2018-19 SERIE A 第21節 SAMPDORIA 4-0 Udinese クアリアレッラ、セリエA記録達成!!

2019-01-29 00:56:02 | ほぼ週刊サンプ通信 '18-'19

SERIE A 第21 1/26(土) 18:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:マッサ氏(Imperia出身)

サンプドリア 4-0 ウディネーゼ 

             (前半1-0)

・前半33分サンプドリア  クアリアレッラ(PK)[15]

・後半11分サンプドリア  クアリアレッラ(PK)[16]

・後半23分サンプドリア  リネッティ[2]

・後半33分サンプドリア  ガッビアディーニ[1]

↑↑©sportnotizie24.comより

クアリアレッラが1994年のバティストゥータに並ぶ11試合連続ゴールを達成!!

ホームで4連勝!!(TIM CUP含めると5連勝)

【試合前情報】

 さて、前節ヴィオラ戦はギリギリで追いつかれてやや残念な引き分けだったが、仕切り直してホームでウディネーゼ戦。前回は開幕戦が延期になり、サンプにとっては実質の開幕戦で対戦。サンプはエンジンのかかりが遅くて、0-1で敗れた。アウェイでは昨シーズンも敗れているが、ホームでは勝っている。と言う事で、ここ6試合では2勝2敗2分けの五分だ

 https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/24197f0e8e794b4feb9e9b485ef6a4e6

  1. UDINESE 1-0 SAMPDORIA 2018/8/26 9'(1°T)DE PAUL 
  2. SAMPDORIA 2-1 UDINESE 2018/2/25 35'(1°T) M. SILVESTRE, 38'(2°T) D. ZAPATA 50'(2°T)[オウンゴール] M. SILVESTRE
  3. UDINESE 4-0 SAMPDORIA 2017/9/30
    27'(1°T) R. DE PAUL, 21'(2°T) MAXI LOPEZ, 40'(2°T) MAXI
    LOPEZ, 50'(2°T) S. FOFANA
  4. UDINESE 1-1 SAMPDORIA 2017/5/21
    5'(1°T) C. THEREAU 19'(2°T) L. MURIEL
  5. SAMPDORIA 0-0 UDINESE 2016/12/22
  6. SAMPDORIA 2-0 UDINESE 2016/4/10
    13'(2°T)[オウンゴール] P. ARMERO, 40'(2°T) FERNANDO
     

 前回対戦した時は、エクダルも加入直後だった事もあり不出場で、バッレートがアンカーだった。プラートやトネッリも出ていなかったし、かなり別なチームだったと言えよう。ところで今週のその他サンプのニュースとしては

  • ドドに買い手が見つかった。ブラジルのクルゼイロに買い取り義務オプション付きレンタル。自慢じゃないが私はドドのユニフォームを作って持っている。しかも幻の応援歌流れる変なキット付きのバージョン^^;モンテッラ監督の元、そこそこ活躍していたのでこのまま主力になると思っていたのに・・・なんと私の見る目の無いことか!
  • サンププリマヴェーラが4-0で逆賊ユーヴェプリマヴェーラを粉砕!10番バールーリなどがやっと力を出してきたか?今季のプリマヴェーラは4勝6分け6敗で8位。GK、ハンガリー人のフットヴァグナーを中心に失点数は少ない方からリーグ2位と健闘しているが、得点数も下から3位と得点力不足にあえいでいる。FW陣はスティエポヴィッチボートリフなどポテンシャルは有りそうな選手が揃っている気はするが・・・

一方のウディネーゼに至っては、前回の対戦からなんと監督が代わっている。滑り出しは悪くなかったスペイン人のヴェラスケスだったが、13節終わった時点で2勝3分け8敗の17位と低迷し、昨年の11月13日に解任された。まだ37歳と若かったし、スペインに戻ってゆくゆくはまた化ける可能性もあるのかな?後任は45歳のヴィデ・ニコラ。クロトーネを率いて1年目は奇跡の残留に導いたが、次の年は途中解任。今シーズン開幕時はプーだった。監督の交代に伴いフォーメーションも4-3-3から3-5-2に大幅に変わっている。そして冬のメルカートで元サンプのオカカを獲得。早速前節は点を取っていた

↑↑©yahoo sportより 背番号7を背負ったオカカ。移籍してからサンプに対して批判的なコメントを少し出していた彼には、ドリアーニはブーイング


さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。まず、FWカプラーリが右足腓骨の骨折で離脱。全治2-3ヶ月と言われているが、痛い。これでコフナツキの放出も考え直される可能性が出てきた。そこでFWはデフレル先発。ガッビアディーニがいきなり来るかなと思ったが無かった。さらにトップ下のラミレスが出場停止。代わりにサポナーラがスタメン。カプラーリはトップ下も出来るのでこのような状況時も含めて不在は痛い。ただ、プラスの材料もあり、怪我していたリネッティが復活。ヤンクトの古巣対戦は叶わなかくなってしまったが。さらにべレシンスキも怪我が癒えて右SBスタメンに戻ってきた。あとCBは前節ムリエルにかなりやられたトネッリに代わってコリーが先発。私は元々トネッリよりコリーの方がディフェンス力はあると思っているから、良い起用だと思うが。あとはレギュラーの面々が先発。元ウディネーゼ勢はクアリアレッラヤンクト

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 クアリアレッラ(cap)デフレル

(85分コフナツキ)  (74分ガッビアディーニ) 

    サポナーラ

リネッティ   プラート

     エクダル

ムッルー(77分タヴァレス)ベレシンスキ

  コリー アンデルセン

    アウデーロ

ベンチ:GKラファエル、ベレッツ DFレヴェルベ、レジーニ、フェラーリ、トネッリ MFヴィエイラ、ヤンクト FW -

ーーーーーーーーーーーーーー

 一方のウディネーゼはニコラ監督の3-5-2。ヴェラスケス監督の4バックから3バックにシステム変更。変わってからは2勝3分け2敗と健闘はしている。GKは若手アルゼンチン人のムッソ。3バックはオランダ出身だがナイジェリア代表のエコングを中心に右にガーナのオポク、左にオランダ出身のヌイティンク。右WBはデンマーク代表のシュトリガー・ラルセン。左WBはダレッサンドロ。そして中盤では大ベテランのベーラミがキャプテンマークを巻き、あとは期待の若手2人。フォフォナマンドラゴーラが務める。フォファナはサンプに欲しいなぁ。ヤンクトじゃなくてフォファナ獲ってれ・・・・おっと口が滑った。2トップは元サンプのオカカと左に10番デ・パウル。元サンプ勢はオカカだけか

Udinese(3-5-2) 監督:ダヴィデ・ニコラ

 デ・パウル オカカ(76分ラザーニャ)

フォファナ ベーラミ(cap)(42分プッセット)

   マンドラゴーラ

ダレッサンドロ  シュトリガー・ラルセン

 ヌイティンク オポク(77分ツェーゲラール)

    エコング

     ムッソ

ベンチ:GKペリサン、ニコラス DFテア・アフェスト、ドゥ・メオ

MFポンティッソ、イニゲス FWミシン、マチス

備考:年間チケット保有者数 17.050枚(1試合平均170.851euro);芝状態完ぺきではない

★土曜の18:00に行われたアンティチポ。トリブーナには再びイタリア代表監督のマンチョの姿が。誰をマークしているのだろう?本当にクアリアレッラかな(笑)まぁやはりサンプ愛が衰えないから来てくれていると言う事で・・・


<あらすじ>

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=GxcFVka9Xn0&feature=onebox

試合は最初からサンプが攻勢。ホームの熱い声援をバックに前線から連動したプレスをかけ続ける。そしてボールを奪ったら細かく繋ぎ、トップ下のサポナーラにパスが入ると2トップが一気に走り出す。なかなか良い攻撃を見せていた31分、ペナ内ボールを奪いに行ったデフレルがベーラミに倒されてPK獲得!

前半33分 クアリアレッラ(PK)GoooooL:1-0
→クアリアレッラがこのPKを左下にきっちり蹴りこみ先制!もうすぐ36歳のベテランストライカーは、ついにバティの記録に並んだ!!

↑↑©espn.comより

ロスタイム1分。そのまま1-0で前半終了

 ポゼッションはサンプ14分20秒:ウディネーゼ10分30秒。サンプはパススピードが速くてテンポが良い。ただ回しているだけのサッカーではない。ウディネーゼ唯一のチャンスはフォファナのミドルか。やはり彼は良い選手だ。しかしそれもぎりぎり枠には飛ばず、危ないシーンは殆ど無かった

後半9分、クアリアレッラの強烈なFK⇒GK弾いたボールをムッルーが左足ボレー⇒このシュートをオポクが手で止めてしまいハンドで2個目のPK獲得!

後半11分 クアリアレッラ(pk)GoooooL:2-0

→2本目のPKもクアリアレッラ。今度は上にが思いっきり蹴りこんで2点目!この2点を加えてクアリアレッラは現在16得点で得点王も快走中。さらにサンプでの通算得点も64に伸ばして、現在7位のモンテッラにあと2点と迫っている!! 

後半23分 リネッティGoooooL:3-0
→つけパスを受けたクアリアレッラがサポナーラに落とし⇒サポナーラがダイレクトでリネッティにラストパス⇒ペナ内に走りこんだリネッティが思いっきり左足で蹴りこみ追加点!!

 ↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

その後29分にはガッビアディーニがホーム再デビュー。さらに32分にはムッルーに代わって悪い意味で”ドド”2世かと思われていたタヴァレスがついにベールを脱ぐ。正直、このまま1回も出番無しでいなくなると思っていたので良かった。しかしコリーとのディフェンス左側コンビは凶悪犯罪者グループにしか見えない・・・

後半33分 ガッビアディーニGoooooL:4-0
→カウンターからサポナーラが左サイドのクアリアレッラへ絶妙なパス⇒クアリアレッラは左足でアーリークロス⇒完璧なクロスにファーに飛び込んできたガッビアディーニが苦手な右足で押し込んでゴーーーール!ガッビアディーニの”ただいまゴール”は1132日ぶり!サンプを去る最後のゴールもSUDの下で同じウディネーゼ戦とは、運命のいたずらか

40分には大スタンディングオベーションの中、クアリアレッラがお役御免で交代。キャプテンマークはプラートに。しかしプラートのキャプテンマークも結構似合うようになってきたな

ロスタイム3分。そのまま試合終了、4-0!!!!

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ26分59秒:ウディネーゼ22分00秒 

・シュート数はサンプ14本(枠内9本):ウディネーゼ6本(枠内0本)

・PK2本込みの4点ではあったが、内容・結果ともに完勝と言えるだろう

・昨シーズンのアウェイでウディネーゼにやられた0-4をやり返した!

・個人的にはやはり、ジャンパオロサンプはリネッティ。彼がいると失点も減るし勝つ確率も上がる。

エクダルも非常に効いていた。トレイラほどの存在感は無いが、安定感はむしろ上かもしれない。またCBのコリーも良かった

サポナーラが1試合フル出場で良いプレーを見せたのも収穫

タヴァレスも思っていたよりは良かった。ムッルーが成長しているからレギュラーは難しいが、サブとしてはレジーニやサーラ左で使うよりはマシだろう

・そして おかえり、ガッビアディーニ!

