保存版 サンプドリア '23-'24 完全選手名鑑 新加入選手特集!!

2023-09-18 14:13:46 | 保存版 サンプ名鑑

さて、いよいよ2週間の代表Week休みを経てセリエBが再開されます。

夏のメルカートも閉まり、その後フリー選手からカザミを獲得して一旦は’23-’24サンプの陣容も落ち着いたと思います。

開幕して4試合戦いましたが、DFフェラーリとMFベネデッティが長期離脱の怪我を負ってしまいました。2人とも無事手術は成功👏👏しかし復帰までそれぞれ、フェラーリ→6か月、ベネデッティ→8~10週間ぐらいと言われてます。そこで急遽のカザミを獲得し、またフリー選手の中からもう1人DFを取る可能性は有ります(良い選手なら獲って欲しいですが)。今名前が挙がってるのが、Tuia,Mustafi,Papastathopoulos,Donati,Feddal,Boateng,Rami

私個人的にはSvincolati選手、特にプレーしてない期間が長い選手は当てにしてないので、名前上がってるパパソタスプーロスとかは絶対やめて欲しいですね。ムスタフィは昔が好きだったからまだ許せますが…それならロティオネン上げて、ゴンザレス使って何とか1月まで凌いで、ちゃんと冬メルカートでまともな補強した方が良いと思います。ジョビンコオイコノモウ、ヘセ・ロドリゲスなど前例が物語っているでしょう。どうせ今獲れる選手がまともになる頃にはすでに冬でしょうし。まぁまだサラリーキャップの目標すら達してないので色々難しいですが。

とりあえず2023-24夏、我らがサンプドリアの現陣容です!!

SAMPDORIA 2023-24<4‐3‐3> 監督アンドレア・ピルロ 2023・9・17現在

        ⑦エスポジト(⑳ラ・グミナ)(⑨デ・ルーカ)

⑯ボリーニ(⑦⑦デッレモナケ)    ⑪ペドローラ(㉓デパオリ )(⑨②レミナ)

⑩ヴェッレ(⑭カザミ)(㉜ジレッリ) ⑧⓪ベネデッティ🏥(㉓デパオリ)(⑤アスキルドセン)(④ヴィエイラ)(⑰マラグリーダ)   

        ⑧リッチ(㉘ジェペス)(⑥パナダ)

㉑ジョルダーノ(③バッレーカ)    ㊵ストヤノヴィッチ(㉓デパオリ)(⑬コンティ🏥)

   ㉙ムッルー(c)(㉝ゴンザレス) ⑧⑦ギラルディ(㉕フェラーリ🏥)(⑮ロティオネン)

        ①スタンコビッチ

       (㉒ラヴァーリア)(⑫タンタロッキ)

※まず大前提として、セリエBのサラリーキャップ規定により年棒総額はNETで2400万ユーロ以内に収めなければいけませんでした。実際サンプは約3600万€だった昨季の年棒総額から

クアリアレッラ、ガッビアディーニ、ベレジンスキ、アウジェッロ、アウデーロ、ファルコーネ

などを犠牲にして現在2800-2900万€まで削減に成功しております。しかしまだ十分ではなく、このままでは余剰金額の40%を払わなければなりません。また1999年12月31日生まれ以前の選手、つまり大体23.5歳以上の選手は18人しか登録できません
ですので、いくらラドリッツァーニが本気で一気にチームを強くしてくれようとしても、そこまでの大型補強は現実的にできません

そこでサンプは新監督の若いアンドレア・ピルロの元に完全に若手育成路線に切り替える事にしました。元々彼は若手を積極的に登用する監督です。とりあえず年棒が高いベテラン選手はどんどん放出して、積極的に若手を獲得した結果サンプの平均年齢は23.9歳と言う「驚くべき若いチーム」になりました。

 序盤からかなり飛ばしていたサンプのメルカートだと思いましたが、ちょっと尻すぼみになった感が有りますね。まぁ怪我人はしょうがないとして、最終日、FWは絶対取るレグロッタリエも明言してましたが、誰も取れませんでした。そのCF1人とCB1人獲れればかなり現在の状況のサンプとしては最高のメルカートだったと思いますが、それを差し引いて個人的には85点と言ったところでしょうか

 まぁ正式にスポーツディレクターとなったマンチーニJrのアンドレア、新監督のアンドレア・ピルロ、そしてオーナーのアンドレア・ラドリッツァーニ。それぞれの肩書としては若手となる

”3人のアンドレア”

が間違いなく今季のサンプの運命を握っているでしょう

とりあえず、人員の総入れ替えはある程度終わったので、これで12月まで戦ってみて昇格有りそうなら冬のメルカートでさらなる補強を頑張る。そうでなければさらに若手強化する。と言う感じでしょうか?

各ポジションを細かく見ていくとこんな感じです ※評価はセリエBを戦う上で10段階評価
  • FW陣 7⇒左のベテラン・ボリーニと右の超新星ペドローラは現サンプで一番頼れる存在。怪我で出遅れてるCF候補のエスポジトがハマれば最高の3トップになるのですが。彼も生粋のCFタイプでは無いのでそれだけが不安です。CFの残りの2人ラ・グミナ、デ・ルーカ頼りないだけに…逆にサイドタイプは多く、控えのデッレ・モナケレミナは共に将来性はものすごくものを秘めています。ちなみにDFデパオリが右WGを務めるオプションもすでに開幕戦から登場してます

 

  • MF陣 6.5⇒最後に加入したカザミはまだ全く見ていないのでわからないですが。レギュラーだったベネデッティの怪我は痛いです…ピルロとバローニオと言う稀代の2人のレジスタの元で、4人もいるレジスタがどこまで成長できるか?守備・フィジカルタイプのリッチとヴィエイラ、テクニシャンタイプのジェペスとパナダ。使い分けも重要です。左右のMFもとりあえずヴェッレが10番を背負ってレギュラーになっているが、正直盤石ではないと思います。ただ全員ドングリの背比べ状態。人数が多いだけに、ここから突き抜けてくる若手が表れてくる事を期待したいですし、冬のメルカートで甲乙が選手の差が出てきたら余剰人員整理も必要だと思います。ちなみにFWでも出てきたデパオリがここでも右MFとして登場することがあります

なんとなくMF10人をタイプで分布図で分類すると、こんな感じでしょうか?

              攻撃

                         マラグリーダ

      カザミ                ヴェッレ

                        パナダ

                     ジェペス

             ベネデッティ

パワー          アスキルドセン       スピード&テクニック

        ジレッリ

        ヴィエイラ

             リッチ

              

               守備

  レジスタタイプ⇒リッチ、ヴィエイラ、ジェペス、パナダ

  インサイドハーフ(スピード、テクニシャンタイプ)⇒ヴェッレ、ベネデッティ、アスキルドセン、マラグリーダ

  インサイドハーフ(パワータイプ)⇒ジレッリ、カザミ

  • DF陣 6.5⇒昨季の終わりから残ってるのはムッルーコンティ(ずっと怪我だが)だけ。そしてそのムッルーがCBにコンバートされて、しかも今のところキャプテンを任されております。フェラーリが開幕後に怪我してしまった事により、CBはギラルディゴンザレスと言う、U-20ワールドカップでそれぞれイタリアとウルグアイのレギュラーとして決勝を戦った2人の成長&活躍が物凄く重要になるでしょう。サイドバックは比較的安泰なポジション。右はベレ放出でそれほど変わらない代表クラスのストヤノヴィッチを手に入れられて良かったです。左はサンプユース出身のジョルダーノの成長に期待しつつ、ダメならバッレーカがバックアップと言う形で。CBは人数的にもまだ補強は必要かもしれません

 

  • GK陣 7アウデーロファルコーネのどちらか1人は残ると思われていましたが、結局2人とも放出となり21歳ながら将来性抜群のスタンコヴィッチの息子に今季のサンプのゴールマウスは任される事になりました。開幕から経験不足は早速露呈してしまいましたが、ポテンシャルも感じさせてくれてます。あとの願いは、仮に彼が活躍してセリエAに復帰出来たら、何とか彼を買取りして長期間サンプのGKを任せたい。誰でも良いのですが、GKが長期間安定してるとチームの成績も安定してくると思います。1990年以降サンプで複数年以上レギュラーを張っていた正GKは
    • ジャンルカ・パリュウカ
    • ファブリツィオ・フェロン
    • マッテオ・セレーニ
    • フランチェスコ・アントニオーリ
    • ルカ・カステラッツィ
    • セルヒオ・ロメロ
    • エミリアーノ・ヴィヴァーノ
    • エミル・アウデーロ

なかなか、我らがドリアーノにとっては懐かしくて魅力的な名前が続いてますねー。これ以外にもゼンガパゴット、トゥルチ、そしてわずか半年ながら絶大なインパクトを残したマルコ・ストラーリなんかもいましたが

スタンコヴィッチJrにも彼らと同じサンプに名前を残せるような期待をしたいです。ちなみに控えは世界一性格の良いサブGKのラヴァーリア。彼はロッカールームのまとめ役にもなるでしょう。そして結局獲得を見送った3rdGKはプリマヴェーラのタンタロッキが務める事になりますが、試合を見る感じだと彼もなかなかのポテンシャルを秘めています


さた、あとは新加入と主要なレンタルバック、今季のニューカマー選手を詳しく紹介したいと思います

’23-’24 夏メルカート サンプ新加入選手紹介!

