
白爺は、一昨年の6月9日から30日。テニアン島に里帰りをしました。
福島県からも5人の友人が同道していましたが、14日には帰国したので、
「サーこれからテニアンの空気を満喫するぞ」
と張り切った途端、大雨になりそうな雲が空を被い始めました。
この年は台風の当たり年で、6月までに6号が発生していました。
空を被っている雲は、台風6号の雲のようでした。
6月19日
台風6号は925ヘストパスカルに発達して、沖縄東海上を北上中とテレビは放映していました。
そして、ヤップ付近に7号が発生したことも伝えていました。
台風の影響はテニアンにも出始めていて、タチョンガやジョーンズの浜は波が高くなり、白爺はロングビーチで泳いでいました。

6月21日
テニアンにはようやく青空が戻ってきました。
台風6号は西日本に上陸し、7号はフィリピン方面に向かって進んでいるとテレビ放送があり、やっと楽しいテニアン暮らしができると喜び合いました。
毎日浜辺に出かけて、ボート釣りやEE釣をしましたが、この年は面白いように釣れました。

6月26日
この日もタチョンガへ朝釣りに行きましたが、大漁・大漁!。
午後になったら、フレミングの杉さんが来て、
「テニアン東方海上に台風8号が発生した。30日頃テニアンが危ない。
1日も早くサイパンへ渡り、サイパンから帰国をしたほうが良い」
と忠告してくれました。

早速1日早くテニアンを離れ、29日にはサイパンで宿泊することにして、ホテルの手配をお願いしたが、全部満室でダメ。
28日はOKだと言うので予約してもらいました。
6月27日
朝から大雨。テレビは「台風は益々発達している」と放映していました。
また、マリアナの天気予報テレビは、「台風はテニアンを通過する」と放映しました。
外を見ると雨は止んでいるのだが、風が猛烈に強くなっていました。

6月28日
朝5:30Am熱帯低気圧コンディションⅠ号の警報が出ました。
日本のテレビでは、既に台風8号のニュースを放映しています。
台風情報では、瞬間風速65M~80Mと出始めました。
Mはメートルかマイルか分かりませんが、とにかく物凄い暴風です。
ホテルも停電して、自家発電に切り替わりました。

しばらく実況報告をやりましょう。
11:30Am
少し風向きが南に変わりました。台風は北へ動き出した模様です。
12:30Pm
風は南に変わり、また猛烈に吹き始めました。
1:45Pm
風と雨が共に強く、ゴーゴーと音を立てています。

2:45Pm
状況は依然変わらず、暴風でいろいろなものが飛ばされています。
一旦回復した電気は、又停電になり自家発電に切り替わりました。
テレビも放映がストップしてしまいました。
5:0Pm
風の方向が南東になった模様。少し弱くなる気配も感じられました。
フレミングも5:0Pm全部クロースされました。
白爺は、閉店したストアーだが、杉さんに無理を言って代金明日払いで非常食のうどんとビールを買い込みました。
社員も帰れないので、困っていました。
6:0Pm
風は又強くなりました。庭のシャシャップの木がグランド側に靡いています。
6:15Pm
風は、益々強くなりました。
7:0Pm
暗くなってきました。
窓から外を眺めると、風は北からに変わりグランド側から吹き付けてきます。
テレビがダメなので携帯ラジオでサイパンの放送を聞くが、英語はダメ。
チャムロ音楽を聴きながらウイスキーを傾けて時間を過ごしました。
7:30Pm
風は北風になったので、部屋の入り口を開けて外を眺めると、ホテル前にある鉄板のコカコーラ看板が千切れかけていました。
杉さんと土さんが必死になって外そうとしていましたが、とても外せません。
危険になったので、途中で中止してしました。

8:0Pm
看板は、とうとう千切れて飛ばされてしまいました。
杉さん・土さん・チャリーさん3人で看板を片付け、今夜は105号室に臨宿するといって白爺の部屋にきました。


10:0Pm過ぎまでビールを飲みながら無事を祈りました。

考えてみれば、今日は白爺たちはサイパン泊まりの予定です。
30日の帰国はどうなるのだろう?
6月29日
台風は通過したらしいが、大木は倒れ看板が飛び散り町中は大変な状況になっていました。

ホーンさん宅のパンの木の枝も折れて、屋根の上に落ちていました。
風は弱くなりましたが、まだ吹いているし、空もどんよりしていて時々雨が降っていました。
7:30Am頃ホーンさんの車で街中を見に行きました。
大木は倒れているが、トタン屋根の飛ばされている家は2~3軒しか目につきませんでした。

桟橋に行ったら、100m手前の道路まで高波に洗われて、すっかり珊瑚の浜辺に変わっていました。
ボートハーバーにあった建物も無くなっており、大木が倒れているので近くまではいけませんでした。

午後になってフリーダム航空の音がするようになりました。
雨の間隙をぬってフライトしているようですが、明日の帰国を心配しました。
6月30日
最期のテニアンは雨空で迎えました。雷もなっています。
7:30Amに空港に送ってもらい
フライトを待ったのですが、先に飛んだ飛行機がサイパンに着陸できなくて引き返してきました。
それでも9:30Amに晴れ間を見つけて、白爺たちはフライトが出来ました。
白爺たちがフライトした以後、フリーダム航空は全便運休になったそうです。
ヨカッター。
サイパンでは成田行きのJALも1時間遅れになったので、1日空港で待機しましたが、
奇跡的に台風のテニアンから帰国することが出来ました。
この台風は、白爺が帰宅後、またまた東京で再会してしまいました。
大きい台風だと言われていましたが、白爺がテニアンで会ったときのような元気は、もうなくなっていましたねー。
この後、テニアン島では史上最高の台風が来襲し、沢山の家が吹き飛ばされたそうでが、
今年の6月は静かな6月になってほしいと白爺は祈っています。
杉さん・土さん本当にお世話になりました。


福島県からも5人の友人が同道していましたが、14日には帰国したので、
「サーこれからテニアンの空気を満喫するぞ」
と張り切った途端、大雨になりそうな雲が空を被い始めました。

この年は台風の当たり年で、6月までに6号が発生していました。
空を被っている雲は、台風6号の雲のようでした。

6月19日
台風6号は925ヘストパスカルに発達して、沖縄東海上を北上中とテレビは放映していました。
そして、ヤップ付近に7号が発生したことも伝えていました。

台風の影響はテニアンにも出始めていて、タチョンガやジョーンズの浜は波が高くなり、白爺はロングビーチで泳いでいました。

6月21日
テニアンにはようやく青空が戻ってきました。
台風6号は西日本に上陸し、7号はフィリピン方面に向かって進んでいるとテレビ放送があり、やっと楽しいテニアン暮らしができると喜び合いました。

毎日浜辺に出かけて、ボート釣りやEE釣をしましたが、この年は面白いように釣れました。

6月26日
この日もタチョンガへ朝釣りに行きましたが、大漁・大漁!。

午後になったら、フレミングの杉さんが来て、
「テニアン東方海上に台風8号が発生した。30日頃テニアンが危ない。
1日も早くサイパンへ渡り、サイパンから帰国をしたほうが良い」
と忠告してくれました。


早速1日早くテニアンを離れ、29日にはサイパンで宿泊することにして、ホテルの手配をお願いしたが、全部満室でダメ。
28日はOKだと言うので予約してもらいました。
6月27日
朝から大雨。テレビは「台風は益々発達している」と放映していました。

また、マリアナの天気予報テレビは、「台風はテニアンを通過する」と放映しました。

外を見ると雨は止んでいるのだが、風が猛烈に強くなっていました。


6月28日
朝5:30Am熱帯低気圧コンディションⅠ号の警報が出ました。
日本のテレビでは、既に台風8号のニュースを放映しています。

台風情報では、瞬間風速65M~80Mと出始めました。

Mはメートルかマイルか分かりませんが、とにかく物凄い暴風です。
ホテルも停電して、自家発電に切り替わりました。

しばらく実況報告をやりましょう。
11:30Am
少し風向きが南に変わりました。台風は北へ動き出した模様です。
12:30Pm
風は南に変わり、また猛烈に吹き始めました。
1:45Pm
風と雨が共に強く、ゴーゴーと音を立てています。

