保存版 サンプドリア '24-'25 完全選手名鑑 新加入選手特集!! no.2

2025-03-02 15:07:31 | 保存版 サンプ名鑑

夏のメルカートが終了した時に、2024-25シーズン選手名鑑と言う事で更新しようと思っていたのですが、気が付いたら冬のメルカートが終わってました(笑)

そこで、その時にちょっと貯めていたネタも含めて、冬のメルカートと合計すると全26選手となる新加入選手を一気に紹介したいと思います!ちなみにもういなくなった選手もいます(^^;レンタルも多くて、今季限りでサンプを去る選手も多数いると思います。他クラブのファンの方も「来季自クラブに来た選手がこんな選手だったんだ」と言う感じで、セリエBのあまり知られていない選手発掘と言う意味で参考になるかもしれません!?

前号お伝えした通り、
2024年7月からで
監督 3人
GK 7人
放出総勢 26人
加入総勢 26人

(延べですが)これだけの人数の移り変わりが、わずかこの半年間でありました。かなり昔の感じがする選手もいますしもうすでにいなくなった選手もいますが、一応なんとなく加入した順に追いかけてみましょう!
題名と寸評はあくまで私の個人的な偏見でw

’24-’25 メルカート サンプ新加入選手紹介!

①「B専用ストライカー」

↑↑©U.C.Sampdoria Official Page

9 Massimo Coda マッシモ・コーダ

  • 生年月日/年齢: 1988/11/10 (36)
  • 出生地:  Cava de' Tirreni
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,84 m
  • ポジション: センターフォワード
  • 昨季:35試合16ゴール(Cremonese=B)

 13個のクラブを渡り歩いてきた流浪のストライカー。主にセリエBを主戦場として、シュテファン・シュヴォクが持つセリエB通算ゴール135点と言う記録まであと2と迫っている。昨年はクレモネーゼでA昇格プレーオフまで進んだが、涙の敗退。今季は保有元だった💩ェノアから完全移籍で加入。セリエA昇格請負人として9番を託された今季。滑り出しは順調だったが、やや失速気味で25節時点で23試合6ゴール

②「サイドの守備職人」

 
↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
18 Lorenzo Venuti ロレンツォ・ヴェヌーティ
  • 生年月日/年齢: 1995/04/12 (29)
  • 出生地:  Montevarchi
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,79 m
  • ポジション: 右サイドバック
  • 代理人: Team Raiola
  • 昨季:14試合1ゴール(Lecce=A)
  • 元代表: イタリアU21 出場/得点: 1 / 0

フィオレンティーナユース出身でトップチームでも少し活躍したが、活躍しきれなかった。地味で堅実な右SB。セリエA通算129試合、Bも100試合以上と実績は十分。昨季はジャンパオロ監督のレッチェでプレー。サンプでは3-5-2の左右WBや場合によっては3バックの右CB、そして4バックの右SBとかなりユーティリティに起用されている。25節時点で23試合出場2ゴール1アシストと、まぁまぁ彼にかけていた期待通りか

③「ロマニョーリMarkⅡ」

↑↑©U.C.Sampdoria Official Page

 6 Simone Romagnoli シモーネ・ロマニョーリ

  • 生年月日/年齢: 1990/02/09 (35)
  • 出生地:  Cremona
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,93 m
  • ポジション: センターバック
  • 昨季:33試合1ゴール(Frosinone=A)
  • 元代表: イタリアU21 出場/得点: 6 / 0

 昔サンプで活躍してイタリア代表にまで上り詰めた左利きのCBロマニョーリがいたが、こっちのロマニョーリは右利きで193㎝と巨漢なCB。さすがにベテランでスピードは無いが、経験でフィジカルでDF陣に安定感をもたらす事が期待された。昨季はAのフロジノーネでキャプテンとして33試合もプレーしていたので。サンプではその他に優秀なDFがいなかったので苦労しているのと、11試合出場時点で重症を負って、残念ながら今季はもうほぼ絶望

④「アキサミヨー・イーグルス」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 15 Ebenezer Akinsanmiro エベネツェール・アキンサンミロ
  • 生年月日/年齢: 2004/11/25 (20)
  • 国籍:  Nigeria
  • 身長: 1,84 m
  • ポジション: セントラルミッドフィールダー
  • 昨季:1試合0ゴール(Inter=A)
インテル・プリマヴェーラ期待の若手。買戻しオプション付き買取オプション レンタルで今季サンプに加入。サンプとしては昨季の後半戦活躍したダルボエと同じようなイメージで獲得したと思われるが。確かにタイプも似ているが、ダルボエより攻撃色が強く、ドリブルに長けてる感じ。まだまだセリエBではフィジカル的に線が細いが、20歳としては十分に渡り合っており将来が楽しみな選手

⑤「頼れるオランダ人」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 17 Melle Meulensteen メッレ・メウレンスティーン
  • 生年月日/年齢: 1999/07/04 (25)
  • 出生地:  Boxmeer
  • 国籍:  Netherlands
  • 身長: 1,88 m
  • ポジション: 守備的ミッドフィールダー
  • 昨季:27試合1ゴール(Fitesse=オランダリーグ1部)

エールディビジ139試合7ゴールの実績を引き下げてイタリアにやってきたオランダ人。恵まれた体格を生かして、元々センターバック出身のいわゆる守備的MF。もちろんヘディングが強く、体格の割に足元も柔らかくフィードも正確。今季のサンプの助っ人外国人の中ではひょっとしたら一番の補強かもしれない。9節のチェゼーナ戦で嬉しいセリエB初ゴールを含むドッピエッタ

⑥「目指せグバルディオル」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 31 Stipe Vulikic スタイプ・ヴリキッチ
  • 生年月日/年齢: 2001/01/23 (24)
  • 出生地:  Split
  • 国籍:  Croatia
  • 身長: 1,93 m
  • ポジション: センターバック
  • 昨季:28試合0ゴール(Perugia=C)
  • 代表:元クロアチアU20 出場/得点: 1 / 0

長身のクロアチア人CB。昨季はセリエCのペルージャ(かつて中田も所属した)でセリエB昇格プレーオフまでレギュラーで1シーズンプレーした。サンプでも前半戦でカンピオナート12試合・コパイタリア3試合に出場したが、怪我人が多かった為に出場機会に恵まれた感は否めずまだまだ実力不足。冬のメルカートでCB2人補強された事も有り、早くもレンタルで同じBのモデナに放出された

⑦「コモから来た公務員」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 7 Alessandro Bellemo アレッサンドロ・ベッレーモ
  • 生年月日/年齢: 1995/08/07 (29)
  • 出生地:  Chioggia
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,84 m
  • ポジション: セントラルミッドフィールダー
  • 昨季:36試合3ゴール(Como=B)

聖アウデーロと1対3トレード交換の形で、昨季B→Aに昇格を果たしたコモからイオアノウ、GKギドッティと共にサンプにやってきた。昨季昇格したチームのキャプテンを務め、コモでは5年間バリバリのレギュラーだったので彼にかかる期待は大きかった。ただ、蓋を開けてみれば全てのパラメーターが7.5と言う感じの総合型MFで、逆に言うと突出した特徴が無い為にここまで今一サンプティフォージに受け入れられていない。悪い選手では無いが年齢も結構いってるので、結構正念場だ。25節時点で20試合出場1ゴール2アシスト

⑧「ギド戦士」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 22 Simone Ghidotti シモーネ・ギドッティ
  • 生年月日/年齢: 2000/03/19 (24)
  • 出生地:  Brescia
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,93 m
  • ポジション: ゴールキーパー
  • 元代表: イタリアU20 出場/得点: 2 / 0
  • 昨季:38試合29失点(Avellino=C)
聖アウデーロと1対3トレード交換の形でコモからDFイオアノウ、MFベッレーモと共にサンプにやってきた。ただし昨季はコモではなくレンタル先のアヴェッリーノで1年間正GKとしてプレー。昇格プレーオフまでフルで守った。移籍当初は控えGKでの獲得と思われていたが、ヴィスマーラ、シルヴェストリ共に振るわなかった為に意外と1番手に。ただしレギュラーで出始めた途端に怪我するという事が2度あり、結果ここまで9試合8失点の成績しかまだ残していない。そして彼の怪我のせいでサンプは余計にGKを獲得せざるを得なかったという事が夏・冬2度もあった。冬メルカートの最後に実力派のクラーニョが加入し、正GKの座は熾烈になってしまった

⑨「キプロスの重戦車」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 44 Nicolas Ioannou ニコラス・イオアノウ
  • 生年月日/年齢: 1995/11/10 (29)
  • 出生地:  Limassol
  • 国籍:  Cyprus
  • 身長: 1,83 m
  • ポジション: 左サイドバック
  • 代理人: CAA Stellar
  • 現代表: キプロス 出場/得点: 51 / 2
  • 昨季:25試合3ゴール(Como=B)

聖アウデーロと1対3トレード交換の形でコモからGKギドッティ、MFベッレーモと共にサンプにやってきた。左サイドのスペシャリストで、重戦車のような突破を見せる。ギリシャリーグからイタリアにやってきて、コモでは3年間レギュラーとしてプレーした。開幕当初はかなり活躍して、コモからの3人での中では彼の獲得が一番だったと思われた。しかしややプレーが荒すぎるのが欠点で、退場含めてカードを貰う事も多い。その影響も有ってかシーズン中盤からちょっと元気が無くなってきた。ちょうどその頃、冬のメルカートで同ポジションのベルアットが加入してポジションを獲られかけている。ただ、このままあっさり終わるほど実力が無いわけでは無い。珍しいキプロス代表で、そこではさすがに主軸ですでに51試合の代表キャップを誇る。

⑩「シン・サンプの10番?」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 10 Gennaro Tutino ジェンナーロ・トゥティーノ
  • 生年月日/年齢: 1996/08/20 (28)
  • 出生地:  Napoli
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,77 m
  • ポジション: センターフォワード
  • 元代表: イタリアU18 出場/得点: 6 / 0
  • 昨季:35試合20ゴール(Cosenza=B)

夏のメルカートでは彼への期待が一番大きかった。昨季セリエB2位の20得点を引っ提げて凱旋したトゥティーノ。まるでマラドーナがやってきたかのように、サンプファンはジェノヴァの空港に押し掛けて彼を歓迎した。背番号10も当然のように与えられて、9番コーダとのコンビにティフォージはマンチョ&ヴィアッリフラーキ&バッツァーニの再来を夢見た。滑り出しは2人とも悪くは無かったが、その期待の大きさに比べるとかなり物足りない。ちょっとファールじゃなくても倒れすぎるキライがある。その実力に懐疑的な声が増えてきた時期に右足首骨折の重傷を負う。今季復帰できるかは微妙な感じで、21試合5得点で終わってしまうのか??センプリチ新体制、そしてシビッリやウデンとはまだやっていないので、復活を見てみたいが・・・

⑪「ひ弱なミランテ」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 1 Paolo Vismara パオロ・ヴィスマーラ
  • 生年月日/年齢: 2003/03/28 (21)
  • 出生地:  Seriate
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,95 m
  • ポジション: ゴールキーパー
  • 代表選手: イタリアU20 出場/得点: 1 / 0
  • 昨季:36試合36失点(Atalanta U-23=C)

サンプは昨季、若手有望株のスタンコビッチJr.を正GKに抜擢して成功したが引き留める事は出来なかったので、2匹目のドジョウを狙ったのだろう。しかし彼も同じ21歳だったがスタンコJrほどは頼りにならなかった。イケメン具合と線の細さが昔サンプにもいたミランテに似てる気がする。まだ21歳なので、もしかしたら今後化ける可能性はあるかもしれないが、少なくとも今のサンプの正GKにはふさわしくない。どうも不安な感じが滲み出ていて、「もってなさ」が出てしまっていた。冬のメルカートですでに見切られて半年でアタランタに帰っていった。アタランタでは改めてU-23のGKとしてセリエCで出場し始めた。サンプではリーグ戦10試合15失点。

⑫「頼れる天パ」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page

72 Davide Veroli ダヴィデ・ヴェロリ

  • 生年月日/年齢: 2003/01/29 (22)
  • 出生地:  Ancona
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,88 m
  • ポジション: センターバック/左SB
  • 代表選手: イタリアU21 出場/得点: 4 / 0
  • 昨季:28試合0ゴール(Catanzaro=B)

