宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

映画三昧の定休日その2

2020-06-17 14:10:53 | 映画のこと

 よく働いた後の早目の晩酌は喜びの極み。
「チュー太郎」で調理したつまみを自室に持ち込む。
豚肉とエリンギの炒め物は、エリンギの食感がグー。
逆に言えば、この食感を得る為に、炒めすぎはタブー。
ここらの勘所が大事。
でもって、ビールが殊の外美味い!

 さてこの時点で17時。
後は映画三昧としようと決めていた。
実は、最近、プライムビデオのラインナップが充実してきた様に思っている。
なので、三昧に耐えるのではないかと。
 結果として3本観た。
そいつを順に上げてみる。


 1本目はこれ。

ジャージー・ボーイズ(字幕版)

 1960年代の音楽シーン。
懐かしい車やファッション、これらを眺めてるだけでほのぼのする。
フォー・シーズンズというグループの結成からその後が描かれていて、「シェリー」という曲は耳に馴染んでいる。
挫折と成功、友情と離別。
 年老いて思うこと、それは、成功に向かって右往左往してた頃が一番輝いていたということ。
人の一生の幸せとは家族とは、そんな思いに浸れる作品。



2本目はこれ。

奇蹟がくれた数式(字幕版)

 時代は第一次世界大戦前後の英国での実話。
貧しいインドの事務員ラマヌジャンは数学の天才。
世に出る為、生活の為、ケンブリッジ大学の数学者ハーディーに手紙を送る。
結局彼は、名声を得る手前で母国インドで結核の為に亡くなる。
 年齢も考え方も違う数学者同士の友情、人種差別、宗教観の違い等がない交ぜになったストーリーは、観る者を引き込みつつ考えさせる。
そして、ラマヌジャンの数学的ひらめきは「神の啓示」だとするくだりは、まるで昨今の量子力学における科学界とスピリチュアルの融合を思わせるようで興味深い。
寂寥感と充足感がしみじみと後を引く佳作。



3本目はこれ。

ハンター

 主演は、ウイレム・デフォー。
このおじさん、見覚えがある。
確か、ジョン・ウィックでキアヌ・リーブスの心の友を演じてた俳優さんだ。
結構、脇役でチョコチョコ見掛けるんだけど、主役を演じるのは初めて観た。
 大手バイオ企業の恐ろしい手口が背景。
タスマニアタイガー(デビル)の体内にある特殊な毒のDNAを採取するという任務。
やっぱあるのかね、こういうこと。
 それにしても、そいつがまるで本物のように登場する。
絶滅危惧種なので、九分九厘CGなのだろうが、上手く出来ている。
 たった一頭残った種は、子を設ける仕組みにないから、後は死していくのみ。
その寂しさが最後のシーンに描かれていて胸を打つ。
ちょっと変わった作品。


 ああしんど。
何はともあれ、見放題でこれらが観られる仕組みはありがたいね・・・






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映画三昧の定休日前夜

2020-06-15 23:02:42 | 映画のこと

 定休日の前夜は夜更かしをする。
眠くなるまで好きなだけ映画を観る。

その前にBSでたまたま流れてた「超高速!参勤交代 リターンズ」が意外に面白かった。
そしてそれが第二作だろうことを受けて、一作目を観てみたくなった。
それがこれ。

超高速!参勤交代

 福島はいわきの貧乏藩。
殿も家来も人が良くてのほほんとしているが、有事には一騎当千の働きをする。
コメディーの中にアクション。
そして、その意外性と「不屈」の精神にほだされる。
愉しい映画だ。



 次はこれ。

傷だらけの天使

 1975年にスマッシュヒットした不朽の名作ドラマ。
これがプライムビデオで観られるのは嬉しい。
実は、この第一話と第二話が収まったDVDは過日ナイルで求めて持ってはいるんだが、やっぱ、また観てしまう。


 ここまでで深夜になった。
実はそれが何時だったかは覚えてない。

 このユッタリした時の流れが休日前の特権。
シアワセを感じるときでもある・・・





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LBJ ケネディの意志を継いだ男

2020-04-30 10:19:45 | 映画のこと


 4月も今日で終わり。
ついこの間4月になったばかりなのに。
最近、この思いの進度と深度が震度をもって、加速度的になりつつあることを実感している。
ハイ、思いつきで「しんど」を重ねてみました。

今日は、朝一で銀行に出向き、その足で青色申告会へ。
コロナ騒ぎで締め切りが曖昧になったことをいいことに、先送りしまくりだった確定申告をようやく終えることが出来ると。
すると、GWで5/6まで休みとの貼り紙が。
「なんだよ、せっかく来たのに」
ま、事程左様に人は勝手なもの。

