食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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便秘の傾向と対策

2014-07-16 | 漢方・薬膳
梅雨時はいつも浮腫(むくみ)との戦いになることが多い私ですが、今年は珍しく便秘気味になりました(´・ω・`)

不規則な食生活をしていた頃は便秘になることもありましたが、薬膳を学んで食養生を心がけるようになってからは、ほぼ無縁でした。

今まで何ともなかったことでちょっとした不調を感じると、気になりますよね…
なんでだろう?

ということで、今回は「便秘の傾向と対策」についてお話ししたいと思います。

漢方では、便秘は大きく4つのタイプに分けて考えます。

虚性便秘
熱性便秘
気滞便秘
冷性便秘

ここでは、そんなタイプがあるのね…ぐらいに捉えていただいて、それぞれのタイプについて、簡単にご説明しますね。

虚性便秘
疲れやすい人、体が弱めの人、お年寄りに多いタイプ。
さらに細かく分類すると、便を出す力が弱い「気虚便秘」と、貧血の人や生理後・出産後に起こりやすい「血虚便秘」に分かれます。

熱性便秘
体質、加齢、食事の偏り、発熱後に、腸の潤いが不足し乾燥によって起こる便秘。
さらに細かく分類すると、更年期などで手足がほてる人に起こりやすい「陰虚便秘」と、暑がりでいつも元気いっぱいな人や熱が出た後に起こりやすい「実熱便秘」に分かれます。

気滞便秘
ストレスや運動不足により、出す力が停滞して起こる便秘。
それほど強いストレスでなくても起こる場合も。例えば旅行に行くと出なくなるとか。

冷性便秘
お腹の冷えにより出す力が弱って起こる便秘。
冷え症の人、お年寄りにもあてはまるタイプ。

どれかひとつのタイプにピタッとあてはまる、ということはたいていなくて、複数のタイプが合わさることがほとんどです。

タイプ別の摂りいれてみていただきたい食材のカテゴリーを、過去の記事にリンクしました。ご参考までに!

虚性便秘
気虚便秘気力・体力アップの食材
血虚便秘血を増やすものを中心に、体を潤す(涼や寒の性質のものは避ける)、体力・気力アップの食材も加えて

熱性便秘
陰虚便秘体を潤すものを中心に、体の熱を冷ます食べ物を、血を増やす食材(温や熱の性質のものは避ける)も加えて
実熱便秘体の熱を冷ます体を潤す食べ物

気滞便秘気の巡りをよくする食材

冷性便秘体を中から温める食べ物

便秘を改善するで紹介したものも要チェックです(^_-)
いちじくはこれから美味しい季節を迎えますし!!

今年の私はどうもの「血虚便秘」との「陰虚便秘」タイプの合体型だったようです。
血を増やす食べ物、体の熱を冷ます食べ物、体を潤す食べ物を、意識して組み合わせて食べるうちに、自然と解消されて行きました。

最近、足の裏がほてりやすいんです。
おそらく更年期が近づいて来ているから…

でも食養生と薬膳があるから大丈夫。
流れに逆らわず、体の声を聞きながらゆるやかに乗り切って行こうと思います。

自分のタイプを探るには、もっと詳しく症状や生活習慣、食べているものなどをチェックする必要がありますが、紙幅が尽きたのでここまで(^ ^)

ご紹介しきれていない食材もまだありますし、なぜその食材なのかということも知りたいですよね!?
9月のワークショップ、便秘がテーマの回を設けますね☆

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



夏だから自分ケア♪7~8月のワークショップ
8/30(土)『腎と冷え症の食養生&薬膳』
7/26(土)『夏バテ対策の食養生&薬膳』
8/21(木)『腎とエイジングの食養生&薬膳』
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