宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

母と初詣

2018-01-03 11:30:17 | 徒然

 今年は、父親の役目は免除されたが、息子の役目はいつだってある。
これまで自分の事ばかりで、老母をどこかへ連れて行くという孝行はさほど出来てない。

昔、亡父が石鎚神社によく家族を連れて行ってくれたけど、母は瑞応寺には行ったことがあるのだろうか?
訊けば、「無い」と日ふ。

なんてこったい、オリーブ。
新居浜に60年近く住んでいて、瑞応寺にすら連れて行ってないなんて!

今年83歳になる母はやや足元が覚束ない。
なので、石鎚神社は、端から対象外だった。
瑞応寺だって、そこそこ山門までの距離はあるけど、手を引けばいいか。

思えば、青年期以降、母の手を握ったことは無い筈だ。
大いに照れ臭かったけど、実行してみた。
母の手は小さくて、スベスベだった。

 しかし、母はそれ以降、手すりのある所は、それを伝って階段を上った。
多分、母も照れ臭いのだろう。







 ついでに、「TVで時々見るから行ってみたいと思っていた」という慈眼寺にも寄ってみた。
ただ、残念ながら中庭には入れなかった。
あそこに入れるのは、紅葉の季節などに拝観料を払ったときだけなんだろう。

しかし、立派な盆栽を眺めて、「次は庭に入れるときに連れてきてあげるわ」と約束をする。










 ちゃんと、約束を実行しろよ、オマエ・・・








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