2016-17 SERIE A 第21節 Atalanta 1-0 SAMPDORIA 存在しないPKで敗北・・・

2017-01-26 17:44:51 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第21節 1/22(日)  18:00@アトレティ・アッズーリ・ディターリア(ベルガモ)  主審:リッツォーリ氏(Bologna出身)

サンプドリア 0 - 1 アタランタ(前半0-0)

・(後半10分)アタランタ[1] A・ゴメス(PK)

 公式戦4試合連続無得点。7試合連続勝ち星無し。泥沼は続く・・・

↑↑©Stadiosport.itより 

決勝点となったPK。前節は止めたプッジョーニだったが、さすがに2試合連続ミラクルはならず

[試合前情報]

 TIM Cupでの敗戦から中2日で迎えたこの試合。相手は今季のセリエAで台風の目になってるアタランタ。サンプは開幕戦での勝利以来アウェイで勝っていない(1勝3分6敗)。何とかここら辺で流れを止めたいところだ。アタランタとのANDATAでの試合は2-1で勝っている。⇒http://blog.goo.ne.jp/shussissi/d/20160905

ただ、この試合のスタメンと今日のスタメンで同じ人物はわずか4人。わずか4か月しか経っていないのに。憎きガスペリーニ監督は前回サンプに負けて開幕2連敗を喫してから積極的に若手を投入するようになり、一気にチームを立て直して押し上げたのだ。この日も共に1999年生まれ、何と17歳の94番MFメレゴーニ、95番DFバストーニの2人をスタメンでデビューさせた。そして結果を出してしまう

 サンプはジャンパオロの4-3-1-2。3日前のコパのローマ戦ではターンオーバーを敷いたため、前節のリーグ戦も出ていたメンバー中心で、休養はそれほど問題無いはず。日曜と木曜に続いて3試合連続スタメンはGKプッジョーニとMFリネッティだけ。リッキーが右ひざの怪我でベンチ外。ドドもインフルエンザで欠場。さらにアムジー、カルボネーロ、サーラ、ヴィヴィアーノは引き続き招集外。DFではシルヴェストレが出場停止から戻ってきて、シュクリニアールといつものCBコンビを組む。右SBはこの日が誕生日のペレイラ。左SBは2節以来久々先発の怪我明けパヴロヴィッチ。そこでレジーニが今季全ての試合で初めてスタメンから外れた。その影響でキャプテンマークは、先日2019年まで契約を延長したクアリアレッラが初めて巻く事に。相棒はローマ戦フル出場したムリエルでは無く、シック。MFはバッレートがまだ怪我明けと言う事で、遂にヤングサンプカルテットがそろい踏みした。この4人の共演はずっと見てみたかった。出来ればホームで・・・いつものリネッティ左、プラート右では無く左右入れ替えてきたのは、相手の左サイドの方が攻撃力が強い事を考慮しての入れ替えか?ちなみにサンプの元アタランタ勢としてはバッレートチガリーニ。この日は2人ともサブ。

 

↑↑全員20~22歳。中盤の”ヤングサンプ・黄金カルテット”

 一方のアタランタはガスペリーニ監督の代名詞とも言える3-4-3(2-1)。この日は出場停止で助監督のグリッティがベンチで采配を振るう。好調のアタランタは冬のメルカートでGKスポルティエッロをフィオレンティーナに、MFガリアルディーニをインテルに引き抜かれた。さらにMFながら得点を量産していたケシエをアフリカネーションズカップに取られていて不在。それもあっての先の17歳2人の抜擢になった。3バックの中央のカルダーラはユーヴェからのレンタル選手で、行く行くはアズーリ候補に上がっている逸材。中盤では左サイドのスピナッツォーラのドリブルがキレキレで良い選手だった。FWはヴィエリ2世と言われる元サンプのペターニャをCFに据え、右にオールラウンダーのクルティッチと左にキャプテンのアレッハンドロ・ゴメス。ちなみにA・ゴメスのキャプテンマークはお手製で、毎回模様が違うらしい。元サンプ勢は他にズカノヴィッチがいる。アタランタはマンツーマンベースのディフェンス方法なので、試合開始直後の人にアジャストするまでにチャンスはあるか?

★日曜日18時00分に行われたポスティチポ。

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

  シック  クアリアレッラ(Cap)

    フェルナンデス(82分ブディミル)

プラート(50分ジュリチッチ)リネッティ(57分ムリエル)

      トレイラ

パヴロヴィッチ     ペレイラ

 シュクリニアール シルヴェストレ 

       プッジョーニ

ベンチ:GKクラピカス、トッツォ DFレジーニ、ベレシンスキ

MFバッレート、パロンボ、チガリーニ FW -

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Atalanta(3-4-2-1) 監督:トゥッリオ・グリッティ(ガスペリーニ出場停止)

     ペターニャ

A・ゴメス(cap) クルティッチ(88分トロイ)

スピナッツォーリ  コンティ(61分ズカノヴィッチ)

 メレゴーニ17歳  フロイラー

  (46分グラッシ) 

バストーニ17歳  マジェッロ

     カルダーラ

      ベリシャ

ベンチ:Mazzini, Gollini, D’Alessandro, Migliaccio, Pesic, Suagher, Paloschi, Raimondi.

備考:警告:前半29分ペレイラ、後半29分クルティッチ、36分ジュリチッチ、44分シュクリニアール;年間チケット保有者数10.832人 (1試合平均129.389 euro),有料入場者数4.782人(67.236 euro);芝状態そこそこ

↑↑©tuttosportより 久々先発復帰のパヴロヴィッチと、17歳のメレゴーニのマッチアップ

<あらすじ>

前半23分 右からのクロスはDFにヘッドでクリアされるが、その高く上がったボールをゴールを背にしながらクアリアレッラがダイレクトで左足ボレー⇒難しいシュートだったが、こういうのが得意なクアリアレッラだけに惜しいシュートになる

   28分 スピナッツォーラのドリブルを引っかけペレイラにイエロー。次節出場停止

   30分 決定的!左サイドをブルーノとシックの細かいパス交換、ワンツースリーフォーぐらいで突破し、最後にペナ内からブルーノのマイナスのラストパス。シックが左足ダイレクトで合わせるが宇宙開発。最後のパスがややバウンドしたか・・・

    34分 サイドチェンジからペナ内に侵入したクルティッチが右サイドから中央へクロス。中でDFとペターニャが潰れ、こぼれ球をスピナッツォーラがワントラップしてトリッキーなシュートで狙うが、わずかに外れる

   36分 ピンチ!左から抜け出したゴメスがクロス。ファーにクルティッチがフリーで走りこんできたがヘッドでパスを選択。ペターニャがこれを押し込むが、これは明らかなオフサイド。クルティッチにシュートされていたら危なかった 