 そんな訳で、今日から一週間ほどは、緩々過ごす予感。
ちょっと余裕が出来ると、すぐさまこの体たらく。
我ながらグウタラ体質だ。



 では本題。
昨晩、「ダラダラとTVを観るのは罪悪だ」とばかり、映画を1本観たら、あとは読書にしようと決めてプライムビデオを物色。
するとこんなんがあった。




LBJ ケネディの意志を継いだ男
「ヲイヲイ、2071年て・・・」
天下のナイルがこんな間違いを、とちょっと微笑ましくもある。

最近、何故かNHKがJFKの特集を重ねている。
そいつは後で触れるとして、その影響もあってか、この映画を観てみたくなった。




 結論から言うと、見応えがあった。
もしかすると私は、これ以前の時代背景のものが好きなのかも知れない。

で、ですよ、驚いたことが一つ。
なんと、TVがリモコンで動いている。
時は1960年。
日本にはまだようやく街頭にTVが現れた時代ですよ。
あれ、ホンマ?
流石に時代考証は徹底してるだろうから、事実なんでしょうな。
そんなに差があったなんて。
しかし、やがて日本は、そこから追いつき追い越せを果たした。
そして、油断してる間に、追いつかれ追い越された。
皮肉なもんですな。


 で、JFKですよ。
暗殺されたのは1963年11月22日。
当時、小学一年生だった私はその日のことをよく覚えている。
その年の春に、当地、新居浜市浮島に転入してきた私たち家族がそれ以前に暮らしていたのが土居町(現、四国中央市土居)。
そこへ、多分その日は日曜日だったのだろう、父親の用事で一緒に軽トラ?多分もうミゼットではなかったと思うが、それで出かけた時のこと。
場所もハッキリ覚えている。
土居駅の東の踏切を南方向に渡ってすぐを右折、線路沿いの緩やかなカーブの先の飲食店、いわゆる大衆食堂の店先だった。
父親とその友人の会話。
「河端はん、聞いたで?ケネディが死んだらしいよ」
「え、なんで?」
「なんや撃たれたらしいわ」
「え~~~」
こんな感じだった。

 他国のど田舎の庶民ですら、これほどの衝撃だったのだから、かの国のそれが如何ほどだったかは想像に難くない。
で、先のNHKのハナシだが、ここ最近、地上波、BSを上げて、なんだかJFKの特集が多いように思う。
具体例を挙げれば、つい最近放送された、ダークサイドミステリー「ケネディ暗殺陰謀論の正体に迫る」では、陰謀論を否定する内容。
即ち、オズワルドの単独犯説を推す。

 片や、昨晩放送されたNHKスペシャル「未解決事件 File.08 JFK暗殺」では、そいつが揺らいでいると示唆する。
即ち、いくつかある黒幕説の中のCIAとオズワルドの関係をドラマ仕立てで追ってゆく。
これは見応えがあった。
昨晩のが、前編で、その後編が5/2(土)にある。
勿論、早速録画予約しましたがな。

 これ、お薦めです、マヂに。
あれ?本筋からズレましたなぁ、ま、いっか・・・




追記

やはり、理由があった。
そいつを以下に貼り付ける。

制作者メッセージ
ディレクター・高比良健吾
なぜ今、JFKなのか? 多くの人に聞かれた質問です。
明確な答えを持って始めたわけではないですが、2年半、このテーマと向き合い感じるのは、JFK暗殺が、現代にも通じるさまざまなテーマが内包された、まだ終わっていない事件だからだと思います。
取材のきっかけは、トランプ大統領がケネディファイルを全公開するとしながら直前で撤回したことでした。「公文書」については、ちょうど日本でも話題になっていた時期で、JFK暗殺の真相を追い求める戦いが、アメリカ国民にとって「知る権利」を勝ち取ってきた歴史でもあることに気付かされました。
さらに研究者の話を聞くうちに、いまだに一部の組織が「嘘うそ」や「隠ぺい」を続けていること、世界の研究者たちが、1人1人の「民主主義」を本気で守ろうと、その強大な力に挑み続けていることにも気付かされます。
そして、国家と個人とは何か──。なぜ「世界の真の平和」という理想を語った若きカリスマが暗殺されなければならなかったのか──。ケネディは国家の上層部と決して折り合いが良かったとはいえません。しかし当時の時代を考えると、そうした人々も、決して卑劣な人たちではなかったことが良く分かります。皆、その時代を必死に生き、彼らなりの「愛国心」を持って国家を守ろうとした。その自国を守ろうと必死になるが故に、道筋が異なり争いが泥沼化していくことも、時代は変われど、今も変わらないことなのだろうと、感じます。
「魑魅魍魎ちみもうりょう」「蟻あり地獄」「羅生門」、、、
どこに進んでも底なし沼が広がっているような、
同じ事象も見方によって見解が異なり、何が事実で何が嘘かも徐々に分からなくなる、そんな感覚がJFKワールドにはあります。
その奥深さの一端を、少しでも追体験いただき、今を考えるきっかけになればうれしいです。
NHKスペシャル「未解決事件 File.08 JFK暗殺」