カリアリから条件付き買取義務レンタルで加入。左利きで機動力も有るのでCBと左SBをこなすが、昨季はレンタル先のカタンザーロで左SBとしてプレー。昇格プレーオフまで戦った。サンプでは主に3バックの左CBでプレーしているが、若手のCB陣の中では一番良いと思うのだが、怪我が多くてまだここまでわずか9試合1得点の成績。ただ、まだ若いし彼は買い取って育てるに値する選手だと思うが。現在もイタリアU-21代表でもある。

⑬「ピヨピヨ・リッチョ」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 5 Alessandro Pio Riccio アレッサンドロ・ピオ・リッチョ
  • 生年月日/年齢: 2002/02/06 (23)
  • 出生地:  Napoli
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,87 m
  • ポジション: センターバック
  • 元代表選手: イタリアU20 出場/得点: 6 / 0
  • 昨季:24試合0ゴール(Modena=B)

ユーヴェ下部組織で育った選手。セクロフと共に加入したが彼は完全移籍。昨季はレンタル先のモデナで初めてセリエBを戦った。身体能力やテクニックはそこそこあるDFだが、ユーヴェ出身らしくなくDFセンスや戦術脳が乏しい。そのあたりがユーヴェに見限られた原因か。今のところ3監督から共にそこそこ出番を貰っているが、他にCBがいない影響も大きい。彼の責任での失点も結構有るので、今ヴェロリより序列が上っぽいのがヴェロリの怪我の影響でなければ納得がいかない。彼の問題はメンタルが大きいので、センプリチによって意識改革が進んで化ければ良いのだが

⑭「北マケドニアのクトゥゾフ」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 84 Nikola Sekulov ニコラ・セクロフ
  • 生年月日/年齢: 2002/02/18 (23)
  • 出生地:  Piacenza
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,85 m
  • ポジション: 攻撃的ミッドフィールダー/WG
  • 代理人: GG11
  • 元代表: イタリアU20 出場/得点: 8 / 1
  • 昨季:17試合6ゴール(Juve Next Gen.=C)

北マケドニア人両親だがイタリア・ピアチェンツァ生まれ。リッチョと共にユーヴェ下部組織からの移籍。彼はとりあえず2年レンタル。この2人はやはりピルロ当時監督がいた影響が大きかったのだろう。昨季はレンタル先のクレモネーゼ(B)では出番がほぼ無く、ユーヴェNextに戻ってセリエCでは結構活躍してプレーオフでも6試合3ゴール。縦へのスピードで輝いてきた選手なので、コンパクトで屈強なDF陣を誇るセリエBでは壁にぶち当たっている。今のサンプの戦術ではなかなか彼は生きないし、彼自身もプレーの幅を広げて成長しないと厳しい。今までのところほとんど途中出場で15試合のごっつぁんゴールが1得点

⑮「イル・ガット」(=ザ・猫)


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 33 Marco Silvestri マルコ・シルヴェストリ
  • 生年月日/年齢: 1991/03/02 (33)
  • 出生地:  Castelnovo né Monti
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,91 m
  • ポジション: ゴールキーパー
  • 代理人: Team Raiola
  • 元代表: イタリア 出場/得点: 0 / 0
  • 昨季:17試合28失点(Udinese=A)

夏の移籍最終日に、急遽監督になったソッティルが引き連れてくる形で電撃加入。意外な移籍で一気に今季のサンプの正GKは落ち着いたかに思われた。滑り出しは上々で、コパイタリアのDERBYではPK戦での勝利に貢献してヒーローとなった。しかし途中から怪しくなる。セリエAの経験も豊富なGKだが、昨季レギュラーとしてプレーしていなかった試合勘の無さが、年齢による老いで取り戻せなかったのか…チェゼーナ戦で集中を欠く形で3失点を喫すると、レギュラーを外される。そこから再び信頼を取り戻すには至らなかった。センプリチ新監督就任と共に構想外となり、わずか半年でエンポリに移籍していった。エンポリではとりあえず2試合出場し始めたが、0-3・0-5といきなり8失点で連敗しており、今後どうなるのだろう?サンプでは最終的に7試合12失点だった。性格は良かったけどなぁ・・・

⑯「未来のストライカー」


↑↑©alfredopedulla.com
 34 Simone Leonardi シモーネ・レオナルディ
  • 生年月日/年齢: 2005/07/18 (19)
  • 出生地:  Catania
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,82 m
  • ポジション: センターフォワード
  • 元代表: イタリアU17 出場/得点: 2 / 0
  • 昨季:24試合7ゴール(Sampdoria Primavera)
彼は新加入では無いが、サンプ・プリマヴェーラからの昇格選手。昨季からサンプ・プリマの背番号10番。サンプFW陣が故障者続出で11/25のパレルモ戦でトップデビュー。続くカタンザーロ戦でいきなり途中出場からうれしいセリエB初ゴールを決めると、その後ユニ脱ぎパフォでセリエB初のイエローカードも記録した。その後ケガ人が戻ってきた事で、ベンチ入りはするが出番は少なかったのでもったいないと心配していたが、無事冬のメルカートでレンタルに出された。レンタル先のリミニ(セリエC)は、すでにサンプからがマラグリダとF・コンティがプレーしており良好な関係を築いているクラブだ。背番号7と期待もされているし、出場機会をたくさんもらえる事を祈る。タイプ的には生粋のCFと言うよりはテクニックやスピードに長けたタイプ。あまりサンププリマから最終的に羽ばたいたFWはいないが、貴重なプロスペクト選手として期待したい。結局今季のサンプでは5試合1ゴール

↑↑ここまでが夏のメルカートで加入した選手 その内3人がすでに放出された

↓↓ここからが冬のメルカートで加入した選手

①「実はベルアット2世」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 21 Pietro Beruatto ピエトロ・ベルアット 
  • 生年月日/年齢: 1998/12/21 (26)
  • 出生地:  Trieste
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,85 m
  • ポジション: 左サイドバック
  • 代理人: GR Sports
  • 元代表: イタリアU21 出場/得点: 0 / 0
  • 昨季:30試1点(Pisa=B)
プリマヴェーラからずっとJuveが保有。ピサにレンタル3季レギュラーでプレーも遂に完全放出。そこからレギュラー左SBを務めていたが、今季は私も注目している新星Angoriにレギュラー奪われはじめ…そこに目を付けたサンプが獲得。イオアノウとポジションを争っているが、お互い一長一短で良い勝負。フィジカルと推進力はIoannou、テクニックと戦術理解度はBeruattoと言った感じか。ちなみに父パオロ・ベルアットはサッカー選手で、なんとサンプの下部組織の監督も務めた事がある。妹グレタは2020年のミス・イタリアのファイナリストであり、兄のアンドレアは俳優である芸能一家。
今季はピサで16試合、サンプでもすでに6試合出場している。買い取りオプション付きレンタル
 ②「見るからにセンバ」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 2 Marco Curtoマルコ・クルト  
  • 生年月日/年齢: 1999/01/05 (26)
  • 出生地:  Napoli
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,91 m
  • ポジション: センターバック
  • 元代表: イタリアU16 出場/得点: 1 / 0
  • 昨季:25試0点(Como=B)
ミラン・プリマヴェーラ→エンポリ・プリマヴェーラ。Südtirolの躍進に貢献後、昨季はコモのA昇格で活躍した。今季はCesenaにレンタル出されてた所をサンプが獲得。大柄なCBでヘッドは強みだが、意外と持ち上がりもしっかりしている。今季はチェゼーナで12試合2ゴール。サンプでもすでにレギュラーっぽく、4試合出場している。買い取りオプション付きレンタル

③「フランス版ガストン・ラミレス」

↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 20 Rèmi Oudinレミ・ウデン  
  • 生年月日/年齢: 1996/11/18 (28)
  • 出生地:  Châlons-en-Champagn...
  • 国籍:  France
  • 身長: 1,86 m
  • ポジション: 攻撃的ミッドフィールダー/FW
  • 昨季:31試3点(Lecce=A)
レッチェのトップ下として2季活躍したレフティ。強烈な左足ミドルをセリエAでも何本か決めている。今季はジャンパオロ就任と若手台頭により出番激減。カテゴリー下げてでも再起を期する。WGやインサイドMFなどプレーできるポジションは幅広い 。今季はレッチェではほぼ途中から出11試合。サンプでは3-4-2-1の2としてすでに5試合出場している。まだ本調子では無さそうだが、徐々に質は上がってきている。フランス人で、日本語読み表記だと「ウダン」になっているところが多いと思うが、現地のアナウンサーなどの発音を聞いていると一番近いのが「ウデン」だったので、私は「ウデン」で行こうと思う。買い取りオプション付きレンタル

④「セネガルの黒豹」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 19 M‘Baye Niang ムバイエ・ニアング  
  • 生年月日/年齢: 1994/12/19 (30)
  • 出生地:  Meulan
  • 国籍:  Senegal
  • 身長: 1,88 m
  • ポジション: センターフォワード
  • 元代表: セネガル 出場/得点: 15 / 4
  • 昨季:14試6点(Empoli=A)
18歳時にミランで鮮烈デビューした彼も早30歳。昨季はエンポリ最終戦でA残留に導いた劇的ゴールの記憶は新しいが。セリエBの選手としては実績は十二分で、セリエA通算121試合23ゴール、リーグ・アン165試合40ゴールを決めている。フィジカルは強いし若い頃は早かったがゴール数はそこまででも無い印象。実際サンプに来てみても印象はそれほど変わらないが、フィジカルは十分強くて、思っていたよりチームプレーに徹しており1トップでポスト役としてもかなり効いている。スピードはさすがにそこまで無くなっているが、その辺がコーダより買われて即レギュラーになった要因であろう。今季はモロッコリーグのBotola Pro Inwiで8試合2ゴール。契約解除してからサンプがフリーで獲得して、すでに6試合出場1ゴール。サンプとしては夏のメルカートでもかなり獲得噂されていたので、遅れての獲得となった。2025年6月30日までの契約だが、活躍すれば延長交渉となるだろう

⑤「シン・守備司令官」

↑↑©U.C.Sampdoria Official Page

 26 Giorgio Altare ジョルジョ・アルターレ 
  • 生年月日/年齢: 1998/08/09 (26)
  • 出生地:  Bergamo
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,90 m
  • ポジション: センターバック
  • 昨季:32試4点(Venezia=B)
ミラン・プリマヴェーラ出身の巨漢CB。見た目通りヘッドは強い。同じく新加入のCurtoとミランプリマ時代3季一緒にプレー。昨季はヴェネツィアA昇格に大貢献。Serie Aでもカリアリとヴェネツィアで2季活躍している。今季はヴェネツィアで12試合、サンプ加入時は軽傷を負っていたのでデビューは遅れたが、なんと出場3試合目にしていきなりキャプテンマークを巻くと言う偉業を成し遂げた。これはサンプ史上でのレコードらしい。条件付き買取義務レンタルだが、昇格しないでも是非獲得して欲しい。

⑥「ペリさん」

↑↑©U.C.Sampdoria Official Page

 13 Samuele Perisanサムエレ・ペリサン  
  • 生年月日/年齢: 1997/08/21 (27)
  • 出生地:  San Vito al ...
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,92 m
  • ポジション: ゴールキーパー
  • 元代表: イタリアU20 出場/得点: 2 / 0
  • 昨季:1試2失点(Empoli=A)
今季正GK候補で加入したシルヴェストリが駄目で、彼と交換の形でこの冬に加入。DSアッカルディはEmpoli時代から旧知の中で、元々彼がエンポリに連れてきた選手。昨季もわずあ1試合、今季も1試合も出場が無い選手だったが信頼は厚かった。サンプに加入した途端にGhidottiが怪我して、即デビューしたところまでは良かったが、彼もその試合で怪我してしまった。意外と重症で、今夏までのレンタルなのでもしかしたらこの58分の出場だけでサンプでの冒険は終わってしまうかもしれない・・・

⑦「スラムのベッカム」

↑↑©U.C.Sampdoria Official Page

 33 Giuseppe Sibilli ジュゼッペ・シビッリ  
  • 生年月日/年齢: 1996/08/07 (28)
  • 出生地:  Napoli
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,80 m
  • ポジション: 攻撃的ミッドフィールダー
  • 昨季:35試11点(Bari=B)
Bariの1年半で58試13点と大活躍したが、今季はGaston Pereiroの加入で先発機会が減少。ただ、それでも今季も19試合1ゴール3アシストの成績を残しており、良く出してくれたなと言う感じ。トップ下メインでWGでもプレー。右足の強烈ミドルで多くの鮮烈ゴールを決めている。サンプではウデンと共に3-4-2-1の2としてプレーしており、すでに4試合1ゴール1アシスト。買い取りオプション付きレンタル

