宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

川之江行き その4

2006-02-20 08:00:03 | 宝島のこと



懇親会を終えて、名残惜しい人達が歌を歌いに。



こういうことでもなければ最近滅多に歌うことのなくなった私は充分に発散させてもらった。

発散しすぎて、22:56発の最終列車に乗り遅れそうな時刻になる。
事前にその店から川之江駅はすぐそばだと聞いていて、少しなめていたのが災いした。
すぐ隣くらいだと想像していたそれは、あにはからんや結構あった。

まず、道順が判らないから後から出てきたM谷さんに聞いて、同じ新居浜から参加したI川さんと駅を目指す。

その角を曲がって少し行ったところ・・・
え?もう3分しかない。
早足で歩くも、I川さんが酩酊寸前なのでついて来られない様子。

時間が迫っている旨を告げてハッパをかけるも、どうにもいけない。
最終的に、「もう一杯ひっかけて帰るけん、先いって。」という科白。

それならと、走って列車に乗り込む。
切符を買う時間が無かったので、その旨を車掌さんに言うと、ここでもやはり車中で買える。
ここのところは便利かも。

ほっと席に着いて間もなく、列車が発車し始めた頃、
「ちょっと待って!」という声。

あれ、I川さんだ。
改札口から体を乗り出して手を振っている。

すると、なんと、あろうことか動きかかっていた列車が止まった。
橋を渡ってプラットホームに来るまで待ってくれる。




うそ~。もう一杯ひっかけるいうたやん

おまけに、「先に行って卑怯なよ。」と・・・
「もう1軒寄るけん先に行け言いましたやん。」と言うと、
「ほうやったかいねえ。」
嘘やろ~  さっきのことやで・・・・

しかし、ここで、一緒に残るべきだったかという疑問が浮かぶ。
受け取り方によれば、見捨てたという風にとられかねない。
ならば、最終列車は諦めて、つきあうべきだったのかも知れない。
その辺りの気働きの足りなさは反省すべきである。

ただ、翌日かかってきた電話で、
「昨夜のことよう覚えてないんやが、僕は切符どなんしたで?こうてくれたん?」
ときたから、ご本人はほとんど記憶がないようである(笑)




最終便ということもあってか、車内はガラガラ。
多分我々を含めても5人と乗ってないだろう。
この辺りが公共施設の使命の為ということなのだろう。

それにしてもI川さん、今度は列車を待たせてトイレに。
(車内にトイレが無いので、次の駅で用を足すまで待ってろと直談判。)
勉強になった





まだ、こんな窓が残っていたんだ。
懐かしい。



多喜浜駅に23:26に到着。
そぼ降る雨の中を、懐かしの唄を聞きながらそぞろ歩く。
私はこの歩くという行為が嫌いではない。
結構気持ちのいいものだ。

帰宅後、計算してみると、40分近くかかったようだから、往路の倍近くの時間を要している。

やはり、ほろ酔いのそぞろ歩きは時間がかかるということなのだろう。

さて、これにてようやく川之江行きの日記は終わりである。

あ~
すっとした・・・








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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
よっしゃ (チュー太郎)
2006-02-21 07:48:01
今度京都で歌うべ!
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カラオケ (テツ県ドミ)
2006-02-20 22:31:17
カラオケで歌いた~~~い!

返信する
Unknown (じゃじゃ)
2006-02-20 16:52:48
でも楽しい時に先に帰るのって後ろ髪引かれますよね~

特に酔っているとどうでも良いか~って気が大きくなる(笑)

電車がなくなっちゃったらそれもしょうがないかなっと。



で、コメントの最後の一行しっかり記憶しましたよ♪
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おっしゃる通り! (チュー太郎)
2006-02-20 11:12:07
方向音痴な癖に、ギリギリまでその場に居ようとする。

少し早めに取り組んで余裕を持つという感覚が私には希薄なのです。

だから、約束の時間に遅れて私の貴重な時間を奪う人を私は許さない・・・って話が違うよね
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Unknown (じゃじゃ)
2006-02-20 09:10:04
チューさん長い一日だったようですね(笑)

でも画像が豊富だったので楽しく読ませていただきました。



酔って走るのは辛いでしょう

方向オンチだったらなおさら時間に余裕を持たなきゃね♪
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