■episode Ⅰ “はめられた“男
4月29日(水・祝)[総合]後7:30~8:30
(4月29日[総合]後8:30~「ケネディとその時代」)
■episode Ⅱ 浮かび上がる“黒幕”
5月2日(土)[総合]後9:00~9:54



 ワタクシメ、決してNHKの宣伝マンではありませぬ。
ま、姪がそこの記者をしてたりする関係はありますが。

東京時代とそれからまた数年後、社会人になってのとの2回も買ったくせに、最初の本はたまに行った東高円寺のスナックに忘れて戻ってこなかったのと、2回目は単純に何処かに紛れ込んだのとで、未だそいつを読了出来てないという、この本への郷愁もあって。

これについて過日投稿した記事の中での疑問点が2039が何故2017年?ということ。
これは、先のダークサイドミステリーにその答えがあった。
それは、「後年アメリカでの公文書に関する法律が変わったから」ということらしい。
因みに、著者の落合信彦の息子が、今活躍している学者の落合陽一である・・・











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言の葉の庭

2019-07-04 11:09:45 | 映画のこと

 昨晩、間違って開いたプライム・ビデオのTV画面。
そのトップにあったのが「言の葉の庭」というアニメ映画。

以前、一度観た記憶がある。
それが、宅配DVDをレンタルしたものか、オンデマンドだったかは記憶の彼方だが、映像がとても綺麗だった記憶だけは残っている。

「これも何かのお導きか」と、観ることにする。
やはり、風景描写がとても瑞々しい。
まるで精緻に描かれた水彩画を眺めているようだ。
公園の木の枝の葉っぱの緑色のグラデーション、雨に濡れた橋の板や歩道のタイルの質感、池に降る雨の存在感等々・・・
それらを見つめているだけでもう半分以上は、その価値を吸収したかに思える。

その反面、人物の描写は平面的。
それは恐らく、人物までそうするとくどくなるからではないだろうか。
しかし、そこに登場する女性は華奢でたおやかで美しい。


 案の定、ストーリーのほとんどを覚えていなかった。
さて、これでどうだろう。
次また何年後かに観る時、それが残っているだろうか?
我ながら興味深い。


 それはそうと、劇中、新宿駅を出たところにあるルミネビルが描かれている。
恐らくあれは南口のそれだろう。
とすれば、私があの辺りを闊歩してた頃には、それはもう存在してた。
そこの5階か6階にある「築地玉寿司」というところで、バイト生として最初の指導を受けた。
そこで数か月学んだあと、赤坂TBS前に新たにオープンする店に配属されたのだった。
あれから40数年、ビルというものは中々に寿命が長いんだね。



 しかし、あの公園は新宿中央公園?
事実はこの際どうでもいいから調べない。

新宿中央公園と言えば、40数年前の初夏の早朝、或る人ともう少し時間を共有したいが為の口実に使った場所。

結局、別の口実が湧き上がって、そこへ行くことはなかった。
そして、それっきり訪れることのなかった場所。


 あの日、あの時、そこへ行ってたら、今の私はここに居なかったかもしれない。
それは、人生にいくつかある分岐点の一つだったのかも知れない・・・







Rain - 秦基博(フル)



追記

 エンディング曲をここに貼り付けようとして、その公園が新宿御苑だったことを知る。
そこなら、その人とその翌年の冬に行ったことがある。
小春日和の日曜日、芝生に寝っ転がってオセロに興じたものだ。

 しかし、あんな池や東屋の記憶は無い。
恐らくは私のことだ、奥まで歩いた筈。
なのにその記憶は欠落している。

とすれば、他にもいっぱい、自分に都合の悪いことは覚えてないのかも知れない。
そして、良い事ばかりを思い出す。

 実らなかったからこそ、今でも宝箱の中に仕舞い込んでおける、そういうことなのだと思う。
分岐点ごとに開かれる、パラレル・ワールドでもない限り・・・





追追記

 もしや?と思い、自分のブログを検索してみた。
すると、4年近く前に、この作品のことを書いている。

そうか、そういう微妙な時期に観たんだな。
最近の私の記憶はズタボロだね・・・







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砂の器

2019-03-30 11:26:19 | 映画のこと

 昨晩、録画してあった砂の器を観た。

フジテレビ開局60周年記念ドラマということらしく、キャスティングが凄い。

ワンシーンしか登場しない、いわゆるチョイ役にも有名俳優が配されている。

そのせいか、CMの多くて長いこと、これには閉口した。

録画して早送り出来たから、ストレスは軽減されたが、あれ、リアルタイムで観てたら、嫌になったろうと思う。

 

 それにしても、脚色だ。

原作では、昭和30年代?まだ古い日本が舞台だった。

その背景を現代に置き換え、事件の根源の設定を、また殺人に切り替えている(以前、やはりどこかの局がTVドラマ化したことがある)。

 