⑧「復活期する蜘蛛男」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 94 Alessio Cragnoアレッシオ・クラーニョ  
  • 生年月日/年齢: 1994/06/28 (30)
  • 出生地:  Fiesole
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,84 m
  • ポジション: ゴールキーパー
  • 元代表: イタリア 出場/失点: 2 / 0
  • 昨季:3試7失点(Sassuolo=A)
代表でも第3GKを務めてた実力派。素晴らしい活躍でベネヴェントを史上初のセリエA昇格に導びき、その後カリアリで4シーズン連続の残留を達成。2018-19シーズンには、セリエA最優秀ゴールキーパーとしてApport賞を受賞し、Who Scoredの評価でヨーロッパ五大リーグの中で最高平均評価のゴールキーパーとなっている。2020年の年間では、ヨーロッパ五大リーグで最多セーブ数を記録。イタリア代表でも第3GKをMeretと争いしばしば選出されて、2試合出場もしている。ただし一昨年からちょっとおかしくなり、移籍したモンツァとサッスオーロではディ・グレゴリオやコンシーリにポジションを奪われて、出場機会は激減。肩と言うGKにとって重要な部位を怪我してしまった影響も大きかったが・・・そんな彼をサンプドリアが獲得。
再び万全な状態でプレーする姿を見てみたい。そうすればついに今季のGK問題は解決するでしょう。「今までのはなんだったんだ?最初からクラーニョ獲得しとけば良かったじゃん!!」と言う結果を期待。滑り出しは上々で3試合2失点。完全移籍だが、とりあえず今夏までの契約

⑨「7人目の男」


↑↑©U.C.Sampdoria Official Page
 77 Niccolò Chiorraニッコロ・キオッラ  
  • 生年月日/年齢: 2001/03/16 (23)
  • 出生地:  Bagno a Ripoli
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,87 m
  • ポジション: ゴールキーパー
  • 昨季:36試41失点(Taranto=C)
冬の移籍最終日にRavagliaと交換で加入。度重なるGKの怪我とVismara帰還の為の緊急補強。彼も元々TDアッカルディがエンポリ時代に獲得した選手。GKが2人怪我している現状なので貴重な第2GKとなっているが、全員怪我から戻ってきたら第4GKとなってしまうのか?ただ、構想外だったRavagliaと交換で獲得できたことは良かったし、彼も性格は良さそう。とりあえず今夏までのレンタル

⑩「マッスル・ベビーフェイス」

↑↑©U.C.Sampdoria Official Page

 90 Fabio Abiusoファビオ・アビウーゾ   
  • 生年月日/年齢: 2003/02/02 (22)
  • 出生地:  Sassuolo
  • 国籍:  Italy
  • 身長: 1,85 m
  • ポジション: センターフォワード
  • 代表選手: イタリアU20 出場/得点: 1 / 0
  • 昨季:23試5点(Modena=B)
Interユースでキヴ監督に薫陶を受けた将来性豊かなセンターFWを期限最終日に獲得。モデナのほぼ地元出身のプロスペクトで、彼の移籍を残念がるティフォージは多数。今季はモデナで16試合2ゴール1アシスト。今のサンプは1トップで、ニアングとコーダがいてさらに怪我しているトゥティーノまでいるので、なかなか出場機会を得るのは容易ではない。わずかな出場でフィジカルの強さは垣間見え、かつて若かりしペターニャがサンプにいた時を思い出す。彼もまだ20歳ぐらいだったがフィジカルはすでにかなり強かったが、さすがに出場機会があまりなくサンプでは活躍できなかった。買い取りオプション付きレンタルなので、OP行使して育てる未来も一応見える。


さて、ちょっとは参考になったでしょうか!?

しかしこうやってみるとすでにサンプからいなくなった選手を除いても、今季サンプに加入した選手が22人もいる!これだけでもう1チーム。という事はサンプ2年目以降は誰がいるんだ??と見てみると・・・

  • DF フェラーリ
  • DF デパオリ
  • DF ベレジンスキ
  • MF ジェペス
  • MF ベネデッティ
  • MF ヴィエイラ
  • MF リッチ
  • (FW ボリーニ)←もう構想外
実質7人しかいない。
先日のサッスオーロ戦のスタメンを見ると唯一リッチがサンプ2年目。 4人が1年目、その他6人はわずかここ1ヶ月ちょいのこの冬からの加入と言う現状が起きている。そりゃーサンプ歴3試合目のアルターレがキャプテンマークを巻くと言う現状も納得ですね。
この中から来季もサンプに何人の選手がいるのでしょうか・・・

さて、今晩は同盟国のバーリとの対戦。せっかく前節の最強サッスオーロ戦で引き分けた結果を、順位アップにつなげる為には、難しいアウェイだが是非勝点3が欲しい!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
27試合 6勝11分10敗 勝点29 得点30 失点37 得失点差 -7 15位


次節:セリエB 第28節 2025年 3/2(日) 対バーリ@バーリ 現地17:15Kick Off(日本時間深夜1:15)


保存版 SAMPDORIA 冬のメルカート'24-'25 総集編 no.1

2025-02-14 22:21:26 | 保存版 サンプ名鑑
さて、更新途絶えていた間ももちろんサンプのストーキングは止めておらず、書きたい事は貯まりに貯まっていたのですが・・・
やはりリアルタイムじゃないと書けない事も多いので、難しいですね。

ただせっかく移籍市場が閉まったタイミングなので、メルカートを振り返ってみたいと思います。2024-25シーズンの残りを戦う戦士は決まりました。戦士と言えばステファノ・センシ。結局彼はインテルでポジションを得る事が出来ずに、モンツァに最終的に完全移籍。ただしケガがちでそこまでパッとしないですね・・・サンプに骨を埋めれば良かったのに。センシとかハリー・ウィンクスとかの糸を引くようなグラウンダーのインサイドパスが好きでした。トレイラも含めて、小柄なレジスタはなんか親近感がわいて応援したくなります。古くはセルジオ・ヴォルピ。そして現在はジェペスがその系譜を継ぐのでしょうか・・・

話がそれました。
それではメルカート総括を!

まず、今季のサンプ
2024年7月からで
監督 3人
GK 7人
放出総勢 26人
加入総勢 26人
(延べですが)これだけの人数の移り変わりが、わずかこの半年間でありました。監督に関しては前号で触れたので飛ばしますが、特筆すべきはGK。

昨季はスタンコビッチJrが、開幕当初こそ不安定でしたが経験を積むと共に安定感と信頼を増してほぼ1年間ずっとレギュラーを務めました。しかし元々インテルからのレンタルだった彼を留める事は出来ず・・・そして開幕前にはそのスタンコビッチと交換でサンプに戻ってきたティフォージの支持も厚いアウデーロがもしかしたら正GKに返り咲くかも!?と言う時期がありました。しかし財政難にあがくサンプはGKアウデーロを売ってその他の補強に当てると言う選択をして、そこからGKの迷走が始まる事となります。

↑↑上の写真の聖アウデーロを囲む7人が今季サンプに在籍してる/していたGK達です。まずは背番号1を与えている事からもわかる通りアタランタ・プリマヴェーラの正GKヴィスマーラを中心にする予定だったのでしょう。昨季のスタンコビッチJRと同じく、ポテンシャル有る若手の成長に期待して。しかし現実は柳の下に”2匹目のどじょう”はいませんでした。アウデーロと交換で当初第2GK予定だったギドッティの方が、安定感がありそうという事で彼が起用されます。しかし彼が開幕即ケガをしてしまった。ギドッティの怪我と時を同じくして新監督に就任したソッティルは、子飼いのシルヴェストリを夏の移籍最終日に連れてきました。これが4人目のGK。この時点で私が”世界最高の第3GK”と勝手に呼んでいたニコラ・ラヴァーリアは第4GKになりました。彼は正直実力は劣りますが、ものすごく性格が良くてロッカールームのまとめ役です。さて、セリエAでの経験も豊富なシルヴェストリの緊急加入で正GK問題は一気に解決したかと思われました。しかし加齢による老いと、正GKから1年間遠ざかっていた試合勘を取り戻せずに、期待されていたほどの活躍が出来ませんでした。そうこうしている内にギドッティが約2ヶ月の怪我から戻ってきて、正GKを取り返しました。

 正GKギドッティのまま新監督センプリチ体制に突入。センプリチはGKだけでないですが、チーム総数が多過ぎるという事で冬のメルカートで整理する方針を取りました。そこですぐさまシルヴェストリとラヴァーリアが構想外となり・・・ただ、不運な事にその段階で再びギドッティが怪我で離脱。さすがに3人はGK必要なので、シルヴェストリはペリザンと交換と言う形で放出されました。このペリザンが5人目。ギドッティ戻るまでペリザンで凌ごうと言う初戦で、なんとこのペリザンまでが負傷で離脱。今季のサンプのGKには何か呪いがかけられているのか!?余談ですが、ちょうど同じ週に第一線は退いたもののKings Leagueでプレーする元サンプ正GKのヴィヴィアーノも怪我をして離脱しています…
さらなる補強が必要となったサンプは6人目のGKとしてクラーニョを獲得。元々経験を積まそうとヴィスマーラをサンプにレンタルしたアタランタは、彼を呼び戻し。最後に構想外となっていたラヴァーリアは7人目となる若手のGKキオッラとの交換と言う形になりました。
この結果、最終的には今現在
  • 22 ギドッティ(怪我)
  • 13 ペリザン(怪我)
  • 94 クラーニョ
  • 77 キオッラ
で結局GK4人体制は変わらずですね。ただ、まだ1試合も出場していないので何ともわからないですが、最後の最後に獲得したアレッシオ・クラーニョには個人的にかなり期待しています。クラーニョは実績十分。素晴らしい活躍でベネヴェントを史上初のセリエA昇格に導びき、その後カリアリで4シーズン連続の残留を達成。2018-19シーズンには、セリエA最優秀ゴールキーパーとしてApport賞を受賞し、Who Scoredの評価でヨーロッパ五大リーグの中で最高平均評価のゴールキーパーとなっています。2020年の年間では、ヨーロッパ五大リーグで最多セーブ数を記録。イタリア代表でも第3GKをMeretと争いしばしば選出されてまして、2試合出場もしています。
ただし一昨年からちょっとおかしくなり、移籍したモンツァとサッスオーロではディ・グレゴリオやコンシーリにポジションを奪われて、出場機会は激減しました。肩と言うGKにとって重要な部位を怪我してしまった影響も大きかったですが・・・そんな彼をサンプドリアが獲得。
再び万全な状態でプレーする姿を見てみたい。そうすればついに今季のGK問題は解決するでしょう。「今までのはなんだったんだ?最初からクラーニョ獲得しとけば良かったじゃん!!」と言う結果を期待します。

さて、次に26人ずつ動きました今季の移籍の移り変わり↓↓

サンプドリア 2024-25 移籍情報
🏆 夏の移籍(Estate)

🔻 OUT(退団)
Attaccanti(フォワード)
  • Manuel De Luca (26) → Cremonese (B)
  • Sebastiano Esposito (21) → Inter (A) → Empoli (A)
  • Agustín Álvarez (23) → Sassuolo (A) → Elche(スペイン)
  • Marco Delle Monache (19) → Lecce U-20
  • Matteo Stoppa (20) → Catania (C)
  • Erik Gerbi (24) → Carpi (C)
  • Daniele Montevago (21) → Perugia (C)
  • Luca Polli (20) → Fossano (D)  (レンタル)
Centrocampisti(ミッドフィルダー)
  • Valerio Verre (30) → Palermo (B)
  • Kristoffer Askildsen (23) → FC Midtjylland(デンマーク)
  • Ebrima Darboe (23) → AS Roma → Frosinone (B)
  • Francesco Conti (20) → Rimini (C)  (レンタル)
  • Mattia Vitale (20) → Pompei (D)
  • Alfonso Sepe (21) → フリー
Difensori(ディフェンダー)
  • Giovanni Leoni (17) → Parma (A)
  • Facundo González (21) → Juventus (A) → Feyenoord(オランダ)
  • Daniele Ghilardi (21) → Hellas Verona (A)
  • Petar Stojanović (28) → Empoli (A) → Salernitana (B)
  • Nicola Murru (29) → フリー
  • Cristiano Piccini (31) → Atlético de San Luis(メキシコ)
  • Ertijon Gega (23) → Catania (C)
  • Andrea Conti (30) → フリー
Portieri(ゴールキーパー)
  • Emil Audero (27) → Como (A)
  • Filip Stankovic (22) → Inter (A) → Venezia (A)
  • Elia Tantalocchi (20) → Pontedera (C) (レンタル)
  • Ivan Saio (22) → Pescara (C)

