宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

カーネーションと、ちりとてちん

2012-03-12 10:48:22 | 徒然
けふのBGM
早春賦 ダークダックス






 最近観始めた朝の連続ドラマ「カーネーション」。

最初から観たくなってNHKオンデマンドに加入した。

すると、とても面白い現象が起こる。


すなわち、現在の放送では、お婆さんになった糸子が孫に向かって窓の拭き方を教えていて、
「アカンアカンそんな拭き方じゃ、こうやって縦縦横横と拭くんや!」と。


過去の放送では、女学校を辞めてパッチ屋に就職した糸子が先輩職人にそれとおんなじことを
言われてたしなめられている。


また、岸和田にある自宅兼店舗は、時代と共に改築されていくが、骨組みがそのまま残されている
ことがキチンと表現されている。


そうしたシーンに触れる度、とても丁寧に作られたドラマだということが判る。


一人の人間が成長し、老いていく。
そして、その家族は嫌でも順に入れ替わっていく。

人生の面白さや切なさまでも感じさせられる。



なんだけど、48話(大東亜戦争突入の頃)で止まってしまった。

これはオンデマンドの仕組み上、「特選見放題パック」では仕方の無いこと。

順にアップされるのを待つしか無い。








 ならばと、以前から気になっていた「ちりとてちん」を観始めた。

落語好きな私にはうってつけの、落語が背景のドラマだ。
これなら全話が揃っている。


このドラマも凝っていて、落語通でないと気づかない仕掛けが各所に散りばめられている。

例えば、喧嘩の仲裁が趣味のオヤジは「胴乱の幸助」からだし、しったかぶりをからかうシーンは「酢豆腐」そのものだ。
師匠の自宅前にある小料理屋「寝床」は、浄瑠璃好きの旦那さんの噺としてよく知られる。


それと、B子の家族のやりとり自体がとぼけていておもしろい。

母親の名が同じ糸子という偶然も面白い。







 しかし、150話からなるこの手のドラマは、自分を律しないと大変だ。


なので、観るのは日に最高でも4話までと決めておこうと思っている。


我ながら何かと興味深いものが多くて困ったオヤジだ・・・





チュー太郎







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