あれは、当時大きな社会問題だった差別が引き金だったという原作のままでなければ、辻褄が合わない、というか、不自然で無理やりな感じがどうしてもつきまとう。

「差別」すなわち、世間全体が忌み嫌った病気に罹患した者が受ける迫害。

その病気は「癩(らい)病」と呼ばれ、私が幼少の頃にも、隔離病棟の名残りがまだ各地にあった。

確か、関ケ原の戦いでその名を馳せた大谷吉継も、その病気に苦しんだのではなかったか。

ウィキによれば、

業病とは前世の罪の報いとして発する病気という意味で、非常に治りにくい病気・あるいは不治の病の総称として使われたが、特に相貌に著しい病変を起こすハンセン病は近代になるまで業病の一種として忌み嫌われていた[5]。吉継がハンセン病であったと断定されているわけではないが、『本願寺日記』には千人斬りで騒がれたのは吉継が癩病(らいびょう、ハンセン病のこと)の患者で人体のある部分を(食するために)必要としたのだとする説を載せている[6]。その他の病名として組織壊死まで至った末期梅毒説もある。

このように、一旦その病気を得ると、世間から忌み嫌われ、住んでいられない状況に追い込まれる。

 

 それが故に、幼い我が子の手を引き、生まれ育った村をそっと出て、食うや食わずで放浪の旅を続ける父親、これを演じたのが加藤嘉(よし)。

あ、ここからは、松本清張の原作を初めて映画化した、1974年の映画のハナシ。

まず、この加藤の存在感が凄かった。

次に記憶に残っているのが、ベテランと若手の刑事コンビ。

これを、丹波哲郎と森田健作が演じるのだが、この二人がコツコツと事件の核心に近づいていく過程が、ドラマの進行に大きく貢献した。

そして、その親子を助けた警官役の緒形拳、これも良かった。

この善意の人が居なければ、放浪の親子はどうなっていたか。

それなのに、その恩人を自分の保身の為に惨殺してしまう。

このいたたまれない構図が、このドラマの肝である。


 そして、そこには頷かされるべき心理描写が描かれなければならない。

すなわち、いわれなき差別と宿命。

私は、これがこの物語のテーマだと思っている。


 なのに、殺人が引き金では、整合性が崩れる、そう思う。

勿論、ハンセン病に対する差別を助長するという観点から、そこをそのまま描けないのだろうということは理解できる。

だが、映画製作の段階から既にその葛藤はあったらしい。

以下、ウィキペディアから引用。

この映画において、ハンセン氏病の元患者である本浦千代吉と息子の秀夫(和賀英良)が放浪するシーンや、ハンセン氏病の父親の存在を隠蔽するために殺人を犯すという場面について、全国ハンセン氏病患者協議会(のち「全国ハンセン氏病療養所入所者協議会」)は、ハンセン氏病差別を助長する他、映画の上映によって“ハンセン氏病患者は現在でも放浪生活を送らざるをえない惨めな存在”と世間に誤解されるとの懸念から、映画の計画段階で製作中止を要請した。しかし製作側は「映画を上映することで偏見を打破する役割をさせてほしい」と説明し、最終的には話し合いによって「ハンセン氏病は、医学の進歩により特効薬もあり、現在では完全に回復し、社会復帰が続いている。それを拒むものは、まだ根強く残っている非科学的な偏見と差別のみであり、本浦千代吉のような患者はもうどこにもいない」という字幕を映画のラストに流すことを条件に、製作が続行された。協議会の要望を受けて、今西がハンセン氏病の患者と面会するシーンは、シナリオの段階では予防服着用とされていたが、ハンセン氏病の実際に関して誤解を招くことから、上映作品では、背広姿へと変更されている[17]


勿論、現代において、この病気自体に馴染みがないことも、理由の一つには上がるだろう。

でも、それを云うなら、樹木希林さんが演じた映画あんはどうなる?

あの映画は、せいぜい数年前にリリースされたものだ。



 病気に対する無理解な差別と、それに翻弄される宿命、そこを描けなければ、砂の器をこれ以上映像化する意味が無い。

私は、そう思う。


 あ、それと、劇中に出てくる「宿命」というピアノ協奏曲も、私は、映画のそれが好きだ・・・

砂の器  ピアノ協奏曲 「宿命」  

 

砂の器 デジタルリマスター版 [DVD]
丹波哲郎,加藤剛,森田健作,島田陽子
SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)

 

 



 

 

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祈りの幕が下りる時

2019-03-07 13:49:13 | 映画のこと
 映画「祈りの幕が下りる時」を観た。
多分、原作は東野圭吾。







 冒頭のシーンを眺めながら「東野圭吾はサスペンスばっかやなあ」と思ったその後、ふいに「そうか、松本清張もそうだ」と考えた。
とすれば、それも悪くない。
私は、松本清張の作品が好きだ。
単なる推理小説の枠を超えた人間賛歌が底流に流れているように思う。
その典型が「砂の器」だ。
丹波 哲郎と森田健作扮する二人の刑事が汗をふきふき歩く冒頭のシーン。
これが、長い迷路の入り口を象徴する。
幼い我が子の手を引いて、行く当てもなく放浪する加藤 嘉扮する父親の荒んでやるせない心情。
何度観ても胸が詰まる。