   37分 ブルーノのスルーパスからシックがワンタッチでDFを抜き去り、GKと1対1に。しかしGKベリシャの飛び出しの方が間一髪早く、シュートは撃てず

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は0-0。ポゼッションはアタランタ47%:サンプ53%。シュート数はアタランタ4本(枠内1本):サンプ7本(1本)。マンツーマンかつ高いDFラインの3-4-3のようなアタランタ対策として、サンプはロングボールをいつもよりは多用。それは功を奏して何本かチャンスを作る。しかし完全なゾーンディフェンスで、4-3-1-2のサイドMFの守備のところがやや弱くなりがちなサンプの弱点を突かれ、アタランタのサイド攻撃に手を焼く。特に左サイドのスピナッツォーラとゴメスが2人とも動きが良く、アタランタは左サイドからの攻めが目立った。前半は一進一退。サンプも普段のアウェイよりは積極的に戦う姿勢を見せたが、アタランタもなるほど良いサッカーをしている

↓↓サンプで初となるキャプテンマークを巻くクアリアレッラ

↑↑©gazzetta dello sportより

後半1分 17歳メレゴーニに代わってグラッシ投入。メレゴーニはメチャクチャ目立ったわけでは無いが、17歳とは思えない落ち着いたプレーぶり

   5分 負傷したプラートに代わってジュリチッチ投入。髪を切ったプラートは攻撃でも結構効いていて、悪くはなかった

   8分 バー!ペターニャの右サイドからのクロス。ファーのA・ゴメスが左足ボレーで合わせるが、GKプッジョーニわずかに触ってバー

   9分 左サイドからのスピナッツォーラのクロス⇒ペターニャがトラップしてシュートに行くところをトレイラが倒したとされてPKを取られる⇒いや、ありえないっしょ!!どっちかって言えばトレイラが倒されてる感じでさえある

↑↑©il secolo XIXより

後半10分 ゴメスGoal(PK):0-1

 

→このPKをA・ゴメスが真ん中やや右に蹴りこんで先制・・・

  12分 リネッティに代わりムリエル投入。シックをトップ下に下げてブルーノが左MF。攻撃的に

  15分 スピナッツォーラとゴメスのワンツーからゴメスのシュート⇒プッジョーニがキャッチ

  16分 コンティに代わってズカノヴィッチ投入。4バックっぽくして対応

  19分 ピンチ!ブルーノのミスパスを奪ったフロイラーがペターニャにパス。ペナ内で粘ったペターニャがフロイラーに落として、走りこんで来たフロイラーがシュート⇒思いっきりふかす

  24分 中盤で前を向いてもらったムリエルが左足ミドル⇒GKキャッチ

  27分 チャンス!シックがムリエルとのワンツーで中央を突破。GKと1対1になりシュートを放つが、懸命に戻ったDFマジェッロのブロックにあう・・・

  28分 シックのドリブルを倒したクルティッチにイエロー

  35分 オフサイド!CKのクリアボールをフロイラーがダイレクトでボレー。クルティッチがヒールでコースを変えて決めるが、これは明らかにオフサイド

  36分 ジュリチッチがズカノヴィッチに足裏を見せてスライしてしまいイエロー

  37分 ブルーノに代わってブディミル投入。ブルーノは連戦の疲れか、後半は良くなかった。ここから3トップにしてパワープレー

  43分 この日のMVP、A・ゴメスに代わってDFトロイ投入。守備固め。キャプテンマークはクルティッチの手元に

  43分 ペターニャを倒したシュクリニアールにイエロー

ロスタイム5分。そのまま終了。0-1

(ポイント)

・ポゼッションはアタランタ22分10秒:サンプ19分44秒

・シュート数はアタランタ11本(枠内7本):サンプ12本(枠内5本)

・後半も前半と内容はそれほど変わらず

・カッサーノの様にリズムを変えられる存在がいないので、攻撃が単純単調

・最後にブディミル投入して放り込みパワープレーを試みるが、慣れてもいないしあまり効果無く

・失点は確かに不運だったが、得点を4試合取れていないと言うのは大問題

・主審リッツォーリは現在イタリアではナンバーワン審判だろう。しかしあのPKはありえない!

・晩年のコッリーナもそうだったが、ある程度名が通った審判は、人が取らないようなPKを取る傾向にあると思う。目立ちたいんだろう

 まずは残念な話題。1月25日付で正式にサンプとカッサーノの契約は解消された。引き続きプリマヴェーラでの練習参加は許される模様。プリマヴェーラの若いやつに鳥かごでボールを回されて、罰ゲームの腕立て伏せをやらされてるカッサーノの姿は見てると泣けてくる。ガッローネお父さんに一度は勘当されたカサ坊。その後サンプ愛の強さが実り、会長も変わった事で何とか許してもらって再入団。しかしまた会長相手に同じ過ちをしてはしょうが無いのか・・・もちろん表に出ているニュースが全て事実ならばだが。個人的にはガッローネの時はガッローネが真実だと思うが、今回のロメイ弁護士そしてフェレーロとの確執は良くわからん・・・いずれにせよ現代サッカー最後のファンタジスタを失う事になるだろう。ちなみにこれが下で連載してるやつの原本。カッサーノいなくなってしまうなら、この連載はいつまでやろうか・・・

さて、次は再び10日ぶりにローマと。今度はホームだし、ターンオーバーも無いし言い訳は許されない。ローマが強いのは十分わかっているが、このローマ、ミランと続く日程で負け続けるようだと、再びジャンパオロ監督の進退問題が取りざたされてくるだろう。なんとか勝利を! 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第22節 2017年 1/29(日) 対ローマ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

 ’16-’17 SERIE A

21試合 6勝6分9敗 勝点24 得点22 失点27 得失点差-5 現在14位

 今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero132:

Le macchine servono per andare veloci.

I motorini per fare le impennate.

