07.01テニアン報告④カロリナスの慰霊碑に参拝

白爺達はテニアンに帰ると、先ず自分達が生死の境を彷徨った、そして友達・知人が沢山自決した、カロリナスのバンザイ岬に車を向けてもらいます。

白爺達と有志が寄付金を集めて、一番先にカロリナスに建てた慰霊碑をお参りするためです。

　　　　　

今回車を走らせると、岬の入口にゲート（門）が造られていました。

扉が閉まっていたり、監視員がいたりするわけではありませんが、一時中国の人が慰霊碑などを壊したり落書きしたりしたので、この区域は北マリアナ政府の慰霊公園であるという意思表示のために、ゲートは作られたような気がしました。

　　　　　　　　　　　　　　　

沖縄をはじめ沢山建てられた慰霊碑は、北方から吹き付ける１月の強い季節風に確りと耐えて建っていました。



６月には静かな海も、白波がたってていました。

　　　　　　　　　　　　　

この場所から、祖国の安泰を祈り「バンザイ」を叫んで自決した人は、今年で６３年忌を迎えています。
今の日本の現実を見ると、日本人の安寧を祈念してバンザイ自決した人たちは、恨んでいるのではないでしょうか。
平和ボケ・家族軽視・恩師を罵倒・子育て放棄・権利の主張義務の不履行等々。
又「カンガエル」が出てきそうですが、こんなこと考えるのは白爺だけでしょうか？



亡くなった方々には申し訳ありませんが、もう一度靖国神社に集まっていただき、「日本人目を覚ませ！」と、喝を入れていただくよう、白爺は心からお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

話は変わりますが、ゲートの手前にある坂の左方向、第１航空艦隊の司令部玉砕洞窟の下に、ホーンさんの娘さんが政府から支給された土地があります。

タガンタガンのジャングルですが、白爺が滞在中に開拓して、椰子畑をつくりました。
写真のブルトーザーのような車は、ホーンさんの一番下の男の子が運転しているのですが、この車が１回走るだけで、直径２０センチ位ある木も根こそぎなぎ倒し、黒土で整地された畑が出来あがってしまいます。



白爺は、この機械を見ていて、モッコを担いで飛行場造った日本と、このような機械を使ったアメリカを比較して考えてしまいました。
「こりゃー駄目だー！」

この開拓を見学していた日に、忘れられないことが発生しました。
この話は又今度いたしましょう。