人生夕暮れ時のつ・ぶ・や・き

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原田マハ 「美しき愚かものたちのタブロー」

2021-02-05 | Weblog


原田マハの本は美術に関連した物語が多く、私の好きな作家さんです。
「楽園のカンブス」「ジベルニーの食卓」「暗幕のゲルニカ」など・・・
いずれも興味深く読んだ。

今・・・「美しき愚かものたちのタブロー」を読んでいる。
タブローというのは絵画という意味らしい・・・・
愚かものたちとは印象派の画家のことを指すらしい。

国立西洋美術館の礎を気づいた「松方コレクション」
この本はそれに尽力した4人の男たちの物語です。
松方幸次郎のコレクションが西洋美術館のもととなったことは
知っていたが、いろいろに関わった方たちの物語に
興味がひかれたのです。

国立西洋美術館に初めて行ったのは、60年前、
中学の修学旅行だった。田舎の中学生にとって
ただ、ただΣ(・□・;)驚きの連続・・・
今でも強く記憶に残っている。

原田マハさんのこの本の中にバーンズという方のお名前がたびたび出てくる。
はて、さて・・・どっかで聞いたかな?

思い出したのです。

「バーンズ・コレクション展」西洋美術館開催 に行ったことを・・・
開催は1994年だから、27年前のことなのよネ
その時買い求めた画集が確かあるはず・・・
あった あった・・・
美術館に行ったときはたいてい、開催に関する画集を買ってくる。
27年ぶりに見たのです。この本を・・・
表紙は「アンリ・ルソー」 生きる喜びという作品です。
とっても素敵な色合い、斬新なデザイン・・・・
私、絵のことはわからないけど、とっても心が奪われる色合いです。
画集を改めて、眺めることとなった。

この時、バーンズコレクションが日本で見られたのは
後にも先にも1994年のこの時が最後となるらしい。
バーンズ氏は遺言により所蔵の作品は館外貸し出しを禁じたという。
この時はバーンズギャラリーの老朽化に伴う改装の期間だったという。
特別な期間だったみたい・・・。
私、何にも知らないで見に行った。
私、すごいものを見たんだ!!

かくして27年前の「バーンズ・コレクション展」の画集
改めてみることになったのです。
それにしても素晴らしい画集です。
マネ、モネ、セザンヌ、ゴッホ、ルノアール・・・
印象派の画家の絵は総なめです。
バーンズ氏ってすごい人だったのですネ
素晴らしい  
しばらくはこの画集をゆっくりと見てみようと・・・

原田マハさんのこの本を読んだことがきっかけとなった。
こうして小説に出会うことで、
過去の思い出を手繰り寄せることが出来るのですネ

原田マハさん・・・ありがとう
この本、まだ半分しか、読んでないけど、
少し・・・美術が好きなこともあり
とっても気になる内容です。