※まともに昨季の最後にプレーしていた選手だけでも15人を放出。その他レンタル先から戻ってきて即再レンタルって言う選手も多いですが。今こうやって半年後に振り返ってみると
FW エスポージト
MF ダルボエ
DF ギラルディ、ファクンド・ゴンザレス
GK スタンコビッチJr
あたりはやはり昨季の押しも押されもしない主力かつ将来もある選手達で、今でも残念ですね。「レオーニ売却の是非」が出るのはまだ先の話になるとは思いますが。我らが”ムッルー”の移籍先が未だに決まっていないのがちょっと意外。カテゴリーや条件を下げればオファー有るけど断ってるって言う感じですかね…ヴァスコ・レジーニと非常に似た臭いがしてきました。

🔹 IN(加入)
Attaccanti(フォワード)
  • Gennaro Tutino (27) ← Cosenza
  • Massimo Coda (35) ← Genoa ← Cremonese
  • Nikola Sekulov (22) ← Juve Next Gen (C) (レンタル)
Centrocampisti(ミッドフィルダー)
  • Melle Meulensteen (25) ← Vitesse(オランダ)
  • Alessandro Bellemo (28) ← Como (A)  (レンタル)
  • Ebenezer Akinsanmiro (19) ← Inter (A)  (レンタル)
Difensori(ディフェンダー)
  • Lorenzo Venuti (29) ← Lecce (A)
  • Alessandro Pio Riccio (22) ← Juve Next Gen (C)
  • Simone Romagnoli (34) ← Frosinone (B)  (レンタル)
  • Davide Veroli (21) ← Cagliari (A)  (レンタル)
  • Nikolas Ioannou (28) ← Como (A)  (レンタル)
  • Bartosz Bereszyński (31) ← Empoli (A)  (レンタル)
  • Stipe Vulikic (23) ← Perugia (C)
Portieri(ゴールキーパー)
  • Simone Ghidotti (24) ← Como (A)  (レンタル)
  • Marco Silvestri (33) ← Udinese (A)
  • Paolo Vismara (21) ← Atalanta U-23 (ローン)

※なんと16人もの選手を獲得した夏のメルカート。ここまではサンプは財務規定上の問題で、先に選手を売却しないと選手を獲得できない状況でした。その当時はお金も使わずにこれだけの選手を獲得したアッカルディDSの手腕を皆でほめたたえました。私もその一人でした。しかし5ヶ月たった現在の結果を見ると・・・・・いやーカルチョ界は難しいですね。  で色塗りしたこの内の3人がすでに僅か5ヶ月でこの冬、チームを去るハメになっています・・・

🏆 冬の移籍(Inverno)
🔹 IN(加入)
Attaccanti(フォワード)
  • M'Baye Niang (30) ← Wydad AC(モロッコ)
  • Giuseppe Sibilli (28) ← Bari (B)  (レンタル)
  • Fabio Abiuso (22) ← Modena (B)  (レンタル)
Centrocampisti(ミッドフィルダー)
  • Rémi Oudin (28) ← Lecce (A)  (レンタル)
Difensori(ディフェンダー)
  • Pietro Beruatto (26) ← Pisa (B)  (レンタル)
  • Giorgio Altare (26) ← Venezia (A)  (レンタル)
  • Marco Curto (26) ← Como (A) ← Cesena (B)  (レンタル)
Portieri(ゴールキーパー)
  • Alessio Cragno (30) ← Monza (A)
  • Samuele Perisan (27) ← Empoli (A)  (レンタル)
  • Niccolò Chiorra (23) ← Carrarese (B)  (レンタル)

※あえて、順番変えて冬はINを先にしました。冬のメルカートでも10人の選手を獲得。夏と合わせて総勢26人のメルカート。
結局、さすがにこの冬もまだいきなりバンバンお金を使える状況では無さそうです。そして新監督センプリチの要求による獲得選手が多いように見えます。まぁ動きすぎなのは間違いないですが、こうした状況下では、アッカルディは出来る限りの事はやっていると言えるのではないでしょうか?ただし、代わりの選手を見つけずに5人もの選手を即座に戦力外にするのは少しやり過ぎだと感じます。友人で元サンプドリアの理学療法士から聞いた話によると、これはまさにアッカルディのやり方だそうです。
 冬の移籍市場では28歳前後の即戦力選手が多く加入しましたが、これは降格を避けるためだけにチームを強化しようとしている印象があります。降格のリスクが現実味を帯びている今、それも仕方ないのかもしれません。しかし、Pedrolaを失った今、サンプの将来を担う若手はほとんどいません。個人的にはVeroliくらいしか期待できないでしょうか?そう考えると今年昇格できなければ、来年はまたゼロからチームを再構築する必要が出てくるでしょう。
私的には、今のメンバーで来季AであろうがBであろうがサンプで見たい選手は
  • MF Meulensteen
  • MF Akinsanmiro
  • DF Veroli
  • GK Ghidotti
ぐらいしか正直いません。アキンサンミロはドライのレンタルでおそらく残すのは難しいでしょうし。他の若手で言うと、ジェペスは今季終了で切れる契約を更新まだしていません。あまり騒がれないので、昇格や降格を条件に含めて交渉は成立しており、まだ発表ができないだけ?と言う気はしますが

🔻 OUT(退団)
Attaccanti(フォワード)
  • Estanis Pedrola (20) → Bologna (A) (レンタル)
  • Simone Leonardi (19) → Rimini (C) (レンタル)
  • Antonino La Gumina (28) → Cesena (B) (レンタル)
Centrocampisti(ミッドフィルダー)
  • Stefano Girelli (24) → Salernitana (B) (レンタル)
  • Pajtim Kasami (32) → フリー
Difensori(ディフェンダー)
  • Antonio Barreca (29) → FC Südtirol (B)
  • Simone Giordano (23) → Mantova (B) (レンタル)
  • Stipe Vulikic (23) → Modena (B) (レンタル)
Portieri(ゴールキーパー)
  • Marco Silvestri (33) → Empoli (A)
  • Paolo Vismara (21) → Atalanta U-23 
  • Nicola Ravaglia (36) → Carrarese (B) (レンタル)

※この冬の放出で目に付くのはなんと言っても”サンプの至宝・・・だった”ペドローラの放出。確かに怪我後は本調子を取り戻せなかったり、度重なる監督交代で上手くポジションをつかめず。最後の方は明らかに心ここにあらずで、確かにこのままサンプに留まってもしょうがない状況でありました。しかし逆に言うとレンタル先のボローニャで復活する可能性も有ります=そうなるとボローニャは恐らく買取OP使うでしょうからサンプに帰ってこず・・・。ボローニャでも全く復活できなかったら、結局そこまでの選手だったと=という事はサンプには戻ってくるかもしれませんが、結局使い物にならない可能性が高い・・・つまりペドローラがサンプのメッシとなって共にA昇格して、Aで旋風を巻き起こすと言う私の野望が実現する可能背は限りなく低くなってきました・・・
あとは個人的にはジョルダーノが残念。まぁ確かに今年はそれほど戦力にならないかもしれませんが、何と言っても貴重なプリマヴェーラからの生え抜き。どうせバッレーカとかベルアットとかそんなに大差ない選手により高い年棒払うぐらいなら、生え抜きの成長をもう少し見守っても・・・Bが主戦場になってサンプはトリンボリやパルンボなどのサンププリマ選手と対戦して成長した姿を見せつけられています。その代わりにじゃあ今誰を獲得したんだ?と言われるとRicciとかVieiraとかBellemoとか意外と額は貰っているわけですよ。と言うわけでアッカルディが心配なのはとにかく動きすぎな事
ただ、アッカルディにしてもまだ実はサンプに来てから半年しか経ってない。アッカルディにこんな文句を言う以上、アッカルディももう少し長い目でみてあげないといけないですね

🏆 プリマヴェーラ
🔹 IN(加入)
  • MF: Mate Ivkovic (19) ← Roma Primavera U20
  • DF: Martin Dimitrov (18) ← CSKA 1948 II(ブルガリア)
  • 左SB: Benjaminn Parlov(19) ←Vitesse U19(オランダ)
  • CB:Mateo Fisher(17)←Vålerenga II(ノルウェー)
  • 左SB:Serif Nhaga(19)←PSG(フランス)
  • FW:Michael Fosu(17)←Legnago
  • FW:Ardian Murati(17)←IFK Varnamo(スウェーデン)

    ※この冬の下部組織の補強はこんな感じです。ヌハガ=NhagaはPSGでブレイク候補と言われていた逸材。ただしサンプ的にはノア・レミナの前例があるので、あまり信じて良いものなのか・・・FWのMuratiはスウェーデンのU-17と18の2年間で80ゴール挙げてるとか(笑)そんなに簡単にイブラヒモビッチはいねーっつーの。まぁ期待せずにまってましょう!

🔻 OUT(退団):
  • MF Genovese(17) ⇒Giuliano(C)
  • MF Porzi(19) ⇒Foligno(D)(レンタル)
  • DF Buyla (19) ⇒CF América U23
  • DF Zeqiraj(19) ⇒Avellino Primavera
  • MF Valisena(19) ⇒Potenza(C) 
BuylaZeqirajのセンターバックコンビは結構期待していたんだけどな・・・まぁやはりプリマからトップチーム昇格してそのまま活躍するのがどれだけ難しい事か・・・

↓↓と言うわけで、冬の移籍を経て今季最後まで戦う陣容です

SAMPDORIA<3-4-2-1> 監督レオナルド・センプリチ 
     ⑲ニアング
 (⑨コーダ) (⑩トゥティーノ🤕) (⑨⓪アビウーソ)
  ㉝シビッリ   ⑳ウデン  
 (⑧④セクロフ)    (⑮アキンサンミロ)(⑧⓪ベネデッティ)

㉑ベルアット(㊹イオアノウ)  ㉓デパオリ(⑱ヴェヌーティ)
                  (㉔ベレシンスキ🤕)
  
 ⑰メウレンスティーン ㉘ジェペス
    (⑦ベッレーモ)    (⑮アキンサンミロ)
    (④ヴィエイラ)    (⑧リッチ)

 ⑦②ヴェローリ    ②クルト
 (⑤リッチョ)        (㉔ベレシンスキ🤕)
      ㉖アルターレ
      (㉕フェラーリ)(⑥ロマニョーリ🤕)

      ⑨④クラーニョ
  (㉒ギドッティ🤕)(⑬ペリザン🤕)(⑦⑦キオッラ)

プリマヴェーラ~:GK⑫スカルディーニョ;DF:㉟フィッシャー

※今のところのセンプリチの最適解がこれの様子で。こうやってみると、この冬加入した選手が11人中7人もいる!今までは何だったんだ😂 オプションとしてはコーダや怪我から戻ってきたらトゥティーノニアングで2トップ組ませる3-4-1-2。さらにはレジスタ1人にして3-5-2が攻撃的なフォーメーションとなるでしょうか?攻守ともに効くアキンサンミロをMFに使えばそれも出来そう。

というわけで、ちなみに私が監督やるとしたらこれです↓↓


やっぱりテクニカルな選手達、みんな同時に使ってみたい!ウデンはまだ実力が定かでないので、トゥティーノ怪我から戻ったらまた変わってきそうですが・・・ただ、見ていてゲンナリした21節のブレッシャや22節チェゼーナ戦に比べると、そこからわずか3試合ですが一気にポジティブな雰囲気になってきました。現在の順位がこちら↓↓


第24・25節連勝したサンプはこの結果、プレーオフ圏内まで勝点5差👆
 でもプレーアウト圏内までも勝点1差しかない😅 
まぁさすがに今季は「簡単に昇格プレーオフに行ける」なんて思っていませんが、少なくとも残り13試合。観る楽しみは出てきています。

世界最凶リーグ セリエB
なにが起こるかは全くわかりません!!
サッスオーロ戦は厳しいので、明日絶対勝てればひょっとするとひょっとする序曲が流れ始めるか・・・・!?

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
25試合 6勝10分9敗 勝点28 得点29 失点35 得失点差 -6 14位

次節:セリエB 第26節 2025年 2/15(土) 対スッドチロル@ボルツァーノ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

保存版 サンプドリア '23-'24 完全選手名鑑 新加入選手特集!!