格言132:

車は早く走る、早く目的地に行くために有る

一方バイクは、ウィリーするために有る


2016-17 TIM CUP Best 16 Roma 4-0 SAMPDORIA 惨敗。Ciao コパイタリア。

2017-01-24 18:03:02 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

TIM CUP Best16 1/19(木)  21:00@オリンピコ(ローマ)  主審:カルヴァレーゼ氏(Teramo出身)

サンプドリア 0 - 4 ローマ(前半0-1)

 ローマの攻撃力の前になす術もなく完敗。今季のコパイタリアはベスト16で終わり…

[試合前情報]

 日本で言うと天皇杯にあたるTIM CUPことコパイタリア。4回戦でカリアリを破ってサンプはBEST16まで駒を進めてきた。サンプ以外ののBEST16の対戦は全て終わっていて、この試合勝てばチェゼーナとの対戦が決まってる。なのでローマさえ倒せば、本気で優勝も見えてくるので是が非でも勝ちたい。ローマとは今季アウェイで1試合やっており、その時は前半は勝っていたが豪雨による中断で流れが変わってしまい、2-3で敗北⇒http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/a37c1a431371a177a4b2be968528736c

ローマは3-4-3(2-1)の攻撃的な布陣でリーグ2位の得点を上げているが、リーグ戦20試合で18失点と失点の少なさもリーグ2位。間違いなく強敵だ。この強敵相手に、ミッドウィークの試合と言う事でジャンパオロはターンオーバーを敷いて臨んだ。リーグ戦では残留もある程度は問題なさそうだが、同時にヨーロッパリーグ圏内もかなり難しい状況。狙えるタイトルはこのコパイタリアだけに近い状況で、この決断はどうだったか?ローマはリーグ戦前節から5人、サンプは7人メンバーを入れ替えてきた。確かにサンプも100%ターンオーバーでは無かったが、強豪ローマ相手だしな・・・

 3rdユニに身を包んだサンプはジャンパオロの4-3-1-2。リーグ戦と連続出場はGKプッジョーニ、DFレジーニ、MFリネッティ、FWムリエルの4人。右SBはベレシンスキがサンプデビューを飾り、CBは出場停止でお休みだったレギュラーのシルヴェストレと左SBのレジーニ。そして左SBにドドが入る。パロンボは怪我でベンチ外。MFはトレイラ、リッキー、プラートをベンチスタートにしてバッレートは怪我。普段控えのチガリーニ、ジュリチッチ+リネッティとブルーノと言う布陣。FWはブデイミルは予想通りチャンスを与えられた。もう一人は前節ほとんど出場していないクアリアレッラ先発かと思ったが、ムリエルを起用。ここだけ本気を少し感じた。元ローマ勢はドドといないけどカッサーノ

ここまでリーグ戦20試合戦って、ドド67分、ベレシンスキ0分、チガリーニ237分、ジュリチッチ77分、ブディミル280分。この5人はここまでこれしか出場していない。平均132分と言う事はわずか1.5試合分。これがローマに挑むチームか!って言うのがターンオーバー批判説を唱えるティフォージの意見。

 一方のローマはスパレッティ監督の3-4-2-1。ローマもGKシェチェスニーや左SBエメルソン、DFマノラス、MFストロートマンなど休ませてきたが、それ以外は結構リーグ戦のまま。しかも元から圧倒的にサンプより選手層は厚い。FWゼコの下をエル・シャーラウィとナインゴランがサポートし、控えにはトッティやペロッティもいる。MFはキャプテンのデ・ロッシがアンカーで引き締め、右のブルーノ・ペレスと左のマリオ・ルイ(彼は今季初出場)が攻め上がる。DFはリュディガー、ファシオ、ファン・ヘススの身体が強い3人。GKアリソンは2ndキーパーではあるが、ブラジル代表の正GKだ。元サンプ勢は監督のスパレッティだけか。

★木曜日21時00分行われたナイター

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

  ムリエル ブディミル(62分シック)

    フェルナンデス

リネッティ(67分プラート)ジュリチッチ

     チガリーニ

ドド(78分パヴロヴィッチ) ベレシンスキ

 レジーニ(Cap) シルヴェストレ 

       プッジョーニ

ベンチ:GKクラピカス、トッツォ DFアムジー、ペレイラ、シュクリニアール

MFトレイラ FWシック、クアリアレッラ

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Roma(3-4-2-1) 監督:ルチアーノ・スパレッティ

      ゼコ(62分トッティ)

エル・シャーラウィ ナインゴラン

(66分ペロッティ)

マリオ・ルイ(78分エメルソン) ブルーノ・ペレス

   パレデス  デ・ロッシ(cap)

 ファン・ヘスス  リュディガー

      ファシオ

      アリソン

ベンチ:Szczesny, Lobont, Strootman, Vermaelen, Seck, Gerson, Manolas.

備考:芝状態良好

<あらすじ>

前半3分 ポスト!後方からのロングパスをブディミルがヘッドで落とす⇒ムリエルがこのボールに走りこんできて、DFを振り切ってシュート⇒Gkも届かないがポスト!結果的にはこの開始直後のチャンスが一番惜しかった…

  22分 ボールは支配されるもチャンスは作りシュートは撃つサンプ。ブディミルのミドルは早くも6本目⇒GKアリソンがキャッチ

   25分 強烈!サンプDFのクリアを、ダイレクトでパレデスのミドルボレー⇒バーに救われる

  35分 またもやパレデスの強烈なミドル。デ・ロッシの落としをダイレクトで弾丸シュート⇒GKプッジョーニが何とかパンチング

 

前半39分 ナインゴランGoal:0-1

 

→エル・シャーラウィのパスをシルヴェストレがクリア⇒このボールをナインゴランがダイレクトでボレー⇒アウトにかかったボールは最高の軌道を描き、プッジョーニもなすすべ無し。先制を許す・・・

↑↑©ilovepalermocalcio.comより

   42分 ピンチ!右サイドからB・ペレスのグラウンダーのクロスをナインゴランがヒールで落とし、フリーのエル・シャーラウィがシュート⇒ふかしてくれる

  43分 左サイドからエル・シャーラウィがカットインしてシュート⇒グラウンダーのシュートはプッジョーニがパンチングでCKに逃れる

  44分 左CKからデ・ロッシが落として、ナインゴランがダイレクトでシュート⇒危ない・・・

ロスタイム0分。そのまま終了

前半は0-0。ポゼッションはローマ59%:サンプ41%。シュート数はローマ12本(枠内6本):サンプ8本(枠内2本)。両チーム攻撃的で、オープンな展開の殴り合い。最初の入りはサンプが良くてチャンスも作ったが、25分位から一気にローマペースになる。先制点はナインゴランのシュートを褒めるしかないが、その後も立て続けに追加点を奪われそうに・・・

↓↓久々出場のチガリーニvs先制点のナインゴラン

↑↑©yahoo sportより

 

後半2分 ゼコGoal:0-2

 

→ジュリチッチのパスミスをカットされ、エル・シャーラウィのスルーパス⇒ゼコがGKと1対1になり、左足で決める。追加点・・・

後半10分 左CKからゼコのヘッド⇒ポストに嫌われ⇒跳ね返りをリュディガーがシュート⇒プッジョーニがパンチングでCKに

   13分 ゼコがペナすぐ外からミドル⇒プッジョーニがファインセーブでCKに

   15分 決定的!ジュリチッチが頑張りカウンターで持ち込み、ブルーノへパス。ブルーノがDFを引き付けスルーパスでブディミルがGKと1対1に。しかしブディミルは左足でこれを外す・・・