 ↑↑©Gazzetta dello sportより

 この結果サンプは6位に浮上。そして次はクアリアレッラの12試合連続ゴールと言う、セリエA新記録がかかっている。ただ相手はアウェイでナポリ戦。そう簡単ではない。まぁ別にディフェンスはめちゃくちゃ強いチームでは無いので、クアリアレッラの記録の方は可能性結構あると思うが、チームが勝たないと全く意味はない。この試合の前で冬のメルカートもいよいよ閉まるので、最後に何か動きがあるのか?それも含めてタヴァレスを試したのかな?現在のチーム状況なら、補強は特にいらないだろう。この勢いでナポリも倒してしまえ!!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA第22節 2019年 2/2(土) 対ナポリ@ナポリ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜2:00)

’18-’19 SERIE A

21試合 9勝6分6敗 勝点33 得点39 失点26 得失点差+13 現在 6位

 

<新企画>管理人の自己満ユニフォーム秘宝館 

 ここでは、「また買ったの?全部同じじゃない?いい加減邪魔だから捨てて」と母ちゃん、そして嫁さんと2世代に渡って言われ続けながらも、着々とタンスに入りきらずに貯まってしまったサンプユニの数々。自分がプレーする時もあまり汚したくない物は着たくないし、部屋に飾るスペースも無い。のでせめてここで懐かしい選手の思い出と共に毎回紹介させて頂ければと・・・まぁただの、自慢にもならない自己満ですが・・・

 

 

numero002

シーズン:2013-14 サンプドリアHome 

メーカー:KAPPA

選手:Stefano Chuka OKAKA 9 ステファノ・オカカ・チュカ

第2回は私好みのストライカーだったオカカ。もちろんこの試合の前に対戦相手のウディネーゼに加入したから思いついた 

16歳にしてローマと言う強豪でセリエAデビューしたので、ものすごく将来は嘱望されいてた。イタリアで生まれてイタリア代表にも選ばれたことはあるが、両親はナイジェリア人。そのアフリカ人特有の強靭な身体能力を生かして、信じられないようなゴールを決める事が有る。私もサンプ時代のカターニャ戦、そしてトリノ戦のオカカにしかできなそうな個人技ゴール2つに魅せられてしまい、思わずユニを買ってしまった。不遇の20代前半を過ごしたが、サンプでついにその素質が花開いたかと思ったが、サンプでも尻すぼみに終わる。信じられないようなゴールは決めるが、簡単なゴールを外したり決定力不足。実はすごい真面目でディフェンスもかなりやる為に、逆に攻めの時に良い場所にいなかったり。ポストも強いが、とにかくストライカーの割りに得点が少ない。去年サンプに居たサパタ引く得点力みたいな選手で、有り余る素質を生かし切れていない、少し残念なプレーヤーだと私は思う。まぁ、デビューが早かったのでプロ生活もう15年目だがまだ30歳にもなってないので(現在29歳)、ここから花開く可能性も無いことは無いが。 

このユニはサンプがセリエAに復帰して2年目の2013-14シーズンの物。KAPPA時代が長く続いていた時代で、特にこの頃ホームユニは殆ど変化がなかった(まぁ常にそうとも言えるかもしれないが)。しかし細かく見ると2012-13ユニからはいくつか変化は見られる。カッパのロゴが肩から鎖骨に少しだけ下がった事、ブルチェルキアータの帯の位置が気持ち下がった事。スポンサーはgamenetからgamenet.itにマイナーチェンジされ、場所が帯の下から上に変わった。あと、一番の差は襟が付いた事か。コンバットシリーズと呼ばれたピッチピチのカッパユニ。その中でこの2年の差を即答えられたら、かなりのサンプ通と言えよう。


2018-19 SERIE A 第20節 Fiorentina 3-3 SAMPDORIA 様々な事があったが引き分け

2019-01-25 22:16:35 | ほぼ週刊サンプ通信 '18-'19

SERIE A 第20 1/20(日) 15:00@アルテミオ・フランキ(フィレンツェ)  主審:ディベッロ氏(Brindisi出身)

サンプドリア 3-3 フィオレンティーナ 

             (前半1-1)

・前半34分フィオレンティーナ[1] ムリエル

・前半44分サンプドリア[1] ラミレス

・後半25分フィオレンティーナ[2] ムリエル

・後半35分サンプドリア[2] クアリアレッラ(PK)

・後半40分サンプドリア[3] クアリアレッラ

・後半48分フィオレンティーナ[3]ペッツェッラ

↑↑©gazzetta dello sportより

先制され追い付き、突き放されるが数的優位を生かして逆転に成功。しかし最終的にロスタイム最後の最後に追い付かれる

クアリアレッラの脅威の10試合連続ゴールも・・・・惜しくも勝利には結びつかず

【試合前情報】

 さて先週TIM CUPで2019年初試合で負けて敗退してしまったが、カンピオナートは2019年初戦。そしてちょうど後半戦開幕戦と言う事で、この日程は年明けでちょうど半分折り返すという事でキレイでわかりやすくて良いと思う。8位のサンプと10位のフィオレンティーナは勝点3差。やはり最後の最後までヨーロッパを争う事になるであろう直接のライバル対決と言える。昨季はヴィオラとの対戦は2戦2勝。ただ、今季は開幕戦で対戦するはずだったがジェノヴァの橋崩落事故の影響で延期になり、9月19日に対戦している。その時は1‐1の引き分け。

https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/2841dfaa79fdf99ccc144ea068cb8d15