2023-09-18 14:13:46 | 保存版 サンプ名鑑

さて、いよいよ2週間の代表Week休みを経てセリエBが再開されます。

夏のメルカートも閉まり、その後フリー選手からカザミを獲得して一旦は’23-’24サンプの陣容も落ち着いたと思います。

開幕して4試合戦いましたが、DFフェラーリとMFベネデッティが長期離脱の怪我を負ってしまいました。2人とも無事手術は成功👏👏しかし復帰までそれぞれ、フェラーリ→6か月、ベネデッティ→8~10週間ぐらいと言われてます。そこで急遽のカザミを獲得し、またフリー選手の中からもう1人DFを取る可能性は有ります(良い選手なら獲って欲しいですが)。今名前が挙がってるのが、Tuia,Mustafi,Papastathopoulos,Donati,Feddal,Boateng,Rami

私個人的にはSvincolati選手、特にプレーしてない期間が長い選手は当てにしてないので、名前上がってるパパソタスプーロスとかは絶対やめて欲しいですね。ムスタフィは昔が好きだったからまだ許せますが…それならロティオネン上げて、ゴンザレス使って何とか1月まで凌いで、ちゃんと冬メルカートでまともな補強した方が良いと思います。ジョビンコオイコノモウ、ヘセ・ロドリゲスなど前例が物語っているでしょう。どうせ今獲れる選手がまともになる頃にはすでに冬でしょうし。まぁまだサラリーキャップの目標すら達してないので色々難しいですが。

とりあえず2023-24夏、我らがサンプドリアの現陣容です!!

SAMPDORIA 2023-24<4‐3‐3> 監督アンドレア・ピルロ 2023・9・17現在

        ⑦エスポジト(⑳ラ・グミナ)(⑨デ・ルーカ)

⑯ボリーニ(⑦⑦デッレモナケ)    ⑪ペドローラ(㉓デパオリ )(⑨②レミナ)

⑩ヴェッレ(⑭カザミ)(㉜ジレッリ) ⑧⓪ベネデッティ🏥(㉓デパオリ)(⑤アスキルドセン)(④ヴィエイラ)(⑰マラグリーダ)   

        ⑧リッチ(㉘ジェペス)(⑥パナダ)

㉑ジョルダーノ(③バッレーカ)    ㊵ストヤノヴィッチ(㉓デパオリ)(⑬コンティ🏥)

   ㉙ムッルー(c)(㉝ゴンザレス) ⑧⑦ギラルディ(㉕フェラーリ🏥)(⑮ロティオネン)

        ①スタンコビッチ

       (㉒ラヴァーリア)(⑫タンタロッキ)

※まず大前提として、セリエBのサラリーキャップ規定により年棒総額はNETで2400万ユーロ以内に収めなければいけませんでした。実際サンプは約3600万€だった昨季の年棒総額から

クアリアレッラ、ガッビアディーニ、ベレジンスキ、アウジェッロ、アウデーロ、ファルコーネ

などを犠牲にして現在2800-2900万€まで削減に成功しております。しかしまだ十分ではなく、このままでは余剰金額の40%を払わなければなりません。また1999年12月31日生まれ以前の選手、つまり大体23.5歳以上の選手は18人しか登録できません
ですので、いくらラドリッツァーニが本気で一気にチームを強くしてくれようとしても、そこまでの大型補強は現実的にできません

そこでサンプは新監督の若いアンドレア・ピルロの元に完全に若手育成路線に切り替える事にしました。元々彼は若手を積極的に登用する監督です。とりあえず年棒が高いベテラン選手はどんどん放出して、積極的に若手を獲得した結果サンプの平均年齢は23.9歳と言う「驚くべき若いチーム」になりました。

 序盤からかなり飛ばしていたサンプのメルカートだと思いましたが、ちょっと尻すぼみになった感が有りますね。まぁ怪我人はしょうがないとして、最終日、FWは絶対取るレグロッタリエも明言してましたが、誰も取れませんでした。そのCF1人とCB1人獲れればかなり現在の状況のサンプとしては最高のメルカートだったと思いますが、それを差し引いて個人的には85点と言ったところでしょうか

 まぁ正式にスポーツディレクターとなったマンチーニJrのアンドレア、新監督のアンドレア・ピルロ、そしてオーナーのアンドレア・ラドリッツァーニ。それぞれの肩書としては若手となる

”3人のアンドレア”

が間違いなく今季のサンプの運命を握っているでしょう

とりあえず、人員の総入れ替えはある程度終わったので、これで12月まで戦ってみて昇格有りそうなら冬のメルカートでさらなる補強を頑張る。そうでなければさらに若手強化する。と言う感じでしょうか?

各ポジションを細かく見ていくとこんな感じです ※評価はセリエBを戦う上で10段階評価
  • FW陣 7⇒左のベテラン・ボリーニと右の超新星ペドローラは現サンプで一番頼れる存在。怪我で出遅れてるCF候補のエスポジトがハマれば最高の3トップになるのですが。彼も生粋のCFタイプでは無いのでそれだけが不安です。CFの残りの2人ラ・グミナ、デ・ルーカ頼りないだけに…逆にサイドタイプは多く、控えのデッレ・モナケレミナは共に将来性はものすごくものを秘めています。ちなみにDFデパオリが右WGを務めるオプションもすでに開幕戦から登場してます

 

  • MF陣 6.5⇒最後に加入したカザミはまだ全く見ていないのでわからないですが。レギュラーだったベネデッティの怪我は痛いです…ピルロとバローニオと言う稀代の2人のレジスタの元で、4人もいるレジスタがどこまで成長できるか?守備・フィジカルタイプのリッチとヴィエイラ、テクニシャンタイプのジェペスとパナダ。使い分けも重要です。左右のMFもとりあえずヴェッレが10番を背負ってレギュラーになっているが、正直盤石ではないと思います。ただ全員ドングリの背比べ状態。人数が多いだけに、ここから突き抜けてくる若手が表れてくる事を期待したいですし、冬のメルカートで甲乙が選手の差が出てきたら余剰人員整理も必要だと思います。ちなみにFWでも出てきたデパオリがここでも右MFとして登場することがあります

なんとなくMF10人をタイプで分布図で分類すると、こんな感じでしょうか?

              攻撃

                         マラグリーダ

      カザミ                ヴェッレ

                        パナダ

                     ジェペス

             ベネデッティ

パワー          アスキルドセン       スピード&テクニック

        ジレッリ

        ヴィエイラ

             リッチ

              

               守備

  レジスタタイプ⇒リッチ、ヴィエイラ、ジェペス、パナダ

  インサイドハーフ(スピード、テクニシャンタイプ)⇒ヴェッレ、ベネデッティ、アスキルドセン、マラグリーダ

  インサイドハーフ(パワータイプ)⇒ジレッリ、カザミ

  • DF陣 6.5⇒昨季の終わりから残ってるのはムッルーコンティ(ずっと怪我だが)だけ。そしてそのムッルーがCBにコンバートされて、しかも今のところキャプテンを任されております。フェラーリが開幕後に怪我してしまった事により、CBはギラルディゴンザレスと言う、U-20ワールドカップでそれぞれイタリアとウルグアイのレギュラーとして決勝を戦った2人の成長&活躍が物凄く重要になるでしょう。サイドバックは比較的安泰なポジション。右はベレ放出でそれほど変わらない代表クラスのストヤノヴィッチを手に入れられて良かったです。左はサンプユース出身のジョルダーノの成長に期待しつつ、ダメならバッレーカがバックアップと言う形で。CBは人数的にもまだ補強は必要かもしれません

 

  • GK陣 7アウデーロファルコーネのどちらか1人は残ると思われていましたが、結局2人とも放出となり21歳ながら将来性抜群のスタンコヴィッチの息子に今季のサンプのゴールマウスは任される事になりました。開幕から経験不足は早速露呈してしまいましたが、ポテンシャルも感じさせてくれてます。あとの願いは、仮に彼が活躍してセリエAに復帰出来たら、何とか彼を買取りして長期間サンプのGKを任せたい。誰でも良いのですが、GKが長期間安定してるとチームの成績も安定してくると思います。1990年以降サンプで複数年以上レギュラーを張っていた正GKは
    • ジャンルカ・パリュウカ
    • ファブリツィオ・フェロン
    • マッテオ・セレーニ
    • フランチェスコ・アントニオーリ
    • ルカ・カステラッツィ
    • セルヒオ・ロメロ
    • エミリアーノ・ヴィヴァーノ
    • エミル・アウデーロ

なかなか、我らがドリアーノにとっては懐かしくて魅力的な名前が続いてますねー。これ以外にもゼンガパゴット、トゥルチ、そしてわずか半年ながら絶大なインパクトを残したマルコ・ストラーリなんかもいましたが

スタンコヴィッチJrにも彼らと同じサンプに名前を残せるような期待をしたいです。ちなみに控えは世界一性格の良いサブGKのラヴァーリア。彼はロッカールームのまとめ役にもなるでしょう。そして結局獲得を見送った3rdGKはプリマヴェーラのタンタロッキが務める事になりますが、試合を見る感じだと彼もなかなかのポテンシャルを秘めています


さた、あとは新加入と主要なレンタルバック、今季のニューカマー選手を詳しく紹介したいと思います

’23-’24 夏メルカート サンプ新加入選手紹介!

Filip Stankovic ①フィリップ・スタンコヴィッチ

 ●GK  ●セルビアU-21代表 2試合-3G  ●2002年2月25日(21歳)  ●187cm78kg  ●昨季:33試合71失点(フォレンダム=オランダ)

買取OP付きレンタル(300万€)でアウデーロとの実質トレードでインテルから加入してきた昨季監督“デキ”の息子。買戻しOPもついているが。エスポジトと同じインテルユース出身だがここ2季はオランダのフォレンダムにレンタルされ、1年目は1部に昇格、昨年は残留を果たした。今夏、インテルの一員として来日してPSGとの試合でもプレー

 

Antonio Barreca ③アントニオ・バッレーカ

 ●左SB  ●元U-21代表 13試合0得点  ●1995年3月18日(28歳)  ●184cm70kg  ●昨季:22試合0G(カリアリ=B)

カリアリから完全移籍。彼プラス200万€貰い、アウジェッロと交換トレード。若くから期待されていたが、度重なる怪我とモナコ行ってから不遇の時期を過ごしてレンタルを繰り返した。縦突破が魅力

 Simone Giordano ㉑シモーネ・ジョルダーノ

 ●左SB  ●ジェノヴァ生  ●2001年12月21日(21歳)  ●185cm70kg  ●昨季:18試合0G(アスコリ=B)

本当に地元ジェノヴァ生まれでユース出身の期待の星。強烈な左足のミドルシュートを持つ。昨季は1年間セリエBのアスコリで修行してレンタルバックで戻ってた。レギュラー獲れるか?と言うか取って欲しい!以下がU‐16時代に受けていたインタビュー

Daniele Ghilardi ⑧⑦ダニエレ・ギラルディ 

 ●CB  ●U-20代表 10試合0得点  ●2003年1月6日(20歳)  ●189cm80kg  ●昨季:21試合1G(マントヴァ=C)

エラス・ヴェローナから買取OP付きレンタルで加入したルッカ出身のCB。長身生かした守備が強み。若いのに成熟しておりDF陣に落ち着きを与える。U-20イタリア代表でW杯準優勝のレギュラー。エスポジトとも一緒にプレーした。そのままU-21でもレギュラー

Leonardo Benedetti ⑧⓪レオナルド・ベネデッティ

●MF  ●ラ・スペツィア生  ●2000年6月6日(23歳)  ●182cm77kg  ●昨季:31試合3G(バーリ=B)

Liguria州生まれでユース出身の万能MF。昨季はバーリでA昇格プレーオフ迄活躍してレンタルバックで復帰した。質と量を兼備するMFで強烈なミドルシュートを持つ。守備でも攻撃でも貢献するレgヒュラー候補

Simone Panada ⑥シモーネ・パナダ

 ●MF ● ブレッシャ生 ●2002年6月2日(21歳) ●175cm68kg ●昨季:10試合0G(マントヴァ=B)

アタランタから買取OP付きレンタルで加入。ピルロと同郷出身で、それこそピルロのようなテクニカルで長短のパスを操るアンカー。守備力は課題だが、展開力は面白い。

Matteo Ricci ⑧マッテオ・リッチ

 ●MF ● ローマ生 ●1994年5月27日(29歳)  ●176cm68kg ●昨季:16試合1G(カラギュムリュク=トルコ)