それと同じカテゴリーの映画だと思えばいいんだ。
要はこちらの受け入れ態勢を変えればいい訳だ。


そのせいかどうか、なんだか「砂の器」に似た様相になってきた。
そうか、東野圭吾は現代の松本清張なんだ。


 それにしても圧巻は松嶋菜々子。
淫蕩な母親に、人生を台無しにされたそれまでの恨みをぶつける時の演技は凄みがあった。

自然に滴り落ちようとする鼻水、そして、怨念に取りつかれ見開いた目、血管の浮き出た眼球。
あそこまで自己を否定されたら立ち直れない。
そう思う。

 凄い役者になったものだ・・・


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アポロ13

2019-02-28 11:56:56 | 映画のこと
 BS放送の録り溜め映画の中の1本。
うつらうつらしながら観た。

アームストロング船長が月面着陸するシーンが最初に出てくる。
「おかしいじゃないか、なんで先に成功するんだ?」
「あ、事実を先に出して、時系列を行き来させる構成なのか?」

そんなことを思いながら観て行った結果、月面着陸に成功したのは、アポロ11号だったと気づいた。
私は、てっきりこの13号がそれだと思い込んでいたのだ。

その上、13号がアクシデントに見舞われ、月面着陸寸前でそれを断念し、悲惨な条件下で奇跡的に地球に帰還を果たしたという事実も知らなかった。
なんという情けなさ、アポロの事をほとんど何も知らないじゃないか!


 愕然としながら知らべてみた。

アポロ計画(アポロけいかく、Apollo program)は、アメリカ航空宇宙局(NASA)による人類初の月への有人宇宙飛行計画である。1961年から1972年にかけて実施され、全6回の有人月面着陸に成功した。


「なんだって!6回も有人月面着陸に成功しただって!?」


その事実を全く知らなかった。
なんとまあ、これには我ながら呆れ返ってしまった。




 そういえば、劇中、アポロ13号の船内の様子はTV中継されなかった。
思えばそれは、11号で既に叶えられた後の事で、同じことの繰り返しでは視聴率を稼げないと判断されたからだ。
それが、アクシデントが発生した途端に一斉に中継が始まった。
TVやマスコミというのはそんなものなのだろう。


だから、日本に住む、新聞を読まない小僧ごときには何も伝わってこなかったのだろう。
という自己弁護をかましつつ、


 もう一度ちゃんと観直してみよう。
なので、削除せずに残してある。


 さて、そいつをいつ実行するか、他にもいっぱいあるからなぁ、そこが問題だ・・・










アポロ13 [DVD]
クリエーター情報なし
ジェネオン・ユニバーサル
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あん

2019-02-21 10:54:38 | 映画のこと
 昨晩、主にBS放送で録り溜めた映画の中から「あん」を観た。

素晴らしかった。
ハラハラと涙が零れ落ちた。



 昔は「らい病」と呼ばれ、忌み嫌われた病気。
その症状の不気味さと原因不明の伝染病という禁忌される病を得た患者は、ひっそりと隔離された。

松本清張の「砂の器」では、それが元凶となって物語が展開する。
罹病者役を演じた加藤 嘉の存在感には圧倒されたものだ。

それが今は「ハンセン病」という名に変わり、不治の病ではなくなった。
それでも、後にテレビドラマ化された「砂の器」では、その元凶を、その病ではなく、一家皆殺しという犯罪に置き換えた。
それだと、状況が一変する。
大前提が崩れる。
となれば、その後の展開は陳腐なものになる。
それでも、「ハンセン病」を取り上げることが出来ないという事情があったのだろう。





 娘時代に罹病し、以来ずっと息を潜めて生きてきた老婆と、過去に瑕を持つ青年との出会い。
その内容は、クドクドと書かなくても、劇中の次の科白が全てを表現する。


「ねえ、店長さん。わたしたちはこの世を見るために、聞くために生まれてきた。だとすれば、何かになれなくてもわたしたちは、わたしたちには、生きる意味が、あるのよ。」



 その後、その青年は生まれ変わる。
生きていく希望を見出したのだ。



 最寄りのバス停からハンセン病療養所へと続く道は、深い雑木林の中にある。
その木々の枝の風に吹かれる音や、そこに暮らす鳥たちのさえずり、そして緑のグラデーション。
そこに自由な世界を感じ取ることが出来る。

ここに、河瀬直美監督の真骨頂をみる気がする。




 切なくてやがて清々しき物語。

 オススメです・・・








あん DVD スタンダード・エディション
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ポニーキャニオン
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タベルモとソイレント・グリーン

