今年は、父親の役目は免除されたが、息子の役目はいつだってある。
これまで自分の事ばかりで、老母をどこかへ連れて行くという孝行はさほど出来てない。
昔、亡父が石鎚神社によく家族を連れて行ってくれたけど、母は瑞応寺には行ったことがあるのだろうか?
訊けば、「無い」と日ふ。
なんてこったい、オリーブ。
新居浜に60年近く住んでいて、瑞応寺にすら連れて行ってないなんて!
今年83歳になる母はやや足元が覚束ない。
なので、石鎚神社は、端から対象外だった。
瑞応寺だって、そこそこ山門までの距離はあるけど、手を引けばいいか。
思えば、青年期以降、母の手を握ったことは無い筈だ。
大いに照れ臭かったけど、実行してみた。
母の手は小さくて、スベスベだった。
しかし、母はそれ以降、手すりのある所は、それを伝って階段を上った。
多分、母も照れ臭いのだろう。
ついでに、「TVで時々見るから行ってみたいと思っていた」という慈眼寺にも寄ってみた。
ただ、残念ながら中庭には入れなかった。
あそこに入れるのは、紅葉の季節などに拝観料を払ったときだけなんだろう。
しかし、立派な盆栽を眺めて、「次は庭に入れるときに連れてきてあげるわ」と約束をする。
ちゃんと、約束を実行しろよ、オマエ・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます