食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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見た目は似てますが

2013-12-10 | 血行をよくする
今日のテーマは「紅花」(べにばな or こうかと読みます)です。
おなじみの「お血」解消シリーズのひとつです。
(「お血」の「お」は、「やまいだれ」の中に「於」を書きます)


「お血」って何?と思ったら、ターメリックチンゲン菜の解説をご覧ください。

紅花は、漢方では血流を改善して経絡の通りをよくする、「お血」を取り除き痛みを止める、働きがあるとされています。
(経絡:気や血が流れる通路のことで、五臓六腑、筋肉などの組織、皮膚などを互いに繋げるネットワークです。)

特に子宮に作用するので、生理不順・生理痛・月経前症候群(PMS)などに用いられます。
滞った血流を改善して、痛みやコリを和らげるので、肩こりや関節痛、胸の痛みにも。

ただし、妊婦さんと月経過多の人には禁忌(=使ってはいけない)です。

炒め物に少し加える、お酒に漬けて紅花酒にする、といった調理法がありますが、お茶とブレンドするのが一番お手軽です♪
おススメは「マイカイ紅花茶
以前ご紹介した気の巡りをよくするマイカイカと、体を温める紅茶、そしてこの紅花をブレンドします。

生理の一週間前ぐらいから飲み始めると、体が温まって気も血も巡りがよくなり、つらい時期の痛みを軽くしてくれます(^-^)
紅花には独特のクセがあり、たくさん使うと微妙なお味になります…
1人分の紅茶でティースプーン半分ぐらいにしておいた方が、美味しくいただけますよ☆

ちなみに、この紅花に見た目がちょっと似ているのがサフラン
漢方では「番紅花(ばんこうか)」と呼ばれています。
同じく「お血」を取り除く働きもありますが、性質は体を冷やすで、クールダウンさせて精神を落ち着けるのに用いられます。
カレーのサフランライスは、スパイスで熱くなり過ぎないように、バランスを取る役割をしてるのかも!?

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、辛・甘/肝・心

効能
血流を改善して経絡の通りをよくする
「お血」を取り除き痛みを止める



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