宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

酒屋の天敵

2007-03-26 12:03:21 | 宝島のこと
能登半島で震度6強の地震があったとのこと。
その破壊的な光景を見るにつけ、身につまされることがある。

勿論、一番大切なものは人命だが、その次に必要な財産、特に酒屋の場合は、在庫と呼ばれる商品の多くが瓶に詰められているので、仮に建物がもっていかれなくても、商品の大半が消失してしまう。

チェーンが切れかかっている自転車操業の場合、在庫が消えると立ちゆかなくなる。
宝島の宝が消える訳だから、ひょっとするとその先、無人島にだってなるかも知れない。
そういう意味では毎日が綱渡りの状態。
でも、業務の都合上、壊れない様に仕舞い込む訳にはいかないのである。
だから、成るようにしか成らないのである。

しかしこれは、考えようによっては野蛮なことですな。
保険っつったて、それが地震の場合は補償額が限られてくるし、保険料も高い。
なわけで、開き直るしかないのである。

だがその実、いつ足下が揺れるかビクビクしている。
特に当地の下にはフォッサマグナが走っているから、そいつが動けば、「酒の宝島」はほぼ壊滅するだろう。




↑こんな状態なのだから。
今日は気持ちだけ対応した。
すなわち、上の方の商品を下に移動する。

まあ、気休めですわな。

さて、生きてる間に来るか、大地震・・・



追記(訂正)
フォッサマグナは別にありました。
私がこれまでそれだと思っていたものは、正しくは中央構造線でした。
こいつについてはこう言われています。↓
近年の活動記録が無く、エネルギーが蓄積されていると考えられ、要注意断層である。ただし、一部は約400年前に動いた可能性がある。この区間が動くときは、マグニチュード7を超える地震を発生すると考えられる。
文章だけでも背中に冷たい汗が・・・


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2 コメント

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Unknown (nya-5)
2007-03-26 17:09:33
雷より火事より怖い地震。
考えただけでも背筋が凍ります。

未明に起きた場合、私の生命線は「目」です。
レンズを装着してないので、枕元にメガネを置いてあっても揺れと同時にどっかに吹っ飛んだ場合、横山やすしの「メガネ・・メガネ」状態になる訳で・・
本当に右も左も見えない状態で逃げれる訳ないでしょうね。


と、わかっているなら、車のトランクにでもコンタクトレンズのスペアを入れておくとか、何らかの措置をとればいいものを、防災非難グッズも何も用意せず、ただ背筋ばっかり凍らせててもいけませんね。

でも、神戸の震災センターを見学した時には思いました。
「こりゃ何をどう準備してても無駄だわ・・」と。

それでも何もしてないよりはマシでしょう。
酒瓶を下に降ろすことだって、絶対する方がいいに決まってるもの。ちょっとでも実行したチュー君はエライ!!
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だよねえ (チュー太郎)
2007-03-27 17:47:43
ホラ、よく防災訓練なんかで机の下に潜り込む光景を見掛けるっしょ。
あれね、もしホントに建物が壊れて、その狭いスペースにかろうじて生き残ったとしますよね、そこに火がついたら・・・なんて、先のことを考えてしまうのは私だけでしょうか?

それとか、壊滅的大地震で誰も助けに来てくれなくて、そこで餓死するとか・・・

そんなんなら一気に逝った方がマシだと思わない
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