白爺はテニアンから引き揚げてきた時に若狭の田舎に落ち着きました。
当時は国民学校の高等科になると農業の時間がありました。
農業の実習では、便所の肥しを桶に入れて前後二人で担ぎ畑まで運ぶ作業がありました。
桶の中の物が跳ねて身体に掛かるので、白爺は何時も前担ぎをさせてくれと強請った想い出があります。
孫の家の庭にあるハウスには、高原レタス・キャベツ・白菜などの苗が沢山あります。
孫婿殿が、レタスの苗を箱に入れ始めました。
これからレタスの苗を植えるのだそうです。
白爺も手伝うことにして車に乗り込みました。
レタスの苗は、苗箱を2.5㎝位に区切った中に1本ずつ芽を出しています。
畑にはビニールシートが敷かれていて、苗を植える場所には槍のような機械で作業前に穴が開けられていました。
その穴に苗を入れて両側から押さえると、苗植えは終りです。
車に腰掛け一人で3畝に苗を植えていくのです。
一番左の3畝を終えて、次の3畝に挑戦している白爺ですが、婿殿とお姑さんは既に遠くまで植え終わってしまいました。
畑の隣には曾孫が通う小学校のグランドがあります。
曾爺さんの農作業を、曾孫達にグランドから見てほしいと思いながら作業をしてきました。
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