カメラを片手に

貝原益軒とオシロイバナ

最低気温は深夜の26.8℃、本当にだるい朝、のろのろ台風10号の影響で、
南から吹き込む暖湿流は静岡を含む東海地方に、激しい雨を降らし続け、
新幹線も静岡ー浜松間が再度停まっているという。
この辺りは雲は多いが、強い日差しとムシムシ感が半端ではなく、最高気温も
午後2時半前の36.3℃迄上がり、またもや猛暑日になった奈良です。
      14時、35.4℃、50%

今日は「益軒忌」、江戸中期1714年のこの日、儒学者「貝原益軒」の忌日。
享年85歳、83歳の著作『養生訓』全八巻で有名ですね。
実体験を基に長寿を全うするため、身体の養生と精神の養生も説く指南書は、
現代にも通じる教え、生活習慣病の予防に必要とされることばかりですね。
 ①バランスのとれた食事と適度の運動
 ②良質な睡眠
 ③ストレスは避けて心を穏やかに保つ
 ④楽しみを持って元気に過ごす

貝原益軒、江戸時代初めに渡来した「オシロイバナ・白粉花」の命名者とも
されているが、疑わしいようだ。

19世紀の葛飾北斎「(いかる)白粉花」、東京国立博物館所蔵にも描かれる
      文化遺産オンラインより

オシロイバナは、南アメリカ原産で観賞用に栽培され、当初は1年草だったが
温暖化により宿根草として広く野生化しているという。
小庭にも種を植えていないが、同じ場所に生え、夕方には花を咲かし、翌朝
には萎れている。別名は「ユウゲショウ・夕化粧」 
      

種は黒くて堅い果実になれば、潰せば白い粉が出て、昭和以前の子供らは
「オシロイ(白粉)」と称して遊んだ。
江戸時代、色の白さは七難隠すと言われ、肌を白く塗った。
当時の原料は、7世紀に中国から渡来した鉛由来の「はにふ」と水銀由来の
「はらや」が主流で高価だった。その他に白土などの鉱物性の白粉と、米や
キカラスウリ、オシロイバナなどの植物性の白粉など代用に使われていた。
このことに因む和名です。

わが家は多分、落ちた種が発芽したもののようで、写真は一昨夕。
花は芳香があり、五裂するが花弁ではなく萼で、雌蕊と5本の雄蕊があり、
基部は緑色でふくらみ、がくのように見える総苞がある。
花の色はベタレインの発現差による赤(ベタシアニン)、黄(ベタキサンチン)、
白(発現無し)の三色が基本とされ、不完全優性によるピンク(赤と白の混合)、
トランスポゾン発現とその時期での源平咲き、咲き分けや絞り模様となる。










ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「花日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事