けふのBGM
YELL~エール~ / コブクロ
4年毎、オリンピックのある年の正月二日に開かれる高校時代の同級会。
今年で3回目だったか、いつも通り開催され、私も参加した。
それは、発起人であるM鍋という男子が芯で、H藤という女子がその補佐となり
運営されていて、ただ集まって旧交を温めるにとどまらず、後日その日の光景が
写真や動画になったCDに名簿を添えて郵送されてくるという心の籠もった恒例の
集まりとなっている。
そのH藤から昨晩電話があって、郵送物の中に同封する挨拶文を書けと言う。
丁重に辞退しようとするも、割と押しが強い。
こちらとしてもおんぶにだっこという負い目は感じている。
確かに、CDや名簿の準備に追われているだろうから、作業を分担したい気持ちは
理解出来る。
となれば、ここで断るのは余りに薄情だ。
そんな訳で引き受けた。
しかし、思いつきを気儘に書き殴るのとは違い、それなりに襟を正した文章に
仕上げなければならないと思うと、書き出しから煮詰まってくる。
とはいえ、あちらの準備の都合も考えれば、そうそう時間を掛ける訳にもいかぬ。
そこで、ここに書いてみようと思う。
作文ということについては同じ土俵だ。
じゃあ、ここへの投稿も兼ねてやれば効率がよかろうという思いつきだが、
果たしてそれが正しいのかどうかは解らない。
なにはともあれ、やってみる。
前略
昭和50年の春、新居浜東高等学校を卒業した同級生の諸君!
堅苦しい時候の挨拶は割愛して、いきなり本題に入ります。
益々ご清祥の人ばかりじゃないだろうし、そも小生自身が我が人生に喘いでおりますから。
実は、あの日も近況報告で暴露した通り、今回はスルーしようと思っていたくらいの
心境だったのですが、強引に引っ張ってもらってよかったと、真鍋くんに感謝しております。
卒業以来37年ぶり?に話せた懐かしい同級生もいましたし、新居浜を離れてしまった旧友とも
旧交を温めることが出来ました。
一方、こんな考え方もあるということは知っております。
「過去を振り返るだけの何物でも無い同窓会の類いは全く意味が無い。
それより前を向いて歩くべきだ。」
確かに、効率だけを念頭に生きるのならその通りでしょう。
小生自身、効率重視の生き方をしておりますので、一面の真理として頷けます。
ただそれには、いつも心身共に万全であるという大前提が必要であり、そんな人間は
そうそう居ないだろうと思うのです。
たまには振り返ったっていいじゃないですか。
それを明日への活力源にすればいいのですから。
それと、「そうがむしゃらに生きた先に何がある?」とも思うのです。
ましてや我々、次に集まるときは還暦直前という年代です。
そろそろこの世の締めくくり方を考えねばなりません。
そういう意味でも、同じ時代に同じ年代として生きてきた、言わば戦友のそれぞれの
「気」に触れることは有意義であると思っています。
まあ、堅いことは抜きにして、また4年後にみなさんと会えることを楽しみにしています。
例によって、記念写真や記念ビデオをCDにして同封致しますので、ご笑納ください。
(なんつって、小生、挨拶文担当なのでな~んも手伝っておりませんが)
最後に、自分の心情中心のアクの強いご挨拶になりましたこと、それと、先生方へのご挨拶と
お礼が前後しましたことをお詫び申し上げ、筆を置きます。
先生、いつも我々を見捨てずおつきあい下さり、誠にありがとうございます。
不躾なる乱筆乱文、ご容赦ください。
皆様、ありがとうございました。
草々
元3年3組 河端泰男
what's new
明治大学マンドリン倶楽部演奏会のご案内
とき 2012年3月8日(木) 開場 18:00 開演18:30
ところ 新居浜市民文化センター大ホール
入場料 大人2500円 学生(高校生以下)1500円
「酒の宝島」および「WoodyBarチュー太郎」にてチケット鋭意販売中!
母校の後輩たちの演奏をどうぞ聴いてやってください。
興味のある方は、右メニューのメッセージでお気軽にご連絡ください。
1980年 明大マンドリン倶楽部「丘を越えて」
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