Filip Stankovic ①フィリップ・スタンコヴィッチ

 ●GK  ●セルビアU-21代表 2試合-3G  ●2002年2月25日(21歳)  ●187cm78kg  ●昨季:33試合71失点(フォレンダム=オランダ)

買取OP付きレンタル(300万€)でアウデーロとの実質トレードでインテルから加入してきた昨季監督“デキ”の息子。買戻しOPもついているが。エスポジトと同じインテルユース出身だがここ2季はオランダのフォレンダムにレンタルされ、1年目は1部に昇格、昨年は残留を果たした。今夏、インテルの一員として来日してPSGとの試合でもプレー

 

Antonio Barreca ③アントニオ・バッレーカ

 ●左SB  ●元U-21代表 13試合0得点  ●1995年3月18日(28歳)  ●184cm70kg  ●昨季:22試合0G(カリアリ=B)

カリアリから完全移籍。彼プラス200万€貰い、アウジェッロと交換トレード。若くから期待されていたが、度重なる怪我とモナコ行ってから不遇の時期を過ごしてレンタルを繰り返した。縦突破が魅力

 Simone Giordano ㉑シモーネ・ジョルダーノ

 ●左SB  ●ジェノヴァ生  ●2001年12月21日(21歳)  ●185cm70kg  ●昨季:18試合0G(アスコリ=B)

本当に地元ジェノヴァ生まれでユース出身の期待の星。強烈な左足のミドルシュートを持つ。昨季は1年間セリエBのアスコリで修行してレンタルバックで戻ってた。レギュラー獲れるか?と言うか取って欲しい!以下がU‐16時代に受けていたインタビュー

Daniele Ghilardi ⑧⑦ダニエレ・ギラルディ 

 ●CB  ●U-20代表 10試合0得点  ●2003年1月6日(20歳)  ●189cm80kg  ●昨季:21試合1G(マントヴァ=C)

エラス・ヴェローナから買取OP付きレンタルで加入したルッカ出身のCB。長身生かした守備が強み。若いのに成熟しておりDF陣に落ち着きを与える。U-20イタリア代表でW杯準優勝のレギュラー。エスポジトとも一緒にプレーした。そのままU-21でもレギュラー

Leonardo Benedetti ⑧⓪レオナルド・ベネデッティ

●MF  ●ラ・スペツィア生  ●2000年6月6日(23歳)  ●182cm77kg  ●昨季:31試合3G(バーリ=B)

Liguria州生まれでユース出身の万能MF。昨季はバーリでA昇格プレーオフ迄活躍してレンタルバックで復帰した。質と量を兼備するMFで強烈なミドルシュートを持つ。守備でも攻撃でも貢献するレgヒュラー候補

Simone Panada ⑥シモーネ・パナダ

 ●MF ● ブレッシャ生 ●2002年6月2日(21歳) ●175cm68kg ●昨季:10試合0G(マントヴァ=B)

アタランタから買取OP付きレンタルで加入。ピルロと同郷出身で、それこそピルロのようなテクニカルで長短のパスを操るアンカー。守備力は課題だが、展開力は面白い。

Matteo Ricci ⑧マッテオ・リッチ

 ●MF ● ローマ生 ●1994年5月27日(29歳)  ●176cm68kg ●昨季:16試合1G(カラギュムリュク=トルコ)

フロジノーネから完全移籍。ローマユース出身の守備的MF。昨季もピルロの元でプレーして連れてこられた。双子のフェデリコもレッジーナでプロ選手。

Stefano Girelli ㉜ステファノ・ジレッリ

 ●MF ● ブレッシャ生 ●2001年1月9日(22歳) ●177cm74kg ●昨季:38試合3G(レッコ=C)

昨季レンタルでレッコのセリエB昇格に貢献。ユースから所属のクレモネーゼから完全移籍。ピルロと同郷で幼少期現コーチ、ベルトーニの下でプレー。自分では質より量の選手だと言っている

Marco Delle Monache ⑦⑦マルコ・デッレモナケ

 ●FW ● U-18代表(1試合0G) ●2005年2月3日(18歳) ●169cm59kg ●昨季:26試合2G(ペスカーラ=C)

ペスカーラ出身で昨季サンプが獲得したが地元のゼーマン・ペスカーラにレンタルでそのままとどまる。昨季は18歳ながら昇格プレーオフまでフルシーズン戦った。ドリブル得意で左右のWGが主戦場

Fabio Borini ⑯ファビオ・ボリーニ

 ●FW ●ベンティヴォーリオ生 ●1991年3月29日(32歳) ●180cm74kg ●昨季:30試合20G(カラギュムリュク=トルコ)

昨季もピルロ監督の元カラギュムリュクでプレーし、フリーで完全移籍。左WGが主戦場だが昨季はCFもこなして20ゴール決める。若き頃はローマやリバプール、ミランで活躍

Estanis Pedrola ⑪エスタニス・ペドローラ

●スペイン カンブリス生 ●2003年8月24日(20歳) ●185cm78kg ●昨季:23試合8G(バルセロナB=3部)

さすが安心印のバルサカンテラ出身の金の卵。買取OP付きレンタルで加入。左WGが主戦場でカットインからのミドルを得意とする。ただし若手に見られがちなドリブルだけの波がある選手では無く、視野の広さとプレーの幅の広さを持つ。ボリーニがいたのも有るが、右利きならよりピッチ全体を見られる右サイドでピルロが使っているのは、そのサッカーセンスをさらに生かす為の気がする

Sebastiano Esposito ⑦セバスティアーノ・エスポージト

●FW ●カステッラマーレ生 ●2002年7月2日(21歳) ●186cm75kg ●昨季:14試合1G(アンデルレヒト)/11試合4G(バーリ)

インテルから買取OP付レンタル。スタンコヴィッチとは仲良し。またFQ27と同郷出身なあたりが、サンプのエース候補としてより期待がかかる。3兄弟の真ん中で、他2人は同州のスペツィア在籍。昨季は冬に加入したバーリでベネデッティと共にプレーオフまで戦った。

Petar Stojanovic ㊵ペタル・ストヤノヴィッチ 

●右SB ●スロヴェニア代表45試合2G ●1995年10月7日(27歳) ●178cm72kg ●昨季:27試合0G(エンポリ)

ベレジンスキとトレードでエンポリから買取OP付レンタル。代表経験豊富で加入翌日には先発デビュー。同郷OBにカタネッチ

Facundo González ㉝ファクンド・ゴンザレス

●CB ●ウルグアイU-20代表21試合1G ●2003年6月6日(20歳) ●193cm78kg ●昨季:17試合1G(ヴァレンシアB=スペイン3部)

今夏U-20W杯7試合全て出場して優勝に貢献した左利きの大型CB。その活躍に目を付けたユーヴェが獲得し、今季はサンプにレンタル

Noah Lemina ⑨②ノア・レミナ

●トップ下、WG ●フランスU-17代表5試合0G ●2005年6月17日(18歳) ●179cm79kg ●昨季:20試合9G(PSG U-19)

PSGからレンタル移籍のガボン出身のダイヤの原石。小柄なテクニシャン。兄はユーヴェにもいたマリオ・レミナ。サンプとPSGの関係強化にもつながるか?

Pajtim Kasami ⑭パイティム・カザミ

 ●MF ●元スイス代表12試合2G ●1992年6月2日(31歳) ●188cm80kg ●昨季:12試合2G(オリンピアコス=ギリシャ)

メルカート終了後、契約切れのところを練習参加でテストを経て24年6月まで1年契約。フルハムやバーゼルで活躍した左利きのセントラルMF。10-11にはパレルモでセリエAの経験も有り、その後CLなどヨーロッパ戦の経験も豊富


※移籍情報総まとめ<2023・9・17現在>

IN(金額は全て推定)

GKフィリップ・スタンコヴィッチ(21)⇒インテルから買取OP付きレンタル(300万€)。セルビアU-21代表

 

DFファビオ・デパオリ(26)⇒エラス・ヴェローナからレンタルバック

DFアレックス・フェラーリ(29)⇒クレモネーゼからレンタルバック

DFダニエレ・ギラルディ(20)⇒エラスから買取OP付きレンタル。イタリアU-20代表

DFシモーネ・ジョルダーノ(21)⇒アスコリからレンタルバック

DFアントニオ・バッレーカ(28)⇒カリアリからアウジェッロー200万€で完全移籍

DFペタル・ストヤノヴィッチ(27)⇒エンポリから買取OP付きレンタル。ベレジンスキとトレード。スロヴェニア代表

 

MFレオナルド・ベネデッティ(23)⇒バーリからレンタルバック

MFロナウド・ヴィエイラ(25)⇒トリノからレンタルバック

MFシモーネ・パナダ(21)⇒アタランタから買取OP付きレンタル

MFステファノ・ジレッリ(22)⇒クレモネーゼからフリーで完全移籍

MFマッテオ・リッチ(29)⇒フロジノーネから完全移籍

MFヴァレリオ・ヴェッレ(29)⇒パレルモからレンタルバック

MFクリストファー・アスキルドセン(22)⇒ベネヴェントからレンタルバック

MFノア・レミナ(18)⇒PSGからレンタル。フランスU-18代表

MFパイティム・カザミ(31)⇒オリンピアコスからフリーで完全移籍。元スイス代表

 

FWファビオ・ボリーニ(32)⇒カラギュムリュク(トルコ)からフリーで完全移籍

FWマルコ・デッレ・モナケ(18)⇒ペスカーラからレンタルバック。イタリアU-18代表

FWアントニオ・ラ・グミーナ(27)⇒ベネヴェントからレンタルバック

FWエスタニス・ペドローラ(19)⇒バルセロナ(スペイン)から買取OP付きレンタル

FWセバスティアーノ・エスポジト(21)⇒インテルから買取OP付きレンタル。イタリアU-21代表

  総額0ユーロ 

OUT (金額は全て推定)

【さよならサンプ】※契約満了でフリー、もしくはレンタルバック

  1. FWクアリアレッラ ⇒未定
  2. FWランメルス ⇒エンポリ⇒グラスゴー・レンジャース
  3. FWヘセ・ロドリゲス ⇒未定
  4. MFウィンクス ⇒トッテナム⇒レスター・シティ
  5. MFジュリチッチ ⇒パナシナイコス
  6. MFサビリ ⇒フィオレンティーナ
  7. MFキュイザンス ⇒ヴェネツィア
  8. MFプッセット ⇒ワトフォード
  9. MFリンコン ⇒サントス(ブラジル)
  10. MFイルカン ⇒トリノ
  11. DFザノーリ ⇒ナポリ
  12. DFヌイティンク ⇒NEC(オランダ)
  13. DFアミオーネ ⇒エラス・ヴェローナ
  14. DFギュンター ⇒エラス・ヴェローナ
  15. DFムリージョ ⇒アル・シャマル(カタール)
  16. DFオイコノモウ ⇒パネトリコス(ギリシャ)
  17. GKトゥルク ⇒パルマ
  18. GKヴラディミーロ・ファルコーネ(28)⇒レッチェに400万€で完全移籍。イタリア代表
GKエミル・アウデーロ(26)⇒インテルに買取OP付きレンタル
GKイヴァン・サイオ(21)⇒ブリンディシ(セリエC-C)にレンタル移籍
GKマッテオ・ラスパ(21)⇒セストリ・レヴァンテ(セリエC-B)にレンタル移籍 ※ちなみにヴァスコ・レジーニと同僚になる
 