 

後半16分 エル・シャーラウィGoal:0-3

 

→ロングボールの競り合いで、エル・シャーラウィがベレシンスキとの争いを制して抜け出す。飛び出すGKプッジョーニをあざ笑うかのようなループシュートでダメ押し

↑↑©giallorossi.netより

  17分 ブディミルに代わってシック投入

  17分 ゼコに代わってトッティ登場

  21分 エル・シャーラウィがお役御免でペロッティ投入

  22分 リネッティに代わって、より攻撃的なプラート投入

  23分 トッティのファーストシュート。浮き球をトラップして、素早くシュート⇒GK正面

  24分 チガリーニから右でフリーのブルーノへ⇒ダイレクトでクロス⇒シックとDFが潰れてボールが転がる⇒ムリエルが詰めるが惜しくも間に合わず

  26分 ゴーーー … ブルーノのスルーパスからシックが決めるが、これはオフサイド・・・

  31分 ナインゴランのパスからトッティのシュート⇒プッジョーニが何とか弾く

  33分 ドドに代わって久々出場の、怪我明けのパヴロヴィッチ。元ローマのドドにはブーイング。ローマからインテルに移籍したからかな

  33分 ケガで今季初出場のマリオ・ルイに代わってエメルソン投入

  37分 左サイドからペロッティがカットインして、右足インフロントで巻いたシュート。惜しかったが巻ききらずにゴール右に外れる

後半45分 ナインゴランGoal:0-4

 

→左サイドのペロッティから右足でGKに向かうクロス。走りこんで来たナインゴランが、飛び出してきたプッジョーニより先にヘッドで合わせてゴール。自身2点目。とどめのとどめ

ロスタイム3分。そのまま終了。0-4 

(ポイント)

・今季のコパイタリアはBEST16で終了

・ポゼッションはローマ30分42秒:サンプ23分24秒

・シュート数、ローマ18本(枠内14本):サンプ10本(枠内5本)

・だいぶ打ち合いだ(一方的にやられていただけって言う噂もあるが・・・)

・後半開始直後の2点目、それにつながるジュリチッチのミスパスがものすごく痛かった

・ここら辺がレギュラーになれない要因かなぁ

・冬新加入のベレシンスキ。まだまだな感じ。特にディフェンスがセリエAのレベルに達していないようにみえた

↑↑©AS Colombiaより

 しかしローマは強いな・・・しかも今のローマにはフロレンツィやナインゴラン、ブルーノ・ペレスなど私好みの選手が多い。そのローマにアウェイでターンオーバーではきついな。このターンオーバーが成功だったと証明するには、まずリーグ戦のアタランタ戦、そして9日後のリーグ戦でのローマ戦に勝つしかない。次は中2日で今季のセリエA台風の目、好調アタランタ・・・

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第21節 2017年 1/22(日) 対アタランタ@ベルガモ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜2:00)

 ’16-’17 SERIE A

20試合 6勝6分8敗 勝点24 得点22 失点26 得失点差-4 現在13位

 今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero131:

Pochi capiscono di vino.

Pochissimi,di calcio.

格言131:

ワインの事をわかっている奴はごく少数しかいない

カルチョ(の事をわかってる奴)はそれ以下だ


2016-17 SERIE A 第20節 SAMPDORIA 0-0 Empoli 新年ホーム初戦はスコアレスドロー…

2017-01-18 17:09:50 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第20節 1/15(日)  15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:チェーリ氏(Bari出身)

サンプドリア 0 - 0 エンポリ(前半0-0)

 残留争い必死なエンポリの堅守に阻まれ得点奪えず。逆にPKを取られたが、何とかプッジョーニが防ぎ敗戦は免れる・・・

↑↑©La Nazione.itより 

PK止めたプッジョーニを祝福!

[試合前情報]

 2017年、ホームでの初戦。相手は現在17位と残留ラインぎりぎりにいるエンポリ。エンポリは2017年の初戦、パレルモ相手に1-0で勝利を収めている。FWムチェドリーゼがここ3試合3得点と好調。またエンポリは0-0の試合が今季5試合とセリエAで最も多い。結果的にはその記録にさらに一つ協力してしまったわけだが。それも含め今季のエンポリは8試合連続無得点があったり、得点力にかなり問題を抱えている。今シーズンは開幕戦アウェイで当たり、ムリエルの左足ミサイル弾で1-0勝利。そこでジャンパオロの、古巣エンポリへの恩返しは一旦終わっているか。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/4b31907dc293777bb54e5e7a84158c7a

 サンプはジャンパオロの4-3-1-2。珍しくジャンパオロは前日の記者会見で、スタメン11を冗談のように発表し、本当にその11人を起用した。その中でトップ下のリッキーの起用と共に彼を擁護する発言を。「リッキーはナポリ戦では素晴らしい働きをした。十分にレギュラーを務める働きをここまでしている」と。ティフォージがリッキーを戦犯に度々あげ、ブルーノ起用を望んでいる事は十分ジャンPにも伝わっているようだ。同じく中盤ではバッレートが怪我で欠場。リネッティとプラートが揃って起用された。DFでは前節のレッドカードでシルヴェストレが出場停止。再びパロンボがCBで起用されてキャプテンマークを巻く。右SBはサーラがまだ間に合わずペレイラが先発。新加入のベレシンスキもいるが、ジャンパオロ曰くまだ今のところはペレイラの方が信頼が勝ると言う事だ。FWは初めてシックとムリエルのコンビが起用された。

 一方のエンポリはマルトゥシェッロ監督の4-3-1-2。マルトゥシェッロも去年のジャンパオロのサッカーをかなり受け継いでいるので同じフォーメーション。全員で守り、トップ下のサポナーラが中心となりカウンター攻撃が主体。開幕戦と大きく異なるのが2トップ。あの時は”ビッグマック”ことマッカローネとプッチャレッリの2トップだったが、今回は元サンプのマリルンゴと好調のムチェドリーゼの2トップ。MFではアンカーの19歳デュッセが段々成長してきているを、キャプテンマークを巻くクローチェが横で助ける。元サンプ勢はDFコスタとFWマッカローネ、マリルンゴ

★日曜日15時00分、通常時間で行われた試合。

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

  シック   ムリエル(85分クアリアレッラ)

    アルヴァレス(81分ジュリチッチ)

リネッティ   プラート(68分フェルナンデス)

     トレイラ

レジーニ       ペレイラ

 シュクリニアール パロンボ(Cap) 

       プッジョーニ

ベンチ:GKクラピカス、トッツォ DFアムジー、ドド、パヴロヴィッチ、ベレシンスキ

MFチガリーニ FWブディミル

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Empoli(4-3-1-2) 監督:ジョヴァンニ・マルトゥシェッロ

  マリルンゴ ムチェドリーゼ

(65分プッチャレッリ)

     サポナーラ

クローチェ(cap)  クルニッチ(90分テージョ)

     デュッセ

パスクアル      ラウリーニ

 チョシッチ  ベッルーシ

  (55分コスタ) 

     スコルプスキ

ベンチ:Pugliesi, Pelagotti, Di Marco, J. Mauri, Maccarone, Veseli, Thiam, M. Pereira, Buchel.