2018-08-02 12:51:37 | 映画のこと
 昨日の新聞の「ヒットの予感」に、その商品化の話題が掲載されていた「タベルモ」という食品。
それは、食用目的の藻「スピルリナ」を加工したものらしい。
ただ、庶民の口に上がるのは、もう少し先のことだろう。
価格が、現実的でない、ように思う。








 まあ、それはこの際、ただのきっかけである。
本題は、それがトリガーとなって思い出した「ソイレント・グリーン」という映画のこと。

高校時代に観たそれは、食料不足に喘ぐ人類が到達した驚くべき回避策をモチーフにしたSF映画だった。
当時、「猿の惑星」など、スケールの大きい映画の常連だったチャールトン・ヘストンが主演。

その、あり得えそうな内容に、衝撃を覚えたものだ。


 さて、この先人類はどう地球とつきあっていくのか。
62年生きてきた中で、科学の進化は目覚ましいものがある。
恐らく、我々の時代が一番、ドラスティックな進化(変化?)を経験しているのではないだろうか?
だって、例えば、江戸時代の100年はこれほどの進化はなかったろう。


 この先、それに拍車がかかるであろうことは容易に想像がつく。

 思うに、最後は技術よりも精神なんじゃなかろうか?




以下引用


『ソイレント・グリーン』(Soylent Green)は、1973年のアメリカ映画。
ハリイ・ハリスンの小説『人間がいっぱい』をベースとした、人口爆発により資源が枯渇し、格差が拡大した、暗鬱な未来社会で起こる殺人事件とその背景を描いたSF映画。

2022年、留まるところを知らない人口増加により、世界は食住を失った人間が路上に溢れ、一部の特権階級と多くの貧民という格差の激しい社会となっていた。
肉や野菜といった本物の食料品は宝石以上に稀少で高価なものとなり、特権階級を除くほとんどの人間は、ソイレント社が海のプランクトンから作る合成食品の配給を受けて、細々と生き延びていた。
そしてある夜ソイレント社の幹部サイモンソン(ジョゼフ・コットン)が殺害される。
ニューヨークに住む殺人課のソーン刑事(チャールトン・ヘストン)は、同居人の老人・ソル(エドワード・G・ロビンソン)の協力を得て捜査に乗り出すが、様々な妨害を受けた後、新製品ソイレント・グリーンの配給中断による暴動のどさくさに紛れて暗殺されそうになる。

そんな中、自室に戻ったソーンは、ソルが「ホーム」に行ったことを知る。
慌ててホーム=公営安楽死施設に向かったソーンは、真実を知ってしまったが故に死を選ぶしかなかったソルの最期を見届けることになる。
草原や大海原などの映像とベートーヴェンの交響曲第6番「田園」の響きに包まれてソルが死んだ後、ソーンはその遺言に従い、裏づけをとるために死体を追跡する。
そしてソルをはじめ多数の死体がトラックでソイレント社の工場に運び込まれ、人間の死体からソイレント・グリーンが生産されている事実を突き止める。
その後、暗殺者の襲撃を受け、彼らを倒したものの自身も深手を負ったソーンは、病院に搬送されながら叫ぶ。

「ソイレント・グリーンの原料は人間だ。早く何とかしないと、今に食糧生産のために人間を飼うようになる。その前に何とかしなくてはならないんだ!」






Soylent Green (1973) Official Trailer - Charlton Heston, Edward G Robinson Movie HD




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DESTINY 鎌倉ものがたり

2018-07-04 14:01:15 | 映画のこと
 一昨日、ラジコでくにまるくんが言った。
「女房が借りてきてたDVDを昨日観たんですけど、DESTINY 鎌倉ものがたりがとても良かったんです」と。


「そう言えば、ちょっと前、よく宣伝してたなあ」と、俄然興味が湧いたので調べてみるとU-NEXTというオンデマンドで観られるとの情報を得て、早速覗いてみた。

すると、31日間無料視聴とあったので、定休日の昨日、早速入会。
そこは、見放題とポイントのコースに分かれていて、主に新作はポイントでレンタルする仕組みになっている。
それを反映してか、無料視聴でも、最初に600ポイントが付く。
見れば、「DESTINY 鎌倉ものがたり」は540ポイントだ。

出し惜しみする必要はない。
迷うことなくクリックと・・・



 で、ここから漸く、その感想なのだけど、
ネタバレになるといけないので、要点のみ。

時代設定は昭和初期?はたまた明治?
兎に角、鎌倉をクラシックカーが走り回っている。
勿論、通行人の服装もその時代のものだ。
ということは、交通規制をした上でロケしなければならない。
想像以上に手間暇をかけているようだ。

ただ、いくら遠目でも、民家のそれは、誤魔化し様がなく、どことなく違和感は残る。
それと、金銭感覚や、細かな生活様式は、現代のそれが入り混じっている。
多分、その辺りはファジーでいいんだと開き直っているのだろう。