フロジノーネから完全移籍。ローマユース出身の守備的MF。昨季もピルロの元でプレーして連れてこられた。双子のフェデリコもレッジーナでプロ選手。

Stefano Girelli ㉜ステファノ・ジレッリ

 ●MF ● ブレッシャ生 ●2001年1月9日(22歳) ●177cm74kg ●昨季:38試合3G(レッコ=C)

昨季レンタルでレッコのセリエB昇格に貢献。ユースから所属のクレモネーゼから完全移籍。ピルロと同郷で幼少期現コーチ、ベルトーニの下でプレー。自分では質より量の選手だと言っている

Marco Delle Monache ⑦⑦マルコ・デッレモナケ

 ●FW ● U-18代表(1試合0G) ●2005年2月3日(18歳) ●169cm59kg ●昨季:26試合2G(ペスカーラ=C)

ペスカーラ出身で昨季サンプが獲得したが地元のゼーマン・ペスカーラにレンタルでそのままとどまる。昨季は18歳ながら昇格プレーオフまでフルシーズン戦った。ドリブル得意で左右のWGが主戦場

Fabio Borini ⑯ファビオ・ボリーニ

 ●FW ●ベンティヴォーリオ生 ●1991年3月29日(32歳) ●180cm74kg ●昨季:30試合20G(カラギュムリュク=トルコ)

昨季もピルロ監督の元カラギュムリュクでプレーし、フリーで完全移籍。左WGが主戦場だが昨季はCFもこなして20ゴール決める。若き頃はローマやリバプール、ミランで活躍

Estanis Pedrola ⑪エスタニス・ペドローラ

●スペイン カンブリス生 ●2003年8月24日(20歳) ●185cm78kg ●昨季:23試合8G(バルセロナB=3部)

さすが安心印のバルサカンテラ出身の金の卵。買取OP付きレンタルで加入。左WGが主戦場でカットインからのミドルを得意とする。ただし若手に見られがちなドリブルだけの波がある選手では無く、視野の広さとプレーの幅の広さを持つ。ボリーニがいたのも有るが、右利きならよりピッチ全体を見られる右サイドでピルロが使っているのは、そのサッカーセンスをさらに生かす為の気がする

Sebastiano Esposito ⑦セバスティアーノ・エスポージト

●FW ●カステッラマーレ生 ●2002年7月2日(21歳) ●186cm75kg ●昨季:14試合1G(アンデルレヒト)/11試合4G(バーリ)

インテルから買取OP付レンタル。スタンコヴィッチとは仲良し。またFQ27と同郷出身なあたりが、サンプのエース候補としてより期待がかかる。3兄弟の真ん中で、他2人は同州のスペツィア在籍。昨季は冬に加入したバーリでベネデッティと共にプレーオフまで戦った。

Petar Stojanovic ㊵ペタル・ストヤノヴィッチ 

●右SB ●スロヴェニア代表45試合2G ●1995年10月7日(27歳) ●178cm72kg ●昨季:27試合0G(エンポリ)

ベレジンスキとトレードでエンポリから買取OP付レンタル。代表経験豊富で加入翌日には先発デビュー。同郷OBにカタネッチ

Facundo González ㉝ファクンド・ゴンザレス

●CB ●ウルグアイU-20代表21試合1G ●2003年6月6日(20歳) ●193cm78kg ●昨季:17試合1G(ヴァレンシアB=スペイン3部)

今夏U-20W杯7試合全て出場して優勝に貢献した左利きの大型CB。その活躍に目を付けたユーヴェが獲得し、今季はサンプにレンタル

Noah Lemina ⑨②ノア・レミナ

●トップ下、WG ●フランスU-17代表5試合0G ●2005年6月17日(18歳) ●179cm79kg ●昨季:20試合9G(PSG U-19)

PSGからレンタル移籍のガボン出身のダイヤの原石。小柄なテクニシャン。兄はユーヴェにもいたマリオ・レミナ。サンプとPSGの関係強化にもつながるか?

Pajtim Kasami ⑭パイティム・カザミ

 ●MF ●元スイス代表12試合2G ●1992年6月2日(31歳) ●188cm80kg ●昨季:12試合2G(オリンピアコス=ギリシャ)

メルカート終了後、契約切れのところを練習参加でテストを経て24年6月まで1年契約。フルハムやバーゼルで活躍した左利きのセントラルMF。10-11にはパレルモでセリエAの経験も有り、その後CLなどヨーロッパ戦の経験も豊富


※移籍情報総まとめ<2023・9・17現在>

IN(金額は全て推定)

GKフィリップ・スタンコヴィッチ(21)⇒インテルから買取OP付きレンタル(300万€)。セルビアU-21代表

 

DFファビオ・デパオリ(26)⇒エラス・ヴェローナからレンタルバック

DFアレックス・フェラーリ(29)⇒クレモネーゼからレンタルバック

DFダニエレ・ギラルディ(20)⇒エラスから買取OP付きレンタル。イタリアU-20代表

DFシモーネ・ジョルダーノ(21)⇒アスコリからレンタルバック

DFアントニオ・バッレーカ(28)⇒カリアリからアウジェッロー200万€で完全移籍

DFペタル・ストヤノヴィッチ(27)⇒エンポリから買取OP付きレンタル。ベレジンスキとトレード。スロヴェニア代表

 

MFレオナルド・ベネデッティ(23)⇒バーリからレンタルバック

MFロナウド・ヴィエイラ(25)⇒トリノからレンタルバック

MFシモーネ・パナダ(21)⇒アタランタから買取OP付きレンタル

MFステファノ・ジレッリ(22)⇒クレモネーゼからフリーで完全移籍

MFマッテオ・リッチ(29)⇒フロジノーネから完全移籍

MFヴァレリオ・ヴェッレ(29)⇒パレルモからレンタルバック

MFクリストファー・アスキルドセン(22)⇒ベネヴェントからレンタルバック

MFノア・レミナ(18)⇒PSGからレンタル。フランスU-18代表

MFパイティム・カザミ(31)⇒オリンピアコスからフリーで完全移籍。元スイス代表

 

FWファビオ・ボリーニ(32)⇒カラギュムリュク(トルコ)からフリーで完全移籍

FWマルコ・デッレ・モナケ(18)⇒ペスカーラからレンタルバック。イタリアU-18代表

FWアントニオ・ラ・グミーナ(27)⇒ベネヴェントからレンタルバック

FWエスタニス・ペドローラ(19)⇒バルセロナ(スペイン)から買取OP付きレンタル

FWセバスティアーノ・エスポジト(21)⇒インテルから買取OP付きレンタル。イタリアU-21代表

  総額0ユーロ 

OUT (金額は全て推定)

【さよならサンプ】※契約満了でフリー、もしくはレンタルバック

  1. FWクアリアレッラ ⇒未定
  2. FWランメルス ⇒エンポリ⇒グラスゴー・レンジャース
  3. FWヘセ・ロドリゲス ⇒未定
  4. MFウィンクス ⇒トッテナム⇒レスター・シティ
  5. MFジュリチッチ ⇒パナシナイコス
  6. MFサビリ ⇒フィオレンティーナ
  7. MFキュイザンス ⇒ヴェネツィア
  8. MFプッセット ⇒ワトフォード
  9. MFリンコン ⇒サントス(ブラジル)
  10. MFイルカン ⇒トリノ
  11. DFザノーリ ⇒ナポリ
  12. DFヌイティンク ⇒NEC(オランダ)
  13. DFアミオーネ ⇒エラス・ヴェローナ
  14. DFギュンター ⇒エラス・ヴェローナ
  15. DFムリージョ ⇒アル・シャマル(カタール)
  16. DFオイコノモウ ⇒パネトリコス(ギリシャ)
  17. GKトゥルク ⇒パルマ
  18. GKヴラディミーロ・ファルコーネ(28)⇒レッチェに400万€で完全移籍。イタリア代表
GKエミル・アウデーロ(26)⇒インテルに買取OP付きレンタル
GKイヴァン・サイオ(21)⇒ブリンディシ(セリエC-C)にレンタル移籍
GKマッテオ・ラスパ(21)⇒セストリ・レヴァンテ(セリエC-B)にレンタル移籍 ※ちなみにヴァスコ・レジーニと同僚になる
 
DFトンマーゾ・アウジェッロ(28)⇒カリアリにバッレーカ+200万€で完全移籍
DFマルコ・ソンマ(21)⇒プロパトリア(セリエC-A)に完全移籍
DFエマヌエル・エルコラーノ(20)⇒ラティーナ(セリエC-C)に完全移籍
DFトンマーゾ・ファラベゴリ(23)⇒サンジュリアーノ・シティ(セリエC)に完全移籍
DFジュリアン・チャボット(25)⇒1FCケルン(ドイツ)に250万€で完全移籍
DFエルトン・ジェガ(21)⇒アレッサンドリア(セリエC-A)にレンタル移籍
DFバルトシュ・ベレジンスキ(32)⇒ナポリからレンタルバック⇒エンポリに買取OP付レンタル移籍。ストヤノヴィッチとトレード。ポーランド代表
DFルイジ・アクイノ(21)⇒契約解消
 
MFシモーネ・トリンボリ(21)⇒マントヴァ(セリエC-A)に完全移籍
MFメーディ・レリス(25)⇒ストーク・シティ(イングランド2部)に完全移籍。アルジェリア代表
MFフラヴィオ・パオレッティ(20)⇒カラギュムリュク(トルコ)に完全移籍
MFマッティ・ヴィターレ(18)⇒カターニャからレンタルバック⇒アウダーチェ・チェリニョーラ(セリエC-C)にレンタル移籍
 
FWフェリーチェ・ダミーコ(22)⇒アヴェッリーノ(セリエC-C)に完全移籍
FWエリック・ジェルビ(23)⇒ルメッツァーネ(セリエC-B)にレンタル移籍
FWマノーロ・ガッビアディーニ(31)⇒アル・ナスル(UAE)にフリーで完全移籍
FWマッテオ・ストッパ(22)⇒パレルモからレンタルバック⇒カタンザーロ(B)にレンタル移籍
FWロレンツォ・ディフテファノ(20)⇒グッビオからレンタルバック⇒レッコ(B)に完全移籍
FWダニエレ・モンテヴァーゴ(20)⇒グッビオ(セリエC-B)にレンタル移籍

   総額850万ユーロ

収支 +850万ユーロ


さて、本日は2週間ぶりの試合でチッタデッラ戦。

まだ怪我人はいますが、とりあえずは少なくとも冬までは戦う選手が揃ってプレーする初ゲームとなります。

今季のサンプを一つ占うゲームと言えるでしょう

激戦で実力差も少ない世界最凶リーグではありますが、正直その中では下位の方になるチッタデッラ相手にホームで結果を残せないと、いよいよティフォージやメディアの間でも不穏な空気が流れるでしょう

なんとか快勝で、そんな空気を解消しましょう!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第5節 2023年 9/18(月) 対チッタデッラ@ジェノヴァ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜3:30)

’23-’24 SERIE B 

4試合 1勝1分2敗 勝点2(-2点ペナルティ) 得点4 失点6 得失点差 -2 暫定15位


保存版 SAMPDORIA 吉田麻也加入!冬のメルカート'19-'20総集編

2020-06-21 10:56:10 | 保存版 サンプ名鑑

さあ、いよいよ明日にはセリエAが再開される。

このblogもセリエA中断から急ピッチに今シーズンを振り返り始めて、何とか再開幕までに間に合った。そして最後の最後に冬のメルカート情報も加味して、現在のサンプの姿を完璧にお見せできる。

 結果的にまだフェレーロの身売りは実現しておらず、お金は無いサンプ。しかし冬のメルカートの時点で16位と、降格圏内ぎりぎりの争いをしていた為に手をこまねいているわけにもいかない。

 そこでサンプが行った事は期待外れに終わった金食い虫を即座に放出。そしてCBフェラーリの怪我による長期離脱も含めて補強が急務だったセンターバックを2人補強。まぁ大した動きは無かったが、冬のメルカートだけを見ればプラスと言えよう。

