カメラを片手に

絶滅の恐れのライチョウをいしかわ動物園で

午前三時過ぎに目が覚め、手洗いに行くと眠気が消えた。
ぼーっとベッドで過ごす、シャッターの隙間を開けると
冷気が流れ込む。寝入り易くなるはずなのに、ラジヲから
早くも高速道の渋滞情報が漏れる。半時間が過ぎ、仕方なく
起きだして居間でネットサーフィン、悪循環になりそう。
夜明け前五時、春日奥山の空模様は酷暑日を予感させる。
5時

三男坊家族が来るため、資料で乱雑になった居間の片付け、
せねばならないが一本ブログをと、キーボードをたたく。
好き勝手な生活をしている自分自身に、齢を経るのは
有難いことだと呟きたくなる。
一方在職中は雷を落とされると怖い存在でもあった夢の中の
連れ合い、必死にスケジュール帳を黒く塗りつぶす。
だが加齢現象には勝てず、ブレーキを踏む機会が増えたよう。
安全運転で参りましょう。

雷で思い出したことが、いしかわ動物園で観た『ライチョウ』
氷河期からの生き残りで、展示されていたのは日本の高山帯に
生息している亜種「ニホンライチョウ」と、一回り大きな亜種
「スバールバルライチョウ」でした。
でも暑さなのか元気がなかったように・・・。
20代の山行で、ちょこちょこと動き回る本物のニホンライチョウの
親子を、剣への上り早月尾根や別山付近で初めて見た感動を思い出す。


『ライチョウ・雷鳥』、語源由来辞典では
平安時代末から「ライノトリ」、江戸時代から「ライチョウ」と
呼ばれるようになり、語源には①天敵を避けるため雷が鳴るような
時に活発に活動することから、「雷の鳥」になったとする説。
②火難、雷難除けの信仰と結び付けられ、「雷の鳥」と呼ばれる説。
③山中で雷が鳴ると、雷獣を捕らえて食べるという言い伝えからなどがある。
しかし、カミナリと結び付けて考えられるようになったのは江戸時代以降の
ことなので、「ライノトリ」を「雷の鳥」とするのはおかしい。
「レイチョウ(霊鳥)」とも呼ばれていたことから、本来は「霊の鳥
(らいの鳥)」で、のちに雷と結び付けられ「雷鳥」になったと考えられる。

施設内のパンフレットを手に取ると『見守るだけでは、守れない』と
温暖化・捕食者と植生は貝により、個体数が激減しており、
環境省も保護増殖事業として3月15日からいしかわ動物園を
含め国内5か所で公開展示されているとのこと。




今年の7月の初めに、ライチョウにとり良いニュースがあった。
50年前に絶滅の中央アルプスで、北アルプスから飛来した一羽の
メスのライチョウの無精卵を有精卵に交換すると、5羽のひなが
孵ったとマスコミから伝えられたが・・・
悲しいことに数日後、全滅したとのニュースが伝えられた。
地球温暖化によるキツネやテンの高山帯への侵入で捕食されたようで
これからも、このような地道な活動が、報われることを願いたい。

日本アルプスに熟年登山者も増えているが、食べ物を含むゴミは
平地まで必ず持ち帰って下さることで、少しでも役に立ちましょう。

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