DFトンマーゾ・アウジェッロ(28)⇒カリアリにバッレーカ+200万€で完全移籍
DFマルコ・ソンマ(21)⇒プロパトリア(セリエC-A)に完全移籍
DFエマヌエル・エルコラーノ(20)⇒ラティーナ(セリエC-C)に完全移籍
DFトンマーゾ・ファラベゴリ(23)⇒サンジュリアーノ・シティ(セリエC)に完全移籍
DFジュリアン・チャボット(25)⇒1FCケルン(ドイツ)に250万€で完全移籍
DFエルトン・ジェガ(21)⇒アレッサンドリア(セリエC-A)にレンタル移籍
DFバルトシュ・ベレジンスキ(32)⇒ナポリからレンタルバック⇒エンポリに買取OP付レンタル移籍。ストヤノヴィッチとトレード。ポーランド代表
DFルイジ・アクイノ(21)⇒契約解消
 
MFシモーネ・トリンボリ(21)⇒マントヴァ(セリエC-A)に完全移籍
MFメーディ・レリス(25)⇒ストーク・シティ(イングランド2部)に完全移籍。アルジェリア代表
MFフラヴィオ・パオレッティ(20)⇒カラギュムリュク(トルコ)に完全移籍
MFマッティ・ヴィターレ(18)⇒カターニャからレンタルバック⇒アウダーチェ・チェリニョーラ(セリエC-C)にレンタル移籍
 
FWフェリーチェ・ダミーコ(22)⇒アヴェッリーノ(セリエC-C)に完全移籍
FWエリック・ジェルビ(23)⇒ルメッツァーネ(セリエC-B)にレンタル移籍
FWマノーロ・ガッビアディーニ(31)⇒アル・ナスル(UAE)にフリーで完全移籍
FWマッテオ・ストッパ(22)⇒パレルモからレンタルバック⇒カタンザーロ(B)にレンタル移籍
FWロレンツォ・ディフテファノ(20)⇒グッビオからレンタルバック⇒レッコ(B)に完全移籍
FWダニエレ・モンテヴァーゴ(20)⇒グッビオ(セリエC-B)にレンタル移籍

   総額850万ユーロ

収支 +850万ユーロ


さて、本日は2週間ぶりの試合でチッタデッラ戦。

まだ怪我人はいますが、とりあえずは少なくとも冬までは戦う選手が揃ってプレーする初ゲームとなります。

今季のサンプを一つ占うゲームと言えるでしょう

激戦で実力差も少ない世界最凶リーグではありますが、正直その中では下位の方になるチッタデッラ相手にホームで結果を残せないと、いよいよティフォージやメディアの間でも不穏な空気が流れるでしょう

なんとか快勝で、そんな空気を解消しましょう!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第5節 2023年 9/18(月) 対チッタデッラ@ジェノヴァ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜3:30)

’23-’24 SERIE B 

4試合 1勝1分2敗 勝点2(-2点ペナルティ) 得点4 失点6 得失点差 -2 暫定15位


保存版 SAMPDORIA 吉田麻也加入!冬のメルカート'19-'20総集編

2020-06-21 10:56:10 | 保存版 サンプ名鑑

さあ、いよいよ明日にはセリエAが再開される。

このblogもセリエA中断から急ピッチに今シーズンを振り返り始めて、何とか再開幕までに間に合った。そして最後の最後に冬のメルカート情報も加味して、現在のサンプの姿を完璧にお見せできる。

 結果的にまだフェレーロの身売りは実現しておらず、お金は無いサンプ。しかし冬のメルカートの時点で16位と、降格圏内ぎりぎりの争いをしていた為に手をこまねいているわけにもいかない。

 そこでサンプが行った事は期待外れに終わった金食い虫を即座に放出。そしてCBフェラーリの怪我による長期離脱も含めて補強が急務だったセンターバックを2人補強。まぁ大した動きは無かったが、冬のメルカートだけを見ればプラスと言えよう。

この陣容で再開されて残り13試合となるセリエAに臨む

それらも踏まえ、移籍を総括してみよう。まずニューカマーの紹介

’19-’20 冬メルカート 新入団選手

まず最初に決まった移籍がトネッリのサンプ帰還。

昨季、半レギュラーだったトネッリは高額だった買い取りオプションを行使しないように、ぎりぎり19試合の出場に抑えられてレンタル元のナポリへ戻っていった。

しかし、ナポリでは結局全く出番が無く、本人の希望とCB補強急務のサンプの思惑が合致して戻ってきた。要するに半年間我慢してトネッリの価値を安くしたという事だ。

買い取りオプション付きレンタル250万ユーロ。去年は買い取るとしたら確か900万ぐらいだったから大分安くなった。

チーム状況もあり、獲得されていきなり先発出場。実に259日間実戦から遠ざかっていたので、不安っちゃー不安だ。

ただ、ここでキャリアをここで終えたいと語っているようにサンプ愛も有るし、この風貌ながら練習場では神対応。

ものすごい優しいのだ。そんな彼の帰還は素直にうれしい。

ちなみに背番号が昨季の26から21に変わった

↑↑©Fanta Masterより

Lorenzo Tonelli 21ロレンツォ・トネッリ

  • ポジション:DF
  • 1990年1月17日生まれ(30歳) 
  • イタリア フィレンツェ出身
  • 183cm 78kg
  • 昨季:サンプドリア 19試合1得点

次は将来の投資。

 1月28日にサンプが4年半契約で獲得。弱冠19歳のセントラルMF。長身だが潰し屋と言うより攻撃にも優れたセントラルMFのようだ。

今季はプリマヴェーラ中心にイタリアサッカーに慣らさせる形だろう。同胞のトルスビーの存在が彼の成長を助けられると良い

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Kristoffer Askildsen  16クリストファー・アスキルドセン
・ポジション:MF
・2001年1月9日生まれ(19歳)
・ノルウェー オスロ出身
・190cm 77kg
・昨季:スターベク(ノルウェー) 14試合1得点

移籍最終日に控えFWの交換のような形。カプラーリをパルマに放出(買い取りオプション付きレンタル)して、エンポリから同じ形式で獲得した。

昨季もサンプ移籍の話がかなり濃厚なところまで有ったが、最終的にエンポリが獲得。2017-18シーズンのパレルモ(セリエB)で29試合9得点で頭角を現してサンプも獲得を望んだ。

スピードとテクニックに優れるFW。ただ、結果的には怪我の影響も有ったが、昨季もエンポリで22試合でわずか2得点。FWとしては得点力に課題を残す。

カプラーリより気持ち実力で劣って、その分若いという感じか?カプラーリも上手かったが今いちサンプでは突き抜けなかったので、この移籍が両選手とサンプにとって良い転機となれば良いが。ちなみに買い取りオプション600万ユーロのレンタル

しかし遠目から見るとマクシ・ロペスにそっくり。私のサンプ全く興味ない女の子の友達が、めちゃくちゃイケメンですぐファンになっていたという事はカッコは良いのかな?

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Antonino La Gumina  17アントニーノ・ラ・グミーナ

・ポジション:FW
・1996年3月6日生まれ(24歳)
・イタリア パレルモ出身
・184cm 72kg
・今季:エンポリ(セリエB) 17試合4得点

最後にこの、日本代表キャプテンのサンプ加入は全く噂にも上っていなかったので、まさに青天の霹靂だった。

サンプに勤めてる友人から、正式にNETなどにニュースが出回るちょっと前に、「吉田ってどんな選手だ?サンプに入ってくるぞ」って言うメッセージが来て、私はドッキリかと思ったぐらいだ。

正直Jリーグに全く興味が無く、日本代表選手よりイタリア代表選手の方が圧倒的に詳しい私でもさすがに吉田麻也は知っている。

ただ、入る前の印象とサンプ入団後では大分印象が変わった。まぁそれを話し出すと長くなるので、「柳沢よりは期待してます」。

全然日本人に興味が無い私でも、吉田がサウザンプトンが0-9で負けた試合は見て、その試合の戦犯の一人が吉田。やっぱり年を取って落ち目になってんだなぁという印象だった。

元々豪快なボレーで点を取ったりフィードは得意だが、スピードもあまり無くてディフェンスはそんなに上手くないというイメージ。

今季8試合しか出ておらずに、しかも11月から実戦から遠ざかっていたのが心配だったが、意外と久しぶりの試合は良かった。

ここまでわずか1試合しか試合出場していないが、その1試合含めてサンプファンの評価は今のところ思いのほか高い

↑↑©Genova Notiziaより

Maya Yoshida  34吉田 麻也

・ポジション:DF
・1988年8月24日生まれ(31歳)
・日本 長崎出身
・189cm 78kg
・今季:サウザンプトン(プレミア) 8試合0得点

また、冬のメルカート中の移籍では無いが、実は夏の移籍が締め切られた後にサンプは契約切れでフリーになっていた選手を1人獲得してる。

10月8日にサンプがベルトラッチの獲得を発表。契約期間は1年間で2020年6月までとのこと。ローマユース出身、💩ェノアで名を上げたベルトラッチは、2015年7月からミランに加入。初年度は良かったが2年目は出場機会が激減。2017年7月から古巣💩ェノアへ1年レンタルで戻ってまたレギュラーでプレーしたが、昨季2018年6月から再びミランでプレー。ただ昨季は怪我も有りリーグ戦出場無し。出場はEL4試合のみで2019年7月に契約切れでチームを退団、フリーになっていた。

 イタリア代表歴も5試合有り、タイプ的にはなんでも平均点8でこなすが傑出した特徴のないボランチと言う個人的なイメージ。サンプで言うとポーリとかが近いのかな?どうも💩ェノア臭も強いし、ローマやミランと渡り歩いていたクラブを見ると”敵キャラ”と言う感じだが、まぁ怪我が治ってれば実力は有るし歓迎しよう。契約切れ選手の中で、私も「唯一獲っても良いかなぁ」と思っていたのが彼だった。補強するポジションがここでは無いのは間違いないが監督交代を機にMF陣容も変わるし、いきなりデビューしたという事はラニエリにリクエストされたという事か

⇒その後、DERBYでサンプ快勝の後のロッカールームでベルトラッチもバカ騒ぎに加わっている姿がSNSであげられた。素晴らしい!

