治まで続きました。福岡城はこの地に7年がかりで築城された巨大な城郭で中枢部は総石垣で築かれ大天守、中天守、小天守が連なる巨大な天守台が築かれましたが、大天守の建物が築かれたことは確認されておらず、礎石は残されていますが大天守の建物は築かれなかったのではないかと言われてきました。
 最近大天守の建物材は徳川家康の大阪城築城の際に運ばれたとい記述が古文書資料から発見され、大天守の建物が存在した可能性も出てきたようです。


大天守の天守台 その巨大さは天守台の人物の大きさと比較するとよく分かる
大天守が建っていたとすれば5層の巨大天守だったようです。・・・見てみたかった!


大天守台の礎石群 無かったとされる大天守建物が有ったかもしれないと言われるように
ここまで作って、建物はやーめた はないのでは。


右から大天守、中天守、埋門、小天守
総石垣づくりの大、中、小の天守台 石垣ファンにはたまらないエリアです。


東御門 総石垣の門跡の遺構が大迫力で威圧感充分でした
城を訪れると、天手に向けてついつい急ぎ足になってしまいますが、途中の遺構もジックリ楽しみながら歩きたいものです。
ここに巨大の門の建物が有ったことを想像しながら進みました。


現存建物遺構として国重要文化財に指定されている南丸多門櫓を内側から


南丸多門櫓を下から見上げる
多門櫓の両側に2層の隅櫓がセットになって重文指定されています。福岡城の見どころの一つだと思います。

福岡城は過日、東海古城研究会の2泊3日の特別見学会で訪れました。福岡城の三の丸は平和台陸上競技場になっていて、丁度大きなイベントが開かれていて、大勢の人とその声援がこだましていました。城跡は公園となり市民の憩いの場書になっているのを感じました。

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