備考:警告:前半29分パロンボ,39分ペレイラ,リネッティ,チョシッチ,後半44分デュッセ,45分ムチェドリーゼ;年間チケット保有者数 16.789人(1試合平均164.806 euro),有料入場者数2.267人(22.121 euro);芝状態完璧では無い

<あらすじ>

前半10分 トレイラのロングパスでペナ内に入ったシック。DFと1対1を仕掛けるが、左足シュートはブロックされCKに

↑↑©quotidiano.itより

   16分 左からトレイラのCK。中央でシュクリニアールがヘッドですらし、ファーでフリーのムリエルがシュート⇒しかし足を滑らせシュートは宙に浮く

   21分 決定的!プラートが右サイド縦パスで抜け出し、グラウンダーでマイナスの折り返し。ニアのシックを飛ばして後ろから入ってきたムリエルがスライディングシュート⇒わずかに左に外れる

   29分 DFライン裏へのロビング1発で抜け出したムチェドリーゼを、追いかけてきたパロンボが倒したと言う事でPK。パロンボにはイエロー。ちょっと厳しい判定だったが

↑↑©sportal.itより

前半30分 プッジョーニPKストップ! 

→ムチェドリーゼが左足で左を狙うが、プッジョーニが読み切って完璧にストップ!これは昔からの私の持論で、「怪しい判定のPKは外しやすい」気がする。

↑↑©genova24.itより

  37分 右サイド、ペレイラの縦パスからムリエルがグラウンダーでニアに速いクロス。DFに当たってややコースが変わるが、GKが足でなんとかこれを弾く⇒シックが詰めてきたが、わずかにあわず

  38分 クローチェにユニを引っ張られたペレイラが怒ってクローチェを投げ倒す。これに怒ったチョシッチがペレイラに食って掛かり、サンプ側はリネッティが応戦。乱闘っぽくなったが、結果はペレイラ、リネッティ、チョシッチの3名にイエロー

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は0-0。PKを取られたプレー以外は圧倒的にサンプが押していたが・・・出来れば1点取りたかった。プラート、リネッティの両サイドMFも良く機能していた。早くブルーノとトレイラを加えたカルテットをみたい。シックとムリエルの2トップも2人での崩しはあまり無かったが、それぞれは悪くは無かった。PKはプッジョーニ様様。もうあまり点を取られる気はしないが、プッジョーニに応える為にもとにかく点を取って勝たねば

↓↓相手キャプテン・クローチェ対プラート

↑↑©gazzetta dello sportより

後半7分 左CKからサインプレー。ペナ外中央のリッキーに浮き球のパス。リッキーがトラップして、左足ボレー⇒わずかに右に外れる

  10分 チョシッチが負傷し、元サンプのCBコスタと交代

  20分 元サンプのマリルンゴに代わってプッチャレッリ投入

  23分 プラートに代わってブルーノ・フェルナンデス投入。プラートは直前に少し痛んだ。ブルーノがトップ下に入り、リッキーが右MFへ

  28分 左からレジーニのロングクロス。ファーでフリーのブルーノがダイレクトでインサイドボレー⇒シュートミスでふかしてしまう

  30分 ムリエルの強烈ミドル⇒わずかに右に外れる

  32分 決定的!右サイドからのトレイラのクロス。DFがクリアしきれずこぼれた球をムリエルがスライディングで押し込みに行く⇒GKの股間を抜いたボールはゴールの方に転がるが、DFがライン間際で間一髪クリア

  36分 リッキーに代わってジュリチッチ投入

  40分 ムリエルに代わってクアリアレッラ投入

↑↑©La Nazioneより 

この日のムリエルは悪くは無かったがゴールマウスには嫌われた

  44分 クアリアレッラを蹴飛ばしたデュッセにイエロー

  45分 クルニッチに代わってテージョ投入。時間稼ぎ

ロスタイム5分

  47分 高く上がった球を、DFにつぶされながらクアリアレッラがヘッドで落とし⇒このボールをリネッティが左足ボレーで狙うが右に外れる・・・

そのまま終了。0-0

(ポイント)

・ホームでは2試合連続の0-0。ここ5試合未勝利が続く・・・

・ポゼッションはサンプ27分17秒:エンポリ23分50秒

・シュート数はサンプ12本(枠内3本):エンポリ10本(枠内2本)

・内容は悪くは無かったが攻めきれず・・・この試合は勝たないとダメ

・ティフォージからは試合後、不満のブーイングも

さて、ここでもう決まった冬の移籍を見てみよう

移籍トピックス

 1.冬のメルカート第一弾はリネッティの同胞、ポーランドからDFのバルトシュ・ベレシンスキを獲得。レフ・ポズナン時代の2012/13にリネッティと共にプレーしている。200万ユーロで完全移籍。4年半契約。動画で見る感じだと攻撃的な右SB。ちょっとデ・シルヴェストリに似てる感じもしたが。2年前にもナポリと争奪戦で、サンプが獲得に向かった事があったようだが、その時は交渉はまとまらなかった。サーラが怪我がち+左も出来るのと、ペレイラが奪われる事を想定しての補強だろう。ドリブルとか攻めは通用しそうなので、あとはセリエAのディフェンスにいかに順応するか。早速リネッティがチームへの溶け込ませ役を担っている。次のコパイタリアでいよいよ見られるか?期待したい。

 

 

 

 

 

↑↑©pianetasampblogspot.comより

Bartosz Bereszynski 24バルトシュ・ベレシンスキ

  • ポジション:DF
  • 1992年7月12日生まれ(24歳)
  • ポーランド ポツナン出身
  • 183cm 77kg
  • 今季:レギア・ワルシャワ(ポーランド1部リーグ) 11試合0得点
  • ポーランド代表:3試合0得点

2.一方2人放出も決定

・6 MFミルコ・エラモ⇒ベネヴェント(セリエB)

・15 DFルカ・クラインツ⇒フロジノーネ(セリエB)

