最低気温14.4℃と布団一枚から足を出せば冷たく感じる清々しい日曜の朝、
陽に照らされお昼過ぎには27.3℃と夏日に、週半ばまでは晴れ間が続くと。
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AM11時、24.7℃、42%奈良気象台
2011年の今日5月30日は現代詩を牽引された『清水昶(あきら)』 享年71歳、
没後10年になります。
『此の暑き日に 現代詩書く 馬鹿独り』 清水昶
日記の如く、死の前日まで11年間書き続けた句集「俳句航海日誌」 より
さてNHKラジオ深夜便「今日の誕生日の花」はセンリョウ科「フタリシズカ」
日陰でやや湿った場所に群生する高さ約30㎝の多年草。茎の上部に葉が二対
日陰でやや湿った場所に群生する高さ約30㎝の多年草。茎の上部に葉が二対
対生し、十字状をなす。
茎先に長さ2~6cmの穂状花序を通常は2本出し、多くの花を密につける。
花の寿命は3日ほどと短い。
『群れ咲いて二人静と云ふは嘘』 高木晴子
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(吉野水分神社)
花には花弁がなく、3個の白い雄しべと1個の雌しべがあり、その後実った
果実は長さ3mmほどの球形様で、緑色のまま熟す。
花言葉は「いつまでも一緒に」
二つの花穂が並んで咲く様子からでしょうか。
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名前の由来は、 謡曲「二人静」からで、吉野「勝手神社」で 静御前の霊が、
菜摘女に取り憑いて舞を舞い、回向を頼んで消えて行くという筋書き。
静御前の霊(シテ)と、その霊の憑いた菜摘女(ツレ)との舞姿から連想して名づ
けられた。別名は「さおとめばな」、「つきねぐさ」と呼ばれる。
先日の吉野山紀行では、「勝手神社」は道路から石段を上ったところにあり、
ただの広場様に思え、通り過ぎてしまった。
「勝手神社」にはこんな話が残されていると後日知った。
"大海人皇子が社殿で琴を奏でたところ、天女が舞い降り、袖を振りながら
舞を披露したと言われ、背後の山は「袖振山」と言う。”と
そのためか吉野山で捕らえられた静御前が神楽殿で舞った「舞塚」もある。
広場様に見えたのは、2001年に不審火で焼失し、20年経つも再建がまだと。
近くの「吉水神社」で本殿再建のための寄付金が募られている。
ご協力お願いします。