SERIE A 第28節 3/11(日) 15:00@エツィオ・スチーダ(クロトーネ) 主審:マッツォレーニ氏(Bergamo出身)
サンプドリア - クロトーネ
↑↑©corriere dello sportより
Ciao Astori
アストーリの葬儀は国籍、チームの壁を越えて大変な数の人が参列し、若過ぎて亡くなったキャプテンを見送った。
アストーリの魂を胸に、セリエAは再開する
↑↑©calcioweb.euより
前回の対戦は5-0で快勝!このフェラーリの古巣相手の開始3分でのゴールを皮切りに得点を量産して圧勝!今季一番の試合だったのでは?アウェイでも繰り返せるか!?
⇒https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/79dffc1bf10b61d3b4b36752311631ed
【試合前情報】
さて前節の延期を受けて2週間ぶりの試合。相手は18位と、降格圏内に沈むクロトーネ。6位を狙うためには難しい南部のアウェイとは言え、取りこぼしは許されない。勝点3が欲しい。クロトーネはニコラ監督が15節で解任されて、後任は元サンプの選手&監督でもあるワルテル・ゼンガ氏(57)が就任している。蜘蛛男の異名を取るレジェンドGKはサンプでは監督として成功できなかった。夏にいきなりEL予選で躓き、リーグ戦もわずか12試合で解任。
その後UAE行ったり、直近は昨年10月までイングランドの2部に当たるチャンピオンシップのウォルバーハンプトンを率いていた。
ちなみにゼンガが監督としてサンプと対戦するのは意外にもこれが初めて。選手としては21回サンプと対戦しており(主にインテル時代)、10勝4分け7敗の成績を残している。監督としてジャンパオロvsゼンガはジャンパオロの1勝2分け。直近はジャンパオロがエンポリ、そしてゼンガがサンプを率いていた2015-16の試合で1対1の引き分け
ここにきてクロトーネはスパルとベネヴェントと言う降格を争う2チーム相手に共に2-3のスコアで連敗。そろそろお尻に火がついており、必死に戦ってくるだろう。ただサンプも昨季と違って今年はしっかりした目標が有るので、モチベーションは落ちない。プラートとラミレスの怪我人もスタメン復帰できる可能性も有るので、アストーリがくれた休みはプラスに働いたと考えよう。
サンプとクロトーネの対決は、セリエAでは昨シーズンの2試合と今季のアンダータでの試合の通算3試合。1勝1分1敗↓↓
- 2018/10/21 SAMPDORIA 5-0 CROTONE 3'(1°T)FERRARI 12' QUAGLIARELLA 39' CAPRARI 26'(2°T)LINETTY 31'(2°T) KOWNACKI
- 2017/04/23 SAMPDORIA 1-2 CROTONE
20'(1°T) P. SCHICK 22'(2°T) D. FALCINELLI, 35'(2°T) SIMY - 2016/11/27 CROTONE 1-1 SAMPDORIA
43'(1°T) D. FALCINELLI 26'(2°T) B. FERNANDES
クロトーネとは移籍市場ではここ2年ぐらい良好な関係を築いており、今回の対戦相手にもパヴロヴィッチとブディミルと言う今季移籍していった元サンプの2人がいる。一方のサンプにもカペッツィとフェラーリ2人がいる。
【プチサンプニュース】
1.延期されたアタランタとの試合は4月3日(火曜)18:30キックオフ
2.3/31(土曜)の第30節キエr-ヴォ戦は15:00キックオフから18:00キックオフに変更
この日程変更により、その週はにわかに大変な日程になってしまった。と言うのもアタランタ戦の4日後の4/7(土曜)には、ナイターでDERBYが控えるからだ。幸いうんこ〇ェノアも延期になった試合は全く同じ4/3(火曜)の18:30になった為に、条件は一緒。ただサンプはアウェイでアタランタと言う難敵と戦ってからDERBYの準備に入るので、怪我人などがで無い事を祈る
さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。怪我したベレシンスキはまだ復帰出来ず。逆にラミレスはスタメンに戻れる可能性が有る。そこで右SBはサーラ。トップ下はカプラーリとラミレスの争いだが、おそらくラミレスか。プラートが回復してきているが、スタメンはまだ微妙。しかしジャンパオロはスタメンで使うと見た。相手は格下のクロトーネだから、攻撃力に長けたプラートとリネッティを使ってバッレートをベンチに置くのではないかと言う予想。元クロトーネはフェラーリとカペッツィ。
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
クアリアレッラ サパタ
ラミレス(カプラーリ)