 出場機会がほとんど無かったエラモはセリエBのベネヴェントに完全移籍。なぜ、夏の段階で放出しなかったのか疑問だ。長らくサンプからレンタル生活を繰り返してきたが、遂にサンプとの縁はこれで切れるようだ。もう1人は控えのセンターバックとして期待されたクラインツ。レンタル元のカリアリに一旦戻り、そこからフロジノーネに再移籍と言う形だ。個人的には期待していたのだが、全く期待外れに終わった

さて、今週は木曜日にコパイタリアの試合が有る。ベスト16はジェノヴァ勢とローマ勢の対決。ラツィオvsジェノアとローマvsサンプ。今までは格下との対戦だったが、ここからはいよいよ本格的なトーナメントとなる。サンプは降格圏からは遠いが、EL圏もかなり遠い。これでコパも負けるとかなり目標が無くなる。選手起用の面でも、出場機会が減少してしまうので何とかコパは勝ち残りたい。ただ、ターンオーバーは敷いてくるだろうし、バッレート、サーラ、カルボネーロ、ヴィヴィアーノは怪我で間に合わないだろうから、おそらくこんな感じか?

クアリアレッラ ブディミル

     ブルーノ

プラート?    ジュリチッチ

    チガリーニ

ドド        ベレシンスキ

 パロンボ? シルヴェストレ

     トッツォ?

ローマはここで当たって、10日後にもすぐまたリーグ戦で対決する。そういう意味でも重要な試合となる。厳しい試合となるだろうが、なんとか勝利を! 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次試合:TIM CUP ベスト16 2017年 1/19(木) 対ローマ@ローマ 現地21:00Kick Off(日本時間早朝5:00)

 ’16-’17 SERIE A

20試合 6勝6分8敗 勝点24 得点22 失点26 得失点差-4 現在13位

 今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero130:

A me il vino bianco piace con l'acqua.

Fa schifo,lo so,ma a me piace cosi.

格言130:

俺は白ワインは水割りが好きだ。

美味しくない。それは知ってる。でもこうやるのが俺は好きなんだ


2016-17 SERIE A 第19節 Napoli 2-1 SAMPDORIA マフィアに奪われた勝ち星

2017-01-16 20:11:42 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第19節 1/7(土)  20:45@サンパオロ(ナポリ)  主審:ディベッロ氏(Brindisi出身)

サンプドリア 1 - 2 ナポリ(前半1-0)

  • (前半30分)サンプドリア[1] オウンゴール(ヒサイ)
  • (後半32分)ナポリ[1] ガッビアディーニ
  • (後半50分)ナポリ[2] トネッリ

 ディベッロ主審の誤審でシルヴェストレが退場となり数的不利になる。そこからの、悲劇的なロスタイム50分での逆転劇

[試合前情報]

 2017年、年明け初戦。相手は現在3位のナポリ。最高気温2℃、最低マイナス3℃の厳しい条件でのナイター。サンプはナポリホームでは1998年以来勝っていない、鬼門の地。ただ昨シーズンは0-2から追いついて引き分けだった。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/20e4d8c61fc5838400d89571bb22ab88

 ナポリの監督サッリは、エンポリでジャンパオロの前任だった。その影響もあり、似たサッカーを繰り広げる縁深い対決。ナポリはここ3試合で5点-5点-3点と攻撃陣が爆発中。特に偽のCFを務めるメルテンスが3試合で8得点とスパークしている。ミリクの怪我を受けて、この冬のメルカートで憎敵ジェノアのエースだったパヴォレッティも獲得したばかりだ。

サンプではトレイラ問題が勃発。トレイラのエージェントのパブロ・ベタンクール氏が「トレイラはサンプと契約を延長していない。我々の目的はこの冬のメルカートで他のクラブに出ていく事だ」と言うような事を言ったと記事になり、問題となった。その後サンプ側の公式発表で「トレイラと我々は2020年まで契約が有り、報道されているような問題は何もない」と宣言。今のところトレイラの違約金は最低1500万ユーロに設定されているようだ。おそらく、この前半戦のトレイラの活躍をタテにエージェントがトレイラの年棒及び価値を上げようと画策しているのだろう。ただ実際ローマが狙っているのは事実の様であり、この冬は無いにしろいずれサンプから引き抜かれてしまうのは間違いないような気がするが。↓↓これは私のトレイラユニ・・・

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。サーラが再び痛み右SBはペレイラが先発。GKヴィヴィアーノは結局まだ間に合わず・・・リネッティが週中にインフルエンザにかかってベストコンディションでは無いと言う事でベンチスタート。スタメンはプラート。トップ下はブルーノとの争いを制してリッキーが先発。どうもジャンパオロは過酷なアウェイ戦では特にリッキーを重用しているようだ。そして一番の驚きはムリエルのベンチスタート。怪我かと思ったが途中から出てきたので、戦術的な理由だったようだ。ここ最近結果を出しているシックの抜擢はわかるが

 一方のナポリはサッリ監督の4-3-3。DF陣でクリバリが負傷、アルビオルが出場停止の為トネッリがナポリでデビューを飾る。中盤はアランがアンカー、右ジョルジーニョの左ハムシクがグラウンドを躍動。偽のCFメルテンスを置く3トップはインシーニェ、カジェホンと3人とも機動力が有り、ドリブルもシュートも出来る強力な布陣。元サンプ勢は共に控えのDFマッジョとFWガッビアディーニ

★土曜日20時45分、極寒のナイターで行われたアンティチポ。

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

  クアリアレッラ シック

   (50分ムリエル)   (64分ドド)

     アルヴァレス

プラート(76分リネッティ)バッレート

       トレイラ

レジーニ(Cap)    ペレイラ

 シュクリニアール シルヴェストレ■61分 

         プッジョーニ

ベンチ:GKクラピカス、トッツォ DFパヴロヴィッチ、ベレシンスキ

MFフェルナンデス、パロンボ、チガリーニ、ジュリチッチ FWブディミル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Napoli(4-3-3) 監督:マウリツィオ・サッリ

      メルテンス

インシーニェ     カジェホン

ハムシク(cap)   ジョルジーニョ(71分ガッビアディーニ)

      アラン(58分ジエリンスキ)

ストリニッチ      ヒサイ

 キリケッシュ トネッリ 

       レイナ

ベンチ:Rafael, Sepe, Giaccherini, Maggio, Maksimovic, Rog, Pavoletti, Diawara, R. Insigne, Lasicki.

