食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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春野菜で目覚める

2016-03-05 | 漢方・薬膳
産直のお店でちょっと珍しい野菜を見つけました。


袋には「アブラナ」と書いてありましたが、たぶん「のらぼう菜」か「かき菜」なんじゃないかと思います。

どちらもアブラナ科の一種。「菜の花」の仲間です。

のらぼう菜はセイヨウアブラナの系統、かき菜は在来種系なんだそうです。
産地が栃木県や群馬県だと「かき菜」、東京西部や埼玉県だと「のらぼう菜」といわれているみたいです。

色々調べてみましたが、見た目はかなり似ていて違いが分かりません(^ ^;)

「かき菜」は、果物の柿とは関係なく、固い茎を手で欠いて収穫することから「かき菜」と呼ばれるようになったんだとか。

「のらぼう菜」は江戸東京野菜のひとつで、東京西部では春の訪れを告げる特産の地野菜なんですって。

カロテンや食物繊維、ミネラルが豊富な春野菜です。

茎の部分は見た目はとても固そうですが、生をかじってみたら、サクサクした歯ごたえで意外でした。
ほのかな甘みもあって美味しい!
新鮮なものなら生で食べてもいいんじゃないかなと思うほど。

葉の部分は、生だと微かに青臭さがあります。
あえて香りを楽しむなら漬け物などにして食べるのも良いかもしれませんが、火を通した方が食べやすい感じがしました。

オーガニックの菜の花油でにんにく、豚バラ肉と一緒に炒めてみましたよ~。
(味付けは中華だしと酒、赤唐辛子少々)


火の入り具合で食感が変わるのかも…わずかなぬめりを感じましたが、美味しくいただきました(*´艸`)

味噌汁には、あえて歯ごたえを残すように火を通す時間を短く(1分未満)してみたら、茎の甘みが感じられてこれまた美味でした♪

菜の花のような独特の苦みはありません。
どちらかというとブロッコリーの風味に近いような。

菜の花の仲間だから、おひたしやからし和えにしても美味しそう!

「菜の花」は抗酸化作用の高い成分(ビタミンC・Eやカロテン)がたくさん含まれている、免疫力をアップしてくれる春野菜。

薬膳では、目の充血やのぼせ、めまい、イライラなどがある時におススメの食材です。炎症を抑える働きがあるとされています。

春野菜はデトックス効果が高いとよくいわれますが、それは、春野菜の持つ苦みが解毒の働きをしたり、辛味が滞っている気や血の流れを良くしたり、独特の香りが冬眠状態の体を目覚めさせてくれたりするからではないでしょうか。

今日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」ですしね!
この週末は春野菜をたっぷり食べたくなりました☆

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



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受講料30,000yen(テキスト代・材料費込み、薬膳茶・お菓子付き)

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