カメラを片手に

茅舎忌で絶句のセミは

昨日は久しぶりの日の光で太陽光発電も7月最大の発電量を示す。またも
夕方からの突然の強い雨、だが小一時間ほどで収まり、今朝は晴れることを
祈っていたが、午前7時頃に野菜の収穫中に小雨が・・・また雨、うんざりだ。
変わりやすい天候、雲が南へ流れ、春日奥山はやっと午前11時頃には顔を
見せれば、クマゼミも鳴き始め、一段と蒸し暑さが増しそうな奈良です。
      11時

7月17日は本来ならば祇園祭・前祭(さきまつり)、山鉾巡行のはず。だが
COVID-19で榊を手に裃姿の50人が小雨降る中、山鉾なしで四条通を御旅所
迄巡行されている。新しい形?だが寂しいですね。

また今日は『茅舍忌』でもあり、俳人『川端茅舍・ぼうしゃ』の1941年の忌日、
高浜虚子に師事し、句風は宗教観をこめ単純化の極致を示す「茅舎浄土」と。
命名はホトトギス三羽烏の「中村草田男」で、茅舎独自の境地を言い当てる。
しかし茅舎は、正岡子規と同様に、脊椎カリエスで10年の闘病生活、詠んだ句
ツクツクボウシの声も煩く響いていたよう だ。
法師蝉しみじみ耳のうしろかな」 茅舎

43歳の絶句は死の前日に泣きながら書かれた
石枕してわれ蝉か泣き時雨しぐれ』 川端茅舍
夏用の石枕の冷たさが、道半ばの無念さを表します・・・
このセミの種類は、「ニイニイゼミ」よりも多分「アブラゼミ」になるのでは。

サンルームの前にゴーヤのカーテンが出来あがりつつある。
実も5個ほど成り、垂れさがり

食べごろを迎えた「ゴーヤ」、
       

昨年はゴーヤに「アブラゼミ」が鳴いていたが、喧しさはクマゼミに挙がる。
      

「クマゼミ」の北限は新潟から関東南部といわれる。
だが地球温暖化で東北に達するのも時間の問題かもしれない。

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