カメラを片手に

東大寺南大門の金剛力士像が完成820年に

放射冷却という言葉がぴったり、13.8℃迄冷え込み秋を感じられる朝を迎え
た奈良、10時過ぎまで晴れていたのが嘘のように、曇り始めた。
最高気温は25.7℃で、これでやっと平年並みですね。
来週はさらに冷え込むという予想で、この二週間の気温変動は異常!?
長期予報では紅葉は遅れるらしく、秋らしい日は短くなりそう。
      12時、23.9℃、53%

さて今日の誕生日の花はリンドウ科の「リンドウ・竜胆」Japanese gentian 
秋になり山野に咲き、シベリアや東アジア原産の多年生植物です。
中国では熊胆よりもさらに苦いという意味の竜(龍) 胆の音読みに由来し、
この全草は苦く、特に根は大変苦くて薬用になり「イヤミグサ・胃病み草」
とも呼ばれる。
その他の別名はケロリグサ、ササリンドウ、ゲンチアナと。

花言葉は、ひっそりと1本ずつ紫色の花を咲かせ、凛とした花姿が悲しみを
思わせることから 「悲しみにくれる貴方
      2022.7.31白山にて

820年前1203年(建仁3年)のこの日、東大寺南大門の金剛力士像(仁王像)
を「運慶」と「快慶」らの仏師たちにより、わずか69日で造像された日です。
      

木造金剛力士立像は、寺院内に仏敵が入り込むことを防ぐ守護神としての性格
を表し、東大寺南大門での配置は通常と異なり、中央の通路に向かい合って、
左側に開口する阿形像、右側に口を閉じる吽形像と言う反対になり、像高は
8.4m弱の寄木造りです。
どちらも上半身は裸形、下半身には裳を着け、頭には髻を結い、胸飾、腕釧、
足釧を付け、肩から天衣を垂らす。

昭和63年~平成5年の初修理で、2体の金剛力士像の躰内から重源上人や仏師
たちの名前が記された『宝篋印陀羅尼経』など、経巻や文書、それにおびただ
しい墨書銘が発見され、造像の詳細が解明された。
①阿形像の持つ金剛杵の内面に運慶と快慶の名が記され、吽形像の像内納入の
 経巻に定覚と湛慶(運慶の長男)の名が見出され、大仏師が4名で、小仏師
 16名からなるチームだったことが判明
②建仁3年7月24日に造像の事始で、8月7日には早くも阿形像が南大門で立ち
 上がり、8月8日には南大門東脇で書写された『宝篋印陀羅尼経』が吽形像の
 胸中に入れられた。
③用材は山口県から運ばれてきたことなど、

『阿形像』平面的で絵画的な作風といわれ、腰を右に捻って立ち、右腕は下げ
て長大な金剛杵を肩に寄せかけるように持ち、左手は五指を広げる。 
     

『吽形像』立体的で大づかみな造形、腰を左に捻って立ち、右腕は曲げた肘を
高く上げ、第1・2指を捻じ、左手は金剛杵を持つ。
     

じっくりと見れば、見るほどに素晴らしさが際立ちますね。

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