宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

6羽のかもめ

2021年05月04日 23時33分49秒 | TVのこと





 音声検索で「ろくわのかもめ」と言うと、シリは「ろっぱのかもめは・・・」と応える。
「ん?あれろっぱと読むんか?」と一瞬考えたが、「ろくわ」でいいようだ。
するってえと、シリくんはどんなベースを元に発音したんだろう?

 それと、さっきはゴーグルくんが検索候補で「6わのからす」を挙げてきた。
それは、谷川俊太郎が訳したレオ・レオーニの絵本で、1989年に佑学社から出版されたと。
「ハハン、倉本聰はこいつをもじったか?」

 ネット禍の一つとして、何でも手軽に検索出来ることが挙げられて久しいが、こういう新たな発見もある。
一概に否定は出来ないんじゃなかろうか。


 それはそれとして、けふ草刈りを終えて「そろそろ?!」と郵便受けを覗いてみたら届いてた、このDVD。
全26話が3話ずつ収録されている、その1枚目。
興味を持ったのはNHKのこんな番組からだった。



『6羽のかもめ』(ろくわのかもめ)は1974年10月5日から1975年3月29日までフジテレビ系列で放送されたテレビドラマ。
全26回、原案は倉本聰。
実際におきているテレビ業界の裏側を痛烈に風刺したドラマ作品。

テレビ界に問題提起した倉本聰脚本の問題作!第12回ギャラクシー賞を受賞!
*1977年には、本作品のスタッフおよび出演者に、日本映画テレビプロデューサー協会が選定する、エランドール賞特別賞を獲得!
*高橋英樹のテレビドラマ現代劇初出演作品で、加東大介の遺作!



「優しい時間」や「北の国から」いやいや、「前略おふくろ様」よりも前の作品だ。
私が高校3年生の後半に当たる時期に放送されたらしいが、全く知らなかった。
そりゃそうだ、大学受験でTVどころではなかった筈。
とは言え、「宇宙戦艦ヤマト」は観ていた。
何故そんなことを覚えているか!?
それは、毎度エンドに「イスカンダルまで後〇✖日」と出るのを、自分の大学受験になぞらえていたから。

 今から47年前と言うから、ほぼ半世紀前の放送。
まず、舞台装置やロケ風景が懐かしい。
俳優陣だって若い。

加東大介なんて、「七人の侍」のイメージが強く、こんな芸風は初めて観る。
しかし、こうして観ると、ホレ現代の俳優、「書けない」にスキンヘッドの男役で出てた浜野謙太くんに似てるよね。






 この作品は、間違いなく、「前略・・・」から「北の・・・」を経て、「昨日、悲別で」「ライスカレー」「やすらぎの刻〜道」へと繋がる倉本聰が描く、可笑しくて悲しい人間模様の原点だと思う。


26話収録の9枚組BOXとのこと、じっくり観て行きたい。
宅配レンタルさん、ありがたう・・・







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