直近6試合

  1. 2019/09/19 SAMPDORIA 1-1 FIORENTINA
    13'(1°T)SIMEONE, 15'(2°T)CAPRARI
  2. 2018/01/21 SAMPDORIA 3-1 FIORENTINA
    30'(1°T) F. QUAGLIARELLA, 15'(2°T) F. QUAGLIARELLA,
    23'(2°T) F. QUAGLIARELLA 35'(2°T) C. SANCHEZ
  3. 2017/08/27 FIORENTINA 1-2 SAMPDORIA
    5'(2°T) M. BADELJ 32'(1°T) G. CAPRARI, 35'(1°T) F. QUAGLIARELLA
  4. 2017/04/09 SAMPDORIA 2-2 FIORENTINA
    5'(1°T) B. FERNANDES, 26'(2°T) R. ALVAREZ 15'(2°T) G. RODRIGUEZ, 44'(2°T) K. BABACAR
  5. 2016/11/06 FIORENTINA 1-1 SAMPDORIA
    37'(1°T) F. BERNARDESCHI 12'(2°T) L. MURIEL
  6. 2016/04/03 FIORENTINA 1-1 SAMPDORIA
    24'(1°T) J. ILICIC 39'(1°T) R. ALVAREZ

ここ6試合はサンプの2勝4分け。最近はなかなか相性が良い。個人ではクカリアレッラとカプラーリがヴィオラ相手に良くゴールを挙げている。カプラーリはサンプに来る前年の2016-17ペスカーラ時代もフィオレンティーナ戦2試合で共にゴールをあげている。そして昨年も1得点。


さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。前節からの変更は2人だけ。まずコッパイタリアのミラン戦でリネッティが怪我してしまったので、左MFはヤンクトが先発。そしてGKにアウデーロが戻ってきた。DFはベレシンスキがケガから復活したが、まだベンチスタートで右SBはサーラ。あと2トップの我らがキャプテンクアリアレッラの相棒はデフレルではなくて再びカプラーリが先発。注目の新加入ガッビアディーニもとりあえずベンチから。ちなみに試合前のインタビューでジャンパオロはFW陣の移籍について「デフレルは残留してコフナツキが旅立つだろう」と語った。あとは現在のレギュラー達。トップ下はラミレス、右プラートにアンカーエクダル。左SBムッルー、CBトネッリ&アンデルセンも変わらない。元フィオレンティーナ勢はサポナーラ。

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 カプラーリ クアリアレッラ(cap)

(69分デフレル) 

    ラミレス(46分サポナーラ)

ヤンクト(74分ガッビアディーニ)プラート

     エクダル

ムッルー      サーラ

  アンデルセン トネッリ

    アウデーロ

ベンチ:GKラファエル、ベレッツ DFコリー、レジーニ、タヴァレス、ベレシンスキ、フェラーリ、ロランド MFヴィエイラ FW -

ーーーーーーーーーーーーーー

一方のフィオレンティーナはピオリ監督の4-3-3。まず一番の変化は、冬のメルカートで元サンプのムリエルが加入した事。サンプ復帰の噂も少しあったが、結局彼が行ったのはフィオだった。キエーザ息子シメオネ息子ムリエルの3トップはなかなか見どころがある。サンプとの争いを制して取ったピアツァは活躍できずに控えに追いやられており、個人的にサンプキラーだと思っていたババカルは移籍していなくなった。GKは”フランスのドンナルンマ”と言われているラフォント。右SBはセルヴィア代表のミレンコヴィッチ。左SBは個人的にサンプに欲しいビラーギCBはアストーリの意思を継いでキャプテンとなったペッツェッラヴィトール・ウーゴ。中盤はE・フェルナンデスをアンカーにヴェルトゥ、そしてローマから加入したジェルソン。元サンプ勢はそのムリエル。あと元サンプではないが、サンプのアイドルのキエーザの息子フェデリコ・キエーザがいる。

FIORENTINA(4-3-3) 監督:ステファノ・ピオリ

     シメオネ(46分ダボ)

ムリエル(77分ロリーニ) キエーザ

ヴェルトゥ    ジェルソン

   E・フェルナンデス■39分

ビラーギ      ミレンコヴィッチ

 ヴィトール・ウーゴ ペッツェッラ(cap)

  (86分ミララス)

     ラフォント

ベンチ:GKブランコリーニ、ドラゴウスキ DFチェッケリーニ、ハンコ

MFノルガールド、エイゼリック、ベナッシ FWピアツァ、テレオー

備考:年間チケット保有者数 21.219枚(1試合平均272.004euro),有料入場者数6.625枚(77.322euro);芝状態良好

★日曜の15:00、レギュラータイムから行われた後半戦の開幕戦。サンプは白-白-白のアウェイユニ


<あらすじ>

ハイライト動画https://www.youtube.com/watch?v=36o220IOlHQ&feature=onebox

試合は最初からフィオレンティーナが攻勢。前線の3人のスピードにかなり手を焼く。この3人、主にキエーザとムリエルに決定的なチャンスを3つ位作られるが、決定力不足にも助けられなんとか無失点。この日の審判ディベッロは試合をうまくコントロールできずに、試合が徐々に荒れていく。フィオはE・フェルナンデス、サンプはラミレスを中心にナーバスになっていき・・・共にイエローを貰ってラミレスは次節出場停止。その後

前半34分 ムリエルGoal:0-1 

→左サイドからひたすらスピードに乗ったドリブルで突破したムリエル。中盤から40mぐらいぶっちぎって、最後は追いすがるトネッリとサーラをものともせずに、飛び出すGKを左足のシュートでうち破る。ムリエルはセリエA復帰弾、サンプへ敬意を表して喜ばず

↑↑©fantmagazineより

しかし、前半39分にE・フェルナンデスがラミレスへの後ろからのスライディングタックルで2枚目のイエロー、退場!これで息を吹き返したサンプ

前半44分 ラミレスGoooooL:1-1
→ゴールほぼ正面、約25mでフリーキックを得たサンプ。このボールに向かうのはラミレス。左足から放たれたボールはきれいな虹を描いて、
右のポストの内側に当たってゴール!ブチ切れまくっていたラミレス、意地の同点弾!!ラミレスの得意な位置だったので、私も蹴る前から入りそうな予感がした。