 秀逸なのは、黄泉の国のCGだ。
もうそれだけで、「細かなことはどうでもいいじゃん」となる。


 ファンタジー好きな向きにはオススメ。
ハイ、私はとても楽しく観させていただきました。

レンタル期間は2日間。
なので、今夜、も一回観ようかと・・・



DESTINY 鎌倉ものがたり
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海街diary

2018-06-10 12:34:38 | 映画のこと
 昨晩、是枝監督のなんとか映画賞金賞受賞記念とかで放送されたものを取り敢えず録画して、夜中と今朝に分けて観た。

舞台は、鎌倉の極楽寺辺り。
そこは、私が上京する前?後?(その辺りの記憶は曖昧)に放送された俺たちの朝の舞台でもあった。
ウィキってみて判明(1976年10月17日から1977年11月13日まで、日本テレビ系列で日曜日20時から1時間枠で放送されたとある)。
大学2年の頃だったんだね。
次は、最近放送された最後から二番目の恋の舞台にもなった。

 当時の私は、海が見たくなると鎌倉へ行った(たまに広告代理店の運び屋バイトの途中で晴海埠頭までドライブしたこともあるが)。
由比ガ浜から海沿いに歩いて、稲村ケ崎から右折し山の方向へ、江ノ電沿いにしばらくいったところに極楽寺駅はある(いや、それは海を眺めたい私の限定コースのハナシだけど)。
当時は、あんなに垢抜けてなかったような。
なんだか昼でもなんとなく日陰のような山肌沿いに歩いて、左手にそれを確認した後、道はゆっくり右にカーブしてた記憶がある。



俺たちの朝





閑話休題


 そんな、とても住みやすそうな場所にある、古いけど庭があって広い家に暮らす三姉妹。
そこにやってくる腹違いの末っ子(妹)との共同生活がゆったりと流れる。

前から感じてたことなんだけど、男の側から見れば、女は全く別の生き物。
それが四人の暮らし。

こちらサイドからすれば、「ずっと続けばいいね」などと思うのだけれど、よくよく考えれば、いや、結婚だってするし、子も産むし、家庭も作るんだよ、普通は。
そうか、女って大変。

でも、そうして人はバトンタッチして、この世の中は成り立っているんだよなぁ、なんて、再認識させられる物語。
特別なことが起こるわけじゃないんだけど、なんとなくハートウォーム。

いい映画でした。






 それにしても、長澤まさみだ。
なんというスタイル。
結局そこかい、オレ・・・









海街diary
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『故郷』(ふるさと)

2018-05-30 17:23:38 | 映画のこと
 撮り溜めたものを消化していかなければ、ハードディスクがパンパンでしょシリーズ。
過日、BSプレミアムのプレミアムシネマとして放送されたもの。

ウィキによれば、
『故郷』(ふるさと)は、1972年に、松竹が制作、公開した山田洋次監督の作品。
いわゆる民子三部作(1970年の『家族』、1972年の『故郷』、1980年の『遙かなる山の呼び声』)の第二作。

とある。


 井川比佐志演じるところの、根は優しいが亭主関白な精一が「たみこ~」とやたら呼ぶところに、「頼りにしてる妻」という存在感が滲み出る。
舞台は、恐らく昭和30~40年代の、瀬戸内海の離れ小島(倉橋島)。
そこに住む精一、民子の夫婦は小さくて古い木造砂利運搬船で石を運び、生計を立てていた。

しかし、時代は変わり、技術も進化する。
今や、大きな鉄の船がその主流となり、報酬もどんどん落ちてゆく。
その上に老朽化した船の修繕代がのしかかる。
必然として、食うためには、職を変えなくてはならなくなる。

「時代には勝てん。大きなもんには勝てんというけど大きなもんって何かいのぉ?」
転職を決意した精一が、最後の航行中に、こうこぼす。

 何だろう?と考えた。
一言で言うなら、それはやはり、「進化」じゃないだろうか?

進化の中に競争が含まれる。
とすれば、そこからはじき出される物や事、そして、人が出来る。
そうならない為には、自らが変化対応していかなければならない。

 理屈ではそうだ。
しかし、それが為に、愛する土地や人々から離れなければならないとは、如何にも切ない。
いくら切なくても、どうにもならない現実。
その現実を受け入れ、それでも暮らしてゆく家族。

これは多分、いつの時代もそうだったに違いない。
そこには多分、解決策はない。
そういう現実があるということだけだ。
それでいい。

そんな風に感じた。


 転職先は、尾道の向島にある造船所。
自分を苦しめた船を造る場所だ。

私と尾道には、二人の縁がある。
そのうちの一人は、大学時代の友人で、そこから出てきたのだった。
彼の結婚式に招かれた夜、手配してくれた宿は、その向島にある造船所の迎賓館のようなところ。
(父親がそこの社員だった)
小高い場所にある古めかしい宿の窓越しに眺める尾道の街は風情があった。


