白爺の独り言

故郷テニアン島へ帰る旅!
 古い友達と巡る秘湯の旅!
白爺一人で ブツブツブツ・・
お暇な人 寄っていって~。

友達とは仲良く・動物は愛護せよ(尋常小学修身読本②)

2015-06-03 07:31:21 | 思い出 (自分史)

右のページは「トモダチ」の教科です。 
「急に夕立が降り出しました。
傘がないので軒下にいる友達に、傘を持った人が私の傘に入りなさいと進めています。
友達とは仲良く付き合い、困っているときは助けてあげなさい」

左のページは「ケンクヮ ヲスルナ」の教科です。
谷川に架かる橋の右左からヤギが渡り始めました。
二匹のヤギは橋の真ん中でぶつかり合ったのですが、お互いに譲らず喧嘩をしました。
その結果二匹のヤギは谷底に落ちて死んでしまいました。

下の絵は、山に向かって「バカ」と言うと山も「バカ」とコダマしてきます。
「仲良くしよう」と言うと「仲良くしよう」と帰ってきます。
喧嘩をするようなことがあったら、こちらは譲ってやりなさい。
相手を嫌いと思うと相手も貴方を嫌いと思います。」

白爺は車で細い道を通るときは、何時でもこのヤギの話を思い出しています。
「みつごの魂何時までも」は間違いありません。
やはり子供の時に修身を学ぶ必要を実感しています。

「ゲンキヨク」の教科です。
金太郎が動物を集めて相撲を取っている絵ですが、自分も大きなクマと毎日相撲を取っているので今では箱根の山で一番強いものになりました。」

         

右のページは「タベモノ」の教科です。
「妹が庭に落ちている青梅を食べようとしています。
青梅を食べると食中毒になるので食べてはいけません。
口に物を入れるときには十分注意をしなさい。」

左のページは「シマツ ヲヨク」の教科です。
「学校に行こうと友達が来たのですが、この子はノートがランドセルの中にないので慌てています。
お母さんが部屋の隅に放り出してあったノートを持って来てくれたので助かりましたが、皆さんも後始末をきちんとしないといけません。」
先生の声です。

右のページは「イキモノ」の教科です。
「家の中に燕が入りました。燕は益鳥です。
入口の障子を開けて外に出してあげています。
動物は可愛がりましょう。」

左のページは「ナツヤスミ」の教科です。
4月に入学してここまで勉強すると楽しい夏休みになったのでしょう。
「夏休みは学校が休みです。学校が休みでも宿題はきちんとやりなさい。そして楽しく遊んでください。海や山で怪我をしないように注意すること。」

・友達を大切にせよ
・喧嘩をしてはいけない
・健康になるよう体力を鍛えよ。
・食べ物には注意をせよ。
・普段から整理整頓に努めよ
・動物を愛護せよ。
・夏休みでも勉強を忘れるな。

先生はこんなことを教えていたのでしょう。

 

 



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