↑↑©La Roma24.itより

Andrea Bertolacci  91アンドレア・ベルトラッチ

・ポジション:MF

・1991年1月11日生まれ(28歳)

・イタリア ローマ出身

・179cm 75kg

・昨季:ACミラン 0試合0得点(ヨーロパッリーグで4試合0得点)

OUT (金額は全て推定)

DFヴァスコ・レジーニ(29)⇒パルマにレンタル

DFジェイソン・ムリージョ(28)⇒セルタ・デ・ヴィーゴ(スペイン)に買い取りオプション付きレンタルで移籍
FWエミリアーノ・リゴーニ(27)⇒ゼニト(ロシア)へレンタルバック
FWジャンルカ・カプラーリ(26)⇒パルマに買い取りオプション付きレンタルで移籍

 

 

この冬のメルカートの結果で、センターバックが大きく変わった。ラニエリは4‐4‐24‐3‐1‐2を併用。基本的にはラミレスの調子次第で、彼が好調でスタメンの時は彼をトップ下で戦うという事だ。

 ただし、この中断期間中にラニエリはかなり3‐5‐2を試した。その場合はコリー、吉田、トネッリのCBを全員使って3バック。右にベレデパオリ。左はムッルー。MFにエクダルをアンjカーにしてリネッティ、ヤンクト、ヴィエイラ、トルスビーから2人が起用される形だ。また最も攻撃的な布陣だと、2トップの下にラミレスをトップ下に据えてエクダルヴィエイラリネッティのダブルボランチと言う形だ。さらに左にヤンクトを置けばかなり攻撃的だ。

SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督クラウディオ・ラニエリ ※赤字が冬新加入

 27クアリアレッラ(9ボナッツォーリ)23ガッビアディーニ(17ラ・グミーナ)

         11ラミレス(20マローニ)

7リネッティ(14ヤンクト)     4ヴィエイラ(18トルスビー)(26レリス)

         6エクダル(91ベルトラッチ)(8バッレート)(16アスキルドセン)

29ムッルー(3アウジェッロ) 24ベレシンスキ(12デパオリ)

    34吉田  21トネッリ

     (15コリー)   (25フェラーリ)(5チャボット) 

         1アウデーロ

        (22セクリン)(30ファルコーネ)

 
☆各ポジションを細かく見ていくとこんな感じ
  • FW陣 5.5⇒さすがに得点王だった昨季の勢いは無いが、なんだかんだ言って9得点挙げてるクアリアレッラ。そして流れの中での動きに課題は有るが、必殺の左足があるためにガッビアディーニがレギュラー。ボナッツォーリがシーズン序盤に良いアピールを見せていたが、怪我して元の調子に戻れていない。この中断が良い方向に左右して再アピールできれば。ラ・グミーナはまだサンプに来てから5分間しか出場していないが、ここから過密日程になるので、彼の出番も必ず来る。そこでどういう働きができるが。それがサンプに買い取りオプションを使わせるかの重要な要素となる
  • MF陣 7⇒MFは人数も多いし、ひし形や台形、5MFなど様々な可能性がある。完璧なレギュラーは盤石ならエクダルぐらい。しかし彼がいなくても見劣りはしない。リネッティが様々なポジションをこなせるので、色々な組み合わせが考えられる。

   ボランチタイプ⇒エクダル、ヴィエイラ、ベルトラッチ、アスキルドセン

   サイドハーフタイプ⇒ヤンクト、デパオリ、レリス

   インサイドハーフタイプ⇒リネッティ、トルスビー、バッレート

   攻撃的MFタイプ⇒ラミレス、マローニ

   彼らをチーム状況や相手によって、フォーメーションも変えて組み合わせていく。まさにラニエリの手腕が問われるところだ。個人的には4バックで上記の4人のひし形か、

 ヤンクト     デパオリ(ラミレス)

  エクダル リネッティ(ヴィエイラ)

  この台形が良いかなと思ってる。

  • DF陣 6⇒冬に加入した吉田トネッリが共にレギュラーを取りそう。ずっとレギュラーだったコリーが不安定さを露呈して降格。ただ3バックの時は彼も出るだろうし、先の2人との差はほとんどないので、調子次第。再開後の過密日程では3人とも十分に出場機会があると思われる。フェラーリは大怪我でまだ復帰の見通しが立たない。右SBは守備ならベレシンスキ、攻撃ならデパオリ。これは3‐5‐2になっても同じ。ベレは3バックの右センター起用も可能。デパオリは4‐4‐2の右MFで起用されることも有る。左SBはムッルーが鉄板レギュラーでアウジェッロが控え
  • GK陣 7アウデーロが昨季よりややパフォーマンスを落としてるのが気がかり。そしてPKは未だに止めたのを見たことが無い。しかし彼しかもちろんいないのだ。

***********************

 さてこの陣容で、まず再開初戦は延期分のインテル戦(アウェイ)。そして次もアウェイでローマ戦。インテルはコッパですでに試合を行ってるし、久しぶりのサンプにとっては物凄くキツい戦いになる。この2戦は勘を取り戻すために、結果はしょうがないぐらいの気持ちで・・・・そうしないと再開して2連続大敗だと絶望感が大きくなるから(^^;

Foooooooorza Saaaaaaamp!! 

24試合 6勝5分13敗 勝点23 得点26 失点43 得失点差-17 現在17位

次節:セリエA 第25節 2021年 2/23(日) 対Inter@ミラノ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45)


保存版 サンプドリア '19-'20 完全選手名鑑 2/2号 新加入選手特集!!

2020-06-17 23:50:25 | 保存版 サンプ名鑑

’19-’20 夏メルカート 新入団選手

ここでは今季、新たに加入した選手を今さら紹介していきたいと思う。もういなくなった選手もいるが(^^;

1.

↑©telenordより

Gonzalo Maroni  20ゴンサロ・マローニ

・ポジション:FW
・1999年3月18日生まれ(20歳)
・アルゼンチン Cordoba出身
・170cm 66kg
・昨季:タジェレス(アルゼンチン1部)17試合2得点

 ボカ・ジュニアーズからU-20アルゼンチン代表のマローニを買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得。なお、マローニはサンプドリアと2024年6月30日までの5年契約にサインしており、前述のオプションは買い取り義務に近いものであるようだ。2015年に生まれ故郷コルドバのクラブ、インスティトゥートで16歳でのプロデビューを果たしたマローニ。YouTubeなどで映像を見る感じだと、リケルメのパスセンスとアイマールのスピードとドリブルを兼ね備えたようなトップ下みたいだ。2016年に名門ボカ・ジュニアーズに引き抜かれると、同年5月には17歳でトップチームデビューを飾った。しかし、その後は思うように出場機会を得られず、昨夏にタジェレスにレンタル移籍すると、ここまで2ゴール1アシストの数字を残していた。また、FIFA U-20ワールドカップではU-20アルゼンチン代表の背番号10を背負い2試合に出場。
 正直、昨季までだったら手放しで喜べた。ジャンパオロのシステムのトップ下にはまさにうってつけの選手だからだ。しかしディフラのシステムに今のところトップ下は無いので、サイドFW(今のところ左)を試されている。人生の大半をトップ下で過ごしてきたまだ20歳の彼にとって、セリエAに慣れるのだけでも大変だが、それを新たなポジションでと言う事になると並大抵な事ではないだろう。せっかく金の卵を獲得したのだから、間違えて踏みつぶさないように大事に孵化させて欲しい。1997年にマンチョの後釜として獲った10番のアルゼンチン陣、モラレスのようにならないように・・・
⇒その後、現実は買い取りオプションを行使されるかの瀬戸際にいる

2.

↑↑©SerieBnews.comより

Federico Bonazzoli  9 フェデリコ・ボナッツォーリ

・ポジション:FW
・1997年5月21日生まれ(22歳)
・イタリア Manerbio出身
・182cm 79kg
・昨季:パドヴァ(セリエB) 35試合8得点
・イタリアU-21代表 9試合2得点

 インテルから17歳の時にサンプが引き抜いた彼。ここ2年はSPAL、そしてパドヴァと武者修行に出されていたが遂に帰還。夏のキャンプでディフランチェスコ監督を今のところ納得させて、クアリアレッラの控えFWとしてサンプに残った。タイプとしては左利きのクラシカルなCF。シュートもヘディングもドリブルもそこそこだが、爆発的な特徴はまだ無い。昨季調子が良かったので、イタリアU-21代表には最近も選ばれている

3.

↑↑©nos.jpgより

Morten Thorsby  18モルテン・トルスビー

・ポジション:MF
・1996年5月5日生まれ(23歳)
・ノルウェー オスロ出身
・186cm 72kg
・昨季:ヘーレンフェン(オランダリーグ)20試合5得点
・ノルウェー代表 1試合0得点 

 
 1月11日にすでに移籍が決定。しかしシーズン終了後にフリートランスファーになるために、そこまで待っての移籍となった。その為に残りのシーズンは干されるような形になってしまい、彼もその点は後悔していた。しかし7月1日から晴れてサンプの一員となり、心機一転アピールを始めている。ただMF陣は層が厚く、加入して早々に放出の噂が出るなど簡単ではなさそうだが。プラートもいなくなったので、一日も早くセリエAに慣れるようにサブから淡々とレギュラーを狙う。ちなみに18番はそのプラートの出世番号

4.