 ま、それはそれとして、山田洋二監督の作品らしく、キャストのほとんどが「男はつらいよ」のそれ。
三部作の第三作は、過去に観た記憶がある。
そして、第一作は、同じくプレミアムシネマを録画してある。
今度、それを観た後、もう一度、この映画を観直してみようかと。



 しかし、それじゃあ、いつまで経っても消化できないよなぁ、ハードディスクの撮り溜め・・・




追記

書き忘れたので、追記する。
劇中流れる加藤登紀子の「風の舟歌」が素晴らしい。
切なくて優しい調べが映画の内容とマッチして、思わず落涙しそうになる。
初めて彼女のシャンソン風歌唱法に感心した。

風の舟唄/加藤登紀子





あの頃映画 「故郷」 [DVD]
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松竹
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君の膵臓をたべたい、と、浜辺美波ちゃん

2018-05-23 12:13:04 | 映画のこと
 自分でチョイスするなら、200%、いや1000%、観ることのないであろう映画を、昨日観た。
出雲大社参詣バスツアーの復路、全ての予定をこなし、後はひたすら帰るのみという時間帯になって、DVD上映が始まった。

私の座席は、最前列。
とても見やすい場所。








 「ならば、ちゃんと観ちゃおう」と、iphoneのイヤホンをはずす。
暫く観てて、ようやくそれが「キミスイ」だと気づいた。
まず、私のキョーミの外の映画。
しかし、途中まで観たのだから最後まで観るかと。



 するってえと、なんですなぁ。
ヒロインの桜良の声が「かわハス」で、とてもいい。

分かるかなあ、「かわハス」
可愛いのにちょっぴりハスキーという意味なんだなぁ
わかんねえだろうなぁ、イェーイ

って、この一連のギャグもわかんねえだろうなぁ。


 とにかく、いいんである。
初めて見る顔、調べた。

浜辺美波ちゃんというらしい。
いいですねえ、彼女、ブレイクしますよ、きっと。


 なこと思いながら観てると、途中で映像が怪しくなった。
揺れたり途切れたり。

で、最終的に再生不可と。


 参ったなぁ。
こういうのを不完全燃焼というんだなぁ。

プライムビデオ辺りにアップされてないだろうか。
「あった!」
けど、それは見放題の枠外だ。

そりゃそうだ。
見れば、2017年リリースなんだもの。


 さて、どうする?
オレ・・・






君の膵臓をたべたい
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追記

彼女に興味が湧いて、ググってみて初めて、このCMと繋がった。
透明感のある無垢な美しさが素敵だと感心しながら眺めていたCM。
それが彼女だったなんて。

てか、最初から気づけよってハナシでもあるな・・・


浜辺美波 LINE MUSIC CM #キミのBGM 片想い篇/アンサー篇




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アバウト・タイム ~愛おしい時間について~

2018-04-27 12:31:15 | 映画のこと
 先日の定休日に観た2本目の映画。

 家系が代々タイムスリップする男の話。
ただ、SFとして捉えるにはあまりに大雑把な展開。
でも、それは大したことじゃない、多分。

 何度でもやり返せる近い過去の体験。
失敗したら、その時点に戻ってその反省点を踏まえた上で、別の行動を取ればいい。


 でも結局、それらが希薄になっていくだけのこと。
とどのつまり、「今」を懸命に生きることが、幸せなんだと。

それが、ストーリーの流れの中で、じんわりと心に染みてくる。
そうした説得力がある。

 レビューにあるほど絶賛はしないが、佳作ではある・・・





アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ (字幕版)
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マリアンヌ

2018-04-25 17:42:39 | 映画のこと
 雨の定休日の昨日。
早めの晩酌を終えて、映画三昧してやろうと、自室に籠もる。

 プライムビデオの中から適当に選んだのがこれ。
一人の女がこうも変貌するものかと感心させられる。

そして、結婚とはそういうものもセットでやってくるんだということも思い当たったり。

 しかし、砂嵐の中での性交シーン。
あれはどうやって撮影したのだろう?

狭い車内で暴れる二人、外は濛々たる砂嵐。
カメラの位置は?


 まあ、それなりに入り込めた。
監督は?
ロバート・ゼメキスとな。
フム、聞き覚えアリ。

他の作品を見れば、記憶に残ってるものが多い(割愛)。
なんと、「ポーラー・エクスプレス」もそうなんだ。
あれは、心に染みるいい映画だった。

お、「クリスマス・キャロル」もあるじゃないか。
チャールズ・ディケンズ原作の古い物語。
過日、私が生まれる前のモノクロ映画を観たことがある。

これは、「ポーラー・エクスプレス」と同じく、実人物プラスCGの手法のようだ。
ついでに、こいつも楽しんじゃお、とクリック。
すると、有料の表示が。

 なるほど、こうやって、プライムからレンタルに誘導する仕組みなんですな。
まだまだ他に観るべき物があるから、わざわざそこまでは手を出しません。

 そんなわけで、プライムビデオの中から次の映画へ。
で、それはまた後日・・・






マリアンヌ(字幕版)
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