SERIE A 第14節 11/27(日) 15:00@エツィオ・シーダ(クロトーネ) 主審:マレスカ氏(Napoli出身)
サンプドリア 1 - 1 クロトーネ(前半0-1)
- (前半43分)クロトーネ[1] ファルチネッリ
- (後半26分)サンプ[1] ブルーノ・フェルナンデス
前半先制するも、後半追いついて何とか引き分け。南部の難しいアウェイゲームで貴重な勝点1と言う声も多かったが、最下位相手だしここは勝たないと上は目指せないと思うが・・・
↑↑©goal.comより
[試合前情報]
前節の逆転勝利の勢いをかって連勝したいサンプ。相手は今年セリエBから初めて昇格してきたクロトーネ。現在勝点5で最下位。昨季は現ジェノアのユリッチ監督の下で攻撃サッカーを繰り広げ、念願のセリエA初昇格を勝ち取った。その立役者が、今サンプのFWの控えにいるブディミルだ。そしてユリッチはジェノアに引き抜かれたが、その後任に座ったニコラ青年監督も同じく攻撃サッカーを信奉。しかしメンバーは昇格チームにありがちな半分以上のレギュラーが入れ替わっている。
さてサンプは右SBのサーラが前節負った怪我で招集外。また結局GKヴィヴィアーノはまだ間に合わず。スタメンでは右SBにペレイラが入り、GKは6試合目となるプッジョーニ。そしてなぜかブルーノ・フェルナンデスに代わってリッキー・アルヴァレスがスタメン。怪我かと思ったが、そうでは無かった。アウェイの悪いピッチで馬力を重視したと言う事か?不可解、と言うか大反対だ。ベンチのパロンボとチガリーニがSNSで、「MFには俺たちもいるぜ~」って歌っている動画を冗談でアップしてた。まぁある意味役割をわかっていると言うか、ちゃんと若手の実力を認めながらチーム力をアピールしていると言うか・・・彼らもコパイタリアではいよいよ出番が有るだろう
一方のクロトーネはニコラ監督の4-3-3っぽい4-4-2。一応本来FWの憎きパッラディーノ(昔ジェノア在籍時にDERBYでゴールを決めて、サンプファンを煽った)が左MFと言う事らしい。2トップは低迷するクロトーネの希望の星、ファルチネッリ(ここまで3ゴール2アシスト)とポストプレイヤーのトロッタ。中盤には今年のトレイラと一緒で、来年サンプに加入する事が決まっているカペッツィがいるが、この試合はスタメン落ち。ここまで6試合連続スタメンで出ていて、怪我もしていないと言う事はおそらくサンプ戦は出さない密約があるのだろう。元サンプには他にも左SBのメスバー。サンプを契約解除になって拾ってもらった形だ。キャプテンはGKコルダス。彼は10年前、自分で運転していた車で事故って当時の彼女を亡くしているらしい…
★日曜日15時00分に行われた、久々の通常時間ゲーム
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
クアリアレッラ ムリエル(88分シック)
アルヴァレス(52分フェルナンデス)
リネッティ(46分プラート) バッレート
トレイラ
レジーニ(Cap) ペレイラ
シュクリニアール シルヴェストレ
プッジョーニ
ベンチ:GKクラピカス、トッツォ DFドド、クラインツ
MFエラモ、パロンボ、チガリーニ、ジュリチッチ FWブディミル
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Crotone(4-4-2) 監督:ニコラ
トロッタ ファルチネッリ
パッラディーノ ローデン
(78分ストヤン)
クリセディグ バルベリス
(88分カペッツィ)
メスバー(70分マルテッラ) ロージ
フェラーリ チェッケリーニ
コルダス
ベンチ: Festa, Cojocaru, Salzano, Dussenne, Sampirisi, Suljic, Fazzi, Borello, Nwankwo.
*
備考:警告:前半5分ロージ,38分トロッタ,40分フェラーリ;芝状態最悪
<あらすじ>
前半2分 いきなりメスバーのスルーパスから抜け出して、ファルチネッリがシュートを決めるがこれは明らかなオフサイド
5分 長いドリブルを繰り広げたレジーニを倒したロージにイエロー■
23分 リッキーがボールを奪われてクロトーネのカウンター。パッラディーノのラストパスをファルチネッリが左足で狙うがミートせず。力んでいわゆる軸足キック
26分 クアリアレッラ倒されて得た30m位のFK。リッキーが左足で狙うが、低いライナーは強烈だがGK正面でキャッチ
37分 クアリアレッラを後ろからスライで倒したトロッタにイエロー■
40分 チャンス!左サイドを個人技で相手をかわしたリッキーが中へクロス。ムリエルがワントラップから切り返しでDFを外し、絶好のシュートに行くが、DFチェッケリーニが後ろからスライで何とかクリア
前半43分 ファルチネッリGoal:0-1
→右からロージのFK。ロングクロスをファーサイドでパッラディーノが左足強烈なボレー。GKプッジョーニが何とか弾くが、その跳ね返りをファルチネッリが同じく左足ボレーでゴールに突き刺す。先制を許す…
ロスタイム1分。そのまま終了
前半は0-1。ボールポゼッションはクロトーネ8分41秒:サンプ13分27秒。相手がかなり引いて守ってきたので、ボールはサンプが回していた。しかしただ回すだけであまり効果的な攻めは見れず。相手のペースに合わせてしまっていた印象がある。むしろ一旦ボールにアタックに行くと、クロトーネの方がアグレッシブに精力的に動いていた。また左SBのレジーニはそこそこ上がっていたが、サーラ不在で右SBのペレイラの上がりはほぼ皆無。まぁ左MFパッラディーノは実質FWの様な位置だったので致し方ない面もあるが、効果的な攻めのバリュエーションが生み出せなかった要因の一つでもある。そして不可解なリッキーの先発。1個だけ決定的なチャンスを演出したが、それ以外はボールを失ってピンチを招く場面も多々あり、やはり謎のスタメンだ。0-0のまま前半終わるかと思ったが点を取られてしまったので、後半はブルーノやプラートの投入が有るだろう
↑↑©calcioweb.euより
後半1分 リネッティに代わってプラート投入。まずはプラートからだった。そのまま左MF。より攻撃的に
7分 リッキーに代わってブルーノ・フェルナンデス投入。最初から出せや!
