カメラを片手に

多聞城跡より東大寺を望む

今朝は-1.5℃と冷え込み、日差しは僅かで時折雪がちらつき、最高気温は
6.8℃と真冬並みの寒さにブルブルな一日になりました。
      14時、5.5℃、54%

今日の誕生日の花は「フクジュソウ・福寿草、献歳菊 」 Adnis
キンポウゲ科の多年草で小さな黄色い花が集まるように咲き、古くから福を
招き、長寿を意味する花として親しまれてきたおめでたい花です。
江戸時代に春を一番に伝える花ということで、「福告ぐ草(フクツグソウ)」
という名前で呼ばれており、別名は「元日草」や「朔日草・ツイタチソウ」 
花言葉は「思い出」
      富山県中央植物園より

1200年前、823年の今日、最澄没後に嵯峨天皇の勅により比叡山寺の寺号を
開創時の年号をとった「延暦寺」に改められる。
始まりは延暦7年(788年)、最澄が薬師如来を本尊とする一乗止観院という草庵
で、現在は比叡山延暦寺が正式名となる。
最澄の念願は比叡山に、国家公認の僧となるための儀式を行う「大乗戒壇」を
設立することで、当時戒壇」は日本に3箇所(奈良・東大寺、筑紫・観世音寺
、下野国・薬師寺)だった。
認められたのは822年、最澄の死後7日目のこと、その後日本仏教の中心的地位
に就くことになり、比叡山で修行された著名な僧は、
良源(慈恵大師、元三大師 912年 - 985年)比叡山中興の祖。
源信(恵心僧都、942年 - 1016年)『往生要集』の著者。
良忍(聖応大師、1072年 - 1132年)融通念仏宗の開祖。
法然(円光大師、1133年 - 1212年)日本の浄土宗の開祖。
栄西(千光国師、1141年 - 1215年)日本の臨済宗の開祖。
慈円(慈鎮和尚、1155年 - 1225年)歴史書「愚管抄」の作者。天台座主。
親鸞(見真大師、1173年 - 1262年)浄土真宗の開祖。
道元(承陽大師、1200年 - 1253年)日本の曹洞宗の開祖。
日蓮(立正大師、1222年 - 1282年)日蓮宗の開祖。
                     (Wikipediaより一部改変)

戒壇の最初は、鑑真さんを迎えて建立された東大寺戒壇院です。戒壇院別火坊
では練行衆11名が修二会前行中で、今日9時半頃から28日迄「惣別火」です。
練行衆11名全員大広間に集まり、起居寝食を共にし、湯茶は制限され、私語は
許されず、火の気は廊下の炭火だけです。きびしいですね。
26日:糊炊き、貝吹合せ、お行水(18時)、声明稽古等(20時頃)
27日:栗の飯(4時)、椿の花付け(9時半)、衣の祝儀(18時頃)、
   貝吹合せ(18時半頃)、声明稽古等(20時頃)
28日:造花搬出、諸具搬入(13時)、香薫(14時)
   大懺悔の後、二月堂下の参篭宿所入り(15時)     戒壇院別火坊☟
       多聞城跡より東大寺を望む、2月26日10時  

これより二月堂下の参篭宿所にて「天狗寄せ」と言われる大中臣祓(18時)
修二会本行のはじまりです。
3月1日:深夜に起きて、授戒・上堂(1時)、一徳火、
    二週間に及ぶ本業のはじまり日中:開白(2時)、下堂(3時)・・・・・

         多聞城跡より東大寺を望む、2月26日10時 

多聞城は1559年に松永久秀により大和征服の足掛かりとして建てられ始め、
1561年に入城し、1564年に完成したとされる。
本丸(詰の丸)に主殿、会所、庫裏の座敷など豪華な建築が建ち並び、
天守のはじまりとの説もあり、先駆的な要素を持った城であった。
 
       
      多聞山城復元図 (日本城郭史学会 西ヶ谷恭弘) 

1573年に織田信長に引き渡され、1577年には完全に壊された。
建物や内装は京都の二条新御所に移築、石材の多くは筒井城に用いられ、
更に郡山城にも移されており、残りは少なかったようで、更に輪をかけたのが   
終戦後1947年(昭和22年)に 開校した奈良市立若草中学校が建設された。
鉄筋コンクリートの校舎建設時に残された跡はほぼ取り壊されたよう・・・
その折、掘り出された無数の石仏が校門前に祀られている。
               東側 

              西側・住宅地

北側の空堀跡は道が通り、中学校のグランドへと続く橋が架かる。


東側は東大寺や若草山が一望でき、
南東側には奈良県庁や、興福寺の五重塔が見えて居る。

こんなところに鹿が3頭草を食む。

空き地だったところに住宅地の開発が・・・

そして掘り出されたお地蔵様や石仏等がひっそりと。


多聞城の築城時に集められたとすれば、450年以上地中にあったのでは。
やっと日の目を見られた石仏、何を想われているのでしょうか。

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