備考:退場:後半16分シルヴェストレ;警告:後半9分シルヴェストレ,24分ヒサイ;芝状態そこそこ

<あらすじ>

前半25分 ペナ内右サイドからメルテンスの強烈なシュート⇒プッジョーニがキャッチ

   27分 リッキーの直接FK。壁の上を超えてゴールめがけて飛ぶが、落ち切らず。惜しい

前半30分 オウンGoooooL(ヒサイ):1-0 

→右サイドのスローインでキルケッシュと身体を入れかえて抜け出したシック。そのままペナ内まで侵入してクアリアレッラにラストパス。戻ってきたヒサイがカットしようとするが、そのまま自陣ゴールに押し込んでしまう!でもカットしなかったら後ろにいたクアリアが決めていただろうな。サンプ先制!!

↑↑©i.eurosport.itより

  44分 左のハムシクがスルーパスからダイレクトでクロスを上げる。中でカジェホンがヘッドに行く際に倒されたとアピールするが、全くそんな事は無し。

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は1-0。ボールポゼッションはサンプ33%:ナポリ67%。シュート数はサンプ5本(枠内1本):ナポリ4本(枠内2本)。ナポリはかなり高いプレスをかけてきた。試合開始直後はそれに押されていたが、徐々に慣れてきたサンプもナポリのプレスをかいくぐり、高いラインを敷く。それによって両チームものすごくコンパンクな陣形に。サンプはボールは回されるが、ゴール前は堅くしっかりした守りを見せる。ボールロスト、ナポリ41本:サンプ19本が示す通り、サンプも回された後はボールを奪い、しっかり対応できていた

後半5分 ムリエル登場。クアリアレッラに代わって。怪我では無かった

   9分 メルテンスを倒したシルヴェストレにこの試合初のイエロー

  13分 アランに代わってジエリンスキ投入。攻撃的に

  14分 ゴールキックからムリエルがスーパートラップで抜け出して、一気にペナ内まで侵入。一度はシュートをブロックされたムリエルが中央のシックにパス。決定的だったがヒサイの汚名返上のブロック

  16分 シルヴェストレがレイナのゴールキックを邪魔したと言う事で2枚目のイエロー⇒退場

これがこの試合の最大のキーポイント。後ほど詳しく

  19分 シックに代わってドド投入。左SBに入り、CBにレジーニ

  22分 決定的!DFラインの裏への浮き球をカジェホンがヘッドで落とし、走りこんで来たメルテンスのシュート⇒左に外れる

  23分 プラート倒したヒサイにイエロー

  26分 ジョルジーニョに代わってガッビアディーニ投入。ガッビアCFで4トップ。超攻撃的に

  28分 ムリエルが左サイドから1人で持ち込み、1人でシュートまで。GKに防がれるがCKはもぎ取る。もはや攻撃はムリエルの個人技、これしかない。

  31分 プラートに代わってリネッティ投入。守備固め

後半32分 ガッビアディーニGoal:1-1

→左サイドからのクロスをファーにいたカジェホンが落とし、中央詰めてきたガッビアディーニが右足で押し込む。同点・・・

↑↑©pianettaazzurro.itより

   39分 ハムシクの右からのクロスを左サイド、メルテンスがヘッドで落としガッビアディーニの左足ボレー⇒プッジョーニが右足でセーブ

  41分 メルテンスの落としからハムシクのボレー⇒プッジョーニ、パンチングでスーパーセーブ!

  45分 文句言ったサンプのスタッフ、誰かわからなかったけど1人退席処分

ロスタイム5分

後半50分 トネッリGoal:1-2

→パワープレーからストリニッチのペナ内での落とし。走りこんで来たトネッリが強烈に蹴りこみ逆転・・・・・

↓↓こんな変な顔の奴に取られた・・・

↑↑©nbcsports.pngより

そのまま終了。1-2

(ポイント)

・60分までは良く戦ったが、シルヴェストレ退場後はさすがに防戦一方

・得点はシックの点みたいなもん。

・シックの好調は続く。退場で交代せざるを得なくなったのは残念

・プラートも左MFで、ディフェンスも含めて頑張っていた

・ムリエルの後から投入作戦も生きていた

細かい話は抜きにして、この試合はとにかくこのシルヴェストレの退場で全てが決まってしまった。

https://www.youtube.com/watch?v=r1_-BdcWvEE&feature=share

ごらんの通り、シルヴェストレは全くレイナに触れておらず、ディベッロ主審がレイナのアカデミー賞並みの演技に完璧に騙されて、イエローを即座に出してしまった。それかセリエAにはびこるマフィア絡みの買収か。せっかくアウェイで攻撃力抜群のナポリに対して、おそらくジャンパオロの計画通りに非常に良いサッカーをしていたので本当にもったいない。しかしサンプとナポリの政治力の差で、自然とこの話も忘れ去られて、敗北と言う結果だけが残るんだろうなぁ。

 悔しい前半戦最終戦の終わり方となったが、切り替えなければならない。前半戦は6勝8敗5分けと負け越しで12位と言う順位。若手が多く、チームの成熟度もまだまだこれからなので、まだまだ焦る必要は無いが。重要なのはせっかく若手が育ち始めてるので、冬のメルカートでいきなり売ってしまわない事。次号で詳しくお伝えするが、すでにDFクラインツ、MFエラモの放出と、DFベレシンスキの獲得は決まっており冬のメルカートはスタートしている。さあ仕切り直しはホーム2017年初戦。エンポリ戦。ここは勝ちが欲しい! 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第20節 2017年 1/15(日) 対エンポリ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

 ’16-’17 SERIE A

19試合 6勝5分8敗 勝点23 得点22 失点26 得失点差-4 現在12位

 今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero120:

Spero che il mio orecchino

l'abbia trovato uno povero.

Ma sara' stato sicuramente un miliardario brutto,

con la panza e tifoso del Lecce.

格言120:

俺の(前回話した5万ユーロ=今なら約600万円の)ピアスを、貧乏で可哀そうなやつが拾っている事を祈る。

でも確実にデブで醜い、そしてレッチェのティフォージの大金持ちが拾ったんだろうな


2016-17 SERIE A 第18節 SAMPDORIA 0-0 Udinese 2016年最終戦はスコアレスドロー

2017-01-11 15:34:41 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第18節 12/22(木)  20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ガヴィルッチ氏(Latina出身)

サンプドリア 0 - 0 ウディネーゼ(前半0-0)

 共にたいしたチャンスも作れず・・・両チームとも負けを恐れた引き分け

[試合前情報]

 年内最終戦。クリスマスゲーム。ウディネーゼとは2年前も、このクリスマス直前のゲームでホームで対戦した。友達の子供がサンタの帽子を被って、選手と入場してたから良く覚えてる。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/908e9279b6882887068049fd350784a3

そして昨年のホームでの対戦では2-0で勝利。あまり悪いイメージは無い。

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/993f18c5782a6190c5c1cf2c713db930

