よく働いた後の早目の晩酌は喜びの極み。
「チュー太郎」で調理したつまみを自室に持ち込む。
豚肉とエリンギの炒め物は、エリンギの食感がグー。
逆に言えば、この食感を得る為に、炒めすぎはタブー。
ここらの勘所が大事。
でもって、ビールが殊の外美味い!
さてこの時点で17時。
後は映画三昧としようと決めていた。
実は、最近、プライムビデオのラインナップが充実してきた様に思っている。
なので、三昧に耐えるのではないかと。
結果として3本観た。
そいつを順に上げてみる。
1本目はこれ。
ジャージー・ボーイズ(字幕版)
1960年代の音楽シーン。
懐かしい車やファッション、これらを眺めてるだけでほのぼのする。
フォー・シーズンズというグループの結成からその後が描かれていて、「シェリー」という曲は耳に馴染んでいる。
挫折と成功、友情と離別。
年老いて思うこと、それは、成功に向かって右往左往してた頃が一番輝いていたということ。
人の一生の幸せとは家族とは、そんな思いに浸れる作品。
2本目はこれ。
奇蹟がくれた数式(字幕版)
時代は第一次世界大戦前後の英国での実話。
貧しいインドの事務員ラマヌジャンは数学の天才。
世に出る為、生活の為、ケンブリッジ大学の数学者ハーディーに手紙を送る。
結局彼は、名声を得る手前で母国インドで結核の為に亡くなる。
年齢も考え方も違う数学者同士の友情、人種差別、宗教観の違い等がない交ぜになったストーリーは、観る者を引き込みつつ考えさせる。
そして、ラマヌジャンの数学的ひらめきは「神の啓示」だとするくだりは、まるで昨今の量子力学における科学界とスピリチュアルの融合を思わせるようで興味深い。
寂寥感と充足感がしみじみと後を引く佳作。
3本目はこれ。
ハンター
主演は、ウイレム・デフォー。
このおじさん、見覚えがある。
確か、ジョン・ウィックでキアヌ・リーブスの心の友を演じてた俳優さんだ。
結構、脇役でチョコチョコ見掛けるんだけど、主役を演じるのは初めて観た。
大手バイオ企業の恐ろしい手口が背景。
タスマニアタイガー(デビル)の体内にある特殊な毒のDNAを採取するという任務。
やっぱあるのかね、こういうこと。
それにしても、そいつがまるで本物のように登場する。
絶滅危惧種なので、九分九厘CGなのだろうが、上手く出来ている。
たった一頭残った種は、子を設ける仕組みにないから、後は死していくのみ。
その寂しさが最後のシーンに描かれていて胸を打つ。
ちょっと変わった作品。
ああしんど。
何はともあれ、見放題でこれらが観られる仕組みはありがたいね・・・