↑↑©il secolo XIXより

Mehdi Léris  26 メーディ・レリス

・ポジション:MF
・1998年5月23日生まれ(21歳)
・フランス Mont-de-Marsan出身
・186cm 78kg
・昨季:キエーヴォ 23試合0得点2アシスト

 キエーヴォマスターに聞いた情報によると、レリスはキエーヴォでは3センターの一角としてプレーすることが多かったが、適正としては(イン)サイドハーフ。スピードはさほど無いが、ボールコントロールと剥がしには定評がある。両足使えてクロスも普通に良い。どこに置いても安定したポジショニングと連携を見せるポリバレントな選手。去年のキエーヴォの試合を観ていて「ああ、うまいなあ」って感嘆する時は大抵Lerisだった。「巧い」タイプなので周りの環境が良くなればまだまだ伸びるとの事。期待してみよう!
 今考えると、昨季のサンプvsキエーヴォ戦でVARで取り消されたゴールを決めていたのがこのLerisだった!まぁその頃から縁があったのかもしれない。サンプもそうだし、セリエAでは昔から自チームとの対戦で活躍した選手を獲得するというパターンがスゴく多い気がする。

5.

↑↑©revista semanaより

Jeison Murillo  21 ジェイソン・ムリージョ

・ポジション:DF
・1992年5月27日生まれ(27歳)
・コロンビア カリ出身
・182cm 78kg
・昨季:ヴァレンシア 1試合0得点/バルセロナ 2試合0得点
・コロンビア代表 28試合1得点 

 一番の目玉はこのムリージョの獲2015-16シーズンからインテルのレギュラーCBを張ったバリバリのコロンビア代表。その後ヴァレンシアに移籍するが、そこで怪我をしてしまってややトーンダウン。昨季は怪我は治って冬にバルセロナにレンタルで移籍したが、さすがにほとんど出番は無かった。レンタル元のヴァレンシアから200万ユーロ+買い取り義務オプション1200万ユーロで獲得。南米のCBらしくテクニックも有れば、セリエAのディフェンス経験も十分ある。怪我さえ治ってれば期待大だが、今は大丈夫でもまた故障しそうだしちょっと怖い面もある。シルヴェストレ+@のようになってくれる事を祈る。個人的には12月まで彼が怪我しないで活躍すれば、今年のユニは彼で買うと決めている

⇒結果的にはサンプでは大した活躍ができずに冬のメルカートで早々とスペインのセルタ・デ・ヴィーゴにレンタルで出された。セルタではそこそこ復活しているので、彼らが買い取りオプションを行使してくれる事を祈る

6.

↑↑©chievoveronaより

Fabio Depaoli  12 ファビオ・デパオリ

・ポジション:DF
・1997年4月24日生まれ(22歳)
・イタリア Riva del Garda出身
・178cm 71kg
・昨季:キエーヴォ 33試合0得点4アシスト

 昨季の冬のメルカートから噂になっていたデパオリ。キエーヴォがB落ちして早々、かなり早い段階で移籍が決まった。450万ユーロで完全移籍。若いし良い獲得だと思うが、サンプがこんなにあっさり完全移籍で獲得を決めるのは珍しい。期待の表れか?元々MFだったが、昨季に右SBにコンバートされた。どっかで聞いた経歴だとお気づきの方もいると思うが・・・・そう、同僚となったサーラだ。タイプ的にも彼にすごく似ていると思う。昨季のキエーヴォのno.1のアシスト数を誇る通り、縦への突破を得意としてそこからのクロスが十八番。ディフェンスをこれから経験積んでいく必要有ると思うが。バランス型のベレシンスキとのレギュラー争いは面白い。MFでも起用されている

7.

↑↑©augello twitterより

Tommaso Augello  3 トンマーゾ・アウジェッロ

・ポジション:DF
・1994年8月30日生まれ(24歳)
・イタリア Milano出身
・180cm 70kg
・昨季:スペッツィア(セリエB) 32試合1得点5アシスト

 ちょっとしたシンデレラストーリーを描いているアウジェッロ。ミラノ郊外のCimianoと言う、ミランがたまに有望な選手を買っていくスクール出身。ちなみにデシーリオもそこの出身だ。しかしフィジカルが弱いという事でミランの下部組織のお眼鏡にかなわず、その後主戦場はセリエDになった。ポンティソーラと言うクラブで3年間プレー。その後セリエCのGiana Erminioと言う出来たばっかりの新興クラブで3年、2017年にやっとセリエBにたどり着く。同じリグーリア州のサンプのご近所さんSpeziaに加入。そこではなかなかの活躍を見せて、昨季は躍進したスペッツィアの年間MVPとも呼べる活躍をした。400万ユーロで買い取りオプション付きのレンタルで加入。堅実な守備と縦への推進力、ピュアな左利きからの良質なクロスで昨季は5アシストを記録。とりあえず、ムッルーとタイプは似ているが脅かせる存在になるか?

8.

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Julian Chabot  5 ジュリアン・チャボット

・ポジション:DF
・1998年2月12日生まれ(21歳)
・ドイツ Hanau出身
・195cm 85kg
・昨季:グローニンゲン(オランダ) 29試合1得点

 彼もサンプは早くから手を付けて、5月には獲得が決まっていた。エールディヴィジ(オランダ1部)のグローニンゲンから370万ユーロで完全移籍。ムスタフィ、シュクリニアール、アンデルセンと続いたサンプが育てて高く売ったCBの系譜を彼に継がせようとしている。195㎝の恵まれた体格を生かした強い守備が当然予想される特徴。サンプの巨人と言えば、モリス・カロッツィエリを思い出す。彼もほぼ同じ体格だった。まだ20歳ぐらいの時にサンプでデビューしたのであまりサンプでは活躍できなかったが、その後アタランタやパレルモなどでそこそこ活躍した。やはりこの体格は真似したくても真似できない長所であり、あとはセリエAの緻密な守備をいかに早く学べるか。「タイプは違うが、同胞のムスタフィの歴史を繰り返したい」って言っていたが、活躍するのは良いけど別に出て行くところまで絶対真似しないんで良いんだよ(笑)。キャンプで軽い怪我をして、まだあまり試合でプレーする姿見ていないのが少し不安だが。彼が良ければCB陣は安泰になるだろう

9.

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Emiliano Rigonit  10 エミリアーノ・リゴーニ

・ポジション:FW
・1993年2月4日生まれ(26歳)
・アルゼンチン Colonia Caroya出身
・180cm 70kg
・昨季:ゼニト(ロシア) 12試合3得点

 アタランタでセリエA挑戦したが、ガスペリーニの元では活躍できずにロシアで復活したウィング。両足蹴れてスピードが豊かなウィングと言う触れ込みだった。ディフランチェスコのサッカーに必要不可欠なウィングという事でかなり早い段階から移籍の噂に上っていたが、最終的には移籍期限ギリギリで決まった。彼のデビュー戦で慣れない2トップの一角で起用されて、絶好のチャンスを外すなどと不運な面もあった。ディフランチェスコの時はまだ出番も有ったが、ラニエリのサッカーではなかなか厳しかった。ラニエリは与えたチャンス2,3試合で結果が出せなかった彼をそれ以上起用しなくなり、冬のメルカートであっさりゼニトに戻っていった(結果サンプ:8試合0得点)

10.

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Andrea Seculin  22 アンドレア・セクリン

・ポジション:GK
・1990年7月14日生まれ(29歳)
・イタリア Gorizia出身
・190cm 80kg
・昨季:キエーヴォ 2試合 7失点

 昨季の第2GKラファエルの突然の移籍で空いた第2GKとして、移籍最終日に加入した。2014年から5シーズンにも渡りキエーヴォで第2GKを務めた。そういう意味では第2GKの鏡なのかもしれないが、セリエAでの実績は通算9試合しかない。正GKとなると2013-14のセリエBのアヴェリーノ時代までさかのぼる。若くも無いし第2GKより上に出る事は無いだろう。一応買い取りオプション付きレンタル

11.

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより
Kaique Rocha  33 カイケ・ロシャ
・ポジション:DF
・2001年2月28日生まれ(19歳)
・ブラジル Taboão da Serra出身
・195cm 90kg
・昨季:サントスFC(ブラジル)
 こちらも移籍最終日にブラジルの名門サントスから加入。195㎝90㎏と言う物凄く恵まれた身体を生かして、ユース時代から様々なヨーロッパのクラブから注目を浴びていた。そしてまだトップチームでの出場が無いにも関わらずにサンプが完全移籍での獲得に踏み切った。走力も有るために右SB、CBの両方で現在は起用されている。今季のサンプではプリマヴェーラで経験を積まされており、コロナ中断まで17試合2得点。将来は期待してよいのだろうか?

12.GKウラディミーロ・ファルコーネ(24) Wladimiro Falcone
   1995年4月12日 ローマ生まれ
   195㎝85㎏
セリエCのルッケーゼからレンタルバック。ずっとサンプからレンタル生活が続くが、年齢的にもそろそろ正念場だ

13.GKロレンツォ・アヴォガドリ(17) Lorenzo Avogadri
   2001年8月21日 ベルガモ生まれ
   190㎝80㎏ 
   アタランタからレンタルで加入。まず名前が非常に覚えにくい。私事で恐縮だが、今仕事でギリシャのカラスミを売ろうとしていて、カラスミをギリシャ語でアヴゴタラホと言う。それと混ざってしまうのだ(関係ないか(;^_^))。サンプファン的にはこの年で話題になっているGKと言うと、”オレジーナの鷲”と言う異名で期待されていたヴィンチェンツォ・フィオリッロを思い出してしまうが、彼は結局サンプでは大成しなかった。そうならない事を祈る。

14.レンタルバックしてチームに留まったのはそれ以外には我らがレジーニだけw
DF19 ヴァスコ・レジーニ(29)←スパル
 

 この新加入選手達で2019-20シーズンをディフランチェスコ監督と共にスタートさせたが、結果はご存じのとおり……

 


保存版 サンプドリア '19-'20 完全選手名鑑 1/2号!!

2020-06-16 00:00:30 | 保存版 サンプ名鑑

さて、今シーズンここまでの振り返りも終了。いよいよセリエAが再開しようとしている。

そこでハタと気付いたら、今シーズンは名鑑号をつくっていなかった。久々のサンプを観るにあたって陣容をチェックしておく意味でもやっておかねば。

今さらディフランチェスコ監督時代を振り返ってもしょうがないのだが、5年後にもしかしたら1人でもこのblogを見返して懐かしんでくれる人もいるかもしれないので・・・

2019-20 SAMPDORIA

 ジャンパオロ政権3年間で終了、ディ・フランチェスコ新監督のNEWサンプでスタート!!