↑↑©sampnews24より

ロスタイム1分。そのまま1-1で前半終了

 ポゼッションはサンプ12分04秒:フィオレンティーナ15分14秒。フィオレンティーナの方が押していたが、退場で流れが変わるか。ただ、サンプは昔から数的優位を生かすのが下手であるが、最後に追いつけたのがデカい。

後半、ヴィオラはFWシメオネ息子に代えてMFダボを投入。4-3-2にしてバランスを取り戻しにいく。一方のサンプは、同点のFKは素晴らしかったが、いつ2枚目のイエローを貰ってもおかしくなさそうだったラミレスに代えてサポナーラ投入。これは良い采配だと思う

 

後半25分 ムリエルGoooooL:1-2
→ムリエルのスーパーゴール

サンプ時代にも何回か見たやつだ。中盤より手前自陣でキエーザのつけパスを、ヒールでワンタッチ。アンデルセンをこのターンでかわし、当たりに来たムッルーを身体の入れ替えでかわしスピードに乗って独走。トネッリもスピードで近寄らせず、そのままシュート・・・再びリードを許す・・・

数的優位になって、キエーザとムリエルのスピードに乗ったカウンターだけ気を付ければ良いってあれほど言ったのに!(←誰に?笑)

なんとか反撃を試みるサンプは29分、ついに満を持してガッビアディーニ・マークⅡを投入

↑↑©fiorentinanews.comより

そのかいあったか35分、ぺナ内でサポナーラの浮き球パスをウーゴが思わず手で止めてしまってPK!

後半36分 クアリアレッラ(pk)GoooooL:2-2
→そのPKをクアリアレッラが思いっきりど真ん中に蹴りこんで同点!クアリアはなんとバティの記録にあと1試合と迫る10試合連続ゴール。13得点目!!

↑↑©gazzetta dello sportより

 

後半40分 クアリアレッラGoooooL:3-2
→その直後、ガッビアディーニの長いつけパス⇒クアリアがクサビで受けてターンして、DFを引きずりながら泥臭くゴーーーール!ついに逆転!!クアリアレッラは得点ランキング1位に並ぶ14得点目

 

 

しかしこのまま終わらないのがサッカー・・・

ロスタイム3分

 

後半48分 ペッツェッラGoooooL:3-3
→キエーザのペナ内からのクロス⇒エクダルが懸命にヘッドでクリアしようとするが、逆にファーポストに絶好のアシストになってしまう⇒詰めてきたペッツェッラがこれを押し込んで、最後のワンプレーで同点に追いつかれる・・・

そのまま試合終了。3-3

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ25分43秒:フィオレンティーナ27分51秒 

・シュート数はサンプ9本(枠内5本):フィオレンティーナ8本(枠内4本)

・スーパーゴール、退場、華麗なFK、PK、終了間際の劇的ゴール、本当に盛りだくさんの引き分け

・前半、特に退場者が出る前までは圧倒的なフィオレンティーナペース

・後半はサンプ13分39秒:フィオレンティーナ12分37秒が示す通り、さすがにサンプが盛り返したが

・やはりサンプの数的優位の生かし方はあまり上手くない

ムリエルの2ゴールは正に、我々ドリアーノがよく知ってる良い時のムリエルの物。スゴ過ぎ

ガッビアディーニは上々の再デビュー。次はスタメンで見てみたい

(⇒と言っていたらその後、カプラーリが右足腓骨骨折で約2,3ヶ月離脱と言う悪いニュースが飛び込んできたので、どうやら次節本当に即スタメンあるか?)

・最後の最後に勝ち試合を引き分けに持ち込まれたからもったいないが・・・

・ジャンパオロも言っていた通り、内容、特にDF陣は良くなかったので妥当な引き分けかもしれない

・ムリエルのスーパーゴールで勝ち越された時は、もうこのままフィオが勝ちそうなスタジアムの雰囲気だったし

・ヤンクトが悪かったわけではないが、3点もあっさり取られたのは実はリネッティが不在ったからだと私は思っている

・こんな事を思うようになったのは、私も歳をとった証拠か(-_-;)

・ダメだ、こんなんじゃ!やっぱくやしぃーーーーーー

 この結果サンプは8位のまま。依然4位から12位までが勝点8差の中でひしめく、中位の団子状態は変わらない。勝てる試合をきっちり勝たないと・・・次はホームでのウディネーゼ戦。その後アウェイでナポリ戦と言う事も考えると、15位に沈むウディネーゼ戦ははもはや確実に勝たなければならない試合。リネッティ、カプラーリなど少し怪我人が目立ってきたが、残留はさすがに問題ないと思う。コッパが無くなった今、上の7位までも目指せなくなって何も目標が無くなってしまうのだけが怖い。

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA第21節 2019年 1/26(土) 対ウディネーゼ@ジェノヴァ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜2:00)

’18-’19 SERIE A

20試合 8勝6分6敗 勝点30 得点35 失点26 得失点差+9 現在 8位


TIM CUP Best 16 SAMPDORIA 0-2(延長) Milan コッパ敗退・・・

2019-01-23 01:27:06 | ほぼ週刊サンプ通信 '18-'19

TIM CUP [Best 16] 1/12(土) 18:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:パスクア氏(Tivoli出身)

サンプドリア 0(延長)2 Milan(前半0-0)

