カメラを片手に

若草山へ、④若草山から下山を

今朝は2.6℃の小雨降る冷たい朝を迎え、春日奥山も雨に煙っております。
この雨が上がると、TVから数年に一度の年末寒波が襲来し、今夜から第一波は
北海道、明日は北陸から東北地方に襲来し、奈良でも28日から29日は雪が?。
9時

若草山へは、前回③若草山頂上の鶯山古墳まで、下山を・・・。


若草山は標高342メートル、面積33ヘクタールで三つの丘からなり、夏には青々
とした「ノシバ」という日本自生種の芝生に覆われています。実はこのノシバの
生育にはシカが大きく関わり、堅い殻に覆われたノシバの種は、シカがノシバの
葉と共に種を食べても、シカの歯や胃液による消化などから堅い殻が種は守られ、
さらにシカの胃の中で、胃液と体温(40度程度)で殻は溶けて発芽できる状態に
なります。その後未消化の種は糞と伴に山に蒔き散らかされ、発芽に至ります。
2018.7

こうして古来より、緑の芝生は保たれ、1月の第4土曜日の若草山山焼きでも
ノシバの種は焼け残り、灰の栄養も得て芝の生育に役立っております。
なお今年の若草山山焼きは1月26日(土)18時15分より奈良礼賛大花火、続き
18時30分から点火の予定に。
 昨年1月27日(土)

下山(入山)は3月第3土曜日から12月第2日曜日で、現在閉山中ですのでご注意を。
3丘目にあたる展望台から、右側の鞍部に小さな料金所があり入山料は150円で、
細い鞍部を通り第二丘に至ります。


気持ちの良いなだらかな丘を下リ始めると、眼下に東大寺大仏殿

そして後方には、明治建築のレンガ造りの元奈良少年刑務所、
国の重要文化財に指定され、2020年にはホテルとして生まれ変わります。


第一丘の点前に一つの結界石が、右上1/4に区割り残り3/4は東大寺旧境内と


若草山の山焼きの起源は、東大寺と興福寺の境界争いとするのは俗説で、
農家の山焼き、放火防止そして牛墓の妖怪出現防止などとされます。
北側への登山道と別れ、急な南側を怪我をしないようにゆっくりと下ります。
東大寺大仏殿も大きく見えてきました。

若草山山麓の右側に若草山山焼きの聖火が点火される野上神社まで来ました。


牛墓の妖怪を鎮めるためか、北側にあった神社も一緒に
合祀されたそうで、「石荒社」や「南無春日大明神」と
銘刻された線刻の地蔵像様と不明な石も。

更に下り、奈良新公会堂では最後の紅葉が・・・
 

春日野園地から振り返ると、奈良新公会堂の後ろに下りてきた春日奥山と
若草山が・・・

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