 夏のメルカートが締め切られた時点ではこんな感じだった。フェレーロの身売りの話も有って、なかなか補強も進まなかった2019の夏のメルカート。ディフランチェスコ監督の4-3-3に必要不可欠なウィングの補強がなかなかされずに、最終的に移籍期限ギリギリで「エミリアーノ・リゴーニ」だけ補強された。それでも10番を与えられて期待されていた彼であったが、ディフランチェスコ監督が途中解任されて本来のポジションを失って、冬にはすぐいなくなった。レギュラー陣での大きな変化はCBの「ヨアキム・アンデルセン」、MFの「デニス・プラート」、FWの「グレゴワール・デフレル」と縦の中心ライン3人を失い、結果その穴埋めが上手くいかなかったメルカートと言えよう

ディ・フランチェスコ監督 ’19-’20 【4-3-3】 ※赤字が新加入

     クアリアレッラ(ボナッツォーリ)

リゴーニ(カプラーリ)(マローニ) ガッビアディーニ(ラミレス)

ヤンクト(トルスビー) リネッティ(バッレート)(レリス)
   

       エクダル(ヴィエイラ)

ムッルー(アウジェッロ)  デパオリ(ベレシンスキ)(ロシャ)

     コリー  ムリージョ
(レジーニ)(チャボット)(フェラーリ)

     アウデーロ
 (セクリン)(ファルコーネ)(アヴォガドリ)    
   

FW陣 5.5⇒ FW陣は去年からシステムが変わっている事も有りレギュラーもだいぶ変わった。

残留 = クアリアレッラ、ガッビアディーニ、カプラーリ、ラミレス(MFから)、バーロウリ(ユースから昇格)
新加入 = リゴーニ、マローニ、ボナッツォーリ
放出 = デフレル、コフナツキ、サウ

今までの2トップから3トップに変わったので大きな変化が。まずカプラーリガッビアディーニ、そしてMFだったラミレスが左右のウィングに。新加入のマローニも元々はトップ下専門の選手なので、この左右のウィングは未知数。ユースから昇格したバーロウリにしてもどちらかと言えばトップ下タイプの選手だ。カプラーリやガッビアディーニあたりは、逆にこのポジションの方が生きる可能性は有るので楽しみ。ただ、生粋の本職ウィングは現在のメンツにいないので、ここの補強が必要だったが、最終的にリゴーニが最終日に加入しただけ。

 CFは得点王のクアリアレッラが当然いるが、やはりこの歳であまり経験のない1トップ気味のCFと言うのは結構キツイと思う。控えにはレンタルバックのボナッツォーリがキャンプでディフラの信頼を勝ち取って残りそう。

MF陣 7MF陣はプラートを失った以外は比較的継続路線。

残留 = エクダル、リネッティ、ヤンクト、バッレート、ヴィエイラ、ラミレス(FW)
新加入 = トルスビー、レリス
放出 = プラート、ヴェッレ、サポナーラ

ずっと粘っていたが、プレミアリーグの移籍期限ギリギリでプラートはレスターに移籍。さすがに4年目のプラートを見ると言う夢は叶わなかった。獲られるのは覚悟していたからしょうがない。でも安過ぎる。正直ジャンパオロの呪縛から解き放たれて、彼はここからさらに活躍すると思う。レスターは良い買い物をしたな。まぁもう関係無い。とりあえずセリエAで対戦する事が無くて良かった。

 それ以外はMFは継続路線だが、まずトップ下が無くなってポジションも3人に減るっちゃー減るのですでにこれで手一杯なのかな。ヴェッレ、カペッツィは残念ながら放出された。ラミレスはFW扱いになり、プラート放出後の新加入選手レリス。キエーヴォから獲得した彼はまだFW(ウィング)をやるか右MFやるかわからない。キエーヴォマスターにお伺いしたところ、後でもう一度触れるが適性は(イン)サイドハーフとの事でやはりMFで勝負か。プラートに匹敵する選手は誰も獲れていないのが寂しいが、悪くないメンツはいる。サイドアタッカー獲得の方がプライオリティーは高いので、しょうがないか。ヤンクト、ヴィエイラあたりはシステム変更がプラスに作用しそうなので、彼らの成長でプラートの穴を埋めるしかないか

DF陣 5.5DF陣はもうすでにかなり移籍が進んでいる。と言うかもうほぼ完成しているかもしれない。現在のところ

残留 = ベレシンスキ、フェラーリ、コリー、ムッルー、レジーニ
新加入 = デパオリ、ムリージョ、チャボット、アウジェッロ、ロシャ、(ミュレ)
放出 = アンデルセン、トネッリ、タヴァレス、ロランド、レヴェルベ、サーラ

ミュレを括弧にしたのは、獲得したもののキャンプにすら召集されずにユーヴェに獲られてしまった。500万€だって。まぁ残念だけど1月に45万€で獲得して、何もしなくて500万€になった。1月の時点で獲得合戦に負けて逃したと思えばお金が入ってくる分良いか。これも金の亡者フェレーロマジックなのか…まだどこの馬の骨ともわからんし。ユーヴェではU-23に放り込まれるみたいだが、その後レンタルに出されてユーヴェに戻れずにどっか中堅クラブに買い取られる流れが濃厚なのかな?まぁ日本語表記も「ミュレ」にするか「ムレ」にするか「ミュール」とか書いているとこも有ったし迷っていたから、別にいらないか(笑)

アンデルセントネッリの2人のセンターバックを失い、レギュラー候補で入ってきたのがムリージョチャボットは将来への投資だろう。サイドバックはデパオリアウジェッロと言うレギュラーを脅かす可能性がある2人が加入した。

GK陣 7⇒GKは正GKのアウデーロが盤石だが、逆にそれ以外は全員変わった。

残留 = アウデーロ
新加入 = セクリン、ファルコーネ、アヴォガドリ
放出 = ラファエル、ベレッツ

第2GKだったラファエルが突然イングランドへ移籍して、最終日にその代わりとしてキエーヴォからセクリンが加入した。また第3GKのベレッツが移籍して、レンタルバックのファルコーネが第3に。そして期待の17歳のロレンツォ・アヴォガドリをアタランタからレンタルで獲得。とりあえずプリマヴェーラの正GKか?化けそうなら買い取り交渉するのかな?そしてずっと第3務めたり、レンタル出されたりを繰り返していたトッツォはついにサンプから完全移籍で出て行く事が決まった。同盟国のテルナーナへ、3年契約で移籍。彼の年齢を考えるとラストチャンスだろうし、悪くないだろう。ちなみにFaceBbookで友達になっているが、めちゃくちゃ良いやつで奥さんがカワイイ。

******************
☆ディフランチェスコは前任のジャンパオロの4-3-1-2とは対極の4-3-3。ピッチをめい一杯ワイドに使い、縦に早いサッカーとサイドからのクロスを多用する
 
 ・ヴィエイラの成長でプラートを忘れさせる
 ・ムリージョが復活してアンデルセンの穴をしっかり埋める
 ・リゴーニがウィングとして活躍
 
この3点がディフランチェスコの4-3-3成功の鍵だと思われていた

 移籍情報総まとめ

<2019・9・3現在>

IN(金額は全て推定) 

GKウラディミーロ・ファルコーネ(24)⇒ルッケーゼ(セリエC)からレンタルバック。

GKロレンツォ・アヴォガドリ(18)⇒アタランタからレンタルで加入。

GKアンドレア・セクリン(29)⇒キエーヴォからレンタルで加入。

DFエラスモ・ミュレ(20)⇒トラパニ(セリエB)から45万ユーロで完全移籍

DFジュリアン・チャボット(21)⇒グローニンゲン(オランダ)から370万ユーロで完全移籍。ドイツ人 
DFファビオ・デパオリ(22)⇒キエーヴォ(セリエB)から450万ユーロで完全移籍
DFジェイソン・ムリージョ(27)⇒ヴァレンシア(スペイン1部)から200万ユーロでレンタル。1,300万ユーロの買い取り義務オプション付き。コロンビア代表
DFトンマーゾ・アウジェッロ(24)⇒スペッツィア(セリエB)からレンタル。400万ユーロの買い取り義務オプション付き

DFヴァスコ・レジーニ(28)⇒SPALからレンタルバック

DFカイケ・ロシャ(18)⇒サントス(ブラジル)から完全移籍

MFレオナルド・カペッツィ(24)⇒エンポリからレンタルバック

MFモルテン・トルスビー(23)⇒ヘーレンフェン(オランダ)よりフリートランスファーで完全移籍。ノルウェー代表

MFメディ・レリス(21)⇒キエーヴォ(セリエB)から250万ユーロ+ボーナスで完全移籍。フランス人

FWフェデリコ・ボナッツォーリ(22)⇒パドヴァ(セリエB)からレンタルバック。イタリアU-21代表 

FWエミリアーノ・リゴーニ(26)⇒ゼニト(ロシア)からレンタル。アルゼンチン代表 

FWゴンサロ・マローニ(20)⇒ボカ・ジュニオールズ(アルゼンチン)から100万ユーロでレンタル。買い取りオプション1500万ユーロ。アルゼンチン人 

  総額1415万ユーロ+3200万ユーロ(買い取りオプション全て) 

OUT (金額は全て推定)

GKヴィド・ベレッツ(29)⇒アポエル(ギリシャ)に買取義務オプション付きレンタルで移籍。スロヴェニア代表

GKアンドレア・トッツォ(26)⇒テルナーナ(セリエC)に10万ユーロで完全移籍

GKラファエル・カブラウ(29)⇒レディング(イングランド・チャンピオンシップリー)にフリートランスファーで移籍。元ブラジル代表

DFロレンツォ・トネッリ(29)⇒ナポリにレンタルバック。

DFエラスモ・ミュレ(20)⇒ユヴェントスに500万ユーロで完全移籍
DFヨアキム・アンデルセン(23)⇒リヨン(フランス・リーグアン)に2400万ユーロ+600万ユーロボーナスで完全移籍。デンマーク代表
DFマクシム・レヴェルベ(22)⇒キエーヴォ(セリエB)にフリートランスファーで移籍。フランス人
MFリッカルド・サポナーラ(27)⇒フィオレンティーナにレンタルバック。
MFダヴィド・イヴァン(24)⇒キエーヴォ(セリエB)に移籍。スロヴァキア人
MFアントニオ・パルンボ(22)⇒テルナーナ(セリエC)にレンタル移籍
MFデニス・プラート(25)⇒レスター(プレミア)に2100万ユーロで完全移籍。ベルギー代表 
MFヴァレリオ・ヴェッレ(25)⇒エラス・ヴェローナにレンタル移籍。元イタリアU-21代表
FWグレゴワール・デフレル(28)⇒ローマにレンタルバック。フランス人
FWマルコ・サウ(31)⇒ベネヴェント(セリエB)にフリートランスファーで移籍
FWダヴィド・コフナツキ(22)⇒フォルトゥナ・デュッセルドルフに800万ユーロで完全移籍。早くいなくなれ!  

