カメラを片手に

フィラデルフィア管弦楽団を京都で

気持ちの良い朝、前線の尻尾が通り過ぎたようで、降水量に
カウントされない小雨で路面が濡れており、7時前には太陽も
雲の上から顔を見せ今日も良いお天気、でも夕方から寒気が
降りてきて、寒くなるのだとか。
6時半

昨日昼過ぎに『フィラデルフィア管弦楽団』2019アジアツアー、
日本での最初の演奏会に『京都コンサートホール』のある北山駅
に着くと小雨が、でも京都府立の「植物園」や「陶板名画の庭
ではお店が出て賑わっていた。


京都コンサートホール、大ホールのある二階は人でいっぱい。


ホワイエでは外国の方も多く、華やかな雰囲気で、舞台からは
楽器の音色が響き、誘われるかのように20分前ですが席に。
最終的には入りはほぼ満席、オーケストラの配置もオーソドックス
舞台では演奏者は自由に出入りされ、各々練習を、そして色々な
人種の方々で構成され、雰囲気もアメリカらしく、初めて鑑賞する
オーケストラ、フィラデルフィア・サウンドへの期待感が増した。
ニューヨーク・タイムズ紙が書く
〝豊饒な音色と燃えるような弦楽器で名高いフィラデルフィア管が、
 いまだかつてない優れたサウンドを聴かせる”と。
事実その期待は裏切らわれず、チケット代を上回る。


「フィラデルフィア管弦楽団」とは京都コンサートホールのHPによると
アメリカの「ビッグ5」の一角を占めるスーパー・オーケストラ。
その輝かしい音色は「フィラデルフィア・サウンド」と呼ばれており、
熱狂的なファンがいるほど。その音楽性を支えてきた音楽監督は、
これまでわずか8名しか存在しません。ストコフスキーやオーマンディ、
ムーティにサヴァリッシュといった巨匠マエストロが名前を連ねる中、
8人目の音楽監督として迎えられた人物こそが、いま世界中で注目を
集める若手指揮者「ヤニック・ネゼ=セガン」です。

『ヤニック・ネゼ=セガン』は1975年モントリオール生まれ。
ケベック音楽院で音楽を学び、ジュリーニのもとで更なる研鑽を積む。
2000年からモントリオール・メトロポリタン管弦楽団の首席指揮者/
芸術監督を務め、2008~18年にはロッテルダム・フィルの音楽監督、
2012年からフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督で2025/26年シーズン
まで契約を延長され、さらに2018年からニューヨークのメトロポリタン
歌劇場(MET)の音楽監督を兼任する現代を代表する指揮者です。
当日は白の上着

ピアノは「ハオチェン・チャン」で1990年上海生まれ。
11歳で上海音楽院に入学し、カーティス音楽院でゲイリー・グラフマンに
師事。2009年、第13回ヴァン・クライバーン国際コンクールで史上最年少
優勝。以来、その深く繊細な音楽性と大胆な想像力、そして目を見張るほど
の驚異的なテクニックで世界各地の聴衆を魅了している。
当日はメガネをかけず

演奏曲は
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
        ピアノ:ハオチェン・チャン
    アンコール曲はブラームス:間奏曲op.118-2
  
       ・・・休憩20分・・・

・ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95「新世界より」
    アンコール曲はラフマニノフ:ヴォカリーズ

ラフマニノフの急緩急に始まり全合奏で締め、一転静かなブラームス、
休憩をはさみドヴォルザークの華やかなこれぞ新世界からアンコールの
静かなラフマニノフに終わる粋な選曲であり、
それぞれのアンコール、観客をクールダウンさせるような曲が、
逆により一層の強い感動を与えたのではないか。
特筆すべきは、どんな強奏の時でも弦楽器中心のバランスが崩れず、
ゴージャスな響きを堪能させてくれるドライビングの上手さに尽きる。

愉しい二時間をありがとう。

フィラデルフィア管弦楽団、今後の日本での予定は東京へ
11.4(月・祝)サントリーホール 16時 ヴァイオリンとマーラー
11.5(火)  東京芸術劇場コンサートホール 19時 京都と同じ
11.7(木)  NHKホール 15時         京都と同じ

そしてアジアツアー最終は韓国へと。

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