2:45Pm
状況は依然変わらず、暴風でいろいろなものが飛ばされています。
一旦回復した電気は、又停電になり自家発電に切り替わりました。
テレビも放映がストップしてしまいました。
5:0Pm
風の方向が南東になった模様。少し弱くなる気配も感じられました。
フレミングも5:0Pm全部クロースされました。
白爺は、閉店したストアーだが、杉さんに無理を言って代金明日払いで非常食のうどんとビールを買い込みました。
社員も帰れないので、困っていました。
6:0Pm
風は又強くなりました。庭のシャシャップの木がグランド側に靡いています。
6:15Pm
風は、益々強くなりました。
7:0Pm
暗くなってきました。
窓から外を眺めると、風は北からに変わりグランド側から吹き付けてきます。
テレビがダメなので携帯ラジオでサイパンの放送を聞くが、英語はダメ。
チャムロ音楽を聴きながらウイスキーを傾けて時間を過ごしました。
7:30Pm
風は北風になったので、部屋の入り口を開けて外を眺めると、ホテル前にある鉄板のコカコーラ看板が千切れかけていました。
杉さんと土さんが必死になって外そうとしていましたが、とても外せません。

危険になったので、途中で中止してしました。

8:0Pm
看板は、とうとう千切れて飛ばされてしまいました。
杉さん・土さん・チャリーさん3人で看板を片付け、今夜は105号室に臨宿するといって白爺の部屋にきました。



10:0Pm過ぎまでビールを飲みながら無事を祈りました。


考えてみれば、今日は白爺たちはサイパン泊まりの予定です。
30日の帰国はどうなるのだろう?
6月29日
台風は通過したらしいが、大木は倒れ看板が飛び散り町中は大変な状況になっていました。

ホーンさん宅のパンの木の枝も折れて、屋根の上に落ちていました。
風は弱くなりましたが、まだ吹いているし、空もどんよりしていて時々雨が降っていました。


7:30Am頃ホーンさんの車で街中を見に行きました。

大木は倒れているが、トタン屋根の飛ばされている家は2~3軒しか目につきませんでした。

桟橋に行ったら、100m手前の道路まで高波に洗われて、すっかり珊瑚の浜辺に変わっていました。
ボートハーバーにあった建物も無くなっており、大木が倒れているので近くまではいけませんでした。


午後になってフリーダム航空の音がするようになりました。
雨の間隙をぬってフライトしているようですが、明日の帰国を心配しました。
6月30日
最期のテニアンは雨空で迎えました。雷もなっています。

7:30Amに空港に送ってもらい

それでも9:30Amに晴れ間を見つけて、白爺たちはフライトが出来ました。
白爺たちがフライトした以後、フリーダム航空は全便運休になったそうです。
ヨカッター。

サイパンでは成田行きのJALも1時間遅れになったので、1日空港で待機しましたが、
奇跡的に台風のテニアンから帰国することが出来ました。

この台風は、白爺が帰宅後、またまた東京で再会してしまいました。
大きい台風だと言われていましたが、白爺がテニアンで会ったときのような元気は、もうなくなっていましたねー。

この後、テニアン島では史上最高の台風が来襲し、沢山の家が吹き飛ばされたそうでが、
今年の6月は静かな6月になってほしいと白爺は祈っています。

杉さん・土さん本当にお世話になりました。


懐かしい!
また、あのお2人がフレミングにいてくださらないかなぁ・・・。ふと、そんなことを考えてしまいました。
このお2人とフレミング、ボクには大切な想い出なんです!
この記事を読んだら、懐かしくなちゃった。
あの時は大変お世話になりました。
あの看板を、皆さんで千切ったのだとは聞くまで知りませんでした。
あの風の中で切断したとは?
まさに特攻隊です。
自然って、感動的です・・。
実況中継は素晴らしいです。でも、白爺様。コカコーラの看板は飛びそうになったから夜中に土さんとチャーリーと3人で引きちぎったんですよ。確か飛ばされる前に。
先日、こちらでもものすごい春の嵐が吹きました。
テニアンの台風は、発生元に近いのでしょうがすごいんでしょうね!
ブログを見ているだけでぞーっとします!!
(実況中継は、臨場感たっぷりです!!)
訛らないように気をつけないと。失礼失礼!
あの次の台風がもっと大きかったそうですね。
白爺がテニアンに移住する前の年にも大きい台風があったらしく、家の後ろの台所が玄関前に転がっていた記憶があります。
白爺さんの時間単位の実況中継は真に迫る迫力があります。長期滞在中にはこんな体験もしざるおえませんねえ。