総額5810万ユーロ+600万ユーロ(ボーナス)

収支 +1795万ユーロ

収支に関しては、レンタルで買い取りオプションとか、分割払いとかあるのでなかなか一つの答えを出すのは難しい。しかし今年に関してはプラートとアンデルセンを売却して、その代わりに特に高い買い物はしていないので収支はかなりプラスだ。そして戦力は明らかにマイナスだ

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お、今季新加入した面々の詳細情報は次号

’19-’20 夏メルカート 新入団選手

 でアップします!

いまや懐かしい、というか彼がサンプの監督だった事を10年後に覚えている人はどれくらいいるのだろうか・・・


保存版 サンプドリア '18-'19 完全選手名鑑 2/2号 新加入選手特集!!

2018-09-15 13:29:32 | 保存版 サンプ名鑑

’18-’19 夏メルカート 新入団選手

1.

↑↑©AlfredoPedulla.itよ

Alex Ferrari  25アレックス・フェラーリ

  • ポジション:DF
  • 1994年7月1日生まれ(24歳)
  • イタリア モデナ出身
  • 183cm 70kg
  • 昨季:エラス・ヴェローナ 25試合1得点

ボローニャからレンタルで加入。買い取りオプションは450万ユーロに設定されている模様。本職はセンターバックだが、昨季はレンタル先のエラス・ヴェローナで主に右SBとしてレギュラーでプレーした。25試合出場、1得点。位置付け的にはCBとSBが両方できる便利なバックアッパーと言うところか?まだ若いので、伸びしろが有ればそのまま買い取るか

2.

↑↑©il secolo XIXよ

Omar Colley 15オマール・コリー

  • ポジション:DF
  • 1992年10月24日生まれ(25歳)
  • フガンビア Lamin出身
  • 191cm 87kg
  • 昨季:ゲンク(ベルギー1部)28試合1得点
  • ガンビア代表:11試合0得点

ベルギーのゲンクから750万ユーロ+成績次第で200万ユーロのボーナスと言うオプションで加入。ガンビア代表の主将を務める、巨体を生かした屈強なセンターバック。サンプ初のガンビア人選手となる。昨年の自分のblogを読み返していたら、昨季もCBの候補にコリーの名前が挙がっていたので、サンプは彼の事をずっと追いかけいたのだろう。黒人で強いセンターバックと言う事で、まさに私好み。しかもガンビア代表で主将と言う事は、おそらくアフリカ人ながらしっかり戦術眼と知性を持ち併せていると予想する。レギュラーCBの柱として期待したい。背番号は早くも15番を選んだ。

3

 

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Jakub JANKTO 14ヤクブ・ヤンクト

  • ポジション:MF
  • 1996年1月19日生まれ(22歳)
  • チェコ プラハ出身
  • 184cm 73kg
  • 昨季:ウディネーゼ 36試合4得点
  • チェコ代表 10試合1得点 

ウディネーゼから買い取りオプション付きレンタルで獲得。1500万ユーロ。メルカートの初期段階でサンプがこの金額をあっさり投入した事に、期待の大きさが感じられる。彼はジャンパオロのフォーメーションだと、左MFが最有力で次がトップ下となるだろう。チェコ人の彼は若くしてウディネーゼのプリマヴェーラに引き抜かれて、セリエBのアスコリにレンタルされてそこで34試合5ゴール9アシスト。その後すぐにウディネーゼに戻されて、今度はトップチームで2年間。コパも合わせて合計69試合、11ゴール11アシストの成績を残した。まだ22歳だが経験もかなり積んでおり、サンプでは歴代少ない左利きのMFという事で非常に期待が持てる。ちなみにサンプ入りを決断した際には、同胞のパトリック・シックのアドバイスも有ったらしい。まさか「サンプで適当に2年位やって、その後ビッグクラブにステップアップすればいいよ!」とか言ってないだろうな!?

4 

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Carlos Eugénio Júnior Tavares 22カルロス エウジェニオ ジュニオール・タヴァレス

  • ポジション:DF
  • 1996年8月7日生まれ(21歳)
  • ブラジル Porto Alegre出身
  • 178cm 83kg
  • 昨季:サンパオロ 23試合0得点3アシスト

グレミオの下部組織で育って、サンパウロでトップチームデビューした若き左SB。サンパウロと言えば大空翼クンの出身クラブか。100万ユーロでレンタル、買い取りオプションが200万ユーロの模様。彼はそのプレーより素行の悪さで有名。なのでサンパウロのサポーターの中に、あまり彼の移籍を悲しむ声は聞かれなかった・・・ブラジルで最もタトゥーが入っている選手として有名。その数はなんと30以上!これが一番気に入ってると言われている頭のタトゥー

tavares

 肝心のプレースタイルは、ドリブルを得意として左足のクロスも非凡なものを持っている、攻撃的なラテラウ。守備にやや難を抱える。このタイプは、まさに同じブラジル人のドドを我々も経験しているので、少し、いやかなり不安だ。ただドドよりはフィジカルは圧倒的に強そう。昨季はガラタサライ、また冬はアヤックスが獲得を狙っており、ヨーロッパでもフランスのレンヌで2週間練習に参加した事が有る。その当時は250万ユーロと言う移籍金の提示にサンパウロが首を縦に振らなかった。まぁ幸いそこまで高くないので、ムッルーと定位置を争って、良い方に化ければ儲けものか。以下タヴァレス動画

https://www.youtube.com/watch?v=d9VL0lFqPXE

5.

 

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Emil Audero 1エミル・アウデーロ

  • ポジション:GK
  • 1997年1月18日生まれ(21歳)
  • インドネシアMataram出身
  • 192cm 83kg
  • 昨季:ヴェネツィア(SerieB) 35試合35失点 

ユーヴェの将来を担うと言われているアウデーロ。100万ユーロでレンタル、買い取りオプションが1100万ユーロの模様。逆にユーヴェが買い戻したければ1500万ユーロと言う金額に設定されている。インドネシア人の父とイタリア人の母を持つハーフのエミル。しかし1歳の時にすでにイタリアのトリノに移住して、そこからはずっとイタリア生活。幼少期からユーヴェの下部組織に加入したアウデーロは、ずっとブッフォンのプレーを間近に見て成長した。イタリアのアンダー21の正GK。派手なタイプのGKでは無いが、抜群の反射神経を生かして、ライン上で幾多のシュートをかき出す。まだ若いから経験を積む必要はあるが期待したい。サンプがこの若さのGKに正GKを任せるとしたら、あのパリュウカがデビューした時以来だ。ただ、サンプにずっと残れるようなパターンになるのかな?ユーヴェに戻る為に頑張って成長したが、ユーヴェがとんでもない大物を連れてきて戻れなくなり、結果サンプが買い叩いて安く手に入れると言うのが最高形か。以下、アウデーロ動画

https://www.youtube.com/watch?v=pLAd_yYzfIM

6 

 ↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Cabral Barbosa RAFAEL 33カブラル・バルボサ・ラファエル 

  • ポジション:GK
  • 1990年5月20日生まれ(28歳)
  • イブラジル Sorocaba出身
  • 186cm 83kg
  • 昨季:ナポリ 0試合
  • ブラジル代表:3試合0得点

レイナ加入後に全く出番が無くなってしまったナポリのサブキーパー。GKとしては小柄だが敏捷性とテクニックが有る。GKから繋ぐジャンパオロのサッカーに魅力を感じたと言っていた。またナポリで監督だったサッリとジャンパオロのサッカーは似ているので、その点のやりやすさも有るだろう。

セレーゾやシーラス、ダ・コスタなどのサンプで活躍したブラジルの系譜を汚さないようにしたい。また新加入の同胞ジュニオール・タヴァレスの通訳も務めたい」と言うのが本人談。

7

 ↑↑©asromacalcio.comより

Grégoire André Defrel 92グレゴワール・アンドレ・デフレル

  • ポジション:FW
  • 1991年6月17日生まれ(27歳)
  • フランス Meudon出身
  • 179cm 77kg
  • 昨季:ローマ 15試合1得点

 メルカート序盤から候補筆頭に挙がっていたデフレルが、時間はかかったが結局そのまま順当に加入。150万ユーロのレンタル料+1800万ユーロの買い取りオプションと言う形で交渉がまとまった模様。正直少し高いかなと言う印象。

 フランス領のドミニカ共和国の近く、マルティニークと言う島で生まれたデフレル。しかしサッカーのキャリアはイタリアのパルマの下部組織からスタートさせた。当時セリエAだったパルマからフォッジャ(セリエC)、チェゼーナ(セリエB⇒A)とレンタル生活で順調にステップアップ。2014/15のチェゼーナ時代にセリエAで34試合9ゴール。その活躍が認められてサッスオーロに買い取られる。そして2年間で33試合7ゴール、29試合12ゴールと活躍。これが去年の時点。