この陣容で再開されて残り13試合となるセリエAに臨む

それらも踏まえ、移籍を総括してみよう。まずニューカマーの紹介

’19-’20 冬メルカート 新入団選手

まず最初に決まった移籍がトネッリのサンプ帰還。

昨季、半レギュラーだったトネッリは高額だった買い取りオプションを行使しないように、ぎりぎり19試合の出場に抑えられてレンタル元のナポリへ戻っていった。

しかし、ナポリでは結局全く出番が無く、本人の希望とCB補強急務のサンプの思惑が合致して戻ってきた。要するに半年間我慢してトネッリの価値を安くしたという事だ。

買い取りオプション付きレンタル250万ユーロ。去年は買い取るとしたら確か900万ぐらいだったから大分安くなった。

チーム状況もあり、獲得されていきなり先発出場。実に259日間実戦から遠ざかっていたので、不安っちゃー不安だ。

ただ、ここでキャリアをここで終えたいと語っているようにサンプ愛も有るし、この風貌ながら練習場では神対応。

ものすごい優しいのだ。そんな彼の帰還は素直にうれしい。

ちなみに背番号が昨季の26から21に変わった

↑↑©Fanta Masterより

Lorenzo Tonelli 21ロレンツォ・トネッリ

  • ポジション:DF
  • 1990年1月17日生まれ(30歳) 
  • イタリア フィレンツェ出身
  • 183cm 78kg
  • 昨季:サンプドリア 19試合1得点

次は将来の投資。

 1月28日にサンプが4年半契約で獲得。弱冠19歳のセントラルMF。長身だが潰し屋と言うより攻撃にも優れたセントラルMFのようだ。

今季はプリマヴェーラ中心にイタリアサッカーに慣らさせる形だろう。同胞のトルスビーの存在が彼の成長を助けられると良い

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Kristoffer Askildsen  16クリストファー・アスキルドセン
・ポジション:MF
・2001年1月9日生まれ(19歳)
・ノルウェー オスロ出身
・190cm 77kg
・昨季:スターベク(ノルウェー) 14試合1得点

移籍最終日に控えFWの交換のような形。カプラーリをパルマに放出(買い取りオプション付きレンタル)して、エンポリから同じ形式で獲得した。

昨季もサンプ移籍の話がかなり濃厚なところまで有ったが、最終的にエンポリが獲得。2017-18シーズンのパレルモ(セリエB)で29試合9得点で頭角を現してサンプも獲得を望んだ。

スピードとテクニックに優れるFW。ただ、結果的には怪我の影響も有ったが、昨季もエンポリで22試合でわずか2得点。FWとしては得点力に課題を残す。

カプラーリより気持ち実力で劣って、その分若いという感じか?カプラーリも上手かったが今いちサンプでは突き抜けなかったので、この移籍が両選手とサンプにとって良い転機となれば良いが。ちなみに買い取りオプション600万ユーロのレンタル

しかし遠目から見るとマクシ・ロペスにそっくり。私のサンプ全く興味ない女の子の友達が、めちゃくちゃイケメンですぐファンになっていたという事はカッコは良いのかな?

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Antonino La Gumina  17アントニーノ・ラ・グミーナ

・ポジション:FW
・1996年3月6日生まれ(24歳)
・イタリア パレルモ出身
・184cm 72kg
・今季:エンポリ(セリエB) 17試合4得点

最後にこの、日本代表キャプテンのサンプ加入は全く噂にも上っていなかったので、まさに青天の霹靂だった。

サンプに勤めてる友人から、正式にNETなどにニュースが出回るちょっと前に、「吉田ってどんな選手だ?サンプに入ってくるぞ」って言うメッセージが来て、私はドッキリかと思ったぐらいだ。

正直Jリーグに全く興味が無く、日本代表選手よりイタリア代表選手の方が圧倒的に詳しい私でもさすがに吉田麻也は知っている。

ただ、入る前の印象とサンプ入団後では大分印象が変わった。まぁそれを話し出すと長くなるので、「柳沢よりは期待してます」。

全然日本人に興味が無い私でも、吉田がサウザンプトンが0-9で負けた試合は見て、その試合の戦犯の一人が吉田。やっぱり年を取って落ち目になってんだなぁという印象だった。

元々豪快なボレーで点を取ったりフィードは得意だが、スピードもあまり無くてディフェンスはそんなに上手くないというイメージ。

今季8試合しか出ておらずに、しかも11月から実戦から遠ざかっていたのが心配だったが、意外と久しぶりの試合は良かった。

ここまでわずか1試合しか試合出場していないが、その1試合含めてサンプファンの評価は今のところ思いのほか高い

↑↑©Genova Notiziaより

Maya Yoshida  34吉田 麻也

・ポジション:DF
・1988年8月24日生まれ(31歳)
・日本 長崎出身
・189cm 78kg
・今季:サウザンプトン(プレミア) 8試合0得点

また、冬のメルカート中の移籍では無いが、実は夏の移籍が締め切られた後にサンプは契約切れでフリーになっていた選手を1人獲得してる。

10月8日にサンプがベルトラッチの獲得を発表。契約期間は1年間で2020年6月までとのこと。ローマユース出身、💩ェノアで名を上げたベルトラッチは、2015年7月からミランに加入。初年度は良かったが2年目は出場機会が激減。2017年7月から古巣💩ェノアへ1年レンタルで戻ってまたレギュラーでプレーしたが、昨季2018年6月から再びミランでプレー。ただ昨季は怪我も有りリーグ戦出場無し。出場はEL4試合のみで2019年7月に契約切れでチームを退団、フリーになっていた。

 イタリア代表歴も5試合有り、タイプ的にはなんでも平均点8でこなすが傑出した特徴のないボランチと言う個人的なイメージ。サンプで言うとポーリとかが近いのかな?どうも💩ェノア臭も強いし、ローマやミランと渡り歩いていたクラブを見ると”敵キャラ”と言う感じだが、まぁ怪我が治ってれば実力は有るし歓迎しよう。契約切れ選手の中で、私も「唯一獲っても良いかなぁ」と思っていたのが彼だった。補強するポジションがここでは無いのは間違いないが監督交代を機にMF陣容も変わるし、いきなりデビューしたという事はラニエリにリクエストされたという事か

⇒その後、DERBYでサンプ快勝の後のロッカールームでベルトラッチもバカ騒ぎに加わっている姿がSNSであげられた。素晴らしい!

↑↑©La Roma24.itより

Andrea Bertolacci  91アンドレア・ベルトラッチ

・ポジション:MF

・1991年1月11日生まれ(28歳)

・イタリア ローマ出身

・179cm 75kg

・昨季:ACミラン 0試合0得点(ヨーロパッリーグで4試合0得点)

OUT (金額は全て推定)

DFヴァスコ・レジーニ(29)⇒パルマにレンタル

DFジェイソン・ムリージョ(28)⇒セルタ・デ・ヴィーゴ(スペイン)に買い取りオプション付きレンタルで移籍
FWエミリアーノ・リゴーニ(27)⇒ゼニト(ロシア)へレンタルバック
FWジャンルカ・カプラーリ(26)⇒パルマに買い取りオプション付きレンタルで移籍

 

 

この冬のメルカートの結果で、センターバックが大きく変わった。ラニエリは4‐4‐24‐3‐1‐2を併用。基本的にはラミレスの調子次第で、彼が好調でスタメンの時は彼をトップ下で戦うという事だ。

 ただし、この中断期間中にラニエリはかなり3‐5‐2を試した。その場合はコリー、吉田、トネッリのCBを全員使って3バック。右にベレデパオリ。左はムッルー。MFにエクダルをアンjカーにしてリネッティ、ヤンクト、ヴィエイラ、トルスビーから2人が起用される形だ。また最も攻撃的な布陣だと、2トップの下にラミレスをトップ下に据えてエクダルヴィエイラリネッティのダブルボランチと言う形だ。さらに左にヤンクトを置けばかなり攻撃的だ。

SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督クラウディオ・ラニエリ ※赤字が冬新加入

 27クアリアレッラ(9ボナッツォーリ)23ガッビアディーニ(17ラ・グミーナ)

         11ラミレス(20マローニ)

7リネッティ(14ヤンクト)     4ヴィエイラ(18トルスビー)(26レリス)

         6エクダル(91ベルトラッチ)(8バッレート)(16アスキルドセン)

29ムッルー(3アウジェッロ) 24ベレシンスキ(12デパオリ)

    34吉田  21トネッリ

     (15コリー)   (25フェラーリ)(5チャボット) 

         1アウデーロ

        (22セクリン)(30ファルコーネ)

 
☆各ポジションを細かく見ていくとこんな感じ
  • FW陣 5.5⇒さすがに得点王だった昨季の勢いは無いが、なんだかんだ言って9得点挙げてるクアリアレッラ。そして流れの中での動きに課題は有るが、必殺の左足があるためにガッビアディーニがレギュラー。ボナッツォーリがシーズン序盤に良いアピールを見せていたが、怪我して元の調子に戻れていない。この中断が良い方向に左右して再アピールできれば。ラ・グミーナはまだサンプに来てから5分間しか出場していないが、ここから過密日程になるので、彼の出番も必ず来る。そこでどういう働きができるが。それがサンプに買い取りオプションを使わせるかの重要な要素となる
  • MF陣 7⇒MFは人数も多いし、ひし形や台形、5MFなど様々な可能性がある。完璧なレギュラーは盤石ならエクダルぐらい。しかし彼がいなくても見劣りはしない。リネッティが様々なポジションをこなせるので、色々な組み合わせが考えられる。

   ボランチタイプ⇒エクダル、ヴィエイラ、ベルトラッチ、アスキルドセン

   サイドハーフタイプ⇒ヤンクト、デパオリ、レリス

   インサイドハーフタイプ⇒リネッティ、トルスビー、バッレート

   攻撃的MFタイプ⇒ラミレス、マローニ

   彼らをチーム状況や相手によって、フォーメーションも変えて組み合わせていく。まさにラニエリの手腕が問われるところだ。個人的には4バックで上記の4人のひし形か、

 ヤンクト     デパオリ(ラミレス)

  エクダル リネッティ(ヴィエイラ)

  この台形が良いかなと思ってる。

  • DF陣 6⇒冬に加入した吉田トネッリが共にレギュラーを取りそう。ずっとレギュラーだったコリーが不安定さを露呈して降格。ただ3バックの時は彼も出るだろうし、先の2人との差はほとんどないので、調子次第。再開後の過密日程では3人とも十分に出場機会があると思われる。フェラーリは大怪我でまだ復帰の見通しが立たない。右SBは守備ならベレシンスキ、攻撃ならデパオリ。これは3‐5‐2になっても同じ。ベレは3バックの右センター起用も可能。デパオリは4‐4‐2の右MFで起用されることも有る。左SBはムッルーが鉄板レギュラーでアウジェッロが控え
  • GK陣 7アウデーロが昨季よりややパフォーマンスを落としてるのが気がかり。そしてPKは未だに止めたのを見たことが無い。しかし彼しかもちろんいないのだ。

***********************

 さてこの陣容で、まず再開初戦は延期分のインテル戦(アウェイ)。そして次もアウェイでローマ戦。インテルはコッパですでに試合を行ってるし、久しぶりのサンプにとっては物凄くキツい戦いになる。この2戦は勘を取り戻すために、結果はしょうがないぐらいの気持ちで・・・・そうしないと再開して2連続大敗だと絶望感が大きくなるから(^^;

Foooooooorza Saaaaaaamp!! 

24試合 6勝5分13敗 勝点23 得点26 失点43 得失点差-17 現在17位

次節:セリエA 第25節 2021年 2/23(日) 対Inter@ミラノ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45)


保存版 サンプドリア '19-'20 完全選手名鑑 2/2号 新加入選手特集!!

2020-06-17 23:50:25 | 保存版 サンプ名鑑

’19-’20 夏メルカート 新入団選手

ここでは今季、新たに加入した選手を今さら紹介していきたいと思う。もういなくなった選手もいるが(^^;

1.

↑©telenordより

Gonzalo Maroni  20ゴンサロ・マローニ

・ポジション:FW
・1999年3月18日生まれ(20歳)
・アルゼンチン Cordoba出身
・170cm 66kg
・昨季:タジェレス(アルゼンチン1部)17試合2得点

 ボカ・ジュニアーズからU-20アルゼンチン代表のマローニを買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得。なお、マローニはサンプドリアと2024年6月30日までの5年契約にサインしており、前述のオプションは買い取り義務に近いものであるようだ。2015年に生まれ故郷コルドバのクラブ、インスティトゥートで16歳でのプロデビューを果たしたマローニ。YouTubeなどで映像を見る感じだと、リケルメのパスセンスとアイマールのスピードとドリブルを兼ね備えたようなトップ下みたいだ。2016年に名門ボカ・ジュニアーズに引き抜かれると、同年5月には17歳でトップチームデビューを飾った。しかし、その後は思うように出場機会を得られず、昨夏にタジェレスにレンタル移籍すると、ここまで2ゴール1アシストの数字を残していた。また、FIFA U-20ワールドカップではU-20アルゼンチン代表の背番号10を背負い2試合に出場。
 正直、昨季までだったら手放しで喜べた。ジャンパオロのシステムのトップ下にはまさにうってつけの選手だからだ。しかしディフラのシステムに今のところトップ下は無いので、サイドFW(今のところ左)を試されている。人生の大半をトップ下で過ごしてきたまだ20歳の彼にとって、セリエAに慣れるのだけでも大変だが、それを新たなポジションでと言う事になると並大抵な事ではないだろう。せっかく金の卵を獲得したのだから、間違えて踏みつぶさないように大事に孵化させて欲しい。1997年にマンチョの後釜として獲った10番のアルゼンチン陣、モラレスのようにならないように・・・
⇒その後、現実は買い取りオプションを行使されるかの瀬戸際にいる

2.