・延長前半12分ミラン[1] クトローネ

・延長後半3分ミラン[2] クトローネ

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

試合は支配するがあと一歩、点が取れず・・・延長の末コッパイタリア敗退。

負けた気がしないだけに残念な敗退。このエクダルは相当良かったが…

【試合前情報】

 サンプは2週間の長い冬休み明けで最初の試合となる。12月にコッパイタリア4回戦、SPALを下して順当にこのBest16にコマを進めたサンプ。通常ならシードのミランのホームで試合をやりそうな物だが(カルチョ政治のミランとサンプの力から考えても)、珍しくサンプホームでの試合となった。まぁインテルがホームを使用し、インテルの方が昨季の順位が高いからと言うのはわかるが、イタリアサッカー界としては珍しい決定だ。この優遇を生かすべく、サンプティフォージもチームを鼓舞する。正直スクデットが簡単ではない昨今、逆に狙えるタイトルはこのコッパイタリアしかないと。元来サンプはコッパ結構得意だった。1984年から94年までの10年間で、なんと4回も優勝している。いわゆるサンプドーロ(Samp D' Oro=サンプ黄金期)時代であるが。近年ではカッサーノが在籍していた2008-09年に決勝まで行って、ローマのスタディオ・オリンピコでラツィオと対戦(決勝開催地は元々決まっていて、偶然だったがアウェイ)。PK戦の末、カッサーノがPKを外して負けたのは記憶に新しい。

 近年、日程の影響も多分にはあるが、基本的にはコッパはターンオーバーを敷いてそれほど力を入れていない。これはサンプだけでは無く、どのクラブも似たようなものではあるが。しかしサンプのウルトラスはその姿勢にあまり賛成しておらず(私もある程度同感)、本気でコッパも狙いに行け!と。これが今回試合の1週間前にジェノヴァの街に掲げられていた横断幕

" 12-1 La Nostra Coppa" UTC

=「1月12日、俺たちのコッパ(イタリアの試合)」

↑↑©pictame.itより

さて、更新が追い付いていないが、ミランとは今季すでに1度アウェイで対戦しており、2-3で負けている。先制され、逆転して、また再逆転されて負けた。しかしアウェイながら全然内容は悪くなく、むしろ繋ぎとかは勝っていた印象。しかしサンプを得意とするスソの1撃にまたしてもやられてしまった感じだ。そのスソは今日いない。しかもホーム。勝たなければならない!

ちなみに昨年のホームでの対戦では2-0で勝っている

https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/2ba030fed5e043823c247f071fe5132f


さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。今回のコッパイタリアの日程はミッドウィークではなく、しかも2週間休み明けで次の試合もまた1週間後と言う事で、さすがにジャンパオロも本気のスタメンで臨んできた。唯一違ったのはGK。アウデーロではなく、控えのラファエルを起用。まぁGKは特に出場機会が無いからわからんでもないし、すべて結果論ではあるが私はGKもアウデーロで臨んで欲しかった。

DFはベレシンスキがまだケガから戻れず、右SBはサーラ。あと2トップの我らがキャプテンクアリアレッラの相棒はデフレルではなくてカプラーリが先発。ここのレギュラー争いは、トップ下含めて熾烈になっている。あとは現在のレギュラー達。トップ下はラミレス、右プラート、左リネッティにアンカーエクダル。左SBムッルー、CBトネッリ&アンデルセンも変わらない。ちなみにベンチにはレジーニバッレートが戻ってきてる。元ミラン勢はサポナーラ

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 カプラーリ クアリアレッラ(cap)

(94分デフレル) (延長5分コフナツキ)

    ラミレス(76分サポナーラ)

リネッティ(20分ヤンクト)プラート

     エクダル

ムッルー      サーラ

  アンデルセン トネッリ

     ラファエル

ベンチ:GKベレッツ DFコリー、レジーニ、タヴァレス、フェラーリ、ロランド MFヴィエイラ、バッレート FW -

ーーーーーーーーーーーーーー

 一方のミランはガットゥーゾ監督の4-3-3。GKは2人のドンナルンマではなく天敵レイナ。DFは右には若手の元サンプのアバーテ。中央はキャプテン同じく元サンプのロマニョーリとサパタの従兄弟のサパタ。左SBにスイス人ぽくないスイス代表のロドリゲス。MFは大好きな名前のバカヨコをアンカーにケッシエと冬のメルカートで加入してこの日がデビュー戦となるブラジル人パケタ。3トップはサンプ戦に強いスソが怪我で不在のために右にカスティジェホ、左に10番のチャラノーグル(イタリア語ではこう言ってる)。CFは不振が問題になっているイグアイン。ベンチにはDFコンティがケガから503日ぶりに戻ってきている。ミランはアウェイで5試合勝ち星無し。元サンプ勢はロマニョーリ、アバーテ、ストリニッチ

Milan(4-3-3) 監督:ジェンナーロ・ガットゥーゾ

    イグアイン(111分ラクサール)

チャラノーグル    カスティジェホ(91分クトローネ)

 パケタ(84分ボリーニ)  ケッシエ

     バカヨコ

ロドリゲス      アバーテ(99分コンティ)

 ロマニョーリ(cap) サパタ

     レイナ

ベンチ:GK G・ドンナルンマ、A・ドンナルンマ DF ムサッキオ、ストリニッチ、S・シミッチ

MFマウリ、ベルトラッチ、モントリーヴォ FW -

備考:有料入場者数14.854枚(315.715euro);芝状態良好

★土曜の夜18:30から行われた試合にしては、そしてコッパにしてはなかなか入ってると思う。UTCの呼びかけも少しは意味があったか。観客席にはレオナルドマルディーニのミランフロント勢もいたし代表監督マンチョの姿も見えた。私の世代にはたまらない