 このタイミングならこの価格も決して高くは無いと思う。それこそサンプの獲得候補FWにも去年から名前はあった。しかし最終的にはローマがレンタルで獲得してそのまま買い取りオプションを行使。しかし、ローマでは15試合でわずか1ゴール。強力なFW陣の中で出番も少なく、また3トップのウィングと言う慣れないポジションで起用されたためにゴールも少なかった。つまりだいぶ株を下げた現在の状態。

 27歳と言う年齢は決して若くは無く、それも含めて正直サンプにとってはやや博打的な獲得の選手と言えよう。セリエAの経験は豊富なので、2トップの一角に戻って本来の姿を取り戻してくれればと言うのが望み。左利きの俊敏なタイプのストライカー。ちなみに、チェゼーナ時代に彼を指揮した事が有る、元サンプ監督の”ミンモ”ディ・カルロ監督は

「デフレルはジャンパオロのサンプに最適なストライカーで、最低でも14ゴールは決めるだろう」 

と言っている。しかし、ディカルロはサンプの監督時代にサンプを降格させている・・・

8

 ↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Ronaldo Vieria 4ロナウド・ヴィエイラ

  • ポジション:MF
  • 1998年7月19日生まれ(20歳)
  • ギニア Bissau出身(イングランド国籍、ポルトガルパスポートも保持)
  • 178cm 70kg
  • 昨季:リーズ(イングランド1部) 28試合0得点

 ロナウドとヴィエイラがフュージョンして出来た最強戦士”ロナウド・ヴィエイラ”の獲得が決定!さしずめ”RV4”だな(笑)トレイラ放出からずっと懸案だったレジスタの選手。700万ユーロで完全移籍。

ギニアビサウ共和国(知らなかったがギニアとはまた違う国)生まれのRV4。5歳の時に父親が亡くなりポルトガルに移住。さらに2011年にはイングランドへ移住し、そこからイングランドでのサッカーキャリアをスタートさせる。その為に現在はイングランド人だがポルトガルとギニアビサウの国籍も持つ。代表はイングランドのU-20に招集されて、U-21と合わせてすでに10キャップを刻んでいる。2016年にリーズと契約を結んでプロとしてのキャリアをスタート。ここ2年で34試合1得点、28試合0得点と18歳からすでにレギュラーとして活躍した。サンプ入りに当たっては同僚の4年前に在籍した右SBのガエタノ・ベラルディ(懐かしい!)の助言もあったらしい。「ファンも素晴らしく、良いクラブ」だと。そのベラルディもリーズでは4年間ずっとレギュラーを張ってる模様だ 

 プレースタイルとしてはマケレレカンテの様なタイプに見える。献身的にボール奪取を繰り返す選手。ただその中でも特筆すべき事は、かなりスピードが有る事。これはレジスタとしては面白いと思う。ボール奪取&キープは出来るので、ここからはパスの質、トレイラが得意だった展開力に磨きをかければ面白すぎる選手になると思う。サンプの背番号4と言えばまずはグーリット、そしてスーパーレジスタだった”セルジオ・ヴォルピ”。グーリットの様な風貌で、ヴォルピの様な選手になってくれるように期待しよう。

9

↑↑©aftonbladetより

Albin Ekdal 6アルビン・エクダル

  • ポジション:MF
  • 1989年7月28日生まれ(29歳)
  • スウェーデン ストックホルム出身
  • 186cm 82kg
  • 昨季:ハンブルガーSV(ブンデスリーガ) 19試合0得点
  • スウェーデン代表:39試合0得点

 トレイラの後釜第2弾は経験豊富なスウェーデン代表のMFエクダル。このW杯もベスト16のスウェーデン代表のレギュラーとして全5試合に出場。MFならどこでもこなす選手だが、とりあえず不足しているレジスタとして起用されて、ヴィエラの成長を待つパターンで考えているのか。ここ3年はブンデスのハンブルガーでプレーしていたが、元々ユーヴェに若くして引き抜かれてそこからセリエA生活をスタート。シエナとボローニャで1年ずつ、カリアリで4年間レギュラーとセリエA経験もかなり豊富。しかもシエナ時代の2009-10になんとジャンパオロの下でプレーもしている。この土壇場で獲得した選手としては、願ったりかなったりの補強と言えよう。W杯ベスト16国のレギュラーとしては破格だと思う230万ユーロで完全移籍。何か逆に怪我を抱えて無理してるんじゃないかとか勘ぐってしまうが・・・信じましょうか

10

↑↑©quotidiano.netより ナポリ時代のトネッリのサンプ戦の画像。死んでいるのは誰だろう?トレイラかな??

Lorenzo Tonelli 26ロレンツォ・トネッリ

  • ポジション:DF
  • 1990年1月17日生まれ(28歳)
  • イタリア フィレンツェ出身
  • 183cm 78kg
  • 昨季:ナポリ 4試合1得点

 ナポリから買い取りオプション付きレンタルで獲得。50万ユーロのレンタル料に加えて、25試合以上に出場すると750万ユーロでの買い取り義務が付くオプション。エンポリで6年間プレーした後、恩師サッリに請われてナポリに追従。しかしナポリの分厚い戦力の前にほとんど出場機会が無く、ここ2年間でセリエAは3試合と4試合。しかしその7試合でDFながら3得点上げており、しかもサンプ戦では貴重な決勝点を取られているので良く覚えている。その通り、得点力があるセンターバック。ジャンパオロとはエンポリ時代に既にやっており、彼自身も「ジャンパオロの下でプレーしたかったと言うのがサンプに来たかった重要な理由だ」と語っている。コリー、アンデルセンとのCBレギュラー争いは見物。間違いなく役に立つ補強だ。

11

 ↑↑©ilovepalermocalcioより エンポリ時代のサポナーラのサンプ戦の画像。バッレートに蹴られ、後ろではビックリしているトレイラ

Riccardo Saponara 5リッカルド・サポナーラ

  • ポジション:MF
  • 1991年12月21日生まれ(27歳)
  • イタリア フォルリ出身
  • 184cm 73kg
  • 昨季:フィオレンティーナ 18試合0得点

フィオレンティーナか買い取りオプション付きレンタルで獲得。オプション額は900万ユーロに設定された。幼少時代はミラニスタで、カカがアイドルだったサポナーラ。彼自身もトップ下としてキャリアを積み、エンポリで名を上げる。そしてミランにステップアップするが、そこでは出番に恵まれず。再度戻ったエンポリではまた活躍。その時にジャンパオロの下でプレーして、33試合5得点と好成績を上げている。その後フィオレンティーナに引き抜かれたが、昨年はやや出番を減らした。サンプではトップ下でラミレスとポジションを争うか。この獲得とFWが獲れなかった事によりトップ下に完全コンバート案も出ていたカプラーリは一旦FWに戻るだろう。

 この最後に獲得したトネッリとサポナーラは実はエンポリで足かけ4年半一緒にプレーしており、結構仲が良い。しかし2人とも最初のエンポリ時代から考えるとかなり風貌が変わってしまった。サポナーラは髪質と、髭の濃さから想像するホルモン量を考えるとハゲそうになったのでスキンにしたのだろう。トネッリは間違いなくお笑い系を目指しており、冷静堅実なセンターバックとは言えない風貌だ。完全なレギュラーでは無いかもしれないが、2人ともジャンPチルドレンでも有るし面白い補強だとは思う

12

  

 ↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Mohamed Bahlouli ?モハメド・バーロウリ

  • ポジション:MF
  • 2000年2月17日生まれ(18歳)
  • フランス リヨン出身

 18歳でリヨンのU-19チームに所属していた攻撃的MF。同じリヨンで育成された元フランスU-21代表MFファレス・バーロウリ(現リール)の実の弟でもある。典型的なトップ下の選手で、パスセンスとテクニックは惚れ惚れする物が有る。育成に定評があるリヨンの下部組織なので期待大。実はリヴァプールがクロップの熱望によりこの冬に引き抜こうとしたが失敗。その意味も分かる気がする。まずはプリマヴェーラだろうが、2年後に期待しよう。以下動画↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=msVWKEOfqn4&t=86s

13 レンタルバックしてチームに留まったのは

DF95 ガブリエレ・ロランド(23)←パレルモ(セリエB)

DF18 マクシム・レヴェルベ(21)←オルビア(セリエC)


 夏のメルカートの結果、現在のトップチームには27人の選手が。ここで全選手の背番号とガゼッタ発表による年棒をチェックしてみよう

   背番号 名前   年棒(ユーロ)

  1. 10 プラート     150万 
  2. 27 クアリアレッラ 130万
  3. 6  エクダル   120万
  4. 26 トネッリ    120万
  5. 11 ラミレス    110万
  6. 15 コリー     95万
  7. 92 デフレル   95万
  8. 7  サーラ    90万
  9. 5  サポナーラ  90万
  10. 14 ヤンクト    80万
  11. 17 カプラーリ   75万
  12. 4  ヴィエイラ   75万
  13. 8  バッレート   65万
  14. 29 ムッルー    65万
  15. 1  アウデーロ  55万
  16. 16 リネッティ   50万
  17. 33 ラファエル   50万
  18. 19 レジーニ    50万
  19. 24 ベレシンスキ 45万
  20. 99 コフナツキ   45万
  21. 22 タヴァレス   45万
  22. 25 フェラーリ   40万
  23. 3  アンデルセン 25万
  24. 72 ベレッツ    25万
  25. 95 ロランド    20万
  26. 18 レヴェルベ   6万
  27. 40 スティエポヴィッチ 6万      

背番号10番がプラートに代わり、年棒もトップに躍り出た。名実共にプラート中心のチームになっていくのか。まあ相変わらずサンプの総年棒は低く、”CR7”1人だけでサンプの全選手の年棒を上回るような感じだが、サッカーは金だけじゃない。個人的には一番過大評価されているのがサーラ、過小評価されているのがリネッティベレシンスキかな?後者の2人は、このままだとちょっと年棒積まれたら移籍してしまうだろう。


 

と言ったところで、次は第4節。土曜ナイターに時間が変更されています↓↓

次節:セリエA 第4節 2018年 9/15(土) 対フロジノーネ@フロジノーネ  現地20:30Kick Off(日本時間深夜03:30) 

’18-’19 SERIE A  

2試合 1勝0分1敗 勝点3 得点3 失点1 得失点差+2 現在 13位(1試合未消化)