SERIE A 第8節 10/7(日) 15:00@アトレティ・アズーリ・ディターリア(ベルガモ) 主審:イッラーティ氏(Pistoia出身)
サンプドリア 1-0 アタランタ(前半0-0)
・後半32分サンプドリア トネッリ[1]
↑↑©ansa.itより
押されるも、リーグ最少失点のDF陣が必死に守ってトネッリのCKからの得点で1-0勝利!
アウェイで貴重な勝点3‼
【試合前情報】
サンプは前節の勝利を生かしたい。相手は昨季最後までEL出場権を争ったアタランタ。しかし主力を引き抜かれたのとELとの2足の草鞋が重荷となっているのか、ここまでのアタランタは不調。8/20以来勝利無しでここまで1勝3分け3敗。降格圏内目前の16位に沈んでいる。やってるサッカー自体は悪くないので、アタランタの実力を考えると信じられない順位だ。前回の対戦は半年前の4月、同じここベルガモで7位を賭けて戦ってアウェイながらサンプがサパタの貴重な決勝点で勝利!しかし運命のいたずらか、そのサパタは今季アタランタのユニを身にまとっている
⇒https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/726e2a448fdbb49c76772c3b947624e0
さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。出場停止は無し、変わらずレジーニとサポナーラがケガで招集外。前節のトップ下プラートがあまり機能していなかったので、トップ下にただしラミレスではなくてカプラーリをスタメン起用。彼はこの後の代表ウィークに向けて先日マンチョからイタリア代表に選ばれたばかりだ。プラートはいつもの右MFに。あとはベストメンバー。エクダルのPLAYは盤石で左にリネッティと中盤は代表トリオ。右SBは引き続きベレシンスキ。左SBは昨季からの成長が著しいムッルー。CBはアンデルセンとトネッリ。2トップはいつものクアリアレッラ&デフレル。元アタランタ勢はバッレート。
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
クアリアレッラ(cap)デフレル
(76分コフナツキ) (66分カプラーリ)
カプラーリ
リネッティ■(83分ヤンクト)プラート■
エクダル
ムッルー ベレシンスキ■
アンデルセン■ トネッリ
アウデーロ
ベンチ:GKラファエル、ベレッツ DFサーラ、コリー、タヴァレス、フェラーリ、ロランド MFヴィエイラ、ラミレス FW -
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一方のアタランタはガスペリーニ監督の3-4-1-2。相変わらずの3バック。元サンプのCFサパタとキャプテンの”パプ”ゴメスがその下を動き回る2トップ。そしてトップ下にパサリッチ。中盤は昨季対戦した時と変わらずフロイラーとデ・ローンがダブルボランチを務める。右WBはハテブール。左WBはスピナッツォーラが移籍したためにカスターニェ。DF陣でもカルダーラが移籍したので真ん中にパロミーノ。そして左にマシエッロと右にトロイの3バック。元サンプ勢はサパタ。サパタの放出、デフレルの獲得に関しては私は懐疑的・・・そしてドリアーニも大半は懐疑的だったが、7試合時点ではデフレルは7試合出場5得点。サパタは7試合出場0得点。ここまでのところはデフレルの方が結果を残しているが、今後どうなるか
Atalanta(3-4-1-2) 監督:ジャンピエロ・ガスペリーニ
A・ゴメス サパタ(66分バロウ)
パサリッチ(57分イリチッチ■)
カスターニェ ハテブール
フロイラー デ・ローン■
マシエッロ(cap)トロイ
(24分マンチーニ)
パロミーノ
ゴリーニ
ベンチ:GKベリシャ、F・ロッシ DFゴセンス、アドナン、ジムシティ
MFヴァルツァニア、ペッシーナ FWトゥミネッロ、E・リゴーニ
*備考:年間チケット保有者数15.549(1試合平均193.481euro),有料入場者数3.615(56.167euro);芝状態不良
★久々、日曜の15:00、定時スタートのゲーム。サンプは白-白-白のアウェイユニ。何気にアタランタもJOMAなので、珍しいJOMAユニ同士の対戦。
<あらすじ>
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=igqow27jVNM&feature=onebox
試合は一進一退の攻防。CKの崩れからクアリアレッラの折り返しをアンデルセンが惜しいヘッドを放つが、GKゴッリーニがファインセーブ。アタランタも”パプ”ゴメスのクロスからサパタのヘッド⇒これはポストに救われる。決定機はこの1本ずつか?
アタランタは左サイドにいたフロイラーが何本か危険を作り出す。しかし24分にはマシエッロがケガでマンチーニと交代。サンプはクアリアレッラが思ったところにパスが来なくて、いつもよりナーバスになる場面が見られた。アタランタは逆に主審のファールの判定にナーバスに。
そんなこんなでロスタイム1分。そのまま0-0で終了。ホームのアタランタの方がやや押していたか。
↑↑©calciowebより デフレル、サパタの新旧サンプストライカー
後半もまずホームのアタランタがチャンスを作る。サパタがGKと1対1になりかけるが、戻ったムッルーが決死のスライディングでブロック。その後イリチッチをトップ下に投入して点を取りに行く。一方のサンプもカプラーリに代えてガストン・ラミレスを投入。カプラーリは先日うれしいイタリア代表選出を果たしたが、この日は輝けず。
さらにアタランタは、まだ移籍後無得点のサパタに代えてバロウを投入。このバロウはサンプのコリーの同胞、ガンビア代表でまだ19歳の若手のホープ。私好みの面白い選手だ。アタランタは後半なかば位から、左右のMFの運動量が落ちてきて、サンプもチャンスを作れるようになってきた。そして
後半32分 トネッリGoooooL:1-0
→左からのCK。ラミレスが蹴ったボールに、トネッリが頭一つ高くジャンプして競り勝つ。絶妙なコースに飛んだヘッドは、敵GKも届かず!トネッリのサンプ初ゴールは貴重な先制点!!点が取れるDFの面目躍如か
その後はアタランタの怒涛の攻めを、懸命に身体を張って守り切る!
↑↑©sportmediasetより
ロスタイムは4分。そのまま試合終了、1-0!!
(ポイント)
・ポゼッションはサンプ41%:アタランタ59%
・シュート数はサンプ6本(枠内3本):アタランタ15本(枠内6本)
・得点以外でもトネッリはディフェンスも良かった。ギリギリまでスライしないで、最後の最後でスライで止めるのが良い
・エクダルは身体が強い。トレイラとタイプは違うが、”PLAY”のポジションでことディフェンスに関してはかなり効いている
・ムッルーの成長が著しい。2回決定的なピンチをブロックで救った
・ジェノア臭が強いガスペリーニからの勝利は格別だ
・そしてこのアウェイでの、しかも最終的にはELも争うかもしれない相手に対しての勝利は大きい!!
これで暫定で5位。まず去年までならおそらく引き分け、もしくは負けてたまであるこのアウェイでの難ゲームで勝ち切ったのは大きい。さらに昨季との差はディフェンス力。CB2人とGKが昨季から変わって、ここまでリーグ最少の4失点。ディフェンスがしっかりしてればとりあえず大崩れはしないだろう。ここで代表ウィークのために2週間お休み。次はホームに戻ってサッスオーロ戦。目指せ3連勝!!
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:セリエA 第9節 2018年 10/22(月) 対サッスオーロ@ジェノヴァ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜3:30)
’18-’19 SERIE A
8試合 4勝2分2敗 勝点14 得点12 失点4 得失点差+8 現在 5位