 ウディネーゼは勝点2差で、順位もサンプの一つ上。今季は元サンプの”ベッペ”イアキーニ監督でスタートしたが、2勝4敗1分けと結果が出ず解任。そして同じく元サンプの”ジジ”デルネーリ監督が後を継ぎ、そこからは5勝3敗2分けと持ち直した。デルネーリのサッカーは高いラインの4バックを使った攻撃サッカー。ミラクルキエーヴォや、サンプCL出場権獲得の立役者として有名であろう。ここ最近も10試合連続ゴール、そして目下3連勝中と好調だ。 

 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。GKヴィヴィアーノはまだ戻っていないが、それ以外は現時点でのベスト11と言えよう。CBシルヴェストレとMFリネッティもスタメンに戻ってきた。元ウディネーゼ勢は多くて、ムリエル、ブルーノ・フェルナンデス、クアリアレッラ。ここ最近、サンプが一番金を払っているのはウディネーゼに対してだ… 

一方のウディネーゼはデルネーリ監督の4-3-3。DF陣でヴィドマーが怪我、ウルトーが出場停止の為、右SBのファラオーニは初スタメン。CBはダニーロとフェリペの経験豊富なブラジルコンビが締める。左SBのサミルもブラジル人だ。FWにはオカカが退団した時に、オカカに似てるやつって言う事でサンプ入りの噂もあったサパタ。そして現在チーム得点王のテレオー。やっぱりウディネーゼにディナターレの名前が無いのはさびしい気がする。この日のウディネーゼはスタメン、そして代わって出てきた選手も含めてイタリア人はファラオーニ1人だけ。相変わらず国際色豊かなチームだ。イタリアの頑固おやじっぽいデルネーリが、良くこの集団をイタリア語でまとめてるな(笑) 

★木曜日20時45分、平日のナイターで行われた試合。

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 クアリアレッラ ムリエル(73分プラート)

     フェルナンデス(46分シック)

リネッティ    バッレート

      トレイラ

レジーニ(Cap)       サーラ(87分ペレイラ)

 シュクリニアール シルヴェストレ 

         プッジョーニ

ベンチ:GKトッツォ DFドド、クラインツ、パヴロヴィッチ

MFエラモ、パロンボ、チガリーニ、ジュリチッチ FWブディミル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Udinese(4-3-3) 監督:ルイジ・デルネーリ

      サパタ

テレオー(89分ルーカス) デパウル(65分マトス)

フォファナ     アギェマン・バドゥ

   ハルフレッドソン(12クムス)

サミール        ファラオーニ

   フェリペ  ダニーロ

      カルネジス

ベンチ:Scuffet, Perisan, Wague, Angella, Jankto, Adnan, Ewandro, Balic.

備考:警告:前半38分ムリエル,後半12分ファラオーニ;年間チケット保有者数16.789人(1試合平均164.806 euro),有料入場者数 737人(13.933 euro);芝状態そこそこ 

<あらすじ>

前半5分 シュクリニアールの反動蹴速迅砲はポスト!右CKからフリーでヘッドするも防がれ、敵がクリア。そのクリアボールがシュクリニアールに当たって跳ね返り、ゴール方向に向かうが惜しくもポスト・・・

↑↑©zimbio.comより

  12分 体調不良を訴えたハルフレッドソンに代わってクムス投入。早くも1枚目のカードを切る

  33分 中盤でボールをインターセプトしたトレイラ。そのままスルスルとドリブルで2人かわして、ペナ内まで持ち込みシュート⇒惜しくも左に外れる

  37分 審判の判定に抗議したムリエルにイエロー

ロスタイム1分。そのまま終了

前半は0-0。ボールポゼッションはサンプ59%:ウディネーゼ41%。前半は一進一退の攻防。サンプはパスは回すが、効果的な攻めはほぼ無し。と言うか両チームとも決定的な場面はほぼ無かった。サンプは中央から、ウディネーゼは左サイドからの攻めが目立つ。

↑↑©ilsecolo XIXより 

 やはりシルヴェストレがいるとDFは安定する。サパタはシュクリニアールとの対決が多かったが、シルヴェストレはテレオーとのマッチアップではほぼ負けなかった。さて、同点打が局面打開の交代は有るか?

後半1分 ブルーノに代わってシック投入。株急上昇中のシックの投入はうなずけるが、ブルーノとの交代はやや意外。そのままトップ下へ

  3分 サーラの右からのクロス⇒クアリアレッラがドンピシャでヘッド⇒GKカルネジスが2歩動いてキャッチ

 12分 リネッティをペナすぐ外で倒したファラオーニにイエロー

 19分 デパウルに代わってマトス投入

 28分 ムリエルに代わってプラート投入。シックがFWに上がり、プラートがトップ下。この日は残念ながらデビルムリエルだったなー

 37分 一番惜しい!テレオーのバックパスミスをシックが拾って、そのまま反転しながら左足シュート。インフロントで蹴ったボールは、わずかに巻ききらずにゴールの左

 42分 またまた傷んだサーラに代わってペレイラ投入

 44分 テレオーに代わって第4節以来の出場となるルーカス投入

ロスタイム3分。そのまま終了。0-0

(ポイント)

・最終的にポゼッションはサンプドリア30分12秒:ウディネーゼ21分09秒

・シュート数はサンプ8本(枠内3本):ウディネーゼ4本(枠内3本)

・ここ2試合と比べれば悪くは無かったが・・・

・一番良かったのはトレイラかな~

・結局点は、ムリエルの調子が良くないと取れない

・サーラはホントに怪我し過ぎ

↓↓リネッティも奮闘していたが・・・攻めではもう少しゴールに絡める動きが欲しい

↑↑©foxsportsより

 連敗は止まったが勝ちきれず。年内最終戦は飾れなかった。2016年は2連勝でスタートしてからの4連敗。そこから持ち直して順位を上げてきたが、ここ3試合はトーンダウン。年末のバカンスでゆっくり休んで、年明けのナポリ戦でリフレッシュしたサンプをみたい。そしていよいよ冬のメルカートも始まってしまう・・・ 

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA 第19節 2017年 1/7(土) 対ナポリ@ナポリ 現地20:45Kick Off(日本時間4:45)

 ’16-’17 SERIE A

18試合 6勝5分7敗 勝点23 得点21 失点24 得失点差-3 現在12位

 今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero119:

Un diamante e' per sempre,dicono.

Un orecchino da cinquantamila euro invece si puo perdere in spiaggia e farti incazzare per ore

格言119:

ダイヤモンドは永遠だと人々は言う

しかし5万ユーロ(今なら約600万円)のピアスは、砂浜で簡単に失くすことが出来、お前を何時間も怒らせる事が出来る