リネッティ プラート(バッレート)
トレイラ
ムッルー(ストリニッチ) サーラ
フェラーリ シルヴェストレ
ヴィヴィアーノ
ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFアンデルセン、ストリニッチ、レジーニ
MFアルヴァレス、バッレート、ヴェッレ、カペッツィ FWカプラーリ、コフナツキ
《ジャンパオロ・試合前公式会見》
- クロトーネは残留のために勝星が必要なので、死に物狂いに来るだろう。非常に難しい相手だ。しかし私の選手たちもこの1週間非常に良い練習をしていた
- ベレシンスキ以外に怪我人はいない。明日の試合のスタメンもまだ決めかねているポジションがたくさん有る。全員が良いプレーを見せているゆえの良い悲鳴であり、これからシーズン終盤に向けてミッドウィークの試合も増えるし、全員の力が必要になってくるだろう
- (ウディネーゼ戦でデビューしたアンデルセンについて)彼は非常に良い選手で、サンプの将来である。この間は右SBでデビューしたが、本来はセンターバックの良い資質をたくさん持っている。シルヴェストレと言うモンスターが同じポジションにいるためになかなか出場機会が無いが、もっと弱い選手がレギュラーだったらすでに試合にたくさん出ていただろう
- この1週間の休みの影響は特にない。アストーリの悲劇を受けて試合を延期したFIGCとCONIの英断は素晴らしいものだ。アストーリの思い出と、カルチョと言うスポーツの素晴らしさに誇りを持って試合に臨みたいと思う
一方のクロトーネはゼンガ監督の4-3-3。クロトーネは怪我人が多く、ゼンガは頭を悩ませなければならない。ローデン、フェスタ、シミッチ、トゥミネッロ、イツコに続いてチーム得点王のブディミルも今節は怪我で試合に出られない。フォーメーション、GKは反射神経抜群のコルダズ。4バックは柱のCBチェッケリーニと相棒は冬にカリアリから移籍してきたカプアーノ。右ファラオーニで左はマルテッラが起用されそうだ。マルテッラはサンプに欲しいなぁ。MFは10番のバルベリスが、ユーヴェからレンタル中の期待の若手左利きマンドラゴーラとコンビを組む。もう一人はこちらも冬にペスカラから移籍してきた左利きの攻撃的なベナーリ。FW陣はやや貧弱。ブディミル不在のCFはトロッタ。両翼は数年前まで溶接工の仕事を掛け持ちしていたナリーニと憎敵ジェノアから冬に来たリッチ。かなり冬のメルカートで動いた様が伝わってくるスタメンだ。元サンプ勢はブディミルとパヴロヴィッチ。
Crotone(4-3‐3) 監督:ヴァルテル・ゼンガ
トロッタ
ナリーニ リッチ
ベナーリ バルベリス
マンドラゴーラ
マルテッラ ファラオーニ
カプアーノ チェッケリーニ
コルダズ
ベンチ:GKヴィスコーヴォ、フィリウッツィ DFアィエティ、パヴロヴィッチ、サンピリージ
MFザネッラート、クロチャータ FWストイアン、ディアビ、シミー、マルコヴィッチ
《ゼンガ試合前公式会見》
- (インテルの110周年記念パーティーに参加していたゼンガ)我々クロトーネとインテルが共に日曜良い結果を残せることを祈る
- 我々はここ最近、色々なエピソードのせいで勝点を落としている。カリアリ戦とボローニャ戦のように。しかし良いサッカーをやれているのでこのまま続けていきたい
- 残り12試合、我々はしっかり目標をもって戦い続けないとならない。残留の勝点目安?まだ直接対決がたくさんあるので、わからないよ。自分たち自身との戦いだ。
- サンプでの監督経験は素晴らしいものだった。最終的に良い結果が残せなかった事に関しては、私の責任も一部あったと思う。ただ私を監督として成長させてくれたし、最近フェレーロと話をしたが、私を解任した事は間違いだったと言ってくれたよ。ただ個人的にサンプを恨んだことは全く無い。サンプは選手も監督も良い仕事をする事が出来る素晴らしい環境を持ったチームだと、変わらず言い続けることができるよ
- ジャンパオロは非常に良い仕事をしていると思う。結果も残しつつ彼がやりたいサッカーを実現させている。クアリアレッラを若返らせたしね。今の順位は妥当なものだ。
さてまもなくキックオフのこの試合。やや苦手な南部のアウェイで、残留争いで必死の相手に対してしっかり勝点を獲れるか。ヨーロッパリーグ出場圏内である6、7位を確保するためには取りこぼしは許されない。
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:セリエA 第28節 2017年 3/11(日) 対クロトーネ@クロトーネ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)
’17-’18 SERIE A
26試合 13勝5分8敗 勝点44 得点46 失点34 得失点差+12 現在 6位(1試合未消化)