↑↑©SerieBnews.comより

Federico Bonazzoli  9 フェデリコ・ボナッツォーリ

・ポジション:FW
・1997年5月21日生まれ(22歳)
・イタリア Manerbio出身
・182cm 79kg
・昨季:パドヴァ(セリエB) 35試合8得点
・イタリアU-21代表 9試合2得点

 インテルから17歳の時にサンプが引き抜いた彼。ここ2年はSPAL、そしてパドヴァと武者修行に出されていたが遂に帰還。夏のキャンプでディフランチェスコ監督を今のところ納得させて、クアリアレッラの控えFWとしてサンプに残った。タイプとしては左利きのクラシカルなCF。シュートもヘディングもドリブルもそこそこだが、爆発的な特徴はまだ無い。昨季調子が良かったので、イタリアU-21代表には最近も選ばれている

3.

↑↑©nos.jpgより

Morten Thorsby  18モルテン・トルスビー

・ポジション:MF
・1996年5月5日生まれ(23歳)
・ノルウェー オスロ出身
・186cm 72kg
・昨季:ヘーレンフェン(オランダリーグ)20試合5得点
・ノルウェー代表 1試合0得点 

 
 1月11日にすでに移籍が決定。しかしシーズン終了後にフリートランスファーになるために、そこまで待っての移籍となった。その為に残りのシーズンは干されるような形になってしまい、彼もその点は後悔していた。しかし7月1日から晴れてサンプの一員となり、心機一転アピールを始めている。ただMF陣は層が厚く、加入して早々に放出の噂が出るなど簡単ではなさそうだが。プラートもいなくなったので、一日も早くセリエAに慣れるようにサブから淡々とレギュラーを狙う。ちなみに18番はそのプラートの出世番号

4.

↑↑©il secolo XIXより

Mehdi Léris  26 メーディ・レリス

・ポジション:MF
・1998年5月23日生まれ(21歳)
・フランス Mont-de-Marsan出身
・186cm 78kg
・昨季:キエーヴォ 23試合0得点2アシスト

 キエーヴォマスターに聞いた情報によると、レリスはキエーヴォでは3センターの一角としてプレーすることが多かったが、適正としては(イン)サイドハーフ。スピードはさほど無いが、ボールコントロールと剥がしには定評がある。両足使えてクロスも普通に良い。どこに置いても安定したポジショニングと連携を見せるポリバレントな選手。去年のキエーヴォの試合を観ていて「ああ、うまいなあ」って感嘆する時は大抵Lerisだった。「巧い」タイプなので周りの環境が良くなればまだまだ伸びるとの事。期待してみよう!
 今考えると、昨季のサンプvsキエーヴォ戦でVARで取り消されたゴールを決めていたのがこのLerisだった!まぁその頃から縁があったのかもしれない。サンプもそうだし、セリエAでは昔から自チームとの対戦で活躍した選手を獲得するというパターンがスゴく多い気がする。

5.

↑↑©revista semanaより

Jeison Murillo  21 ジェイソン・ムリージョ

・ポジション:DF
・1992年5月27日生まれ(27歳)
・コロンビア カリ出身
・182cm 78kg
・昨季:ヴァレンシア 1試合0得点/バルセロナ 2試合0得点
・コロンビア代表 28試合1得点 

 一番の目玉はこのムリージョの獲2015-16シーズンからインテルのレギュラーCBを張ったバリバリのコロンビア代表。その後ヴァレンシアに移籍するが、そこで怪我をしてしまってややトーンダウン。昨季は怪我は治って冬にバルセロナにレンタルで移籍したが、さすがにほとんど出番は無かった。レンタル元のヴァレンシアから200万ユーロ+買い取り義務オプション1200万ユーロで獲得。南米のCBらしくテクニックも有れば、セリエAのディフェンス経験も十分ある。怪我さえ治ってれば期待大だが、今は大丈夫でもまた故障しそうだしちょっと怖い面もある。シルヴェストレ+@のようになってくれる事を祈る。個人的には12月まで彼が怪我しないで活躍すれば、今年のユニは彼で買うと決めている

⇒結果的にはサンプでは大した活躍ができずに冬のメルカートで早々とスペインのセルタ・デ・ヴィーゴにレンタルで出された。セルタではそこそこ復活しているので、彼らが買い取りオプションを行使してくれる事を祈る

6.

↑↑©chievoveronaより

Fabio Depaoli  12 ファビオ・デパオリ

・ポジション:DF
・1997年4月24日生まれ(22歳)
・イタリア Riva del Garda出身
・178cm 71kg
・昨季:キエーヴォ 33試合0得点4アシスト

 昨季の冬のメルカートから噂になっていたデパオリ。キエーヴォがB落ちして早々、かなり早い段階で移籍が決まった。450万ユーロで完全移籍。若いし良い獲得だと思うが、サンプがこんなにあっさり完全移籍で獲得を決めるのは珍しい。期待の表れか?元々MFだったが、昨季に右SBにコンバートされた。どっかで聞いた経歴だとお気づきの方もいると思うが・・・・そう、同僚となったサーラだ。タイプ的にも彼にすごく似ていると思う。昨季のキエーヴォのno.1のアシスト数を誇る通り、縦への突破を得意としてそこからのクロスが十八番。ディフェンスをこれから経験積んでいく必要有ると思うが。バランス型のベレシンスキとのレギュラー争いは面白い。MFでも起用されている

7.

↑↑©augello twitterより

Tommaso Augello  3 トンマーゾ・アウジェッロ

・ポジション:DF
・1994年8月30日生まれ(24歳)
・イタリア Milano出身
・180cm 70kg
・昨季:スペッツィア(セリエB) 32試合1得点5アシスト

 ちょっとしたシンデレラストーリーを描いているアウジェッロ。ミラノ郊外のCimianoと言う、ミランがたまに有望な選手を買っていくスクール出身。ちなみにデシーリオもそこの出身だ。しかしフィジカルが弱いという事でミランの下部組織のお眼鏡にかなわず、その後主戦場はセリエDになった。ポンティソーラと言うクラブで3年間プレー。その後セリエCのGiana Erminioと言う出来たばっかりの新興クラブで3年、2017年にやっとセリエBにたどり着く。同じリグーリア州のサンプのご近所さんSpeziaに加入。そこではなかなかの活躍を見せて、昨季は躍進したスペッツィアの年間MVPとも呼べる活躍をした。400万ユーロで買い取りオプション付きのレンタルで加入。堅実な守備と縦への推進力、ピュアな左利きからの良質なクロスで昨季は5アシストを記録。とりあえず、ムッルーとタイプは似ているが脅かせる存在になるか?

8.

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Julian Chabot  5 ジュリアン・チャボット

・ポジション:DF
・1998年2月12日生まれ(21歳)
・ドイツ Hanau出身
・195cm 85kg
・昨季:グローニンゲン(オランダ) 29試合1得点

 彼もサンプは早くから手を付けて、5月には獲得が決まっていた。エールディヴィジ(オランダ1部)のグローニンゲンから370万ユーロで完全移籍。ムスタフィ、シュクリニアール、アンデルセンと続いたサンプが育てて高く売ったCBの系譜を彼に継がせようとしている。195㎝の恵まれた体格を生かした強い守備が当然予想される特徴。サンプの巨人と言えば、モリス・カロッツィエリを思い出す。彼もほぼ同じ体格だった。まだ20歳ぐらいの時にサンプでデビューしたのであまりサンプでは活躍できなかったが、その後アタランタやパレルモなどでそこそこ活躍した。やはりこの体格は真似したくても真似できない長所であり、あとはセリエAの緻密な守備をいかに早く学べるか。「タイプは違うが、同胞のムスタフィの歴史を繰り返したい」って言っていたが、活躍するのは良いけど別に出て行くところまで絶対真似しないんで良いんだよ(笑)。キャンプで軽い怪我をして、まだあまり試合でプレーする姿見ていないのが少し不安だが。彼が良ければCB陣は安泰になるだろう

9.

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Emiliano Rigonit  10 エミリアーノ・リゴーニ

・ポジション:FW
・1993年2月4日生まれ(26歳)
・アルゼンチン Colonia Caroya出身
・180cm 70kg
・昨季:ゼニト(ロシア) 12試合3得点

 アタランタでセリエA挑戦したが、ガスペリーニの元では活躍できずにロシアで復活したウィング。両足蹴れてスピードが豊かなウィングと言う触れ込みだった。ディフランチェスコのサッカーに必要不可欠なウィングという事でかなり早い段階から移籍の噂に上っていたが、最終的には移籍期限ギリギリで決まった。彼のデビュー戦で慣れない2トップの一角で起用されて、絶好のチャンスを外すなどと不運な面もあった。ディフランチェスコの時はまだ出番も有ったが、ラニエリのサッカーではなかなか厳しかった。ラニエリは与えたチャンス2,3試合で結果が出せなかった彼をそれ以上起用しなくなり、冬のメルカートであっさりゼニトに戻っていった(結果サンプ:8試合0得点)

10.

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Andrea Seculin  22 アンドレア・セクリン

・ポジション:GK
・1990年7月14日生まれ(29歳)
・イタリア Gorizia出身
・190cm 80kg
・昨季:キエーヴォ 2試合 7失点

 昨季の第2GKラファエルの突然の移籍で空いた第2GKとして、移籍最終日に加入した。2014年から5シーズンにも渡りキエーヴォで第2GKを務めた。そういう意味では第2GKの鏡なのかもしれないが、セリエAでの実績は通算9試合しかない。正GKとなると2013-14のセリエBのアヴェリーノ時代までさかのぼる。若くも無いし第2GKより上に出る事は無いだろう。一応買い取りオプション付きレンタル

11.

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより
Kaique Rocha  33 カイケ・ロシャ
・ポジション:DF
・2001年2月28日生まれ(19歳)
・ブラジル Taboão da Serra出身
・195cm 90kg
・昨季:サントスFC(ブラジル)
 こちらも移籍最終日にブラジルの名門サントスから加入。195㎝90㎏と言う物凄く恵まれた身体を生かして、ユース時代から様々なヨーロッパのクラブから注目を浴びていた。そしてまだトップチームでの出場が無いにも関わらずにサンプが完全移籍での獲得に踏み切った。走力も有るために右SB、CBの両方で現在は起用されている。今季のサンプではプリマヴェーラで経験を積まされており、コロナ中断まで17試合2得点。将来は期待してよいのだろうか?

12.GKウラディミーロ・ファルコーネ(24) Wladimiro Falcone
   1995年4月12日 ローマ生まれ
   195㎝85㎏
セリエCのルッケーゼからレンタルバック。ずっとサンプからレンタル生活が続くが、年齢的にもそろそろ正念場だ

13.GKロレンツォ・アヴォガドリ(17) Lorenzo Avogadri
   2001年8月21日 ベルガモ生まれ
   190㎝80㎏ 
   アタランタからレンタルで加入。まず名前が非常に覚えにくい。私事で恐縮だが、今仕事でギリシャのカラスミを売ろうとしていて、カラスミをギリシャ語でアヴゴタラホと言う。それと混ざってしまうのだ(関係ないか(;^_^))。サンプファン的にはこの年で話題になっているGKと言うと、”オレジーナの鷲”と言う異名で期待されていたヴィンチェンツォ・フィオリッロを思い出してしまうが、彼は結局サンプでは大成しなかった。そうならない事を祈る。

14.レンタルバックしてチームに留まったのはそれ以外には我らがレジーニだけw
DF19 ヴァスコ・レジーニ(29)←スパル
 

 この新加入選手達で2019-20シーズンをディフランチェスコ監督と共にスタートさせたが、結果はご存じのとおり……