9分 チャンス!右サイド、ペレイラの縦パス。ムリエルがヒールでボールを残したところを、突っ込んできたクアリアレッラがかっさらってドリブルで独走。そのままGK正面に持ち込みトゥーキックでシュート⇒GKパンチングでセーブ⇒跳ね返りをムリエルがボレー⇒再びGKダイビングセーブでCKへ
16分 バー!バッレートのパスからムリエルがペナ内でDFと1対1。わずかにDFを外して右足強烈なシュートを放つがバー
17分 GKコルダズの腿のテーピングを治す為に少し中断
25分 ブルーノの右からのクロス。ムリエルが落としてバッレートが左足ボレー⇒やや弱くGKがキャッチ
25分 元サンプのメスバーに代わってマルテッラ投入
後半27分 フェルナンデスGoooooL:1-1
→右のペレイラからのクロス⇒ファーでクアリアレッラが左足ダイレクトボレー⇒このシュートクロスを中でオフサイドラインぎりぎり抜け出したブルーノが押し込んでゴール!ブルーノ自身3点目は全て途中出場から。同点!!
↑↑©ilsecoloXIXより
34分 決定的!左からのブルーノのCK。フリーのムリエルが中央でドンピシャヘッドで合わせるが、ゴール右に外す・・・あんな難しいヘッドは決めるのに・・・
33分 憎敵パッラディーノに代わってストヤン投入
43分 クリセティグに代わって来年サンプに加入するカペッツィが出てきた。ちょっとなら良いのかな?
43分 ムリエルに代わってシック投入。結構疲れてた。1点決めたかったなー
44分 シックの個人技からペナ内に持ち込みラストパス⇒わずかにクアリアレッラに合わず
ロスタイム5分
48分 クアリアレッラがつけパスを受け、ペナ内で反転しながら強烈なシュート⇒コルダズがナイスセーブ
48分 シックを倒したフェラーリにイエロー■
49分 最後のチャンス。ブルーノの右からのFK。DFラインとGKの間に絶妙なクロスを送るが、突っ込んできた何人か誰も合わせる事できず
そのまま終了。1-1
(ポイント)
・最終的にポゼッションはクロトーネ17分10秒:サンプドリア28分24秒
・悪いピッチ、南部の少数だが熱いティフォージの声援
・良く追いついたし、難しいアウェイ戦ではあったがやはり勝たかった
・後半は相手もやや疲れたか、右SBのペレイラの上がるチャンスも増えた
・やはりブルーノの決定的な仕事!
・プラートは良くなかった。多分過去最悪の出来だった
・逆にシックはわずか5分の出場でインパクトを残した
↑↑©sportal.itより
とりあえず、ユーヴェ戦を除けばこれで7試合負け無しで来ている。年内はあとホーム3試合、アウェイ1試合。ここで順位を6,7位まで上げたいものだ。次は前々監督のミハイロビッチ率いるトリノ。その後ラツィオ、キエーヴォ、ウディネーゼと続く。トリノは因縁深いし、簡単な相手では無い。クアリアレッラも古巣だけにやる気十二分だろう。逆に向こうには”ロロ”やマクシとかがいるが・・・
さて次は久しぶりにコパイタリア。中2日空けて、水曜日にすぐ試合が有る。相手は同じくセリエAのカリアリ。9月にリーグ戦で当たった時には負けているだけに、その雪辱も果たしたい所だ。⇒http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/336513f452296898fb4edccee4e337c4
この試合はかなりターンオーバーを敷くことが予想される。ここまで特にDF陣はほぼレギュラー固定だったので、今まで見られなかったサブ陣を見る良い機会になるのではないか?久々のドドや、謎のクラインツ、ジュリチッチなど見てみたい。冬のメルカートで放出されるか最終チェックにもなるのだろうが。もちろん試合は勝たなければいけない。これに勝つと次はいよいよベスト16で、ローマと当たる。
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次試合:TIM CUP 4回戦 2016年 11/30(水) 対カリアリ@ジェノヴァ 現地21:00Kick Off(日本時間5:00)
’16-’17 SERIE A
14試合 5勝4分5敗 勝点19 得点17 失点20 得失点差-3 現在10位
今日のカッサーノの“アフォリズム(格言)”
numero108:
Io ho lo stesso vizio di Michael Douglas.
L'unica differenza e' che lui l'hanno ricoverato,
io ancora non sono andato in clinica.
格言108:
俺はマイケル・ダグラスと同じ欠陥を持っている。
一つだけやつと違うところは、彼は家族たちによって入院させられたが、
俺はまだ病院に行っていないところだ。
(マイケルと言えばセッ○ス中毒症の過去があり、妻子がありがら、現在の妻キャサリン・ゼタ=ジョーンズに一目ぼれし、「私の子供を産んでほしい」と即座にプロポーズしたことでも有名だ)