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=PZRedwmlJ-A&feature=onebox

試合は最初からサンプが攻勢。高い位置からプレスが良くかかって、ボールを奪ってから鋭い攻めを見せる。クアリアレッラのシュートのこぼれをカプラーリが押し込みに行くところを倒されてPKかと思いきや流されてノーファール。しかし前半20分にリネッティがケガでヤンクトと交代。思わぬアクシデントだが出場機会が少ないヤンクトにとっては逆にチャンスか。前半はラミレスにチャンスが多く集中して、少なくとも3本は有ったが決めきれず。ロスタイム3分、そのまま0-0で前半終了

 ポゼッションはサンプ13分20秒:ミラン13分27秒だがシュート数はサンプ7本(枠内3本):ミラン5本(枠内2本)とデータが示す通りサンプの方が押していた。

↑↑©Milan Ufficialeより 久々に長時間出場したヤンクト。この日の彼はなかなか良かった

 後半もサンプの攻勢は変わらず。特にラミレスに代えてサポナーラを投入してから何本か決定機が。しかしこの日はGKレイナの日だった。ことごとく決定的なチャンスを防ぐ。珍しくエクダルも決定的なミドルを放つなど、エクダルがここまで押し上げていた事自体が、サンプが押していた事を証明するがとにかく得点が奪えず。後半もロスタイム3分を経て無得点のまま終了。延長戦へ

延長6分にスルーパスに抜け出したサポナーラが1対1をGKにぶち当て。その後のCKからエクダルがニアでヘッドでファーポスト、フリーのコフナツキが押し込もうとするが上手くミートせず、ゴールラインぎりぎりで防がれる。押しながら点が取れないと逆にやられてしまうのがサッカーの常・・・ 

延長前半12分 クトローネGoal:0-1 

→右サイド、503日ぶりに嬉しい復帰出場を果たしたコンティからのクロス⇒GKの手前で突っ込んできたクトローネがダイレクトボレーで合わせて、ついに均衡を破る・・・

↑↑©Milan Ufficialeより

しかしサンプも気落ちせずにチャンスを作り、右サイドからのクロスをペナ内でコフナツキがフリーで合わせるが、またしてもレイナがファインセーブ。これで終わった。その直後に・・・

延長後半3分 クトローネGoooooL:0-2
→カウンターからチャラノーグルの大きなアーリークロス⇒GKラファエルが飛び出そうとするが間に合わずに躊躇⇒突っ込んできたクトローネがダイレクトボレーループ⇒ボールはGKを嘲笑うように頭を越してゴールに吸い込まれていく・・・ダメ押し

 ↑↑©il secolo XIXより

ロスタイム1分。そのまま試合終了。0-2

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ54%:ミラン46% 

・シュート数はサンプ26本(枠内12本):ミラン21本(枠内8本)

・サンプのTIMカップはここで終了。ここ最近、常にベスト16だな・・・

・内容が良かっただけに悔しい。ミランはスソがいなければ大した事ない

・正直GKの差が大きかったかな。アウデーロの不在を感じさせたラファエルと、ドンナルンマ不在を全く感じさせずに当たっていたレイナ。こいつもサンプに強いムカつくやつだ

↑↑©Milan Ufficialeより

  残念ながらTIM CUPは敗退となってしまったので、あとはセリエAに集中するしかなくなった。タイトルを逃しただけでなく、出場機会が少ない準レギュラー選手の出番を与える場所が無くなるという意味でも残念過ぎる敗退だ。今年の組み分けはチャンスだったのに・・・

しかし朗報も一つ。冬のメルカートでサウサンプトンの元イタリア代表FW、そんな回りくどい言い方する必要なかった。

DERBYで〇ェノア相手に悪魔の左足で、ゴールに吸い込まれるような決勝点を決めた我らが元サンプの

マノーロ・ガッビアディーニ

の復帰が決まった。

移籍金は300万ユーロでレンタル、その後900万ユーロでの完全移籍義務つき。ガッビアディーニはサンプドリアからナポリへ移籍し、その後イングランドに渡っていたのでサンプには4年ぶりの帰還か

 

これじゃなかった。これは姉ちゃんだ

久しぶりに嬉しい新加入選手だ。クアリアレッラⅡと同じく、ガッビアディーニⅡにも前回を上回る活躍を期待したい。その左足は間違いなく本物。ただナポリではポジションとその他の選手、サウザンプトンでは監督に苦しめられた。まだ27歳と全然老け込む歳ではない。次週はいよいよセリエA後半戦のスタート。アウェイで難敵フィオレンティーナ。ヨーロパリーグを争う直接のライバルとの対決と言えよう。負けられない!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA第20節 2019年 1/20(日) 対フィオレンティーナ@フィレンツェ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

’18-’19 SERIE A

19試合 8勝5分6敗 勝点29 得点32 失点23 得失点差+9 現在 7位


Happy New Samp 2019!!

2019-01-02 01:41:45 | ほぼ週刊サンプ通信 '18-'19

サンプファンの皆様、洗脳されつつある潜在的サンプファンの皆様、このBlogに間違えて入ってしまったその他のファンの皆様

あけましておめでとうございます‼

10月から個人的に多忙で、全く更新できておらず申し訳ありません。

死んだわけでもサンプが嫌いになったわけでもないのですが、個人的に転職したりしてバタバタしており更新が滞っています・・・

試合は相変わらず全て追いかけてますので、書きたい内容は貯まっております。

幸い、サンプはなかなか好調をキープしているので、この年明けをきっかけに急ピッチで現在に追いつきたいと思います!

