成人の日

　今年６２歳になる私にとって「成人の日」とは、正月三が日が明けて迎える最初の祝日（それ自体は今も変わらないが）で、それは１月１５日と決められていた。
それが昨今どうだ。
三が日が過ぎて二日経ったらまた三連休。
わざわざ連休になるように祝日の日にちをずらすという荒業まで使って。

　私が小学生の頃は、「日本人は世界一勤勉な国民」として知られ、そのお陰でボロボロの敗戦国から経済大国へと急成長も遂げた。
なのに今や、ユルユルの怠け国に成り果てたんじゃなかろうか？
週休二日制なんて要るか、これ以上祝日を増やすな！
（ハイ、老人に向かう高年のぼやきです）


　で、その成人式。
私は当時、進学して東京に住んでいた。
そして、住民票は新居浜のまま。
なので、成人式の案内は実家に届いた（筈）。
　同じ境遇の同級生たちは、帰省してまでそれに出席したようだが、私にはそこまでの気持ちは無かった。
なので、成人式の経験はない。
当時、寂しいとも思わなかった。


　翻って、昨今の成人式。
余りに幼くないだろうか？
勿論、それらは氷山の一角なんだろうけど、それにしてもあの自己顕示欲。
そんなに自分に自信がないのだろうか？

ホントのはみ出しもの（アウトロー）は、そんなお仕着せには乗っからない。
お仕着せを受け入れている段階で従順じゃん。

　じゃあ、おいたはカッコ悪いんじゃないかな・・・






ハタチの夏（右端）