しばらくリアルタイムではなくて、もう忘れてしまっている古い試合からの更新になるかもしれませんが、10年後にサンプの昔の試合を振り返りたくなった時のデータベースの意味も込めて、順番に更新していきたいと思います。お許しを~

 

2019年はこんな感じで↑↑

 2019も作るのに苦戦しました。19はここ最近、ずっと不名誉キャプテン?のレジーニの物です。さすがに彼のユニを買う勇気はないので、やはり3人の選手に頼らざるを得ませんでした^^;背番号19と言うとそれ以外だとMFのフランチェスキーニが頑張っていましたかね。派手ではありませんでしたが、左ハーフとセンターハーフで3年はレギュラーを張った良い選手でした。サンプでは通算100試合で9ゴールですね。現在はイタリアU-18の監督をやっているようです。彼のユニも持っていなかったので、強引に

-20 ファン・セバスチャン・ヴェロン(96-97サンプ3rdユニ)

-1 マテオ・セレーニ(99-00サンプGKユニ)

-9 ファビオ・バッツァーニ(03-04サンプ3rdユニ、直筆サイン入り)

 20番のヴェロンは去年も書きましたが、あと81年ぐらい変えなくても良いという事で・・・言わずも知れた元アルゼンチン代表のスターですね。試合前のスタジアムでのアップで、ピッチの端から端まで使った彼とマンチーニのロングパス交換は圧巻でした。

 1番のセレーニはサンプユース出身のGK。レンタル生活や2ndキーパーを務めた後に、1999~2001までの2年間サンプの正GKで活躍。その後は自身の代理人だった妻のわがままにやや振り回される形で、イングランドに行ってイプスウィッチ・タウンでプレーしたり、またイタリア戻ってきてラツィオのサブやトリノの正GKを務めました。GKとしての力はなかなかの物で私はしばらくサンプの正GKで居座って欲しかったのですが、彼がサンプにいた時はサンプも最悪の経営状況かつセリエBだったので、彼を留めることが出来なかったのでしょう。当時25歳ぐらいのセレーニが練習場にフェラーリで来るのを見て、やっぱりイタリアのプロサッカー選手はセリエBでもすごいんだなと思った事は鮮明に覚えています。ただ、当時のカルチョ界は今より潤ってましたし、セレーニが当時のサンプのメンバーでもおそらく上位を争う高給取りだったのも事実でしょう。

 最後に9番は色々候補がいました。当たり前ですが、9番と言えばエースストライカーの番号。サンプの歴代9番もスターが揃っています。ヴィアッリから始まってモンテッラやバッツァーニ、ポッツィ、ムリエルなど。ただ今年は9番不在です。その中で今回選んだのは2002-03のセリエA昇格の立役者バッツァーニ。サンプには2002‐2007まで在籍(その間、半年だけラツィオに移籍した)。フラーキとの抜群のコンビでゴールを量産しました。そのコンビは往年のマンチョ&ヴィアッリを思い出させるものでした。このユニを貰った2003-04がおそらく彼のキャリアハイで、代表にも選ばれたりしましたが、その後ケガもあり尻すぼみになってしまったのは少し残念でした。39歳となる2015年までセリエDのメッツォラーラと言うチームで現役を続けたように、サッカーが好きで熱い男でした。またバスケ好きも有名で、フォルティテュード・ボローニャの熱狂的なティフォーゾとしても知られています。

 


 

 ところで、先日のユーヴェvsサンプは久しぶりにサンプクラブ東京の面々が集まって観戦しました。当初、年末であまり人数が集まらないかと思って、ユーヴェクラブに合同観戦を持ちかけたところ思いのほか人が集まり、最終的にドリアーニ6人、ユヴェンティーノ15人、なぜかその他も4人ぐらい(インテリスタ、ナポリターノ、ペスカレーゼ)いましたが、なかなか盛り上がりました。最後の最後の試合結果以外は…

また、日本のコアなドリアーノもさらに増えるように祈っております。

 さて今季のセリエAは年末ぎりぎりまで試合をやって、現在約3週間の休みに入っております。ちょうど前半戦19試合を終えて7位につける我らがサンプ。4位から12位まで勝点7しか差が無いというダンゴ集団の中ではありますが、逆に言うと4位のラツィオとも勝点差わずか3。最後の逆賊ユーヴェ戦に仮に勝っていれば、4位だったんですねー。今季は好調だった昨季の前半戦と比べても、結果的には勝点1しか変わってません。得点は4点少なくなってますが、逆に失点も6点少なくなっており安定感は増してると。GKアウデーロの力もあるかな?今季は冬のメルカートも次節の前までに閉まるので、かなり短くなりました。おそらくサンプも大きな動きは無いと予想します。また、する必要ないと思います。

正直、残留の心配はよっぽどの事が無い限り心配する必要はないでしょう。ただ、逆にここ数年のように全く上も下も目標もなくなってしまうのは、非常に物足りない。そこで何とか最低でもEL圏内は目指さないと・・・ジャンパオロ政権3年目。やっているサッカーはある程度結果として出ています。ただ、フオリクラッセをずっと留めておけないサンプの懐事情が変わっているわけではありません。その中で近年のナポリのように、毎年の平均的な目標をワンランク上げたい。常に最低でもヨーロッパリーグは安定して狙えるクラブには戻って欲しい。さらに今期のコパイタリアは、次はベスト8でミラン戦。なぜかホームでできるという珍しいカルチョ政治界であり得ない幸運に恵まれました。コフナツキやヤンクトと言った、力はあるがやや出場機会不足で不満気味な選手たちを生かすためにも、コパは優勝を狙って欲しい。元来サンプはコパイタリア得意なクラブだったはずなので!


↑↑こんなシーンがいっぱい見られますように

それではドリアーノの皆様、今年もよろしくお願いします。

↑↑新幹線の中より筆者撮影+サンプ加工

Foooooooorza Saaaaaaamp!! 

次節:セリエA第2節 2019年 1/20(日) 対フィオレンティーナ@フィレンツェ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

’18-’19 SERIE A

19試合 8勝5分6敗 勝点29 得点32 失点23 得失点差+9 現在 7位